社会では変人な俺は仙人見習い

tukumo

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此処で極めたり

宴会

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さて、山神様の依頼を終えた御一行は秩父の奥地で酒盛りをしていた

「うひょう~これは美味じゃのう!」

「それはそうだろう私が満州に渡っていた頃に手に入れたとっておきの酒だ」

「師父?大陸に渡っていた時ということは美さんとお逢いした時期ですか」

師父は満州建国時、大陸で本格的に仙活をしていたそうな美さんと仲良くなったのも大陸生活の時だと以前仰っていたような

「うむ、まああの頃は本土には大した物がないし修行がてら大陸に渡ってみたらこれが吉だった」

「私がおぬしと逢うたのは確か峨眉山の仙人の酒宴会の時じゃったな」

「へぇ、あの杜子春で有名な峨眉山ですか」

師父は苦笑いを浮かべる

「まあ私も調子にのり過ぎた悪かったよ‥」

「‥‥うむもう忘れてしまおうではないか」

え、この2人に何があったのだろうか?
峨眉山の仙人恐るべし

「嗚呼そうだ八仙、お前の修行は延期な」

「確かに今呑んだくれてますが明日から修行つけてくれないのですか?」

「そのつもりだったのだが用事ができてしまった」

「何処へ行かれるのです?」

「それはな‥」師父が答えるのを遮るように美さんが「あー私が代わりにしてやろう」
なんだ珍しいな「え、美さんが?修行つけてくれるなら有難い限りですよ」

「そうかそうかうむでは明日から行うとしよう」

「はい」

なんだかよく解らないがこの話は解決した

そうして今夜もどんちゃん騒ぎたてるこの賭博狂いの二人をみて俺も酒を仰ぐのであった
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