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剣豪編
発芽
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「置いてかれんなや青二才!」
貞能は刀を振り下ろす。
ケインは右方向に転がるようにかわした。
刀が振り下ろされた地面にヒビがはいる。そのヒビは伝播していき、程なくして部屋は崩壊を始めた。
「!」
「自惚れんなや、クソガキ。俺かて天級や。」
部屋は完全に崩壊し、その瓦礫が両者に降り注ぐ。
「くっ…!」
ケインは次の部屋へと飛び移ったが、そんな彼に容赦なく貞能は追撃を浴びせる。上、下、右上…四方八方から高速で剣戟は繰り出されていく。
「…この!」
ケインは貞能の刀を上に弾く。するとその直後、彼の身体中に傷が走り、それと同様に、彼の刀は砕け散った。
「がっ…!」
ケインは即座に全身を治療する。だが、それは結果として隙を与える事になった。
「キァァァァ!」
貞能は奇声を上げ、ケインに勢いよく飛びかかる。
ケインは2本目の刀を出し、その剣戟を間一髪でかわす。
だが、先ほど与えた隙は、ここに生じることとなる。
「遅いっちゅうねん、ガキ。」
貞能がそう言い放った直後、ケインが着地するはずだった足場が破壊され、彼はバランスを崩した。
「この…!」
咄嗟にケインは魔能力を放ち、自身の周囲を重力で覆った。
貞能、一歩距離を取り、それを回避する。
「おかしい…以前以上のキレがない。』
全身が震えを起こす。俺は、一体どうしてしまったんだ?
「……しょーもな。」
貞能は刀を放り投げた。
「何だよ…何して…」
「つまらんわ、お前とやり合っても。何も見えてこーへん。」
彼はケインから背を向けると、部屋から出ようと…
「あああ!」
ケインは貞能に斬りかかった。
「ええ顔するやん。」
貞能は刀を手繰り寄せると、その剣戟を受け止めた。
「ふざけるな。…ここで殺し合いを放棄するつもりか。」
「そーやそーやそれやそれや!ハナからお前はクソ野郎や!」
「ははは…!」
否応なしに、ケインの口角は釣り上がっていく。
「ええやんクソ野郎で!お互いクズなら解決やんけ!」
「クックックッ…はははは!」
狂乱しながら、ケインは貞能に斬りかかった。
「フッ…!」
貞能は剣戟に合わせ、刀を振る。だが、その刀は空を切った。
「何?!」
彼の背後へと移動したケインの刀は、彼の腹部を削り取った。
「いっ…たいわ!」
貞能は背後に刀を振る。しかし、やはりそこに彼の姿はない。
『こいつ…一気に早くなりおった!
…精神状態で強さが変わるんか!』
「遅せぇよ、トカゲ野郎。」
「くっ!」
四方八方を動き回りながら、ケインは彼に傷をつけていく。
「くっ…おおおお!」
両者の刃は空中でぶつかり合った。
先ほどとは違い、刀が砕けることは無い。
「おおおおお…!」
「ははははは…ははははははは!」
貞能の刀は砕かれ、彼の右肩から血が噴き出る。
そしてケインは、畳み掛けるように首へと刃を…
振りきることは無かった。
「なんで…止めたんや?」
「俺は…自分勝手に殺したくない。楽しみたくなんかない…!」
「ざけんなや…お前何言うてるかわかっとんのか?」
「分からねえ…俺には俺が分からねえよ。どうあればいいのか。
だからこそ、俺は今のなりたい俺を信じるよ。」
「………!」
かつて花織に助けられた時に言われた言葉…それを貞能は思い出した。
『貴方はいつも…1人なんでしょう?』
『うん…みんな俺を虐めんのや。…俺、どうしたらええねんや。』
『自分に自信がない…と。』
『うん…』
『なりたい自分でいいんですよ、貴方は。私が人を助けるのも、自分がしたくてやってる事なんですから。』
『……!』
あれ以来、自分らしい自分を貫いてきた。貫いて来たから、彼女を見た時がっかりしたんだ。言われるがままの彼女の姿。
「……ええわ、先行き。見とうなったわ、お前がどうなるんか。」
「…ありがとう。」
ケインは奥にある地下室へと走る。
「……って言うとでも思たかー!」
貞能は後ろに向けて刀を突き刺した。
だが、既にケインの姿はない。
「チッ…!アホらし。」
「貞能…貴様、しくじったな。追うぞ。」
