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第38話 離着陸 〜 魔力修練 ep9 【閑話】
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「うん。じゃあ、今日の修練の特別テーマ「筋斗雲に乗るぞぉ」の説明をするよ」
「はーい。お願いしまーす」
「あぁ、特に筋斗雲とか関係なくて、航空機の離発着訓練、いわゆるタッチアンドゴーをやってみたいと思ったんだ。これは滑走路の延長線にある離着陸経路と左右どちらかの方向に直角に旋回する第一旋回、ファーストターンで第一レグへ。一定高度に達したらレベルオフ、水平飛行。そして一定間隔開いた滑走路の反方位となる第二レグ、ダウンウインドに旋回し、滑走路を横目に一定距離過ぎてから第三レグへ旋回するベースターン。と同時に降下開始。滑走路の延長線上の最終進入経路へと旋回するファイナルターン。そして接地ポイントまで徐々に進入する、といった矩形の場周経路パターンの訓練で、タッチアンドゴーだから、着陸しては離陸する、をひたすら繰り返す訓練なんだ。飛行機の場合、高さやパターンの幅は、数百から数千メートルだけど、この訓練の場合は、高さが5~10メートル、矩形の幅と、最終進入経路の長さを大体30メートルくらいに設定しようか?」
―― たくさんのニューワードだ。
―― 頭が付いていけるかな?
「グッと小さいサイズだけど、それでも結構広いね?」
「うん、まぁ、様子を見て、もう少し小さくしてもいいかもな? この訓練は繰り返し行うことにより、地表への接近と離脱の対地感覚を掴むこと、特に進入では進入角、パスの保持、減速などが難しいから慣れて感覚を掴むこと、上空からの地表物の見え方を掴むこと、など、けっこう修得するものは多いよ」
「うぅ、覚えること盛り沢山だね。頑張る」
「それで、離着陸なんだけど、ここからが筋斗雲バージョン。何をするかというと、乗り降りをする。まず、誰も乗っていない筋斗雲を離陸させ、場周経路パターンを回って、進入し、ここで停止する、または徐行。そこに乗り込み一周して進入し、ここで停止する、または徐行。そこで降りて、無人の筋斗雲が一周する、この繰り返し。とっさの乗り降りと、無人の筋斗雲の操作にも慣れておくのが、追加の観点だね」
「頭の中の整理が追い付かないよ。ちょっと休憩していい?」
「あっ! そうだな。疲れるよな。それに、いくらマコトが優秀だからって、初めてのことがポンポン頭に入るはずがないよな」
「そ、そーだよ。経験のない名前はイメージが湧かないから、どっかに飛んでいっちゃうよ」
「悪かった。それに飛ぶこと事態が危険な行為なのだから、一度は手本を見せたほうがわかりやすいもんな? じゃあ、今から縦並びで遊覧飛行と洒落込むか? 実際にその目で見てから休憩すると吸収も早いと思うからな」
「えっ? ホント? やったぁ。パパとデートフライトだね?」
「あははは、そだな。可愛いマコトと一緒に飛べるなんて、パパも嬉しいよ」
「マコも!」
「じゃあ、スケボーじゃなかった、筋斗雲、借りるよ?」
「OK、いいよー」
「あ、そっかぁ、マコトのオーラでデコっているから、うまくできないかもだけど、あ? 大丈夫かも。オーラの相性がいいみたいで、パパのオーラで丸ごと包み込めるみたいだ。ボードにホールド完了。マコトはパパの太ももに座って、よし、ホールド完了。ゆっくりホバリング。筋斗雲では必要ないけど、せっかくだから、ここが飛行場だった場合の管制塔との模擬交信も交えてみようか?」
「えっ? パパはそんなことできるの? やったぁ、やってみて、パパぁ」
「じゃあ、滑走路に入る前から。
『管制塔 筋斗雲 No.1』
すると管制塔から、
『筋斗雲 管制塔 風向210度5ノット 離陸許可』
『了解 筋斗雲 離陸許可』
じゃあ離陸するよ?」
ゆっくりと滑り出すように発進する。
「エアボードのスタイルだと、抵抗が凄くて、あまり速度は出せないし、練習でもあるからゆっくりめでいくよ?」
