レトルト食品

暗黒神ゼブラ

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レトルト食品

 今日は俺の好きなレトルト食品を作る会社が新作のレトルト食品を発売すると聞いたのでさっそくスーパーに直行した!!
 そう発売するとしか聞いてないからどんなものか知らなかった……まさかメロンパンをベーコンで巻いて中に唐揚げとウインナーが入ってるものが五分チンするだけで作れるというなんだか美味しそうなものを作ってくれるなんて思ってなかった!!
 これが作られるのをずっと待っていたんだ俺は!!
 そして俺はこのレトルト食品を五個買った。
 家で食べる用二個と布教用が三個本当は布教用はあと五個は欲しかったが財布が……痛い
 そして俺は家でさっそく食べることにした。
 電子レンジに入れて五分十秒チンした。
 俺はいつも書かれている時間より十秒長くチンする癖がある。
 家族からは少しおかしいと言われるが楽しみの時間が増えるからそこがいいんだよなぁ
 そして俺はピーピーって音が鳴るまでショートアニメを見ることにした。
 何見ようかな、ロペにしようか……でもざんねんないきものもいいよな……出来れば笑えるようなやつがいい。
 辛い時こそ笑顔じゃないとな、嘘の笑顔だとしても笑顔なら脳が幸せと勘違いして癒しホルモンのセロトニンを出すって聞いたことがあるから。
 まあいつもロペとかなら見てたら笑顔になるんだけど……ならもうシャッフルで流してみようか。どうするかってそれは……こうだ!!
 目を瞑って決定ボタンを押して選ばれたものを見る!!
 ズダダダダダ……カチッ
 そして選ばれたのは……DIABOLIK LOVERS(ディアボリックラヴァーズ)の一期だった。
 やばいなこれ妹が見るからお気に入り登録しただけなんだけど……シュチュエーションCDが原作だったよね確か?
 でも普段は見ないものを見るのもいい刺激にはなるだろうけど……このアニメ一話十五分だから……まあ食べながら見ればいいか
 そして俺は見ていたら夢中になっていた。
 そう新しい扉を開いてしまったのだ!!
 ってそんなこと言ってる場合じゃないだいぶほったらかしてるじゃん!!
 ……あぁ冷えてる……冷えてる!? どれだけほったらかしにしてんだよ俺!!
 もう一回チンするか
 五分後
「さっきはほったらかしてごめんな」とレトルト食品に謝った。
 だってせっかくのチンしたのにほったらかすなんて……早く食べよう!!
 ……うんま~い……食レポの練習しとけばよかったぁぁ
 俺はいつも美味いもの食べても満面の笑みで美味いしか言えないのが悔しくて……もういっそのことと思い会社を立ち上げた。
 名前は『ノッテチエロアルキミスタ』意味は夜空の錬金術師
 なぜこの名前にしたかというと夜空に輝く星の見た時の笑顔溢れる光景のように誰かを笑顔に出来る物を作れる会社にしたいからこの名前にした。
 まあ作るものはこれといって決まってない。
 なぜなら依頼されたものならなんでも作る予定だからだ。
 七年後
 俺の会社は大きくなった。
 全国から依頼が来るようになったしテレビやラジオでも取り上げられることも月に十三回以上はある。
 最近作ったものはというと宇宙戦艦とか……ちゃんと動くよ、宇宙でもね。
 でもこれだけの技術があっても世界からの依頼はまだ少ない……けど宇宙からの依頼なら何回か来るんだよな。
 宇宙語が話せる人があるし……なんで話せるかは知らないけど。
 まあどんな理由があるとしても誰かを笑顔にしたい気持ちがあるから雇った。
 その気持ちさえあれば良い技術よりもまずは気持ちがないと、技術は後からでも身につけて貰えばいいし、身につかなかったとしてもその人その人で得意なことが違うから適材適所ってやつだよ。
 今うちの会社にいる人は本当にすごい人ばかり
 例えばさっき話した宇宙語が話せる人、小指一本で大型車を持ち上げる人、血を飲めば永遠に生きられる人、魔術学と科学を合わせて魔術科学を作った人、ため息をつけば隕石を降らせることが出来る人、0.一秒で眠れる眠りの天才、目で見たものを全て覚えられる人、自身の記憶を写真として現像出来る人、などなど他にも何万人の人がいるから紹介しきれないのが惜しいな、本当に。
 俺にはこれといってすごいことがない……四千年前に死んでから神になって今は人の姿をしてるだけの普通の人神だ。
 知り合いもみんな死んで……永遠に生きれてるってのも……やっぱり寂しい、自分の周りから誰もいなくなる。
 仲がいい人も悪い人も関係なしに。
 ただ俺は誰かの記憶に残ってほしい、記憶に残れば……俺は生きていられる、この先もずっと。
 誰からの記憶からも消えた時俺たちは死ぬ……神が死ぬところを何回も見て俺は……忘れられるのが本当に、本当に怖くて仕方ない。
 だからこういう会社をつくれば誰かから忘られないんじゃないかって思った。
 いくら憎い人でも……周りから誰もいなくて静かすぎるよりはいいって思うほど俺は……心が弱ってるのかもしれないな……いや実際には分かってる。
 俺は……もうすぐ死ぬ。
 理由は俺の能力にも関係している。
 その能力は……他人の未来を操作出来る代わりにその人の記憶から自分に関係する記憶は消える……だ。
 俺はどうにかして記憶が消えるところだけでも変えられないかと思ったんだが、会社の人たちからも忘られている今の状況を見たら……もう、どうすることも出来ないことは自分でも分かる。
 なら死ぬ前に……自分に出来ることを全てやって……みんなが幸せになれるようにするんだ!!
 それから四ヶ月後俺は死んだ。
 今度は何に生まれるかは分からないが何に生まれたとしても誰かを笑顔にすることに変わりはないんだからな!!

 おしまい
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