何処からか現れた羽咲は、貞能を上から見下ろした。
「あー…気ぃ、変わりましたわ。」
「何?」
「ここで死んでください。」
貞能は、背後から羽咲の背中を斬りつけた。
「がっ……!貴様…裏切ったな!」
羽咲は、地を這う様にその場を蠢く。
「やっぱあれですわ…家の誇りとかそう言うの、しょーもないですわ。
こっちの正義があるんだーとかそう言うの、俺嫌いやねん。
だから気ぃ変わりました。花織ちゃんは自由にさせる。」
「く…おおおおお!」
貞能は、羽咲の首を容赦なく切り落とした。
「…花織。」
ケインは花織に歩みを進める。
鎖に全身を縛り付けられた彼女は、最早何も声を発していなかった。意識があるかどうかも怪しい。
「今…ここで…」
ケインは花織に手を伸ばす。だがその瞬間、バチッと音が鳴り、彼は後ろに弾き飛ばされた。
「…辞めておけ。無理に突破しようとすれば、お前の命が持たん。」
聞き覚えのある声。これは…まさか。
「改めて名乗ろうか、黒式。我が名は武蔵。宮本武蔵。貴様と相見える時を楽しみにしていたぞ。」
「お前……!」
「この結界を破りたくば私を殺して見せろ、私が死ぬことが条件だからな。
おっと…念のために言っておくが、シャーロットの魔能力とて私と貴様の戦いに介入できん。」
「……」
ケインは刀を構える。いつだ、いつくる。見ればわかる。こいつはどう考えてもやばい。今まで戦ってきたものより遥かに強い。
「どうした、黒式。止まっていては殺してしまうぞ?」
どういうわけか、武蔵の声が後ろから聞こえた。
見ると、実際に後ろにいる。
何故、いつ移動した?いや、もしや最初から後ろにいたのか?
様々な疑問が彼の頭の中を駆け巡った。だが、その数秒後に、その意味を彼は理解した。ただ高速で移動した。ただそれだけの話。そしてそれを理解した頃には、首から血が噴出し、その場に倒れ込んでいた。
貞能は刀を振り下ろす。
ケインは右方向に転がるようにかわした。
刀が振り下ろされた地面にヒビがはいる。そのヒビは伝播していき、程なくして部屋は崩壊を始めた。
「!」
「自惚れんなや、クソガキ。俺かて天級や。」
部屋は完全に崩壊し、その瓦礫が両者に降り注ぐ。
「くっ…!」
ケインは次の部屋へと飛び移ったが、そんな彼に容赦なく貞能は追撃を浴びせる。上、下、右上…四方八方から高速で剣戟は繰り出されていく。
「…この!」
ケインは貞能の刀を上に弾く。するとその直後、彼の身体中に傷が走り、それと同様に、彼の刀は砕け散った。
「がっ…!」
ケインは即座に全身を治療する。だが、それは結果として隙を与える事になった。
「キァァァァ!」
貞能は奇声を上げ、ケインに勢いよく飛びかかる。
ケインは2本目の刀を出し、その剣戟を間一髪でかわす。
だが、先ほど与えた隙は、ここに生じることとなる。
「遅いっちゅうねん、ガキ。」
貞能がそう言い放った直後、ケインが着地するはずだった足場が破壊され、彼はバランスを崩した。
「この…!」
咄嗟にケインは魔能力を放ち、自身の周囲を重力で覆った。
貞能、一歩距離を取り、それを回避する。
「おかしい…以前以上のキレがない。』
全身が震えを起こす。俺は、一体どうしてしまったんだ?
「……しょーもな。」
貞能は刀を放り投げた。
「何だよ…何して…」
「つまらんわ、お前とやり合っても。何も見えてこーへん。」
彼はケインから背を向けると、部屋から出ようと…
「あああ!」
ケインは貞能に斬りかかった。
「ええ顔するやん。」
貞能は刀を手繰り寄せると、その剣戟を受け止めた。
「ふざけるな。…ここで殺し合いを放棄するつもりか。」
「そーやそーやそれやそれや!ハナからお前はクソ野郎や!」
「ははは…!」
否応なしに、ケインの口角は釣り上がっていく。
「ええやんクソ野郎で!お互いクズなら解決やんけ!」
「クックックッ…はははは!」
狂乱しながら、ケインは貞能に斬りかかった。
「フッ…!」
貞能は剣戟に合わせ、刀を振る。だが、その刀は空を切った。
「何?!」
彼の背後へと移動したケインの刀は、彼の腹部を削り取った。
「いっ…たいわ!」
貞能は背後に刀を振る。しかし、やはりそこに彼の姿はない。
『こいつ…一気に早くなりおった!