「はーい」
「はい、右回りでいくね。右側クリア、右旋回。大体これくらいの高さがいいかな? 水平移行。高さ8メートルくらいかな? 右側クリア、右旋回。今この区間が風下向き区間」
「空にあがるとね、方向すらもわからなくなるから、前後左右に遠目の目標を見つけておくといいよ。今だいたい仮想滑走路の真横くらいかな? 飛行機で本物の飛行場なら、ベースターンで管制塔と交信するんだよ。こんな風にな。
『管制塔 筋斗雲 ベースへ旋回中 連続離着陸訓練』
すると管制塔から
『筋斗雲 管制塔 風向240度7ノット 連続離着陸訓練 許可』
と承認されたら、
『了解 筋斗雲 連続離着陸訓練 許可』
と復唱するんだ。あとはファイナルターンでしっかり滑走路にアラインして、コースとパスの高さ、スピードに注意しながらアプローチしていく。タッチアンドゴーだから、接地したら直ぐに離陸に移行するよ。これは筋斗雲だから接地はしないけどね。はい、接地ポイント。引き続きテイクオフ」
発進アンド上昇する。前回と同じ要領でダウンウインドまで進む。
「今度は着陸ね。
『管制塔 筋斗雲 ベースへ旋回中 着陸停止』
『筋斗雲 管制塔 風向190度10ノット 着陸許可』
『了解 筋斗雲 着陸許可』
このまま着陸するね?」
「うん」
接地ポイントに向けてゆっくりと沈んでいく。接地ポイント直上でホバリングとなるような流れるような減速動作で停止し、ゆっくりと高度を下げ接地する。
「ほい、着陸っと。お疲れさま。あぁ、飛行機、飛行機って言ってたから、つい滑走路をイメージした説明だったけど、むしろヘリコプターで、滑走路じゃなくヘリスポットのほうがイメージは近かったね。じゃあ、休憩しよう」
マコトは興奮気味で、目からたくさんの星が零れ落ちそうな、瞳キラキラな表情だ。
「パパ、パパ、パパ、パパ。パ、パイロットだったの? すごすごすごーい。マコ、パイロットが憧れなんだよ? なんで教えてくれなかったの?」
マコトは感激してるが、少し不満顔だ。
「えっ? 言ってなかったっけ? 前から飛行機関連の話やパイロットしか解らないようなことも沢山話してきてたはずだけど、気付いてなかったの?」
「んみゃーん。言ってないよぉ。ぴえーん。だって、パパはいつもなんでも知ってる風な感じでしょ? してくれた話っていうのなら、パパは宇宙飛行士なの? 警察官なの? 弁護士なの? お医者さまなの? それとも学校の先生? 天下の大泥棒? いろんなことを詳しく話せるパパの正体が、そのどれかだなんてわかるわけない。だいたい研究職の調査員じゃなかったの?」
「あー、ごめん、マコト。そう怒るなよ。そういやキチンと話す機会はなかったかな? 細かくはまた話すけど、パパは操縦士の資格も持っている。今はそれだけで充分だろう? マコトがパイロットに憧れていることも知っているから、それに関連する、教えられる機会があれば教えたい、そう思っているから、さっきも交信例をやって見せた。そこまで動揺するのなら、そういうのは控えようか?」
「だ、だめーっ。怒ってるんじゃないよ? びっくりして、ちょっと興奮しちゃったの。大好きなパパが憧れのパイロットだったと知って、本当は嬉しくて、ドキドキして、感動しているの。ごめんなさい。パパの機会教育は、いろいろ中身が詰まってるから、聞いてて楽しいし、いろいろ知れて嬉しいんだ。これからもいろいろ教えてね? パパ? ムギューッ」
感極まったのを抑え込むように、ジンに強く抱き付くマコト。するとジンはおでこにキスをする。そして相好を崩しながら、ジンはそれを悟られないようにか、マコトを強く抱き締め返す。
「当たり前だろう? さぁ、一休みしたから、疲れも、頭の中の混乱も回復した頃だろう? 今日やるのは場周経路パターンの修練のみ。ひたすら繰り返せば、なんてことはない基本的な操作の流れであることがわかると思うよ」
「頑張った分だけ、ごはんもおいしいぞ。頑張るぞ! 「おー!」」
「ママのごはんはおいしいぞ! 「おー!」」
