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最高の目覚めの定義
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科学技術の進歩と共に医学も順調に進歩したが、身体面と比べて精神面の解析に関しては、甚だ遅れを取っていた。しかしそれはとある一人の天才の出現によって、飛躍的な進歩を遂げる事となった。
幼少期から飛び級を繰り返し、二十代半ばで某大学の教授に就任した彼は、彼の才能に惚れ込んだ上層部からの支持と支援に報い、三十手前で睡眠中の精神活動を操作できる、睡眠調整システムを開発したのである。
それにより自分にとって好ましい夢だけを見続ける事が可能になり、人々はこぞってその機器の購入に走ったが、発売開始から数年が過ぎても未だ廉価版ができない現状では、万人がその恩恵に預かるまでには至っていなかった。
「今朝も最高の目覚めだった。今日も一日、頑張ろうっと!」
(あんな風に教授が囁いて笑ってくれたらって想像するだけで、頑張って働けるわよね)
睡眠調整システムの開始者である高柳蒼の研究室に上機嫌で出勤した倉地優は、扉を開けた途端、奥から響いてきた恐怖に満ちたとんでもない絶叫に、朝から血の気が凍る羽目になった。
「おはようございまーす!」
「ぐわぁあぁぁぁっ!!」
「え!? なっ、何事!?」
通常であれば動揺のあまり逃げ出すところだが、崇拝している蒼の声を聞き間違える筈が無かった優は、迷わず部屋を突っ切って隣接した診療室へと向かった。
「教授! どうかしたんですか!?」
「っ、はぁっ……。死ぬかと思った……。ああ、君か、今日は素晴らしく良い日だね」
優はドアを開けながら呼びかけたが、楽に座った状態でカウンセリングを受ける為の診察台に座っていた蒼が、どう見ても私物のパジャマ姿だった為、激しく脱力した。そして能天気過ぎる笑顔を向けられた事で、内心の腹立たしさを何とか抑えながら言葉を返す。
「教授……。何が『素晴らしく良い日』なんですか……。またここに泊まり込んだんですね? カウンセリング用の治療台で寝るのは止めてくださいと、これまでに何度もお願いしていますよね? ミニキッチン併設の仮眠室があるんですから、せめてそちらで寝てくださいよ……。朝から被験者の予定が入っている時は、準備の為にバタバタするんですから」
「今日は被験者が来るのは十時からだから、時間はあるだろう?」
「ええ、確かに今日は大丈夫ですけど」
キョトンとしている蒼に、優は早々と説教を諦めた。
「それにしても、教授。さっきの断末魔のような叫びは、一体何だったんですか?」
とても尋常とは思えなかった叫びに、詳細を尋ねた優だったが、蒼は冷静に事情を説明し始めた。
「睡眠調整システムを使って、悪夢を見てみた」
「はあ? どうしてわざわざそんな事をするんです?」
確かにここには設置してあるが、何も好き好んでそんな事をしなくても良かろうと、優は呆れながら問い返したが、蒼は真顔のまま話を続けた。
「最近の各種犯罪統計を見て、気になった事がある。この十年前と比較すると、富裕層の人間による犯罪率が増えているんだ」
「それがどうかしましたか?」
「睡眠調整システムはまだまだ高額で、広く普及しているとは言いかねる。利用者は富裕層限定だ」
そう断言した蒼に、優が首を傾げる。
「『富裕層』の括りにもよると思いますけど。私だって使っていますよ?」
「そうだな。独身者で、生活に余裕がある者も含まれるだろうが……。それで、ちょっとした仮説を立ててみた」
「どんな仮説ですか?」
「人は良い夢ばかりを見続けると堕落し、現実を受け入れられなくなり、本人にしてみれば理不尽な現実の方を破壊する衝動に駆られるようになる」
蒼が大真面目に持論を展開すると、優は呆気に取られた表情になった。
「……何ですかそれは? 随分乱暴な推論ですね。本当にそんな事になっていたら、世の中は犯罪者だらけになってますよ?」
「普通に考えればそうだ。だが君は良い夢を見た後、現実との落差に気落ちする事は無いか?」
「それはまあ、確かに……。それなりに、あるかもしれませんね……」
特に目の前の朴念仁とか、研究馬鹿とか、などと考えながら優が遠い目をしると、そんな彼女の内心など気にもかけないまま、蒼は話を続けた。
「それでだ。犯罪に走ってしまった者達に対して、今の仮説が正しかった場合の、精神的な治療法というか、対応策を検討してみたんだ」
それを聞いた優は、すぐに蒼の言いたい事を悟った。