…精神状態で強さが変わるんか!』
「遅せぇよ、トカゲ野郎。」
「くっ!」
四方八方を動き回りながら、ケインは彼に傷をつけていく。
「くっ…おおおお!」
両者の刃は空中でぶつかり合った。
先ほどとは違い、刀が砕けることは無い。
「おおおおお…!」
「ははははは…ははははははは!」
貞能の刀は砕かれ、彼の右肩から血が噴き出る。
そしてケインは、畳み掛けるように首へと刃を…
振りきることは無かった。
「なんで…止めたんや?」
「俺は…自分勝手に殺したくない。楽しみたくなんかない…!」
「ざけんなや…お前何言うてるかわかっとんのか?」
「分からねえ…俺には俺が分からねえよ。どうあればいいのか。
だからこそ、俺は今のなりたい俺を信じるよ。」
「………!」
かつて花織に助けられた時に言われた言葉…それを貞能は思い出した。
『貴方はいつも…1人なんでしょう?』
『うん…みんな俺を虐めんのや。…俺、どうしたらええねんや。』
『自分に自信がない…と。』
『うん…』
『なりたい自分でいいんですよ、貴方は。私が人を助けるのも、自分がしたくてやってる事なんですから。』
『……!』
あれ以来、自分らしい自分を貫いてきた。貫いて来たから、彼女を見た時がっかりしたんだ。言われるがままの彼女の姿。
「……ええわ、先行き。見とうなったわ、お前がどうなるんか。」
「…ありがとう。」
ケインは奥にある地下室へと走る。
「……って言うとでも思たかー!」
貞能は後ろに向けて刀を突き刺した。
だが、既にケインの姿はない。
「チッ…!アホらし。」
「貞能…貴様、しくじったな。追うぞ。」
何処からか現れた羽咲は、貞能を上から見下ろした。
「あー…気ぃ、変わりましたわ。」
「何?」
「ここで死んでください。」
貞能は、背後から羽咲の背中を斬りつけた。
「がっ……!貴様…裏切ったな!」
羽咲は、地を這う様にその場を蠢く。
「やっぱあれですわ…家の誇りとかそう言うの、しょーもないですわ。
こっちの正義があるんだーとかそう言うの、俺嫌いやねん。
だから気ぃ変わりました。花織ちゃんは自由にさせる。」
「く…おおおおお!」
貞能は、羽咲の首を容赦なく切り落とした。
「…花織。」
ケインは花織に歩みを進める。
鎖に全身を縛り付けられた彼女は、最早何も声を発していなかった。意識があるかどうかも怪しい。
「今…ここで…」
ケインは花織に手を伸ばす。だがその瞬間、バチッと音が鳴り、彼は後ろに弾き飛ばされた。
「…辞めておけ。無理に突破しようとすれば、お前の命が持たん。」
聞き覚えのある声。これは…まさか。
「改めて名乗ろうか、黒式。我が名は武蔵。宮本武蔵。貴様と相見える時を楽しみにしていたぞ。」
「お前……!」
「この結界を破りたくば私を殺して見せろ、私が死ぬことが条件だからな。
おっと…念のために言っておくが、シャーロットの魔能力とて私と貴様の戦いに介入できん。」
「……」
ケインは刀を構える。いつだ、いつくる。見ればわかる。こいつはどう考えてもやばい。今まで戦ってきたものより遥かに強い。
「どうした、黒式。止まっていては殺してしまうぞ?」
どういうわけか、武蔵の声が後ろから聞こえた。
見ると、実際に後ろにいる。
何故、いつ移動した?いや、もしや最初から後ろにいたのか?
様々な疑問が彼の頭の中を駆け巡った。だが、その数秒後に、その意味を彼は理解した。ただ高速で移動した。ただそれだけの話。そしてそれを理解した頃には、首から血が噴出し、その場に倒れ込んでいた。
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