冬馬君の秋と冬

だかずお

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『多美のクイズ番組』

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ポワワワンッ

多美は夢の中、クイズ番組の司会者と化していた。

「さあ、皆さん本日この番組の司会の日本一有名な幼子多美です」

客席に座る赤ん坊達は興奮気味に歓声をあげている。

バブ~~ バオバブ~~ッ バーブッ

「今日は世界中の冬馬君ファンの皆様にわたくし多美がおくる冬馬君のクイズ番組大会でーす」

「イェーイッ パフパフッ」色々な冬馬キャラクターにコスプレしてあがるキッズ(赤ん坊)達。

「さあ、冬マニアの皆様なら確実に答えられるであろうクイズをこの多美が出題させていただきます」

「みんな絶対に全問正解してハワイ旅行を当ててね」

バーブッ バーブッ バオバブ~~ッ雄叫びをあげる観客席の赤ん坊達の興奮と熱気は素晴らしい。

「ではさっそく第1問、冬馬君の好きな女の子の名前はなんでしょう?」

「チックタックチックタックチックタック」

ピンポン

「はいっ、そこの三本髪をはやした赤ん坊」

「バーブッ」

「ブブーツ 不正解」

「チックタックチックタックチックタックチック」

ピンポン

「はいっ、今これを読んでるあなた」

「えっ?清香 ピンポン ピンポン ピンポン大正解」

「さすが冬マニアのあなた。えっ?こんなの簡単」

「だんだん難しくなっていきますよ、では次の問題。これを答えられたあなたは冬馬レベル20」

「第2問、わたくし多美のお兄ちゃんの名前は」

ピンポン

「バーブッ(多網)」

「ブブーツ」

「多網ですが、お父さんの名前はなんでしょう?」

「ブーッ ブブーツ ブブーッ(赤ん坊のブーイング)」
ブービーッ(ひっかけるなー)。
ブブーッ(我々は善良なる赤ん坊だぞ~)

ピンポン

「はいっ、そこのお漏らししてる僕ちゃん」

「サー」

「ブブーッ、名前、あだ名じゃなくて名前です」

「はいっ読者のあなた」

「ピンポン~~ 正解、正孝です」

「今のは難しかったですね」

「でも答えられたあなたは立派な冬マニアの半歩手前の手前(結構厳しい)これからますますレベルアーップして行きま~~す」自分でも結構様になってるじゃないと、ご満悦な多美。

「次は冬馬レベル50」

「冬馬君をキャンプ場で散々苦しめたパンツ、さて問題そのパンツには何の絵が描かれていたでしょう?」

ピンポン

「はいっ、そこの這いつくばって歩いている男の子」

「バブーシュ」

「ブブーッ、他には?」

ピンポン

「おチッチ」

「ブブーッ」

直後赤子は漏らした。 ジョパアンッ

ピンポン

「はいっ、そこの多美のコスプレしてるレディ」

「多美ちゃん」

ピクッ「あたしは動物じゃない」多美は少しキレた。
ハッいけない、こんなんじゃ司会者失格よ。
ええーいっ、多美スマイル

ニカッ なんとか立て直す。

ピンポン

「はいっ、そこのディレクター」(番組ディレクターが答えるんかい)

「クマ」

「大正解、さすがですねぇー知ってます」

「さて、いよいよなんと次のレベルは冬馬レベル90」

「みなさん心の準備はいいですか?」

「バブー バオバブ~~ ガーッシュ」(早く眠らせろ~~、昼寝の時間じゃー)

「では行くわよ、覚悟~~っ」

「冬馬君達のスペイン旅行での一幕、朝食でのビュッフェで多網はパンに何を挟んで食べたでしょう?」

チーーンッ
これには誰も答えられない。

「バブー、ブービーッ」(知るか~~)

「ヒッヒッヒ」ご満悦な多美。

分からないだろう、分からないだろう。

正解は多美すら知らなかった。
もちろんディレクターも。
答えはスルーされる見事な展開(気になる方は「冬馬君の夏」より確認を)なんちゅー番組だ。


「ここまで全問正解のあなた、あなたには冬マニアの素質がある、だがまだ甘い。」

「次の質問を答えられてこそ、真の冬マニアの称号はあなたのものよ」

「そしてハワイ旅行もね」

「バブー バブバブー バオバブ~~ッ」再び気合いの入る赤ん坊達。

「では冬マニアは誰れだ~~ レベル100」

「ゴクリ」息をのむ赤子達

「この多美、この多美の体重はいくつでしょーう?」

誰も知るはずはなかった。
何故ならそんなの一切語られていないからだ。

「バカモーン」ディレクターの怒号にて多美は目を覚ます。
その怒鳴り方が一瞬波平に怒られたと思った多美は嬉しくて自分はカツオ君なんだと錯覚した(なんぢゃー)

多美は目を覚まし思った。

なんだ夢か(ごくごく普通、特に表記することか)

それにしてもこの多美が、あんなに花を咲かせ輝いていた。
ああ多美、確かに今はイクラ様には負けている。
イクラ様の名言バーブッには、今だに興奮して漏らしてしまう。だけどいつか、きっといつか あたしもっ。
多美として有名になり。
多美の冬馬クイズ番組の司会者までのぼりつめてやる。

多美は歯をくいしばる。
ギリリッ(あーうんちでそう)

外は青空、真昼間である。
あー太陽の出ているうちに眠れるこの多美は幸せ者。
世界一幸せな女。
多美はニンマリ笑みを浮かべた。

「解放拳かいほうけん」多美は突如叫ぶ。
多美は感動した。

こっ、これだ!!私の新技。
解放拳、すっ すごい、これならあのバーブッにも匹敵する。

ギリッ ニヤリ にゃんちゅう(なんぢゃ?)

すると母が「多美まんまの時間ですよ」

来たっ、今こそ私の新技を繰り出す時

多美は息を吸い込み気合いを入れる。
行くよっ多美っっ!!
今だっ

多美は母が近づいて来た瞬間言った、言い放ってやった、思いっきり全力で。

「解放拳」

「はいはい、オムツですか~」

漏らしてもいないオムツははがされた。
ベロリ

ぬおおおおおおおおお~~っ なんたる屈辱

ママだってタエ子さんほど目が特徴的じゃないんだからね(なんぢゃ)

多美の新技開発はまだまだかかりそう。


平和なポカポカ暖かい冬の昼下がり。



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