16 / 43
第16話 頭の中の絵本
しおりを挟む
「さ、作戦区域内の現乖侵食度数、急激に低下、平常範囲内。境界振検出なし。目標、沈黙しました」
オペレーターの報告に、司令部の各署からどよめきの声が上がる。
偵察ヘリからの映像に映る、腰に1対の翼を持つ少年を凝視しているのは大木だけではない。
その場の誰もが自らの任を忘れ、彼に目を奪われていた。
松里アキは小型境獣だけでなく、クラスⅣの境界振を発生させた中型境獣をひとりで撃破した。
本来ならば状況に合わせ、陸海空のあらゆる兵器を用いて殲滅すべき境獣を、だ。
大木は松里アキの今後に関するあらゆる筋書きを一度頭の中から放棄し、ひとまずは自らの職務の遂行に戻る。
「作戦終了を各部に通達。だが作戦区域の警報解除は待て。最優先でアリエス隊に彼を回収させろ。……丁重にな。彼はまだ高校生だ」
大木はサングラスの位置を直し、瞼を閉じて思考に巡らせた。
――よもやこれほどとは。
これまでに得られていた松里アキについての情報は、その全てが眉唾ものだった。
断片的な数値であり、偏向的な情報であり、誇張的な表現だったからだ。
だがそれらが全て真であるとするならば、自分たちは彼の扱いを間違えてはならない。
勇者というおとぎ話の存在が実在したとき、それは現実社会においてその複雑な構造にあらゆる影響を及ぼし、様々な側面を露出させる。
正義の味方というひとつの側面だけであり続けられるのは、しょせん絵本の中だけなのだ。
大木は松里アキというひとりの少年を御しようなどという傲慢な考えは持たない。
仮に自分たちがその絵本に描かれるとすれば、守られる側の民衆に過ぎないだろうからだ。
彼を完全に御せると言える存在がいるとすれば、この後の筋書きを知っている神のみである。
――そんな神の存在も、昨今は有耶無耶になってきているのだから困ったものだ。
大木は眉間を揉み解し、サングラスをかけ直すと、頭の中の絵本を閉じて現実へと相対するのだった。
◇ ◇ ◇
「森を焼かずに済んで……――よかったね。この辺に神社があるならあとで寄りたいな」
『Yes。マスタ』
夜が明ける。
アキは明るくなりつつある空に目を向けて、近くのガードレールへ腰かけた。
その後ろでは魔物だったものが黒く変色し、端から崩れ、宙へと消えていく。
魔物の死骸は残らない。なぜならそれは本当の生命ではないから。
そう言っていたのはソフィアだったか、それとも別の誰かだっただろうか。
なんにせよ、残ったのは砕けたアスファルトの道路と、爆発により傾いでしまった木々という、痛々しい戦闘の跡だけだ。
そんな光景を尻目に体の緊張を解いていると、ふわりと目の前にソフィアが現れる。
『マスタ。お願い。許可。実体化』
「ソフィアがそうしたいならいいよ」
本当ならばアキは許可などなくともソフィアの好きにしてほしい。だが、ソフィアはあくまでこういったやり取りを大事にする。
アキの答えに嬉しそうに微笑んだソフィアはその体を一瞬光らせると、とんと地面に着地した。
これまで半透明だった体は実体を持ち、重力の影響を受ける。
そして、彼女はアキの隣に座り、長い腕をアキの腕へと絡めてきた。
随分と久しぶりにソフィアと触れ合った気もするし、そうでもない気もする。不思議な感覚だ。
「ソフィア。好き。静けさ。マスタと一緒」
「……そうだね。ソフィアがいてくれないと、ぼくも寂しいかな」
アキはそう言いつつ、徐々に顔を出してきた朝日を見た。
久しぶりの戦いのせいか、体に疲労感を覚える。だが深刻なものではない。自然に囲まれた早朝の冷ややかな空気と、夜明けの光を美しいと思うだけの余裕はある。
だが、それに反してアキの心は決して晴れやかなものではなかった。
なぜかはわからない。
危険を打破し、相棒と共に情景を眺める今を、なぜ愛おしいと感じることができないのか。なぜ自分は今、孤独を感じているのか。
アキの心がそんな風に沈んでいるからこそ、ソフィアはこうして体を触れ合わせてくれているのかもしれない。
夜明けの眩しさに目を細めながら、アキは指先で摘まんだものへ視線を落とす。
一見すると、それはただの宝玉のようだ。
中には逆三角形の紋様が浮かび上がっていて、しかし、玉をどの角度から見てもその逆三角形を維持している。
「マスタ。取り扱い、注意。魔力検知、微量。恐らく情報集積体の一種」
「危ないの? なんでこんなものが出てきたんだろうね」
ソフィアに言われ、アキは落とさないよう柔らかく手の中に宝玉を収めた。
これは先ほど倒した魔物の体内から飛び出てきたものだ。
獣が魔力で変異した存在である魔獣からは稀に体内で生成された魔石が発見されることがあるが、これはそういった類のものではない。
ここまで形が整うことはあり得ないのだ。
人為的に作られて、埋め込まれていたものと判断するしかない。
「不明。ソフィア。内包情報の解析、する。ちょうだい」
「気をつけてね」
なんにせよ、こういったことはソフィアに任せることが一番だ。
アキは差し出された白い手に宝玉を乗せると、ソフィアはそれを摘まんで朝日に掲げる。
そして、その頬をはっきりと緩ませた。
珍しい、とアキは思う。ソフィアがこんなにも笑うことは滅多にない。
「綺麗?」
「綺麗。ソフィア、そう思う」
「女の子に贈るにはちょっと出所がアレだけどね……」
なにせ先ほどまで紫色の体液にまみれていたシロモノだ。
アキが苦い笑いを漏らす中、ソフィアはその笑顔をこちらに向けてくる。
「マスタ。ありがとう。ソフィア、嬉しい」
風に揺れる青い髪と、人のものとは明らかに違う虹色の虹彩は、神秘的という他ない。
本当に可愛い、とアキは思った。
けれどそれは決して恋慕の感情ではない。ソフィアとは一蓮托生の身だ。そんな彼女の見せる笑顔が美しくてよかったという正直な感想である。
彼女の笑顔ならば一生でも見飽きることはないのかもしれない。
そんな風にアキはソフィアの顔を見ていると――。
「え」
――直後、そんな彼女の顔面が破裂した。
オペレーターの報告に、司令部の各署からどよめきの声が上がる。
偵察ヘリからの映像に映る、腰に1対の翼を持つ少年を凝視しているのは大木だけではない。
その場の誰もが自らの任を忘れ、彼に目を奪われていた。
松里アキは小型境獣だけでなく、クラスⅣの境界振を発生させた中型境獣をひとりで撃破した。
本来ならば状況に合わせ、陸海空のあらゆる兵器を用いて殲滅すべき境獣を、だ。
大木は松里アキの今後に関するあらゆる筋書きを一度頭の中から放棄し、ひとまずは自らの職務の遂行に戻る。
「作戦終了を各部に通達。だが作戦区域の警報解除は待て。最優先でアリエス隊に彼を回収させろ。……丁重にな。彼はまだ高校生だ」
大木はサングラスの位置を直し、瞼を閉じて思考に巡らせた。
――よもやこれほどとは。
これまでに得られていた松里アキについての情報は、その全てが眉唾ものだった。
断片的な数値であり、偏向的な情報であり、誇張的な表現だったからだ。
だがそれらが全て真であるとするならば、自分たちは彼の扱いを間違えてはならない。
勇者というおとぎ話の存在が実在したとき、それは現実社会においてその複雑な構造にあらゆる影響を及ぼし、様々な側面を露出させる。
正義の味方というひとつの側面だけであり続けられるのは、しょせん絵本の中だけなのだ。
大木は松里アキというひとりの少年を御しようなどという傲慢な考えは持たない。
仮に自分たちがその絵本に描かれるとすれば、守られる側の民衆に過ぎないだろうからだ。
彼を完全に御せると言える存在がいるとすれば、この後の筋書きを知っている神のみである。
――そんな神の存在も、昨今は有耶無耶になってきているのだから困ったものだ。
大木は眉間を揉み解し、サングラスをかけ直すと、頭の中の絵本を閉じて現実へと相対するのだった。
◇ ◇ ◇
「森を焼かずに済んで……――よかったね。この辺に神社があるならあとで寄りたいな」
『Yes。マスタ』
夜が明ける。
アキは明るくなりつつある空に目を向けて、近くのガードレールへ腰かけた。
その後ろでは魔物だったものが黒く変色し、端から崩れ、宙へと消えていく。
魔物の死骸は残らない。なぜならそれは本当の生命ではないから。
そう言っていたのはソフィアだったか、それとも別の誰かだっただろうか。
なんにせよ、残ったのは砕けたアスファルトの道路と、爆発により傾いでしまった木々という、痛々しい戦闘の跡だけだ。
