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第2話 ミレニアムイヤー
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(――……きて)
囁くような綺麗な声が、意識を覚醒させる。
少年は聞きなれたその声に目を開けた。
眩しい。焦点が合わない。ぼやけた視界の中で光が左右に動き、少年はその光を目で追う。
(起きて……。起きて……マスタ)
「――さとさーん。松里アキさーん? 返事はできますかー?」
名前を呼ばれてアキははっとした。
目の前には青い医療用のマスクや衣装を着た男性が、ペンライトをこちらに向けている。
「あ……えっと……はい」
「おお、意識あり、と。気分はどうですかー?」
聞かれて、アキは息を深く吸った。特に気分が悪いわけではない。
深く、長く、そして様々な夢を見ていたような気がする。そして、その夢を思い出せないことが心の中で大きな隙間のように感じられた。
けれど、そんなことを聞かれているわけではないと数秒考えて――。
「……良い、と思います」
――そんな当たり障りのない答えを返した。
◇ ◇ ◇
血液検査から始まって脈拍やらCT検査、それから身長や体重などの身体測定など、その日、アキの体は各種検査盛り合わせの一日だった。
自分で立てるというのにアキは車椅子に乗せられ、検査が終わるごとに移動させられる。
その度にアキは自分のいる場所に目を奪われていた。
病院と思われるこの建物は相当大規模なもので、けれど迷路のように入り組んだ不思議な施設。
さらに目を惹くのはその内装である。
アキの少ない語彙で表現するならば非常に未来的――帝国軍と反乱軍が宇宙戦争を繰り広げる映画に出てきそうなデザインだ。
こんな病院の中で他の患者は迷わないのだろうか、とアキは疑問に思ったが、移動の最中、他の患者とすれ違うことはなかった。
意識を取り戻してからされるがままに体中を調べられるという状況の中、アキにとって唯一救いだったのは、車椅子を押してくれる看護婦が優しく、綺麗な女性だったことかもしれない。
名前は槇原 葵。
検査が終わるたびに微笑み、労いの声をかけてくれて、次の検査はどんなものかをわかりやすく説明してくれる彼女は、アキの目には頼れる女性に映った。
ただ、アキが一番知りたいことは、そんな彼女も教えてくれない。
――自分はどうしてここにいるのか。
その問いをしたときの槇原の顔はまるで紙粘土で作った仮面のように脆そうで、アキはそれ以上、追及することを避けた。
もしその仮面を砕いてしまったとき、その奥にどんな顔があるのか、知ってしまうことが怖かったから。
脱がされ、着させられ、座らされ、寝かせられたと思えば立たされて……日が落ちる頃にはアキは疲労困憊になっていた。
押される車椅子でうつらうつらと船を漕いでいると、声がかけられる。
「アキくん。検査は全て終わりよ。お疲れ様」
「あ……はい」
「最後はこのおじさんとお話をするだけ……。いい? 聞かれたことには素直に、知っていることだけを話してね」
このおじさん、と言われて、アキは正面に顔を向けた。
そこにいたのは病院には似つかわしくない、スーツ姿にサングラスをかけた男性だった。
「こんにちは。大木です。まずは……君の名前と年齢、生年月日、学校を教えてくれるかな? ――あ、もちろん知っているけれど、これも形式でね。君の口から言ってくれることに意味があるんだ。あー、それと決して君は悪いことをしたわけじゃないし、ぼくたちは君に悪いことをしようってわけじゃない。いいね?」
ゆっくりと含ませるように言いながら、大木と名乗った男はそう面長の顔を緩ませる。
この人は、いや、この部屋はなんだろう。
アキは大木が話している間に、自然とこの部屋の様子を探っていた。
薄暗く、机と椅子以外には何もない正方形の部屋。壁にはテレビのようなものが埋め込まれている。随分と大きいものだ。もしかしたら医療用の機械かもしれない。
目の前の大木からも敵意は感じない。
――けれど、他意を感じる。視線もだ。この部屋にいる大木と槇原以外の複数の視線を。
それらを瞬時に探り取った自分に対し、アキは一瞬だけ首を傾げると大木が心配そうに目を覗き込んできた。
「……大丈夫かい?」
「は、はい」
大丈夫。目の前のこの人はたぶん安全だ。
アキはそう自分に言い聞かせ、ゆっくりと口を開く。
「松里アキです。歳は……15歳、1984年3月6日生まれ。学校はカケナン――県立掛川南高校です」
「うん。では次だ。君はここで目を覚ます前、バスに乗っていて、恐らく事故に巻き込まれた。今日、君から何度もそう申告があったと聞いている。間違いないかな」
「はい。どういう事故かはわからないけど、バスに乗っていたらいきなり凄い音がして、体が浮いて――」
「気がつけばここにいた、と」
アキは頷いた。
たぶんこれは事故に巻き込まれたときの事情聴取か何かだ。
幸い、自分の体はどこも痛くはないし、事故の直前に見ていたこの手もそのままだ。
そう。何もかもその当時のまま――。
「っ……!」
その時、アキの脳裏に知らないはずの光景が浮かんだ。
何度も手のひらに出来たマメを潰して、ボロボロになった両手。
簡単には消えない火が燻る村で、人の形だけを残した黒いそれは、触れた途端に風で崩れてしまった。
誰かが泣いている。誰かが叫んでいる。
――これは……ぼく?
「アキくん?」
「あっ……」
後ろからかかった槇原の声に、アキは我に返った。
「……明日にするか?」
「彼の意志を尊重しましょう」
大木の問いに槇原はそう答えると、車椅子の横にしゃがみ、アキの背中を摩ってくる。
「アキくん。今から大木さんからもお話があるんだけど……。もし強い不安や胸に苦しさを感じるなら、もう少しお休みしたほうがいい。どう?」
二人は何かを渋っている――そう感じたアキは、目線の高さを合わせてくれた槇原に言った。
「槇原さん。ぼくは……ぼくは1ヵ月前に家族を亡くしてるんです。これ以上、なにを聞いても別に驚くことなんてないでしょ」
アキは言っておいて、子供っぽく、嫌な言い方だなと思う。
けれど、それは事実であって、浮かんだことを素直に言っただけだ。
ほんの1ヵ月前まで。それまで一緒に暮らしていた父と母、そして妹はアキを残して逝ってしまった。
そのことを口に出すと涙を堪えられない。
これまでに様々な人と話して、アキはそれをわかっている。
アキは泣いてしまうことを覚悟して槇原への言葉を作った。だが――。
「……――?」
言い切ったその後も涙は出なかった。
もちろん両親がもうこの世にいないことは寂しい。けれど、つい先日まで触れるだけで痛かった心の傷が優しい何かで覆われているような、そんな不思議な気持ちだった。
むしろはっきりとした口調で出たその言葉に、槇原が驚いたように目を丸くして、瞼を伏せた。
「そう……ね。そうだったわ。君にとっては」
「え?」
不穏な響きにアキが聞き返す。
だが槇原は答えずに立ち上がり、代わりに大木が重たく口を開いた。
「今が何年か知っているかね」
「和暦ですか? 西暦ですか?」
「西暦で行こう」
「そんなこと……ミレニアムイヤーです。ぼくにとっては最悪な年ですけど」
西暦2000年――テレビで派手に祝った21世紀、その初めの年だ。
新しい時代の幕開けとして全世界で派手に年明けを祝う様子をテレビで見た。
そんな一時代の終わりと始まりに立ち会えるなんて、と年末番組を見ながら心躍ったことを覚えている。
あのときは楽しかった。家族みんなでこたつに入って、みかんを食べて。
21世紀になったからといって何が具体的に変わるわけでもないのに、明日は今よりもっとよくなるという雰囲気があった。
妹のはしゃぎようと見て、自分もきっと良いことが起きるような気分にさせられたのだ。
「違う」
そんな思い出に浸っていると、大木の鋭い声が飛んできた。
「はっ?」
「今は西暦2000年じゃない」
「……え?」
大木はサングラスを外して机の上に置き、目尻を鋭くして言葉を続ける。