そうして、マコトは修練を始める。ジンはそれを見守り導いていく。
力を蓄える修練、という名の、繰り返される、父と娘の温かき交流の一幕。
「はーい。お願いしまーす」
「あぁ、特に筋斗雲とか関係なくて、航空機の離発着訓練、いわゆるタッチアンドゴーをやってみたいと思ったんだ。これは滑走路の延長線にある離着陸経路と左右どちらかの方向に直角に旋回する第一旋回、ファーストターンで第一レグへ。一定高度に達したらレベルオフ、水平飛行。そして一定間隔開いた滑走路の反方位となる第二レグ、ダウンウインドに旋回し、滑走路を横目に一定距離過ぎてから第三レグへ旋回するベースターン。と同時に降下開始。滑走路の延長線上の最終進入経路へと旋回するファイナルターン。そして接地ポイントまで徐々に進入する、といった矩形の場周経路パターンの訓練で、タッチアンドゴーだから、着陸しては離陸する、をひたすら繰り返す訓練なんだ。飛行機の場合、高さやパターンの幅は、数百から数千メートルだけど、この訓練の場合は、高さが5~10メートル、矩形の幅と、最終進入経路の長さを大体30メートルくらいに設定しようか?」
―― たくさんのニューワードだ。
―― 頭が付いていけるかな?
「グッと小さいサイズだけど、それでも結構広いね?」
「うん、まぁ、様子を見て、もう少し小さくしてもいいかもな? この訓練は繰り返し行うことにより、地表への接近と離脱の対地感覚を掴むこと、特に進入では進入角、パスの保持、減速などが難しいから慣れて感覚を掴むこと、上空からの地表物の見え方を掴むこと、など、けっこう修得するものは多いよ」
「うぅ、覚えること盛り沢山だね。頑張る」
「それで、離着陸なんだけど、ここからが筋斗雲バージョン。何をするかというと、乗り降りをする。まず、誰も乗っていない筋斗雲を離陸させ、場周経路パターンを回って、進入し、ここで停止する、または徐行。そこに乗り込み一周して進入し、ここで停止する、または徐行。そこで降りて、無人の筋斗雲が一周する、この繰り返し。とっさの乗り降りと、無人の筋斗雲の操作にも慣れておくのが、追加の観点だね」
「頭の中の整理が追い付かないよ。ちょっと休憩していい?」
「あっ! そうだな。疲れるよな。それに、いくらマコトが優秀だからって、初めてのことがポンポン頭に入るはずがないよな」
「そ、そーだよ。経験のない名前はイメージが湧かないから、どっかに飛んでいっちゃうよ」
「悪かった。それに飛ぶこと事態が危険な行為なのだから、一度は手本を見せたほうがわかりやすいもんな? じゃあ、今から縦並びで遊覧飛行と洒落込むか? 実際にその目で見てから休憩すると吸収も早いと思うからな」
「えっ? ホント? やったぁ。パパとデートフライトだね?」
「あははは、そだな。可愛いマコトと一緒に飛べるなんて、パパも嬉しいよ」
「マコも!」
「じゃあ、スケボーじゃなかった、筋斗雲、借りるよ?」
「OK、いいよー」
「あ、そっかぁ、マコトのオーラでデコっているから、うまくできないかもだけど、あ? 大丈夫かも。オーラの相性がいいみたいで、パパのオーラで丸ごと包み込めるみたいだ。ボードにホールド完了。マコトはパパの太ももに座って、よし、ホールド完了。ゆっくりホバリング。筋斗雲では必要ないけど、せっかくだから、ここが飛行場だった場合の管制塔との模擬交信も交えてみようか?」
「えっ? パパはそんなことできるの? やったぁ、やってみて、パパぁ」
「じゃあ、滑走路に入る前から。
『管制塔 筋斗雲 No.1』
すると管制塔から、
『筋斗雲 管制塔 風向210度5ノット 離陸許可』
『了解 筋斗雲 離陸許可』
じゃあ離陸するよ?」
ゆっくりと滑り出すように発進する。
「エアボードのスタイルだと、抵抗が凄くて、あまり速度は出せないし、練習でもあるからゆっくりめでいくよ?」
「はーい」
「はい、右回りでいくね。右側クリア、右旋回。大体これくらいの高さがいいかな? 水平移行。高さ8メートルくらいかな? 右側クリア、右旋回。今この区間が風下向き区間」
