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半端なヤンキー(1)
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俺の名前は高橋。
俺は東京の郊外で生まれ育ち22歳まで実家暮らしをしていた。
今現在は嫁と1歳の息子と暮らしている。
今回は俺の中途半端な中学生時代の話を書こうと思う。
前置きとして、この内容は暴力やイジメなど過激な事を書く為、気分が悪くなる方は読まないようにしてほしい。
大きく3つの構成で書いていく。
1章.中学1年生(俺が半端なヤンキーになるまで)
2章.中学2年生(校内首位争い)
3章.中学3年生(他校と乱闘)
俺自身、見た目はどちらかというと地味寄りで、ごく普通の中学1年生だった。
家族は父と母と二個離れた兄と暮らしていた。
家族皆優秀で、俺も勉強が出来る子に育つと思われていた。
しかし勉強が苦手だった俺は親からの期待の圧力と自分の楽観的な性格の狭間にいて、感情を表に出すのが苦手だった。
そんな俺は中学1年生まで内気な性格で、人前に立つのが苦手であった。
自分で言うのもおこがましいが、顔は整っていた方で、走るのも早く、小学生の頃からそこそこモテた。
中学生になると顔や足の速さよりも、明るく目立つヤツ、またはヤンキーがモテるようになっていた。
俺はヤンキードラマや任侠映画が好きだったので、ヤンキーになることに憧れを持っていた。
そんな中学1年生の時、転機が起きた。
※以下、学校名や人物名は実名ではない※
ーーーーーーーーーーー
1章【中学1年生(俺が半端なヤンキーになるまで)】
俺は青空北中学校の1年生。
ある日、当時中学1年生のときに俺が付き合っていた女子とのプリクラが教室内に落ちてしまった。
しかもプリクラに写っているのは俺と彼女だけではなく他の女子3人もいて、計5人で撮ったプリクラだった。
おそらく他の女子3人のうちの誰かが教室内に誤って落としたと思われる。
※補足(当時、内気だった俺は彼女とは手も繋げず童貞)
授業でいうと2時間目あたりの時間に、そのプリクラを学年一のヤンキー(以下、内藤とする)がたまたま拾ってしまい、大きな声で「あいつハーレムじゃん!」と笑いながらみんなに見せびらかされた。
当時内気だった俺は何も言えず1人椅子に座り我慢していた。
しかし6時間目の授業までその冷やかしが続き、耐えられなくなった俺は、授業中に席を立ち、教室のゴミ箱に教科書を投げ捨て、教室の扉を思いっきり開けて出ていった。
小学生からイジメもイジられもされてこなかった俺が、ここまで感情を表に出したのはこの時が初めてだった。
そのことで俺が学年一のヤンキーの内藤に間接的にキレたことになり、放課後に内藤にタイマンを申し込まれた。
内藤はヤンキーで目立っていたが、身長が小さく体は細く、頑張れば喧嘩をしたことがない俺でも勝てそうな相手だった為、タイマンを受け入れた。
しかし内藤と二人になった途端に、内藤の方から話し合いをしようと持ち掛けられ、話し合いの末、解決しタイマンはしなかった。
どうやらタイマンを受け入れたことにより、内藤から気に入られたようで、俺は内藤とつるむ事となった。
日々過ごすうちにグループができた。
以下、青空北中学校の俺のグループのメンバーを紹介する。
一人目:内藤
学年一のヤンキー、活発だが背は小さく体は細い、茶金髪のソフトモヒカン
二人目:高木
万引きのプロ、クールで並身長と並体系、茶髪ミディアムヘアー
三人目:渡辺
ワンパクで毒舌、女たらしのヤ◯チン、身長180cmの茶髪ギャル男
四人目:佐久間
デブでブサイクだが情に厚い、見た目は一番イカついが臆病者、黒髪オールバック
