1 / 1
理解
しおりを挟む
「信じらんない!」
女性の怒鳴り声がする。
その声には裏切られた怒りと差別的な感情が交錯している。
「え、ナオってホモなの!?」
女性は差別的な感情を剥き出しにしてナオと呼ばれた男性に問いただしている。
「ホモではないけど…。」
ナオと呼ばれた男性は自らが招いた否定のしようのない事実と向き合いながら、この状況を打破する答えを模索していた。
10分ほど前だ。
ナオは彼女と彼女の手料理を食べ、幸せの夕食の時間を過ごしていた。
成り行きでナオの携帯を開くタイミングがあり、彼女もそれを一緒に見ようとした。
そしたら最初に画面に出たのはナオが消し忘れたNHもののエロ動画だったのだ。
彼女はNHものだとは分からなかったが、裸の男女らしきエロ動画を見ていたと思い、
「何それ?」
としっかり覗き込んできたが、
NHものを見ていたとバレたくないナオはとっさに携帯を隠し、それを不審に感じた彼女は携帯を取り上げようとし、ナオはトイレに逃げ込んだ。
「さっきの何!?何で隠す!?」
彼女にはNHものだから隠したとは分からない。ただナオの浮気のハメ撮り動画だと思い込んでいた。
数分の間トイレの扉を挟み口論が続く。
その間にナオは動画を消去した。
トイレから出たナオはもう消したよと証拠隠滅の事実を彼女に伝える。
「何の動画だったの!?何で隠した!?」
「何でもないよ!アナルものだったから…」
「嘘だよ!アナルもの好きなの知ってるし!隠す必要ないじゃん!浮気してたんでしょ!」
そう言いながら彼女は泣き出した。
浮気されたと結論付けたのだ。
「ごめんヒナ、浮気なんてしてないよ。」
「だったら何で隠したの?見られたらまずかったんでしょ!?隠す必要ないじゃん!」
彼女には浮気以外の隠す理由が見つからずひたすらにナオに問い詰める。
「ちょっとその…、NHもので…、どんなんか見てみたくて…。」
ナオは正直に話した。その方が浮気の疑いで泣いている彼女を落ち着かせれると思った。
それを聞いた彼女は偏見の眼差しで
「信じらんない!」
と口にしたのだ。
「本当は男とヤってる動画だったんでしょ?」
彼女のナオに対する愛は本物だ。
NHものと説明をされても尚浮気への疑いは晴れていなかった。
『男と浮気していた』と不信感を募らせた。
「違うよ!ちょっとどんなんか見てみただけだって!ごめんね!」
「ナオってホモなの?」
「ホモではないけど…」
NHもののエロ動画を見ていた以上、1:1の男女の交わりに2本以上の竿がある状態に違和感を覚えない人間なのは間違いない。
しかし、現在ヒナと交際をしているという時点で同性愛者でないのも事実だった。
(可愛い男の娘も気になるだけ…)
ナオは自らの性癖が性的興奮を覚えるだけなのか、心も動くのか自問自答していた。
それはNHあるいは男の娘と分かっていて恋愛に発展するのかを考えていた。
身体は男でも心は女性の場合、ノンケのナオには女性として接すると考えるのだ。
しかし、NHや男の娘との恋愛経験が無いナオは動画で得るような性的興奮を考え、心は男だが、男の娘になるのが好きな変態な男の娘が最も興奮すると思った。
そしてその考えはナオの恋愛事情をより複雑にしていく。
女性の怒鳴り声がする。
その声には裏切られた怒りと差別的な感情が交錯している。
「え、ナオってホモなの!?」
女性は差別的な感情を剥き出しにしてナオと呼ばれた男性に問いただしている。
「ホモではないけど…。」
ナオと呼ばれた男性は自らが招いた否定のしようのない事実と向き合いながら、この状況を打破する答えを模索していた。
10分ほど前だ。
ナオは彼女と彼女の手料理を食べ、幸せの夕食の時間を過ごしていた。
成り行きでナオの携帯を開くタイミングがあり、彼女もそれを一緒に見ようとした。
そしたら最初に画面に出たのはナオが消し忘れたNHもののエロ動画だったのだ。
彼女はNHものだとは分からなかったが、裸の男女らしきエロ動画を見ていたと思い、
「何それ?」
としっかり覗き込んできたが、
NHものを見ていたとバレたくないナオはとっさに携帯を隠し、それを不審に感じた彼女は携帯を取り上げようとし、ナオはトイレに逃げ込んだ。
「さっきの何!?何で隠す!?」
彼女にはNHものだから隠したとは分からない。ただナオの浮気のハメ撮り動画だと思い込んでいた。
数分の間トイレの扉を挟み口論が続く。
その間にナオは動画を消去した。
トイレから出たナオはもう消したよと証拠隠滅の事実を彼女に伝える。
「何の動画だったの!?何で隠した!?」
「何でもないよ!アナルものだったから…」
「嘘だよ!アナルもの好きなの知ってるし!隠す必要ないじゃん!浮気してたんでしょ!」
そう言いながら彼女は泣き出した。
浮気されたと結論付けたのだ。
「ごめんヒナ、浮気なんてしてないよ。」
「だったら何で隠したの?見られたらまずかったんでしょ!?隠す必要ないじゃん!」
彼女には浮気以外の隠す理由が見つからずひたすらにナオに問い詰める。
「ちょっとその…、NHもので…、どんなんか見てみたくて…。」
ナオは正直に話した。その方が浮気の疑いで泣いている彼女を落ち着かせれると思った。
それを聞いた彼女は偏見の眼差しで
「信じらんない!」
と口にしたのだ。
「本当は男とヤってる動画だったんでしょ?」
彼女のナオに対する愛は本物だ。
NHものと説明をされても尚浮気への疑いは晴れていなかった。
『男と浮気していた』と不信感を募らせた。
「違うよ!ちょっとどんなんか見てみただけだって!ごめんね!」
「ナオってホモなの?」
「ホモではないけど…」
NHもののエロ動画を見ていた以上、1:1の男女の交わりに2本以上の竿がある状態に違和感を覚えない人間なのは間違いない。
しかし、現在ヒナと交際をしているという時点で同性愛者でないのも事実だった。
(可愛い男の娘も気になるだけ…)
ナオは自らの性癖が性的興奮を覚えるだけなのか、心も動くのか自問自答していた。
それはNHあるいは男の娘と分かっていて恋愛に発展するのかを考えていた。
身体は男でも心は女性の場合、ノンケのナオには女性として接すると考えるのだ。
しかし、NHや男の娘との恋愛経験が無いナオは動画で得るような性的興奮を考え、心は男だが、男の娘になるのが好きな変態な男の娘が最も興奮すると思った。
そしてその考えはナオの恋愛事情をより複雑にしていく。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる