彼と過ごした 一年間

栄吉

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お隣さん(2)

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「ただいま」

彼が帰って来たようだ

「誰かお客さん来てるの?」

『お帰り』

彼の母親と一緒に僕も言う

「お隣に引っ越してきたんですって

わざわざ挨拶しにきてくれたのよ

学校も陽向ひなたと同じだって言うし」

彼は驚いた顔をしている


「一人暮らしなんですって

だから、ウチでご飯食べていってって

言ってたの」

「はっ?

おかしいだろう

初対面の相手に

いきなりそんなこと言うの」

そりゃあそうだ

でも、僕はうれしかった

彼と仲良くなれるチャスだとおもったから


「それに、だいたいお前人にご馳走できるような

料理できないだろう」


陽向ひなたが作って」

「はっ?何言ってるんだ

今日はお前の飯当番だろ」


「あっ、僕帰るから」

「ちょっと待って」

突然彼が僕の腕を掴んだ


「今からご飯つくるから食べていって

あっ、迷惑でなければだけど」

「ありがとう、お呼ばれするよ」













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