五人目:高橋(俺)
内気だった為口数は少ないが、内藤との揉め事で見た目が変わった、茶髪ミディアムヘアー
以上五人でつるむことになった。
内藤と高木と渡辺は同じ都営団地に住んでいて幼稚園からの仲だった。
俺と佐久間はその3人組に加わる形となった。
当時、内藤は威勢だけで実は喧嘩が弱いかも?と影で噂になっていたが、内藤に歯向かうやつはいなかった。
制服はブレザーだったため、俺ら五人は全員シャツの襟をブレザーの襟の外側に出し、シャツのボタンは第3ボタンまで開け、シャツの裾は出し、ワックスやジェルなどで髪を遊ばせていた。
タバコは、内藤の四個離れた兄がヤンキーであったこともあり、その影響で当時中学1年から吸っていた。
2年生や3年生にもごく僅かにヤンキーはいたが、ヤンキーが少なかった青空北中では、1年生からヤンキーがいるのは珍しく俺らのグループはかなり目立っていた。
俺自身、グループのやつらと毎日いることによって見た目だけではなく中身まで変わってしまっていた。
1年生になったばかりの俺は内気だったのにも関わらず、大人しそうな同級生にメンチを切ったり、嫌がらせをしたりして楽しんでいた。
次第に俺が小学生からの仲だった友達はどんどん離れていった。
放課後は部活も入らずに近所の公園をたまり場として、ダラダラ馬鹿して遊んでいた。
主にコンビニで万引きしたタバコと酒を制服のまま公園で喫煙と飲酒をし、警察と鬼ごっこをしたり、
川沿いでランニングしている全く知らないおじいちゃんやおばあちゃんの帽子を取り上げて川に投げ捨てたり、
青空北中の近くの団地に侵入してはピンポンダッシュをして逃げたり、
他校の地味そうなやつに喧嘩を売って土下座させたり、
そんな最低なことをしている毎日が思春期の俺ら(中途半端なヤンキー)にとっては楽しかった。
そんな俺らは中学1年から2年に繰り上がり大きな転機が訪れる。
2章へ続く、、、
俺は東京の郊外で生まれ育ち22歳まで実家暮らしをしていた。
今現在は嫁と1歳の息子と暮らしている。
今回は俺の中途半端な中学生時代の話を書こうと思う。
前置きとして、この内容は暴力やイジメなど過激な事を書く為、気分が悪くなる方は読まないようにしてほしい。
大きく3つの構成で書いていく。
1章.中学1年生(俺が半端なヤンキーになるまで)
2章.中学2年生(校内首位争い)
3章.中学3年生(他校と乱闘)
俺自身、見た目はどちらかというと地味寄りで、ごく普通の中学1年生だった。
家族は父と母と二個離れた兄と暮らしていた。
家族皆優秀で、俺も勉強が出来る子に育つと思われていた。
しかし勉強が苦手だった俺は親からの期待の圧力と自分の楽観的な性格の狭間にいて、感情を表に出すのが苦手だった。
そんな俺は中学1年生まで内気な性格で、人前に立つのが苦手であった。
自分で言うのもおこがましいが、顔は整っていた方で、走るのも早く、小学生の頃からそこそこモテた。
中学生になると顔や足の速さよりも、明るく目立つヤツ、またはヤンキーがモテるようになっていた。
俺はヤンキードラマや任侠映画が好きだったので、ヤンキーになることに憧れを持っていた。
そんな中学1年生の時、転機が起きた。
※以下、学校名や人物名は実名ではない※
ーーーーーーーーーーー
1章【中学1年生(俺が半端なヤンキーになるまで)】
俺は青空北中学校の1年生。
ある日、当時中学1年生のときに俺が付き合っていた女子とのプリクラが教室内に落ちてしまった。
しかもプリクラに写っているのは俺と彼女だけではなく他の女子3人もいて、計5人で撮ったプリクラだった。
おそらく他の女子3人のうちの誰かが教室内に誤って落としたと思われる。