「今は2025年7月5日。君がバスに乗ってから、25年の時が経っているんだ」
囁くような綺麗な声が、意識を覚醒させる。
少年は聞きなれたその声に目を開けた。
眩しい。焦点が合わない。ぼやけた視界の中で光が左右に動き、少年はその光を目で追う。
(起きて……。起きて……マスタ)
「――さとさーん。松里アキさーん? 返事はできますかー?」
名前を呼ばれてアキははっとした。
目の前には青い医療用のマスクや衣装を着た男性が、ペンライトをこちらに向けている。
「あ……えっと……はい」
「おお、意識あり、と。気分はどうですかー?」
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深く、長く、そして様々な夢を見ていたような気がする。そして、その夢を思い出せないことが心の中で大きな隙間のように感じられた。
けれど、そんなことを聞かれているわけではないと数秒考えて――。
「……良い、と思います」
――そんな当たり障りのない答えを返した。
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血液検査から始まって脈拍やらCT検査、それから身長や体重などの身体測定など、その日、アキの体は各種検査盛り合わせの一日だった。
自分で立てるというのにアキは車椅子に乗せられ、検査が終わるごとに移動させられる。
その度にアキは自分のいる場所に目を奪われていた。
病院と思われるこの建物は相当大規模なもので、けれど迷路のように入り組んだ不思議な施設。
さらに目を惹くのはその内装である。
アキの少ない語彙で表現するならば非常に未来的――帝国軍と反乱軍が宇宙戦争を繰り広げる映画に出てきそうなデザインだ。
こんな病院の中で他の患者は迷わないのだろうか、とアキは疑問に思ったが、移動の最中、他の患者とすれ違うことはなかった。
意識を取り戻してからされるがままに体中を調べられるという状況の中、アキにとって唯一救いだったのは、車椅子を押してくれる看護婦が優しく、綺麗な女性だったことかもしれない。
名前は槇原 葵。
検査が終わるたびに微笑み、労いの声をかけてくれて、次の検査はどんなものかをわかりやすく説明してくれる彼女は、アキの目には頼れる女性に映った。
ただ、アキが一番知りたいことは、そんな彼女も教えてくれない。
――自分はどうしてここにいるのか。
その問いをしたときの槇原の顔はまるで紙粘土で作った仮面のように脆そうで、アキはそれ以上、追及することを避けた。
もしその仮面を砕いてしまったとき、その奥にどんな顔があるのか、知ってしまうことが怖かったから。
脱がされ、着させられ、座らされ、寝かせられたと思えば立たされて……日が落ちる頃にはアキは疲労困憊になっていた。
押される車椅子でうつらうつらと船を漕いでいると、声がかけられる。
「アキくん。検査は全て終わりよ。お疲れ様」
「あ……はい」
「最後はこのおじさんとお話をするだけ……。いい? 聞かれたことには素直に、知っていることだけを話してね」
このおじさん、と言われて、アキは正面に顔を向けた。
そこにいたのは病院には似つかわしくない、スーツ姿にサングラスをかけた男性だった。
「こんにちは。大木です。まずは……君の名前と年齢、生年月日、学校を教えてくれるかな? ――あ、もちろん知っているけれど、これも形式でね。君の口から言ってくれることに意味があるんだ。あー、それと決して君は悪いことをしたわけじゃないし、ぼくたちは君に悪いことをしようってわけじゃない。いいね?」
ゆっくりと含ませるように言いながら、大木と名乗った男はそう面長の顔を緩ませる。
この人は、いや、この部屋はなんだろう。
アキは大木が話している間に、自然とこの部屋の様子を探っていた。
薄暗く、机と椅子以外には何もない正方形の部屋。壁にはテレビのようなものが埋め込まれている。随分と大きいものだ。もしかしたら医療用の機械かもしれない。
目の前の大木からも敵意は感じない。
