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喘息
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夜中にて。
「けほっ…けほっ……」
「ああ、発作でちゃったの。吸入しよか?」
「やだ」
「なんで? 苦しいでしょ」
「今日は嫌」
「じゃあほっとくからね。俺は寝るわ」
「どうなっても知らないから」
しばらくして。
「うぅ……」
酷くなる、喘鳴と咳。生理的な涙。横になってられないので起き上がる。
「うーー、やだ、うーー、やだ」
「もう、うるさいな。我儘言うな」
「ちょっとは楽になれるかもなのに、自分で嫌って言ってるやん」
「うーー、私こんなんなくても生きれる」
「っはぁーー、こんなんに頼りたくない、嫌だ」
「うーー、でも苦しい」
吸入器を強く握りしめる。
「……そんなことで吸入したくなかったの?」
「くだらない、ほんと苛つくやつだわ」
「たしかに、その気持ちは分かるけど、仕方ないやん。俺だって、周りより身体弱いの嫌だって思うことあるわ、でも受け入れるしかないもん」
「そんな意味不明な意地張っても、現実変わるわけないでしょ?」
「だから頼るもんには頼らなきゃ駄目だよ。今はその、こんなもので命守る方が大事」
「それからまた後でコントロール出来るように頑張ればいい」
「ってか、最近薬飲んでなかったの、そういうこと? 普通に危険だから勝手なことすんの辞めろよ」
「俺いなかったらどうしてたんだよ、そんな状態で1人で吸入なんて絶対無理でしょ」
「ううー、ううー、しぬーー」
「はいはい、とりあえず無理矢理でも吸わせるよ、流石に見てらんない」
「ゆっくり吐いて」
「いやいやまだ咥えるの早い、早いって」
「てかさっきは今日は嫌だって拒否してたのに、折れるの早っ! まぁ、やっぱ苦しい方が嫌かね」
「早く楽になりたいのは分かるけど、そんなんじゃ、気管に薬届かないでしょ」
「もっとゆっくり! 吸ってー吐いてーーー」
「俺いるから、大丈夫だから。安心してよ、急がなくていいから」
「うんそうそうゆっくり整えて」
「そろそろ良いかな、はい、吐いてー、吸うっ!」
「はぁ、はぁ……」
「上手に出来たんじゃない? 良かったね」
「でもまだ辛そう、もう1回した方がいいかも」
「しばらくはしんどいと思うけど自業自得だからね、反省してよ」
「だいぶ落ち着いたやん、1回で良かった感じだね。吸入ってすげーな」
「あ、気管支拡張剤、副作用は大丈夫? あれけっこーきついと思うけど」
「うん、疲れたー」
「そりゃ疲れるわな」
「うん、ごめんね。ありがと」
「謝るくらいなら初めから言うこと聞けやw」
「ぎゅーして」
「え? なんで?」
ぎゅー
「わわ、急にくるなぁ」
「……好き」
「あらら、甘えんぼさんになっちゃったの? よしよししたいけどなー、褒めるとこないなぁ」
「べつに、よしよししなくていいし」
「嘘だよ、頑張ったね、偉い。よしよし」
「えっ」
ドキドキが止まらない、きょとん。
俺だって、ドキドキが止まらない、にやにや。
おしまい!弱ってる人に強気に入って後から優しくなる、良きです。
喘息に関しては知識ないので間違ってたらすみません。
「けほっ…けほっ……」
「ああ、発作でちゃったの。吸入しよか?」
「やだ」
「なんで? 苦しいでしょ」
「今日は嫌」
「じゃあほっとくからね。俺は寝るわ」
「どうなっても知らないから」
しばらくして。
「うぅ……」
酷くなる、喘鳴と咳。生理的な涙。横になってられないので起き上がる。
「うーー、やだ、うーー、やだ」
「もう、うるさいな。我儘言うな」
「ちょっとは楽になれるかもなのに、自分で嫌って言ってるやん」
「うーー、私こんなんなくても生きれる」
「っはぁーー、こんなんに頼りたくない、嫌だ」
「うーー、でも苦しい」
吸入器を強く握りしめる。
「……そんなことで吸入したくなかったの?」
「くだらない、ほんと苛つくやつだわ」
「たしかに、その気持ちは分かるけど、仕方ないやん。俺だって、周りより身体弱いの嫌だって思うことあるわ、でも受け入れるしかないもん」
「そんな意味不明な意地張っても、現実変わるわけないでしょ?」
「だから頼るもんには頼らなきゃ駄目だよ。今はその、こんなもので命守る方が大事」
「それからまた後でコントロール出来るように頑張ればいい」
「ってか、最近薬飲んでなかったの、そういうこと? 普通に危険だから勝手なことすんの辞めろよ」
「俺いなかったらどうしてたんだよ、そんな状態で1人で吸入なんて絶対無理でしょ」
「ううー、ううー、しぬーー」
「はいはい、とりあえず無理矢理でも吸わせるよ、流石に見てらんない」
「ゆっくり吐いて」
「いやいやまだ咥えるの早い、早いって」
「てかさっきは今日は嫌だって拒否してたのに、折れるの早っ! まぁ、やっぱ苦しい方が嫌かね」
「早く楽になりたいのは分かるけど、そんなんじゃ、気管に薬届かないでしょ」
「もっとゆっくり! 吸ってー吐いてーーー」
「俺いるから、大丈夫だから。安心してよ、急がなくていいから」
「うんそうそうゆっくり整えて」
「そろそろ良いかな、はい、吐いてー、吸うっ!」
「はぁ、はぁ……」
「上手に出来たんじゃない? 良かったね」
「でもまだ辛そう、もう1回した方がいいかも」
「しばらくはしんどいと思うけど自業自得だからね、反省してよ」
「だいぶ落ち着いたやん、1回で良かった感じだね。吸入ってすげーな」
「あ、気管支拡張剤、副作用は大丈夫? あれけっこーきついと思うけど」
「うん、疲れたー」
「そりゃ疲れるわな」
「うん、ごめんね。ありがと」
「謝るくらいなら初めから言うこと聞けやw」
「ぎゅーして」
「え? なんで?」
ぎゅー
「わわ、急にくるなぁ」
「……好き」
「あらら、甘えんぼさんになっちゃったの? よしよししたいけどなー、褒めるとこないなぁ」
「べつに、よしよししなくていいし」
「嘘だよ、頑張ったね、偉い。よしよし」
「えっ」
ドキドキが止まらない、きょとん。
俺だって、ドキドキが止まらない、にやにや。
おしまい!弱ってる人に強気に入って後から優しくなる、良きです。
喘息に関しては知識ないので間違ってたらすみません。
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