「まさかそれが、被験者に『悪夢を見せる事』ですか?」
「その通り」
真顔で頷かれた優は、思わず額を押さえながら溜め息を吐いた。
「相変わらず教授の発想は斬新すぎて、思考回路がぶっ飛んでいますね……。因みに、どんな悪夢を設定したんですか?」
「交通事故で家族全員が死んで、自分一人だけ生き残った後、親戚を転々として苦労して育った挙げ句、タチの悪い女に引っ掛かって弄ばれた末、有り金を全部巻き上げられて、犯罪組織に嵌められて無実の罪で収監された後、そこの刑務所が実は政府と裏取引している宇宙人が管理している場所で、散々人体実験の素材になってから、生きたまま全身を切り刻まれ」
「ちょっと待って下さい! 朝から何を言い出すんですか! 教授の創造力とプログラミング力にはほとほと呆れましたよ! 一体、何をやってるんですか!?」
慌てて相手の台詞を遮りながら、本当にこの人、自虐趣味でもあるんじゃないだろうかとの疑念に駆られつつ優が叱りつけると、蒼は自嘲気味に笑った。
「正直、自分でも何をやっているんだろうと思いながら設定したけどね……。だけど、実際に試してみて分かったよ。睡眠調整システムは『最高の夢で最高の目覚めをもたらす奇跡の機器』と言われているけど、最高の寝覚めをもたらす条件は『悪夢からの解放』だ。それと同時に、現実世界も容易く受け入れられる」
「そうですか? それは個人の資質によるし、個人の責任だと思いますが」
「そうだとしても、睡眠調整システムが精神面が弱い個人を犯罪に走らせてしまったとしたら、それは矯正しなければいけないだろう。それはシステムを開発した、僕の義務だと思う」
「はぁ……、正直、そこまで背負い込む事は無いかと思いますが……」
生真面目に主張する蒼に、優は納得しかねる顔付きになったが、彼は明るく笑いかけてきた。
「そういうわけで、これからは従来のテーマの他に、こちらの研究も始めるから。よろしく頼む」
「はい。分かりました。今日から犯罪関係の資料も集めます。取り敢えず、逮捕者の中でどの程度の割合の人間がシステムを利用していたか、更にその人達の使用頻度や設定プログラムがどんなものかを調べますね」
「ああ」
(本当に研究馬鹿なんだから……。でもこれが、本来の教授だものね)
すぐさまやるべき事を列挙してみせた優に蒼は満足そうに頷き、彼女は諦めに似た感情を抱きながら、これまで同様彼の耳目たるべく、情報収集に励むのだった。
幼少期から飛び級を繰り返し、二十代半ばで某大学の教授に就任した彼は、彼の才能に惚れ込んだ上層部からの支持と支援に報い、三十手前で睡眠中の精神活動を操作できる、睡眠調整システムを開発したのである。
それにより自分にとって好ましい夢だけを見続ける事が可能になり、人々はこぞってその機器の購入に走ったが、発売開始から数年が過ぎても未だ廉価版ができない現状では、万人がその恩恵に預かるまでには至っていなかった。
「今朝も最高の目覚めだった。今日も一日、頑張ろうっと!」
(あんな風に教授が囁いて笑ってくれたらって想像するだけで、頑張って働けるわよね)
睡眠調整システムの開始者である高柳蒼の研究室に上機嫌で出勤した倉地優は、扉を開けた途端、奥から響いてきた恐怖に満ちたとんでもない絶叫に、朝から血の気が凍る羽目になった。
「おはようございまーす!」
「ぐわぁあぁぁぁっ!!」
「え!? なっ、何事!?」
通常であれば動揺のあまり逃げ出すところだが、崇拝している蒼の声を聞き間違える筈が無かった優は、迷わず部屋を突っ切って隣接した診療室へと向かった。
「教授! どうかしたんですか!?」
「っ、はぁっ……。死ぬかと思った……。ああ、君か、今日は素晴らしく良い日だね」
優はドアを開けながら呼びかけたが、楽に座った状態でカウンセリングを受ける為の診察台に座っていた蒼が、どう見ても私物のパジャマ姿だった為、激しく脱力した。そして能天気過ぎる笑顔を向けられた事で、内心の腹立たしさを何とか抑えながら言葉を返す。
「教授……。何が『素晴らしく良い日』なんですか……。またここに泊まり込んだんですね? カウンセリング用の治療台で寝るのは止めてくださいと、これまでに何度もお願いしていますよね? ミニキッチン併設の仮眠室があるんですから、せめてそちらで寝てくださいよ……。朝から被験者の予定が入っている時は、準備の為にバタバタするんですから」
「今日は被験者が来るのは十時からだから、時間はあるだろう?」
「ええ、確かに今日は大丈夫ですけど」
キョトンとしている蒼に、優は早々と説教を諦めた。