「空にあがるとね、方向すらもわからなくなるから、前後左右に遠目の目標を見つけておくといいよ。今だいたい仮想滑走路の真横くらいかな? 飛行機で本物の飛行場なら、ベースターンで管制塔と交信するんだよ。こんな風にな。
『管制塔 筋斗雲 ベースへ旋回中 連続離着陸訓練』
すると管制塔から
『筋斗雲 管制塔 風向240度7ノット 連続離着陸訓練 許可』
と承認されたら、
『了解 筋斗雲 連続離着陸訓練 許可』
と復唱するんだ。あとはファイナルターンでしっかり滑走路にアラインして、コースとパスの高さ、スピードに注意しながらアプローチしていく。タッチアンドゴーだから、接地したら直ぐに離陸に移行するよ。これは筋斗雲だから接地はしないけどね。はい、接地ポイント。引き続きテイクオフ」
発進アンド上昇する。前回と同じ要領でダウンウインドまで進む。
「今度は着陸ね。
『管制塔 筋斗雲 ベースへ旋回中 着陸停止』
『筋斗雲 管制塔 風向190度10ノット 着陸許可』
『了解 筋斗雲 着陸許可』
このまま着陸するね?」
「うん」
接地ポイントに向けてゆっくりと沈んでいく。接地ポイント直上でホバリングとなるような流れるような減速動作で停止し、ゆっくりと高度を下げ接地する。
「ほい、着陸っと。お疲れさま。あぁ、飛行機、飛行機って言ってたから、つい滑走路をイメージした説明だったけど、むしろヘリコプターで、滑走路じゃなくヘリスポットのほうがイメージは近かったね。じゃあ、休憩しよう」
マコトは興奮気味で、目からたくさんの星が零れ落ちそうな、瞳キラキラな表情だ。
「パパ、パパ、パパ、パパ。パ、パイロットだったの? すごすごすごーい。マコ、パイロットが憧れなんだよ? なんで教えてくれなかったの?」
マコトは感激してるが、少し不満顔だ。
「えっ? 言ってなかったっけ? 前から飛行機関連の話やパイロットしか解らないようなことも沢山話してきてたはずだけど、気付いてなかったの?」
「んみゃーん。言ってないよぉ。ぴえーん。だって、パパはいつもなんでも知ってる風な感じでしょ? してくれた話っていうのなら、パパは宇宙飛行士なの? 警察官なの? 弁護士なの? お医者さまなの? それとも学校の先生? 天下の大泥棒? いろんなことを詳しく話せるパパの正体が、そのどれかだなんてわかるわけない。だいたい研究職の調査員じゃなかったの?」
「あー、ごめん、マコト。そう怒るなよ。そういやキチンと話す機会はなかったかな? 細かくはまた話すけど、パパは操縦士の資格も持っている。今はそれだけで充分だろう? マコトがパイロットに憧れていることも知っているから、それに関連する、教えられる機会があれば教えたい、そう思っているから、さっきも交信例をやって見せた。そこまで動揺するのなら、そういうのは控えようか?」
「だ、だめーっ。怒ってるんじゃないよ? びっくりして、ちょっと興奮しちゃったの。大好きなパパが憧れのパイロットだったと知って、本当は嬉しくて、ドキドキして、感動しているの。ごめんなさい。パパの機会教育は、いろいろ中身が詰まってるから、聞いてて楽しいし、いろいろ知れて嬉しいんだ。これからもいろいろ教えてね? パパ? ムギューッ」
感極まったのを抑え込むように、ジンに強く抱き付くマコト。するとジンはおでこにキスをする。そして相好を崩しながら、ジンはそれを悟られないようにか、マコトを強く抱き締め返す。
「当たり前だろう? さぁ、一休みしたから、疲れも、頭の中の混乱も回復した頃だろう? 今日やるのは場周経路パターンの修練のみ。ひたすら繰り返せば、なんてことはない基本的な操作の流れであることがわかると思うよ」
「頑張った分だけ、ごはんもおいしいぞ。頑張るぞ! 「おー!」」
「ママのごはんはおいしいぞ! 「おー!」」
そうして、マコトは修練を始める。ジンはそれを見守り導いていく。
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