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鍛冶屋
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とりあえず、ラークにもお茶を進めた、最少は戸惑っていたが私が今後も食事などは同じものを出すし衣食住は保証することを話すと、どこかあきらめたように、お茶を飲みだした。そして
「いろいろ言いたいことがあるが最初に言っておく、お前は騙されやすいタイプだ何かするときは必ずだれか信用できる相手に相談してから決めるようにしてくれ」
肩で一緒に話を聞いていたルナも首を縦に振っている。前にも思ったが私はそんなに騙されやすそうだろうか?一人考え込んで首をひねっていると、ラークから話がふられた、まず簡単な自己紹介から、ラーク曰く両親は狼族で、でも昔に異種婚姻した祖先がいてその異種族がウサギの獣人だったそうだ、どうやらその血の先祖がえりで見た目はロップイヤーのウサギの姿になってしまったそうだ、また、その関係で通常の狼族より力や防御力が低く代わりに兎族の特徴の俊敏が他の獣人より高かったそうだ、だが村では両親とも狼獣人なのにラークは兎族であると随分とからかわれたりもしたし、また両親に対してもよくない噂をされたため成人になる15歳になってすぐにこの街に一人でやってきた。最初はうまくいっていたそうだ。
先祖返りのため、力や防御は普通の狼族よりは低いとはいえ、人間などに比べれば十分に強くそのうえ俊敏さもあるためそれなりのPTに加入することができたようでそこで、レベルも順調に上がってダンジョンも初級ダンジョンとはいえ最終下層までに近ずいていた、ついに最後の階層にたどり着きボスのいる部屋に入ることになった、そのためその日はみなとても浮かれていたそうだ 。ダンジョンのボスはダンジョンによって変わり、1階層ごとに出たり5階層事、十階層事であったりランダムの時もあるとか、最後の階まで出ないところもあるそうで、この時降りたラークたちのダンジョンは最終階層にのみにボスの出るタイプのダンジョンだったその為、初めてボスを見た仲間たちはパニックを起こしてしまいうまく連携が取れず、その時にラークは怪我を負ったそうだ。そんな中ラーク達はボスをなんとか倒したがボスから受けた怪我はひどく。仲間たちにとりあえず連れ帰ってもらったがこの傷を治すにはとてもお金が足りなかったそれどころかPTメンバーはこの傷を負ったラークとPTをこれからも組んでいくことはできないと言ってきたのだ。結果ラークは獣人専門のあのお店に衣食住の為に買われることになり、私と出会ったようだ。話を聞いて思わずこぼれた私の感想は
「ラークにとってはすごく不運だったけど、私にとってはラークを仲間にすることができてとてもラッキーだったわ!」
と、にっこり微笑みラークを見ると、ラークは少しうつむき気味になり頬や耳を赤くしてプルプル震えている。私は失敗してしまったのだろう、当然であるラークの不幸をうれしいと言ってしまったのだ。私はすぐに謝った
「ごめんねラーク、ひどい目にあったのによかったなんて言って、もう言わないから許してほしいの」
「気にすることはない、怒っているわけでもないからな。」
ラークは何でもないように元に戻ってそういってくれた。
それからもお茶を飲みながら、今後のことについて話あったまずエミリーさんの言ってた、戦闘補助のスキルを取ってほしいことを説明した。ラークには前衛として敵の注意を引き付けてもらってその間に私がもんスタをなるべく倒すと説明した、ついでに攻撃魔法スキルのレベルも見せて、魔力も他より高いため初級ダンジョンも1.2階層でも戻ってこれた話をしたらラークに何故そんなことになったのか聞かれ、あったことをそのまま話したら、たいそう呆れられたのはよくわかった、とりあえず話を聞き終えたラークは
「とにかく最初は二人で無理のないところで探索をしよう、慣れてきてもっと深いところに潜るようになれば敵も強くなるし、出てくる数も増えるから、またPTメンバーを増やすことはいずれ考えたほうがいいと思う。正直ユリナのちからがあればそれなりのステータスを持つ傷物の奴隷を安く買うことができるんじゃないかな。」
