夢物語

とっぴー

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システム

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プップー

車のクラクションだ。
私は佐藤 高一さとう こういち
22歳の会社員だ。
とは言っても最近入社したばかりだ
今は実家暮らしで、半年前までは引きこもりニートだったけど、親から散々しばかれたりなどと立て直した。
今は徒歩で家から15分ほどの会社に出勤中だ。
毎日7:30頃に起き、8:00には働く。
こんな日々が週6で8時間労働だ。
ブラック企業にも程がある

「まだ時間があるからあそこのカフェ寄るか」

そう呟くと体の方向を変え、すぐ目の前にあるカフェに寄り道をした。
店内に入ると高一と同じ会社員や起業家などがつどっていた。
高一の番になると店内でも人気なロブスタ種を選んだ。

普段はコーヒーなんて飲まないけど、鬱憤晴らしには丁度いいかな

今日の朝また高一と母の久美子くみこで喧嘩した。
高一はコーヒーを待っていると、突然生物の動きが止まった。
全く同じタイミングで全ての者の挙動が停止し、まるで起立するような姿勢だ
だが、高一は例外だった。
あまりに突然の事で高一は驚愕し、周りを見渡す。
注文所の奥で高一が注文したと思われるコーヒーは注がれ、やがてコップから零れた。
それは店員の手に掛かり、全く熱がってる様子はない。
高一は慌てて外に出ると、上空には大きな立方体が浮かんでいた。
すると、動きが止まっていた者の1人が高一に問いかけた。

「今日はどれくらい終わるんだろうね」
「は?」

高一には理解出来ない言葉だった。

何が?なにがどれくらいで終わる?
一体どうなってるんだ?
そうだ。お袋はどうなってる?

頭に浮かべると、カバンを捨て全力疾走で高一の家に向かうする。
帰宅すると、母は家事をやっているようだった。
すると、母の口から驚きの言葉を吐いた。

「ちょっとまっててね。これ終わったらシャットダウンするから」

理解不能だった。
高一は唖然としていた。
母の肩を持ち、怒鳴り声で問いかけた。

「おい!お袋!!どうなってるんだ!?」
「ん?今からメンテナンスを始めるのよ?」

これも理解できない。
高一はまた母に問いかけた。

「空に浮かんでるものはなんだ!?周りの人はどうなったんだ!?」

すると、笑顔でこう答えた。

「何言ってんの?あなた誰かわかってるの?」

何を言ってるのか全く分からない。
高一はやや混乱状態に陥った。

「この世界が誕生する前から決まっていた事なのよ?」

ここで高一は混乱状態になった。
高一は何も考えられなくなり、家の周りをウロウロした。

「なんだ?みんな一体どうしたんだ?」

高一はテレビをつけた。
砂嵐だ。
続けてSNSを確認したり、電話をした。
ダメだった。
携帯はついてもSNSを開くと、白紙だった。
電話は雑音が聞こえている。
どうやらインターネットは全て遮断されているようだ。
すると、次の考えに至った。

これは幻覚ゆめか?

高一は横になった。
いくら目を閉じても眠れない。
すると高一はまた母に問いかけた。

「なぁお袋。俺は何をすればいい?」

高一は呆れた顔で笑顔な母に言うが、高一はとても怖がった。

「目を覚ませばいいのよ」

また意味がわからない。
高一は死のうと思った。
まさかと思うが、高一はこれを夢だと思っていた。
だから、ここで死亡してもリアルの世界ではなんも支障ないと思ったからだ。

「いやいや。何馬鹿なことを考えてるんだ俺は」

笑った顔でそう言うと、台所に来ていた。
何故か高一の手には包丁が握られていた。

「ここか…」

下を見て呟くと包丁を上に向け、自分の首に刺した。













「ん?なんだ?ここは」

高一は意識もない空間にいた。
真っ白だ。まるで浮いているように。
そこには実態が無い様子だった。

「…さん!……ちさん!高一さん!」

女性の声が聞こえる…
だんだん声がでかくなっていってる…

「佐藤 高一さん!!」
「は!?」

高一は思いっきり息を吸うように起きた。

ここは?

高一は周りを見渡すと、ベットに座っていた。
頭にはヘッドホン見たいのが置いてあり、手には管が貼られていた。

「高一さん!お疲れ様でした!」

え?

高一はまたもや理解できない様子だ。

「宇宙類義体験お疲れ様です!」

すると高一はあることを思い出した。
今までの22年間はこの世界で加算するとなんと10分32秒。
隣にいた看護師みたいな女性の話によると

システムエラーで一時的にメンテナンスを行う為に、強制自殺を図ったそうだ。
宇宙類義体験中に管や頭に着いているヘッドホンを外すと一生その世界にいることになるらしい。
そして、その世界で死亡すると、リアルの世界で魂は無くなる。
らしい

高一全てを思い出した。

そうだ!俺は14歳か!
今まで22歳だと思ってたわ




























END

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