上 下
70 / 99
夏休み編

夏のオワリ・・・

しおりを挟む
 母さんが出かけてしまったので、昼ご飯のそうめんを茹でていると、玄関のチャイムが鳴った。

 誰だろ? とインターホンを確認すれば制服姿のキィちゃんだった。
 そうか。まだ補習中か。

 火を止めて、慌てて玄関に出る。

「キィちゃん、どうしたの!?」
「――別に」

 キィちゃんはぼくの顔をじっと見つめたあと、勝手知ったるなんとやらで家の中に入って来た。

 エアコンのきいたリビングに通し、ソファに腰かけたキィちゃんをうかがう。
 いったいなんの用だろう?

「えーと……なんか飲む? 外、暑かったよね?」
「いらね。それよか」
「っ!?」

 いきなりぐいっと腕を引っ張られたぼくは、キィちゃんの上に倒れこんでしまった。

 わずかに汗ばんだ身体から、キイちゃんの匂いがする。

 Tシャツ越しに乳首に歯を立てられた。

「ひっ!!」

 イタイ! けど、気持ちイイ!!

 歯を立てられていない方の乳首を、キイちゃんの指先でつねられる。
 Tシャツの生地ごと引っ張られ、ぼくはやんやんと首を振った。

「あーっ、や、ン、やぁあッ、キィちゃん!」
「やだっつーわりに、勃ってんじゃねーか」

 こっちも、と言って、キイちゃんがぼくのカーゴパンツの上から、下半身を撫でた。

 パンツに擦れて痛かったけど、ぼくのガマン汁で濡れてくるとすべりがよくなった。
 ぐちゅぐちゅと握りこまれ、ぼくは腰を揺らす。

「は、アんっ! だっ、て、キィちゃんとは久しぶりだし!」
「小山田だけじゃ足りねえのかよ。インラン」

 口の中にキイちゃんの指が突っ込まれた。

「ア、ぐぅっ……んぶッ……」
「ちんぽしゃぶるみたいに、しっかりしゃぶれよ」

 指をずぼずぼされて、喉の奥を指先で突かれた。
 苦しかったけれども、必死でキイちゃんの指をしゃぶって、唾液をからめる。

「はぁっ、んっんぢゅ……ッ」

 キイちゃんが、ぼくのちんぽをカーゴパンツから引っ張り出した。

 にちゅにちゅと、濡れそぼる亀頭への刺激に、ぼくの目の前に火花が散った。

「ひぁあ、ンッ!! キイ、ぢゃッ、ん!!」

 キイちゃんの手で高められたぼくのちんぽがびくびくし始めた。

 熱が玉袋に集まるのを感じる。
 こうなったらぼくの意思では止められない。
しおりを挟む

処理中です...