――けれど、他意を感じる。視線もだ。この部屋にいる大木と槇原以外の複数の視線を。
それらを瞬時に探り取った自分に対し、アキは一瞬だけ首を傾げると大木が心配そうに目を覗き込んできた。
「……大丈夫かい?」
「は、はい」
大丈夫。目の前のこの人はたぶん安全だ。
アキはそう自分に言い聞かせ、ゆっくりと口を開く。
「松里アキです。歳は……15歳、1984年3月6日生まれ。学校はカケナン――県立掛川南高校です」
「うん。では次だ。君はここで目を覚ます前、バスに乗っていて、恐らく事故に巻き込まれた。今日、君から何度もそう申告があったと聞いている。間違いないかな」
「はい。どういう事故かはわからないけど、バスに乗っていたらいきなり凄い音がして、体が浮いて――」
「気がつけばここにいた、と」
アキは頷いた。
たぶんこれは事故に巻き込まれたときの事情聴取か何かだ。
幸い、自分の体はどこも痛くはないし、事故の直前に見ていたこの手もそのままだ。
そう。何もかもその当時のまま――。
「っ……!」
その時、アキの脳裏に知らないはずの光景が浮かんだ。
何度も手のひらに出来たマメを潰して、ボロボロになった両手。
簡単には消えない火が燻る村で、人の形だけを残した黒いそれは、触れた途端に風で崩れてしまった。
誰かが泣いている。誰かが叫んでいる。
――これは……ぼく?
「アキくん?」
「あっ……」
後ろからかかった槇原の声に、アキは我に返った。
「……明日にするか?」
「彼の意志を尊重しましょう」
大木の問いに槇原はそう答えると、車椅子の横にしゃがみ、アキの背中を摩ってくる。
「アキくん。今から大木さんからもお話があるんだけど……。もし強い不安や胸に苦しさを感じるなら、もう少しお休みしたほうがいい。どう?」
二人は何かを渋っている――そう感じたアキは、目線の高さを合わせてくれた槇原に言った。
「槇原さん。ぼくは……ぼくは1ヵ月前に家族を亡くしてるんです。これ以上、なにを聞いても別に驚くことなんてないでしょ」
アキは言っておいて、子供っぽく、嫌な言い方だなと思う。
けれど、それは事実であって、浮かんだことを素直に言っただけだ。
ほんの1ヵ月前まで。それまで一緒に暮らしていた父と母、そして妹はアキを残して逝ってしまった。
そのことを口に出すと涙を堪えられない。
これまでに様々な人と話して、アキはそれをわかっている。
アキは泣いてしまうことを覚悟して槇原への言葉を作った。だが――。
「……――?」
言い切ったその後も涙は出なかった。
もちろん両親がもうこの世にいないことは寂しい。けれど、つい先日まで触れるだけで痛かった心の傷が優しい何かで覆われているような、そんな不思議な気持ちだった。
むしろはっきりとした口調で出たその言葉に、槇原が驚いたように目を丸くして、瞼を伏せた。
「そう……ね。そうだったわ。君にとっては」
「え?」
不穏な響きにアキが聞き返す。
だが槇原は答えずに立ち上がり、代わりに大木が重たく口を開いた。
「今が何年か知っているかね」
「和暦ですか? 西暦ですか?」
「西暦で行こう」
「そんなこと……ミレニアムイヤーです。ぼくにとっては最悪な年ですけど」
西暦2000年――テレビで派手に祝った21世紀、その初めの年だ。
新しい時代の幕開けとして全世界で派手に年明けを祝う様子をテレビで見た。
そんな一時代の終わりと始まりに立ち会えるなんて、と年末番組を見ながら心躍ったことを覚えている。
あのときは楽しかった。家族みんなでこたつに入って、みかんを食べて。
21世紀になったからといって何が具体的に変わるわけでもないのに、明日は今よりもっとよくなるという雰囲気があった。
妹のはしゃぎようと見て、自分もきっと良いことが起きるような気分にさせられたのだ。
「違う」
そんな思い出に浸っていると、大木の鋭い声が飛んできた。
「はっ?」
「今は西暦2000年じゃない」
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