「やっぱり奴隷のほうがいいのかな?」
のんきに聞く私にラークは
「そうだなユリナの力はかなり特殊なものだ、ユリナがなるべく平穏に暮らしたいなら、絶対に秘密を漏らせない奴隷をPTにするほうがいいだろうな。」
なるほどと、納得しながら又奴隷買うのかと思うとやはり少し気が重くなってしまった。そんな気持ちを打ち消すためにも、ラークの武器と防具を買いに行って子猫亭でご飯を食べさせてもらうことにした。
私は今着ている服でそのまま出かける気だが、ラークはせっかく神様が用意してくれたので部屋に用意されている服を着るようにうながした。着替えたラークは私と似た格好になってお揃いのようになってしまった、少しはずかしいが、武器や防具を身に着ければまた雰囲気が変わってくるだろうと思い出かけることにした。
でも出てすぐに気づいてしまった、私は武器屋がどこにあるのかわからなかったのだラークに聞いてみいると「俺はこの街で冒険者をやっていたから武器屋なんかはわかるが、予算はどのくらいだ?」
と聞かれ私は困ってしまった、あまりにも高すぎると困るけどかといって遠慮されて安い武器を選ばれても命にかかわることなのでどういえばいいのか考えてしまった。結果今持っている金額を正直に話、丁度いいくらいの武器を買ってもらうことにしようと決めた。まずラークの耳元に口を近づけてすごく小さな声で
「全財産、約三千万ラナ」
と、簡素に答えた
ラークは一瞬硬直して本当か?と確認してきた私はただうなずいた。すると
「なんで俺なんか買ったんだ?ほかにいくらでもいただろ?いい奴隷が」
「いたかもしれないけど、ラークを見たときなんか惹かれるものを感じたんだよね、きっとこうなる運命だったんだよ。とにかくさっきの金額でしばらく生活していくことになるし、今後奴隷増やすならそのことも考えなくちゃならないし、私将来は自分のお店を持ちたいのだからできるだけ節約したいんだけど、武器や防具は命にかかわるでしょ?だから変に節約してほしくはないと思ってるの。ちょうどいいかんじのお店しってるかな?」
ラークは少し考えて答えた、
「今の俺のレベルに合わせて買うのが一番安全で安くつくが、レベルが上がったときに買い替えることを考えると少し高くつくが適正レベルぎりぎりの少し高めの武器を買ったほうが結果的には安くつくと思う」
その説明に納得した私はちょうどいい武器屋をしっているといわれそのお店についていくことにした。
興味がわいて、お店のことを聞いてみると、お店は若いドワーフが両親を数年前になくし跡を継いで武器防具も作るお店になっているらしい、出来はかなりいいらしく将来はもっといいものが作れるだろうと話している、でもご両親に比べるとどうしてもまだ出来が追いつかないようで色々と苦労しているらしい。そんな話をしながらお店が並んでいる通りを歩いていると、ラークがここだと言って少しさびれたお店に入っていった。
中に入り紹介された人はずんぐりとした体形で顔を見ると今の私と大して変わらないように見える。ドワーフと聞いていたので顔には髭の生えているおじさんを想像していたが違っていた。
「ユリナこいつがドワーフのドルゴだ、若く見えるが30歳に近いはずだ。」
若く見えるにもほどがあるでしょ、うらやましくなんかないんだから。ちょっとおかしな方に考えが行ってしまったがとりあえず挨拶をすることにした。
「こんにちは、ユリナと言います。今日はラークの武器と防具を一式作ってもらいたくて来ました。私は前衛の武器などはよくわからないのでそこはラークと話し合って決めてください。代金はきちんとはらいます。」
するとゴルドさんがラークを見ながら話しだした。
「ラーク、君確か酷い怪我をして奴隷になったって聞いてたけど、うそだったのかい?見る限り怪我はなさそうだし、奴隷にしてはずいぶんいい扱いだね。」
それにラークは簡単に答えた
「怪我をして奴隷になったのは本当だ、だが運よくユリナに買われてな今はこの通りってわけさ.」
「随分優しいご主人様でういいことだね、うらやましい限りだ。」
「確かに俺は運がよかったが、奴隷がうらやましいなんておかしなこと言うなよ。それより武器と防具の相談をしたいいんだがいいか?」
そのあとは武器と防具のことについて話を始めたり、いろいろな剣を振り回してみたり、防具を付け替えてみたりと忙しそうだった。結果気に入った物がなかったのか私のところに戻ってきてラークは少し申し訳なさそうな顔をしている、そしてドルゴが話し始めた
「どうも、今のラークの希望する武器と防具はうちには置いてないみたい、ちょっと高くなっちゃうけどオーダーメイドを購入することをお勧めするよ。それが結果的に長持ちするだろうし、命にかかわる問題だよ」
そう言われ、
「では、それでお願いします、おいくらになりますか?」
私はすぐに返事をしたが、そこでラークに止められた
「ユリナ何か決めるときは必ず相談するよう言ったはずだが?」
私は、そこでハッとしてラークを見る少し怒ってるように見えたがここは引くわけにはいかない、なにせ命がかかっているのだ、出し惜しみは良くないと直感で思った
「だって、命がかかってるんだよ少しでもいいものを買っておくべきだと思う、もちろん出せる金額には限度があるからいくらでもってわけにはいかないんだけど。あの、ドルゴさんオーダーメイドで作ってもらうとどのくらいの金額になるんですか?」
「そうだねぇ、使う素材なんかにもよって変わってくるけど今のラークのレベルで適正レベルぎりぎりのもので作くって大体50万ラナはするかな、既製品だと半分以下くらいになるけどどうする?」
そう聞かれ私は当然
「オーダーメイドでお願いします」
と答えた、ドルゴは嬉しそうに
「ありがとうございます。出来るまでに7日はかかるのでその間は、初心者用の一番安い武器と防具で良ければおまけにつけるよ。それとユリナさん君の装備はそのローブだけかい?上等なものに見えるけどそれだけだと危なくないかな?君の防具も整えておいたほうがいいと思うけど?」
すると、ラークが
「確かにそうだな、ユリナ今まで防具を付けた事はあるか?」
聞いてきたのでないと答えたら今度はゴルドさんが
「だったらなるべく軽めのもので最低限でも付けたほうがいいよ、魔法職は防御力やHPが低いからなるべくきちんとしたものを付けたほうがいい。とは言っても、君に会いそうな装備品なんてそれこそ既製品では置いてないからオーダーメイドになってしまうけどね。」
どうする?とばかりにこちらを見つめてくるので、
「私の防具を作ったらどのくらいかかるんですか?」
金額を聞くことにした。
「そうだなぁ、装備できるのは初期の軽鎧だろうから10万ラナもあれば十分かな」
「それで、本当に大丈夫なのか、俺のより随分安いようだが問題ないのか?」
私よりラークのほうが積極的に話を聞いている
「それはもっといいもの着けられるなら付けたほうがいいだろうけど、彼女そんなにレベル高くないでしょ?適正レベルを考えたらこれくらいで精一杯だよ。」
「では仕方ないか。ユリナの装備はレベルが上がったらまた作り直せばいいから今はこれくらいで我慢しておくしかないだろう。」
なぜか、私の防具のことはラークが決めてしまった、特に不満はなかったし、私自身も命大事にをスローガンにして探索したいのだ。
「では、今のお話でお願いします、代金お支払いはどうしたらいいですか?」
「半金は前払いで、残りは使う素材なんかで多少金額が前後してくることがあるので残りの支払いは商品と交換でいいかな、それと君の防具も作るから10日はかかると思う。」
「分かりました、10日後に取りに来ますね」
話がまとまったので半金を払い、ラークの武器と防具お受け取りさっそく身に着けてお店を出た。
するとラークが
「しばらく見ない間になんかドルゴのやつくたびれた感じになってたな、武器や防具を見る限り腕は落ちてはいないようだが、何かあったのかもしれない。」
「なにかって何だろう?ラークのお友達ならできるだけ助けてあげたいけど、私たちにできることがあるといいね。」
「ユリナ、頼むから勝手なことはするなよ、騙されてからでは遅いんだからな」