※補足(当時、内気だった俺は彼女とは手も繋げず童貞)
授業でいうと2時間目あたりの時間に、そのプリクラを学年一のヤンキー(以下、内藤とする)がたまたま拾ってしまい、大きな声で「あいつハーレムじゃん!」と笑いながらみんなに見せびらかされた。
当時内気だった俺は何も言えず1人椅子に座り我慢していた。
しかし6時間目の授業までその冷やかしが続き、耐えられなくなった俺は、授業中に席を立ち、教室のゴミ箱に教科書を投げ捨て、教室の扉を思いっきり開けて出ていった。
小学生からイジメもイジられもされてこなかった俺が、ここまで感情を表に出したのはこの時が初めてだった。
そのことで俺が学年一のヤンキーの内藤に間接的にキレたことになり、放課後に内藤にタイマンを申し込まれた。
内藤はヤンキーで目立っていたが、身長が小さく体は細く、頑張れば喧嘩をしたことがない俺でも勝てそうな相手だった為、タイマンを受け入れた。
しかし内藤と二人になった途端に、内藤の方から話し合いをしようと持ち掛けられ、話し合いの末、解決しタイマンはしなかった。
どうやらタイマンを受け入れたことにより、内藤から気に入られたようで、俺は内藤とつるむ事となった。
日々過ごすうちにグループができた。
以下、青空北中学校の俺のグループのメンバーを紹介する。
一人目:内藤
学年一のヤンキー、活発だが背は小さく体は細い、茶金髪のソフトモヒカン
二人目:高木
万引きのプロ、クールで並身長と並体系、茶髪ミディアムヘアー
三人目:渡辺
ワンパクで毒舌、女たらしのヤ◯チン、身長180cmの茶髪ギャル男
四人目:佐久間
デブでブサイクだが情に厚い、見た目は一番イカついが臆病者、黒髪オールバック
五人目:高橋(俺)
内気だった為口数は少ないが、内藤との揉め事で見た目が変わった、茶髪ミディアムヘアー
以上五人でつるむことになった。
内藤と高木と渡辺は同じ都営団地に住んでいて幼稚園からの仲だった。
俺と佐久間はその3人組に加わる形となった。
当時、内藤は威勢だけで実は喧嘩が弱いかも?と影で噂になっていたが、内藤に歯向かうやつはいなかった。
制服はブレザーだったため、俺ら五人は全員シャツの襟をブレザーの襟の外側に出し、シャツのボタンは第3ボタンまで開け、シャツの裾は出し、ワックスやジェルなどで髪を遊ばせていた。
タバコは、内藤の四個離れた兄がヤンキーであったこともあり、その影響で当時中学1年から吸っていた。
2年生や3年生にもごく僅かにヤンキーはいたが、ヤンキーが少なかった青空北中では、1年生からヤンキーがいるのは珍しく俺らのグループはかなり目立っていた。
俺自身、グループのやつらと毎日いることによって見た目だけではなく中身まで変わってしまっていた。
1年生になったばかりの俺は内気だったのにも関わらず、大人しそうな同級生にメンチを切ったり、嫌がらせをしたりして楽しんでいた。
次第に俺が小学生からの仲だった友達はどんどん離れていった。
放課後は部活も入らずに近所の公園をたまり場として、ダラダラ馬鹿して遊んでいた。
主にコンビニで万引きしたタバコと酒を制服のまま公園で喫煙と飲酒をし、警察と鬼ごっこをしたり、
川沿いでランニングしている全く知らないおじいちゃんやおばあちゃんの帽子を取り上げて川に投げ捨てたり、
青空北中の近くの団地に侵入してはピンポンダッシュをして逃げたり、
他校の地味そうなやつに喧嘩を売って土下座させたり、
そんな最低なことをしている毎日が思春期の俺ら(中途半端なヤンキー)にとっては楽しかった。
そんな俺らは中学1年から2年に繰り上がり大きな転機が訪れる。
2章へ続く、、、
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