彼と過ごした 一年間

栄吉

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俺ってジャマ?(2)

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現在

僕は

笹本ささもと

陽向ひなた

三人一緒に

遊園地のベンチに

座っている

何故

こうなったかと言うと

僕たちが勉強を教えて

夏休み明けテストで

順位が上がったので

お礼をしたいからと

強引に

笹本ささもと

誘われて

遊園地に

三人一緒に

来るハメになったのだが

疲れたので

ここで

休憩中

「俺ってジャマ?」

突然

笹本ささもとが言う

えっ、?

確かに

陽向ひなた

ふたりだけだったら

どんなにか楽しいだろうけど

まさか

態度に

出ていたのだろうか?

「そんなことないよ、何でそんなこと言うの?」

陽向ひなたが言う

「あっ、ごめん、なんかさふたりとも、あんま、
楽しそうじゃないし、やっぱりふたりだけの方がいいのかと思って」
    
「?」

「だって、お前たち付き合ってるんだろ?」

『付き合ってないよ』

僕と陽向ひなたが同時に言う

「そうなの?お前たちいつも一緒にいるから皆そうおもってるよ」

僕たちが

付き合ってるだなんて

そんな誤解

僕にとっては

嬉しいことだけど

陽向ひなたにとっては

どうなんだろう































































    






    
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