ラークが言うのに合わせて。肩の上でルナもにゃーんと鳴いた。
そんな感じで話をしながら、少し遅めの昼食を取りに子猫亭に向かうことにした。
「いろいろ言いたいことがあるが最初に言っておく、お前は騙されやすいタイプだ何かするときは必ずだれか信用できる相手に相談してから決めるようにしてくれ」
肩で一緒に話を聞いていたルナも首を縦に振っている。前にも思ったが私はそんなに騙されやすそうだろうか?一人考え込んで首をひねっていると、ラークから話がふられた、まず簡単な自己紹介から、ラーク曰く両親は狼族で、でも昔に異種婚姻した祖先がいてその異種族がウサギの獣人だったそうだ、どうやらその血の先祖がえりで見た目はロップイヤーのウサギの姿になってしまったそうだ、また、その関係で通常の狼族より力や防御力が低く代わりに兎族の特徴の俊敏が他の獣人より高かったそうだ、だが村では両親とも狼獣人なのにラークは兎族であると随分とからかわれたりもしたし、また両親に対してもよくない噂をされたため成人になる15歳になってすぐにこの街に一人でやってきた。最初はうまくいっていたそうだ。
先祖返りのため、力や防御は普通の狼族よりは低いとはいえ、人間などに比べれば十分に強くそのうえ俊敏さもあるためそれなりのPTに加入することができたようでそこで、レベルも順調に上がってダンジョンも初級ダンジョンとはいえ最終下層までに近ずいていた、ついに最後の階層にたどり着きボスのいる部屋に入ることになった、そのためその日はみなとても浮かれていたそうだ 。ダンジョンのボスはダンジョンによって変わり、1階層ごとに出たり5階層事、十階層事であったりランダムの時もあるとか、最後の階まで出ないところもあるそうで、この時降りたラークたちのダンジョンは最終階層にのみにボスの出るタイプのダンジョンだったその為、初めてボスを見た仲間たちはパニックを起こしてしまいうまく連携が取れず、その時にラークは怪我を負ったそうだ。そんな中ラーク達はボスをなんとか倒したがボスから受けた怪我はひどく。仲間たちにとりあえず連れ帰ってもらったがこの傷を治すにはとてもお金が足りなかったそれどころかPTメンバーはこの傷を負ったラークとPTをこれからも組んでいくことはできないと言ってきたのだ。結果ラークは獣人専門のあのお店に衣食住の為に買われることになり、私と出会ったようだ。話を聞いて思わずこぼれた私の感想は
「ラークにとってはすごく不運だったけど、私にとってはラークを仲間にすることができてとてもラッキーだったわ!」
と、にっこり微笑みラークを見ると、ラークは少しうつむき気味になり頬や耳を赤くしてプルプル震えている。私は失敗してしまったのだろう、当然であるラークの不幸をうれしいと言ってしまったのだ。私はすぐに謝った
「ごめんねラーク、ひどい目にあったのによかったなんて言って、もう言わないから許してほしいの」
「気にすることはない、怒っているわけでもないからな。」
ラークは何でもないように元に戻ってそういってくれた。
それからもお茶を飲みながら、今後のことについて話あったまずエミリーさんの言ってた、戦闘補助のスキルを取ってほしいことを説明した。ラークには前衛として敵の注意を引き付けてもらってその間に私がもんスタをなるべく倒すと説明した、ついでに攻撃魔法スキルのレベルも見せて、魔力も他より高いため初級ダンジョンも1.2階層でも戻ってこれた話をしたらラークに何故そんなことになったのか聞かれ、あったことをそのまま話したら、たいそう呆れられたのはよくわかった、とりあえず話を聞き終えたラークは
「とにかく最初は二人で無理のないところで探索をしよう、慣れてきてもっと深いところに潜るようになれば敵も強くなるし、出てくる数も増えるから、またPTメンバーを増やすことはいずれ考えたほうがいいと思う。正直ユリナのちからがあればそれなりのステータスを持つ傷物の奴隷を安く買うことができるんじゃないかな。」
「やっぱり奴隷のほうがいいのかな?」
のんきに聞く私にラークは
「そうだなユリナの力はかなり特殊なものだ、ユリナがなるべく平穏に暮らしたいなら、絶対に秘密を漏らせない奴隷をPTにするほうがいいだろうな。」
