未来を知りたい男の話

暗黒神ゼブラ

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未来を知りたい男の話

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未来を知りたい男の話
俺は来世未来(くせみらい)一応俺には未来が視える。
しかし未来を視るには死を思うか、死に近づかないといけない
俺が最初に気づいたのはあの時
回想
最初に俺が未来が視えたのは人生に絶望し飛び降りようとした時……というか飛び降りた時
落ちている時、ある声が聞こえたその辺りからだ。
その声の内容は『君はまだ早いもう少し美味しくなってからぼくに喰べられてね。死(ぼく)はいつでも近くにいるから死を感じてくれた時にはいつもより少しご褒美をあげる。もっともっと美味しくなってくれ、美味しくなったと思ったら喰べに行くから』というものだった。
俺はその声が聞こえた直後ビルの屋上にもどされていた。
あれが死神というやつなのか分からないが俺は疲れて家に帰ろうとした。
その時視えたのは帰り道に買った十枚のスクラッチで二等の五万が二枚五等の二百が三枚で十万六百円が当たるのが視えた。
俺はまあ、なんだろう? と気になり視えた通りの売り場に向かった。
そして視えた通りに買った。
そして削ったら視えたのと全く同じ金額当たった。
驚きを隠せなかった……周りから見れば当たったことに驚いたように見えるだろうけど、実際は未来が視えることに驚いている。
もし本当に未来が視えるならどんな状況で視えるのだろう?
俺は色々と試した。
その結果死を感じるほど未来が視えることが分かった
回想終わり
俺は今は占い師をしている
俺の視える未来は確実訪れることは試した結果で分かった。
しかし占うためとはいえ未来を視るために自分を死に近づけないといけないのは結構辛い。
痛いから身体的にも精神的にもボロボロ
最近使ってるのはナイフを首に突き刺している
傷はあの声の主が治してくれている。
どうやら美味しい魂が喰べたいからと美味しくなるまでは出来る限りの人間の傷を治しているらしい
俺の占いは巷で話題を呼んでいる
自傷占いという新しい占いだと。
しかし俺は恐ろしい未来をもう視ている。
それはこの世界で近い将来疫病が流行り生きた屍と化す。
いわゆるゾンビだ。
しかしそのゾンビは人間たちを殺さず弄ぶ。
そのウイルスは日本の国立感染症研究所の偶然の産物として生まれた"ライヒェウイルス"このウイルスが突然変異を起こしたところも視えた。
そして恐ろしいだけの未来ではないことも……突然変異の果てに一人の男に感染しその男が人間のころの自我を持った状態でゾンビになったことで希望の未来へと変わるのも視えた
そして俺の命があと……四日で終わることも
四日後
俺は再びあの声を聞いた
「こんにちは……美味しそうになったから喰べに来たよ君の魂。安心して喰べた後は褒美として君の望み世界に行かせるから(そういえば希望を抱いて美味しくなる。望みの世界に行かせるなんてぼくの力じゃ無理だし……ただ君たち人間は喰べられてればいいんだよ、ぼくたち魂鬼(こんき)は死神とは違う。あいつらは魂を導くがぼくたち魂鬼はただ喰らって養分にする。そしてぼくたち魂鬼から吐かれる息には様々なウイルスが出る。すぐに死滅するウイルスもあれば長く残るウイルスもある。そしてそのウイルスが魂を美味しくするための調味料の役割を果たす。これは魂鬼以外は知らない情報)さあ食事の時間だ!!」
そして俺はこの死神みたいなやつに魂を喰われ、死んだ。
俺は知っているこいつが死神じゃないことを……そしてこいつらは気づいていない、人間の魂を美味しくするためという理由で人間に与えている能力がいずれ魂鬼を滅ぼすことに
俺がこれからどうなるかはわかりませんが、あとは現世の人間に任せるしかない。
しかし……せめてこの魂が完全に消え去る前に未来を一部記した石碑を様々な場所に落とす
今の俺に出来ることはこれぐらいだ
そして石碑を落としたあと俺の魂は完全に消滅して生まれ変わることはなかった。

おしまい
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