社会では変人な俺は仙人見習い

tukumo

文字の大きさ
12 / 86
強者達へ

俺の全ては無駄であり無駄ではない

しおりを挟む
 夢を見た正確に云えば過去の俺、つまり走馬灯に等しい。

 ガキの頃から俺は弱かったそして間抜けで変に優しかった例えクラスの暴君に殴られ頬の軟椎を打撃され腫れ怪我しても理不尽な罵詈雑言で心を傷つけられても渋々だとしても謝られたら許した。

 しかし本当の自分は許せなかった悔しかった相手を己れを全てを憎んでは物や家族にあたっては泣いてどんどん精神は衰弱し、過食に走った。

 初めて限界で自殺しようと思ったのは14~15の頃だったかな些細な喧嘩やらいじめにあって帰宅した日は父と口喧嘩したその時(限界)を感じ翌日登校時に自宅の屋上から飛び降りようと決心したんだだが怯んで断念した。

 そしてまあいじめも家族との不仲も続いた精神年齢が幼かった俺には表現も言葉にもできず唯唯、
 ストレスを妹や弟にあてた最低な兄だむしろ兄なんて思われて欲しくない。

 そんな屑な俺は精神科病棟に入院させられた
 当時は怨んだね入院という名の隔離なんだし、とにかく怨んだ。
 そして入退院を繰り返したそらそうだ理解する事が出来なかった否定することで己れを何とか保てたような感じがしていたが18才の頃また違う精神病棟に移動して少しだけ変わった。

 本当に少し、何かを悟れた気がした。


 でなんやかんや一年後退院し一人暮らしが始まった。独りになると考えが変わるそしてひょんなところで昔河川敷で出会った叔父さんに今の師父と再開する。

 そこから2年間俺の生き様をがらりと変えた
 まず野山や人里での暮らし方人と価値観の違う人ならざるものとの接し方や礼儀作法を通じて生き死にの境界。

 世の中知らなかったでは済まされないというのは人間界の中だけではちっぽけな存在である
 むしろ仙人や人ならざるものの領域はすぐ目の前に当たり前に存在している。
 簡単に人は逆鱗に触れてしまうなので先人達は色んな方法で鎮めてきたがタオは複数あり殆んどは踏み外して堕ちて人は人で無くなってしまう。

 俺も道を踏み外して戻ってこれなかったであろうがどんな道も貫くには奈落以外の遠回りをすればやり直せることを知った。

 しかしどんなにやり直せても有限なのだ俺が長寿を手に入れても散々心を傷つけた家族や友人らとの時間は取り戻せ直せない
 仙人は何も不老不死や不老長寿を目指すだけではない個々人によって定められた生き様を悟ることにある。

 俺は実質家族と決別をし、今を生きる

 理想は家族との話し合いで過去を精算したいものだが皆だって今を生きている決して干渉してはいけないのだまあ、最悪術の一つに離れた場所から伝える方法もある。
 なんとなく気付く程度のものだがそれでいいと思う所詮お互い干渉し合うのは鎖に繋がれたものと変わりないからである。

 世の中、無駄であり無駄ではない矛盾にこそ理は存在している。

 善悪が絶妙に保たれるからこそ此の世は成り立つ
 隔離や彼の世は全く別物、基準など無に等しい。

 おっと‥そろそろ目覚めそうだ禅門問うのもたまには必要だったこれも汐小姐のお陰ですなあ

 後遺症残っていたら嫌だがそろそろ目覚めよう
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【改訂版】槍使いのドラゴンテイマー ~邪竜をテイムしたのでついでに魔王も倒しておこうと思う~

こげ丸
ファンタジー
『偶然テイムしたドラゴンは神をも凌駕する邪竜だった』 公開サイト累計1000万pv突破の人気作が改訂版として全編リニューアル! 書籍化作業なみにすべての文章を見直したうえで大幅加筆。 旧版をお読み頂いた方もぜひ改訂版をお楽しみください! ===あらすじ=== 異世界にて前世の記憶を取り戻した主人公は、今まで誰も手にしたことのない【ギフト:竜を従えし者】を授かった。 しかしドラゴンをテイムし従えるのは簡単ではなく、たゆまぬ鍛錬を続けていたにもかかわらず、その命を失いかける。 だが……九死に一生を得たそのすぐあと、偶然が重なり、念願のドラゴンテイマーに! 神をも凌駕する力を持つ最強で最凶のドラゴンに、 双子の猫耳獣人や常識を知らないハイエルフの美幼女。 トラブルメーカーの美少女受付嬢までもが加わって、主人公の波乱万丈の物語が始まる! ※以前公開していた旧版とは一部設定や物語の展開などが異なっておりますので改訂版の続きは更新をお待ち下さい ※改訂版の公開方法、ファンタジーカップのエントリーについては運営様に確認し、問題ないであろう方法で公開しております ※小説家になろう様とカクヨム様でも公開しております

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活

シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!

迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜

サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。 父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。 そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。 彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。 その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。 「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」 そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。 これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

処理中です...