なるほどと、納得しながら又奴隷買うのかと思うとやはり少し気が重くなってしまった。そんな気持ちを打ち消すためにも、ラークの武器と防具を買いに行って子猫亭でご飯を食べさせてもらうことにした。
私は今着ている服でそのまま出かける気だが、ラークはせっかく神様が用意してくれたので部屋に用意されている服を着るようにうながした。着替えたラークは私と似た格好になってお揃いのようになってしまった、少しはずかしいが、武器や防具を身に着ければまた雰囲気が変わってくるだろうと思い出かけることにした。
でも出てすぐに気づいてしまった、私は武器屋がどこにあるのかわからなかったのだラークに聞いてみいると「俺はこの街で冒険者をやっていたから武器屋なんかはわかるが、予算はどのくらいだ?」
と聞かれ私は困ってしまった、あまりにも高すぎると困るけどかといって遠慮されて安い武器を選ばれても命にかかわることなのでどういえばいいのか考えてしまった。結果今持っている金額を正直に話、丁度いいくらいの武器を買ってもらうことにしようと決めた。まずラークの耳元に口を近づけてすごく小さな声で
「全財産、約三千万ラナ」
と、簡素に答えた
ラークは一瞬硬直して本当か?と確認してきた私はただうなずいた。すると
「なんで俺なんか買ったんだ?ほかにいくらでもいただろ?いい奴隷が」
「いたかもしれないけど、ラークを見たときなんか惹かれるものを感じたんだよね、きっとこうなる運命だったんだよ。とにかくさっきの金額でしばらく生活していくことになるし、今後奴隷増やすならそのことも考えなくちゃならないし、私将来は自分のお店を持ちたいのだからできるだけ節約したいんだけど、武器や防具は命にかかわるでしょ?だから変に節約してほしくはないと思ってるの。ちょうどいいかんじのお店しってるかな?」
ラークは少し考えて答えた、
「今の俺のレベルに合わせて買うのが一番安全で安くつくが、レベルが上がったときに買い替えることを考えると少し高くつくが適正レベルぎりぎりの少し高めの武器を買ったほうが結果的には安くつくと思う」
その説明に納得した私はちょうどいい武器屋をしっているといわれそのお店についていくことにした。
興味がわいて、お店のことを聞いてみると、お店は若いドワーフが両親を数年前になくし跡を継いで武器防具も作るお店になっているらしい、出来はかなりいいらしく将来はもっといいものが作れるだろうと話している、でもご両親に比べるとどうしてもまだ出来が追いつかないようで色々と苦労しているらしい。そんな話をしながらお店が並んでいる通りを歩いていると、ラークがここだと言って少しさびれたお店に入っていった。
中に入り紹介された人はずんぐりとした体形で顔を見ると今の私と大して変わらないように見える。ドワーフと聞いていたので顔には髭の生えているおじさんを想像していたが違っていた。
「ユリナこいつがドワーフのドルゴだ、若く見えるが30歳に近いはずだ。」
若く見えるにもほどがあるでしょ、うらやましくなんかないんだから。ちょっとおかしな方に考えが行ってしまったがとりあえず挨拶をすることにした。
「こんにちは、ユリナと言います。今日はラークの武器と防具を一式作ってもらいたくて来ました。私は前衛の武器などはよくわからないのでそこはラークと話し合って決めてください。代金はきちんとはらいます。」
するとゴルドさんがラークを見ながら話しだした。
「ラーク、君確か酷い怪我をして奴隷になったって聞いてたけど、うそだったのかい?見る限り怪我はなさそうだし、奴隷にしてはずいぶんいい扱いだね。」
それにラークは簡単に答えた
「怪我をして奴隷になったのは本当だ、だが運よくユリナに買われてな今はこの通りってわけさ.」
「随分優しいご主人様でういいことだね、うらやましい限りだ。」
「確かに俺は運がよかったが、奴隷がうらやましいなんておかしなこと言うなよ。それより武器と防具の相談をしたいいんだがいいか?」
そのあとは武器と防具のことについて話を始めたり、いろいろな剣を振り回してみたり、防具を付け替えてみたりと忙しそうだった。結果気に入った物がなかったのか私のところに戻ってきてラークは少し申し訳なさそうな顔をしている、そしてドルゴが話し始めた
「どうも、今のラークの希望する武器と防具はうちには置いてないみたい、ちょっと高くなっちゃうけどオーダーメイドを購入することをお勧めするよ。それが結果的に長持ちするだろうし、命にかかわる問題だよ」
そう言われ、
「では、それでお願いします、おいくらになりますか?」
私はすぐに返事をしたが、そこでラークに止められた
「ユリナ何か決めるときは必ず相談するよう言ったはずだが?」
私は、そこでハッとしてラークを見る少し怒ってるように見えたがここは引くわけにはいかない、なにせ命がかかっているのだ、出し惜しみは良くないと直感で思った
「だって、命がかかってるんだよ少しでもいいものを買っておくべきだと思う、もちろん出せる金額には限度があるからいくらでもってわけにはいかないんだけど。あの、ドルゴさんオーダーメイドで作ってもらうとどのくらいの金額になるんですか?」
「そうだねぇ、使う素材なんかにもよって変わってくるけど今のラークのレベルで適正レベルぎりぎりのもので作くって大体50万ラナはするかな、既製品だと半分以下くらいになるけどどうする?」
そう聞かれ私は当然
「オーダーメイドでお願いします」
と答えた、ドルゴは嬉しそうに
「ありがとうございます。出来るまでに7日はかかるのでその間は、初心者用の一番安い武器と防具で良ければおまけにつけるよ。それとユリナさん君の装備はそのローブだけかい?上等なものに見えるけどそれだけだと危なくないかな?君の防具も整えておいたほうがいいと思うけど?」
すると、ラークが
「確かにそうだな、ユリナ今まで防具を付けた事はあるか?」
聞いてきたのでないと答えたら今度はゴルドさんが
「だったらなるべく軽めのもので最低限でも付けたほうがいいよ、魔法職は防御力やHPが低いからなるべくきちんとしたものを付けたほうがいい。とは言っても、君に会いそうな装備品なんてそれこそ既製品では置いてないからオーダーメイドになってしまうけどね。」
どうする?とばかりにこちらを見つめてくるので、
「私の防具を作ったらどのくらいかかるんですか?」
金額を聞くことにした。
「そうだなぁ、装備できるのは初期の軽鎧だろうから10万ラナもあれば十分かな」
「それで、本当に大丈夫なのか、俺のより随分安いようだが問題ないのか?」
私よりラークのほうが積極的に話を聞いている
「それはもっといいもの着けられるなら付けたほうがいいだろうけど、彼女そんなにレベル高くないでしょ?適正レベルを考えたらこれくらいで精一杯だよ。」
「では仕方ないか。ユリナの装備はレベルが上がったらまた作り直せばいいから今はこれくらいで我慢しておくしかないだろう。」
なぜか、私の防具のことはラークが決めてしまった、特に不満はなかったし、私自身も命大事にをスローガンにして探索したいのだ。
「では、今のお話でお願いします、代金お支払いはどうしたらいいですか?」
「半金は前払いで、残りは使う素材なんかで多少金額が前後してくることがあるので残りの支払いは商品と交換でいいかな、それと君の防具も作るから10日はかかると思う。」
「分かりました、10日後に取りに来ますね」
話がまとまったので半金を払い、ラークの武器と防具お受け取りさっそく身に着けてお店を出た。
するとラークが
「しばらく見ない間になんかドルゴのやつくたびれた感じになってたな、武器や防具を見る限り腕は落ちてはいないようだが、何かあったのかもしれない。」
「なにかって何だろう?ラークのお友達ならできるだけ助けてあげたいけど、私たちにできることがあるといいね。」
「ユリナ、頼むから勝手なことはするなよ、騙されてからでは遅いんだからな」
ラークが言うのに合わせて。肩の上でルナもにゃーんと鳴いた。
そんな感じで話をしながら、少し遅めの昼食を取りに子猫亭に向かうことにした。
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