そんな光景を尻目に体の緊張を解いていると、ふわりと目の前にソフィアが現れる。
『マスタ。お願い。許可。実体化』
「ソフィアがそうしたいならいいよ」
本当ならばアキは許可などなくともソフィアの好きにしてほしい。だが、ソフィアはあくまでこういったやり取りを大事にする。
アキの答えに嬉しそうに微笑んだソフィアはその体を一瞬光らせると、とんと地面に着地した。
これまで半透明だった体は実体を持ち、重力の影響を受ける。
そして、彼女はアキの隣に座り、長い腕をアキの腕へと絡めてきた。
随分と久しぶりにソフィアと触れ合った気もするし、そうでもない気もする。不思議な感覚だ。
「ソフィア。好き。静けさ。マスタと一緒」
「……そうだね。ソフィアがいてくれないと、ぼくも寂しいかな」
アキはそう言いつつ、徐々に顔を出してきた朝日を見た。
久しぶりの戦いのせいか、体に疲労感を覚える。だが深刻なものではない。自然に囲まれた早朝の冷ややかな空気と、夜明けの光を美しいと思うだけの余裕はある。
だが、それに反してアキの心は決して晴れやかなものではなかった。
なぜかはわからない。
危険を打破し、相棒と共に情景を眺める今を、なぜ愛おしいと感じることができないのか。なぜ自分は今、孤独を感じているのか。
アキの心がそんな風に沈んでいるからこそ、ソフィアはこうして体を触れ合わせてくれているのかもしれない。
夜明けの眩しさに目を細めながら、アキは指先で摘まんだものへ視線を落とす。
一見すると、それはただの宝玉のようだ。
中には逆三角形の紋様が浮かび上がっていて、しかし、玉をどの角度から見てもその逆三角形を維持している。
「マスタ。取り扱い、注意。魔力検知、微量。恐らく情報集積体の一種」
「危ないの? なんでこんなものが出てきたんだろうね」
ソフィアに言われ、アキは落とさないよう柔らかく手の中に宝玉を収めた。
これは先ほど倒した魔物の体内から飛び出てきたものだ。
獣が魔力で変異した存在である魔獣からは稀に体内で生成された魔石が発見されることがあるが、これはそういった類のものではない。
ここまで形が整うことはあり得ないのだ。
人為的に作られて、埋め込まれていたものと判断するしかない。
「不明。ソフィア。内包情報の解析、する。ちょうだい」
「気をつけてね」
なんにせよ、こういったことはソフィアに任せることが一番だ。
アキは差し出された白い手に宝玉を乗せると、ソフィアはそれを摘まんで朝日に掲げる。
そして、その頬をはっきりと緩ませた。
珍しい、とアキは思う。ソフィアがこんなにも笑うことは滅多にない。
「綺麗?」
「綺麗。ソフィア、そう思う」
「女の子に贈るにはちょっと出所がアレだけどね……」
なにせ先ほどまで紫色の体液にまみれていたシロモノだ。
アキが苦い笑いを漏らす中、ソフィアはその笑顔をこちらに向けてくる。
「マスタ。ありがとう。ソフィア、嬉しい」
風に揺れる青い髪と、人のものとは明らかに違う虹色の虹彩は、神秘的という他ない。
本当に可愛い、とアキは思った。
けれどそれは決して恋慕の感情ではない。ソフィアとは一蓮托生の身だ。そんな彼女の見せる笑顔が美しくてよかったという正直な感想である。
彼女の笑顔ならば一生でも見飽きることはないのかもしれない。
そんな風にアキはソフィアの顔を見ていると――。
「え」
――直後、そんな彼女の顔面が破裂した。
0
あなたにおすすめの小説
屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです(完結)
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。
荷物持ちを追放したら、酷い目にあった件について。
しばたろう
ファンタジー
無能だと思い込み、荷物持ちのレンジャーを追放した戦士アレクス。
しかし――
彼が切り捨てた仲間こそが、
実はパーティを陰で支えていたレアスキル持ちだった。
事実に気づいた時にはもう遅い。
道に迷い、魔獣に襲われ、些細な任務すらまともにこなせない。
“荷物持ちがいなくなった瞬間”から、
アレクスの日常は静かに崩壊していく。
短絡的な判断で、かけがえのない存在を手放した戦士。
そんな彼と再び肩を並べることになったのは――
美しいのに中二が暴走する魔法使い
ノー天気で鈍感な僧侶
そして天性の才を秘めた愛くるしい弟子レンジャー
かつての仲間たちと共に、アレクスはもう一度歩き出す。
自らの愚かさと向き合い、後悔し、懺悔し、それでも進むために。
これは、
“間違いを犯した男が、仲間と共に再び立ち上がる”
再生の物語である。
《小説家になろうにも投稿しています》
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
うちの幼馴染がデレすぎてて俺の理性はもう限界。でも毎日が最高に甘いからもうどうでもいいや
静内燕
恋愛
相沢悠太の日常は、規格外の美少女である幼馴染、白石葵によって完全に支配されている。
朝のモーニングコール(ベッドへのダイブ付き)から始まり、登校中の腕組み、そして「あーん」が義務付けられた手作り弁当。誰もが羨むラブラブっぷりだが、悠太はこれを「家族愛」だと頑なに誤解(無視)している。
「ゆーたは私の運命の相手なんだもん!」と、葵のデレデレは今日も過剰の一途。周囲の冷やかしや、葵を狙う男子生徒のプレッシャーが高まる中、悠太の**「幼馴染フィルター」**はついに限界を迎える。
この溺愛っぷり、いつまで「家族」で通せるのか?
甘すぎる日常が、悠太の鈍感な理性を溶かし尽くす――最初からクライマックスの、超高濃度イチャイチャ・ラブコメ、開幕!
追放聖女だってお茶したい!─セカンドライフはティーサロン経営を志望中─
石田空
ファンタジー
「ミーナ今までありがとう。聖女の座を降りてもらおう」
貴族の利権関係が原因でいきなり聖女をクビになった庶民出身のミーナ。その上あてがわれた婚約者のルカは甘味嫌いで食の趣味が合わない。
「嫌! 人の横暴に付き合うのはもうこりごり! 私は逃げます!」
かくしてミーナは神殿から脱走し、ティーサロン経営のために奔走しはじめた。
ときどき舞い込んでくるトラブル。
慌ててミーナを探しているルカ。
果たしてミーナは理想のセカンドライフを歩めるのか。
甘いお菓子とお茶。そしてちょっとの恋模様。
*サイトより転載になります。
追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る
夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!
【改訂版アップ】10日間の異世界旅行~帰れなくなった二人の異世界冒険譚~
ばいむ
ファンタジー
10日間の異世界旅行~帰れなくなった二人の異世界冒険譚~
大筋は変わっていませんが、内容を見直したバージョンを追加でアップしています。単なる自己満足の書き直しですのでオリジナルを読んでいる人は見直さなくてもよいかと思います。主な変更点は以下の通りです。
話数を半分以下に統合。このため1話辺りの文字数が倍増しています。
説明口調から対話形式を増加。
伏線を考えていたが使用しなかった内容について削除。(龍、人種など)
別視点内容の追加。
剣と魔法の世界であるライハンドリア・・・。魔獣と言われるモンスターがおり、剣と魔法でそれを倒す冒険者と言われる人達がいる世界。
高校の休み時間に突然その世界に行くことになってしまった。この世界での生活は10日間と言われ、混乱しながらも楽しむことにしたが、なぜか戻ることができなかった。
特殊な能力を授かるわけでもなく、生きるための力をつけるには自ら鍛錬しなければならなかった。魔獣を狩り、いろいろな遺跡を訪ね、いろいろな人と出会った。何度か死にそうになったこともあったが、多くの人に助けられながらも少しずつ成長し、なんとか生き抜いた。
冒険をともにするのは同じく異世界に転移してきた女性・ジェニファー。彼女と出会い、ともに生き抜き、そして別れることとなった。
2021/06/27 無事に完結しました。
2021/09/10 後日談の追加を開始
2022/02/18 後日談完結しました。
2025/03/23 自己満足の改訂版をアップしました。
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる