Yuta's first episode.~きみを見つけた0話~

山鳩由真

文字の大きさ
8 / 9

しおりを挟む
 後ろに挿入した器具の先にはリングが付いていて、そこにぶら下げていたローターのスイッチを入れた。挿入部分全体が振動すると、突然の刺激に、コウちゃんは一際大きく身体を揺らした。

「やっ……?!」

「幸崎先輩、ここ、いいですか?」

 反応があるのに嬉しくなって、調子にのって続けてみる。後ろに入れた器具の先端がイイところにあたるように捻ると、コウちゃんは涙目で睨んできた。

「そう、いうの、や……だ……っ」

 息を切らせながら頬を染めて言われても、全然怖くない。でもちょっと本気で怒っているようだった。にこりと笑ってブブブと鳴り続けるローターをつつく。

「おもちゃは、もういや? じゃあ、そろそろ抜くね」

 コウちゃんが嫌だったのは、『幸崎先輩』と呼ぶことのほうだと解っていたが、とぼけてぐりぐりと入り口をよく解しながら器具を引き抜く。

「ん、うぅ……っ」

 ゆっくり抜くと、コウちゃんは苦しそうに呻いた。けれども最後まで抜けると、気持ち良さそうに息を吐く。

「いれるね」

 四つん這いにさせて、間髪入れずヒクつく後ろに完勃ちしたモノをあてがう。首筋に軽いキスをして、気をそらせてやりながら腰を進めた。時間をかけて慣らしたので、何とか裂けずに挿れられそうだが、器具とは比べ物にならないくらいコウちゃんは苦しそうに息を吐いている。

 酷くしてあげようか、と言って誘ったものの、健気で可愛いコウちゃんのことは気持ちよくしてあげたいと思っていた。それに、“ユタ”とのセックスが好きになるようにしたい。

 狭くてキツい入り口を抜けると、あたたかい肉壁に包まれる。コウちゃんの呼吸にあわせてキュウキュウしめつけられて、堪らない。

「幸崎先輩、すごく気持ちいいです」

「やっ……」

 コウちゃんの反応が良いので、そういうプレイを続行することにした。さっき見た後輩くんの声真似をして「先輩」と囁いてあげると、コウちゃんはいやいやしながらも身体を震わせた。

「幸崎先輩も気持ちいいですか? 勃ってますね」

「やめ、て……っ」

 竿を握って、勃ちあがった先端とかさの裏を親指で擽ってあげると、どんどんカウパーが滲んでくる。

「でも、ほら……先輩、溜まってたんですか?」

「や、やだ……やだ……っ」

 効果は絶大で、涙目で首を振るもののコウちゃんのモノはガチガチだった。



「幸崎先輩、好きです」



「あっ……」



 向かい合う形にして、両肩を押さえて根本まで入れると、コウちゃんは射精してしまった。初めてで、突かれただけでイけるんだから、コウちゃんはたぶん才能ある。嬉しくなって、つい続けてガンガンに突く。きつくて柔らかくてあたたかくて、最高だった。

 コウちゃんは泣いて喘ぎながら怯えた目で見上げてきて、嗜虐心を煽る。もっと虐めて欲しいという顔で見てくる。

 “ユタ”には、そんな嗜好はないのだから、やめてほしいな。



「今頃後輩くんは、彼女とこうしてる頃かもね」



 コウちゃんは涙が滲む瞳を見開いた。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)

優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。 本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

年越しチン玉蕎麦!!

ミクリ21
BL
チン玉……もちろん、ナニのことです。

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

水泳部合宿

RIKUTO
BL
とある田舎の高校にかよう目立たない男子高校生は、快活な水泳部員に半ば強引に合宿に参加する。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
 漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。  漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。  陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。  漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。  漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。  養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。  陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。  漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。  仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。  沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。  日本の漁師の多くがこの形態なのだ。  沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。  遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。  内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。  漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。  出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。  休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。  個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。  漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。  専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。  資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。  漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。  食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。  地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。  この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。  もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。  翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。  この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

熱のせい

yoyo
BL
体調不良で漏らしてしまう、サラリーマンカップルの話です。

処理中です...