「それにしても、教授。さっきの断末魔のような叫びは、一体何だったんですか?」
とても尋常とは思えなかった叫びに、詳細を尋ねた優だったが、蒼は冷静に事情を説明し始めた。
「睡眠調整システムを使って、悪夢を見てみた」
「はあ? どうしてわざわざそんな事をするんです?」
確かにここには設置してあるが、何も好き好んでそんな事をしなくても良かろうと、優は呆れながら問い返したが、蒼は真顔のまま話を続けた。
「最近の各種犯罪統計を見て、気になった事がある。この十年前と比較すると、富裕層の人間による犯罪率が増えているんだ」
「それがどうかしましたか?」
「睡眠調整システムはまだまだ高額で、広く普及しているとは言いかねる。利用者は富裕層限定だ」
そう断言した蒼に、優が首を傾げる。
「『富裕層』の括りにもよると思いますけど。私だって使っていますよ?」
「そうだな。独身者で、生活に余裕がある者も含まれるだろうが……。それで、ちょっとした仮説を立ててみた」
「どんな仮説ですか?」
「人は良い夢ばかりを見続けると堕落し、現実を受け入れられなくなり、本人にしてみれば理不尽な現実の方を破壊する衝動に駆られるようになる」
蒼が大真面目に持論を展開すると、優は呆気に取られた表情になった。
「……何ですかそれは? 随分乱暴な推論ですね。本当にそんな事になっていたら、世の中は犯罪者だらけになってますよ?」
「普通に考えればそうだ。だが君は良い夢を見た後、現実との落差に気落ちする事は無いか?」
「それはまあ、確かに……。それなりに、あるかもしれませんね……」
特に目の前の朴念仁とか、研究馬鹿とか、などと考えながら優が遠い目をしると、そんな彼女の内心など気にもかけないまま、蒼は話を続けた。
「それでだ。犯罪に走ってしまった者達に対して、今の仮説が正しかった場合の、精神的な治療法というか、対応策を検討してみたんだ」
それを聞いた優は、すぐに蒼の言いたい事を悟った。
「まさかそれが、被験者に『悪夢を見せる事』ですか?」
「その通り」
真顔で頷かれた優は、思わず額を押さえながら溜め息を吐いた。
「相変わらず教授の発想は斬新すぎて、思考回路がぶっ飛んでいますね……。因みに、どんな悪夢を設定したんですか?」
「交通事故で家族全員が死んで、自分一人だけ生き残った後、親戚を転々として苦労して育った挙げ句、タチの悪い女に引っ掛かって弄ばれた末、有り金を全部巻き上げられて、犯罪組織に嵌められて無実の罪で収監された後、そこの刑務所が実は政府と裏取引している宇宙人が管理している場所で、散々人体実験の素材になってから、生きたまま全身を切り刻まれ」
「ちょっと待って下さい! 朝から何を言い出すんですか! 教授の創造力とプログラミング力にはほとほと呆れましたよ! 一体、何をやってるんですか!?」
慌てて相手の台詞を遮りながら、本当にこの人、自虐趣味でもあるんじゃないだろうかとの疑念に駆られつつ優が叱りつけると、蒼は自嘲気味に笑った。
「正直、自分でも何をやっているんだろうと思いながら設定したけどね……。だけど、実際に試してみて分かったよ。睡眠調整システムは『最高の夢で最高の目覚めをもたらす奇跡の機器』と言われているけど、最高の寝覚めをもたらす条件は『悪夢からの解放』だ。それと同時に、現実世界も容易く受け入れられる」
「そうですか? それは個人の資質によるし、個人の責任だと思いますが」
「そうだとしても、睡眠調整システムが精神面が弱い個人を犯罪に走らせてしまったとしたら、それは矯正しなければいけないだろう。それはシステムを開発した、僕の義務だと思う」
「はぁ……、正直、そこまで背負い込む事は無いかと思いますが……」
生真面目に主張する蒼に、優は納得しかねる顔付きになったが、彼は明るく笑いかけてきた。
「そういうわけで、これからは従来のテーマの他に、こちらの研究も始めるから。よろしく頼む」
「はい。分かりました。今日から犯罪関係の資料も集めます。取り敢えず、逮捕者の中でどの程度の割合の人間がシステムを利用していたか、更にその人達の使用頻度や設定プログラムがどんなものかを調べますね」
「ああ」
(本当に研究馬鹿なんだから……。でもこれが、本来の教授だものね)
すぐさまやるべき事を列挙してみせた優に蒼は満足そうに頷き、彼女は諦めに似た感情を抱きながら、これまで同様彼の耳目たるべく、情報収集に励むのだった。
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