冬馬君の夏

だかずお

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『サーとスー爆発』

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「なかなかやるねぇ 」

「おめぇもな」

もはや誰だ?であった。

言うまでもないサーとスーである。


スコアは互角


三投目が始まろうとしていた

走り込み投げに入る スー

後ろでは冬馬君と大喜が先に笑ったら負けねと勝負をしていた
さすがに もう スーと言うかけ声も何度か耳にしたし、慣れた大喜は少し余裕でもあった。

スーは全力で走り込む

しかしここでスー自身にも予測のつかないことが起こった
投げる時にだす足をどうやら、間違えちゃっちゃったらしいのである。

かけごえも無惨なものだった

「あっ しまっ スー」

スコアは二本

大喜はずっこけた

きみ子は腹を抱えゲラゲラ笑い

多網は笑わないように 声を殺して笑っていた 「くっ、きっ ひっ」

冬馬君は噴火した。

とけたみさんのミスに、多網の父は飛び跳ね

そして とけたみさんの顔を指差し


「サー サー サー サー」


そんな中きみ子は吐き捨てるように言った
「あーあれ自分にやられたらまじうっといわ」

そして こいた ブリッ

スーは指で耳を塞いでいる

二投目 スーはスランプに落ちてしまったようだ かけごえは何処へやら

ガーター

サーは笑った
心の中では笑いころげていた
あははははは サー サー サー さああああっ。

そして

サーはここぞと言わんばかりに勢いよく飛び出した

その時手元が狂ったのである
何故なら隣のレーンの真ん中に立ちケツをだしてる スーがいたからである
ビックリして サーはミスってしまった

そこまでして勝ちたいか スーよ。

見事ガーターであった

「なんにもしてないよ、なんにもしてないよ 」スーこと、とけたみさんはつぶやきながらスキップ踏んで戻って来た。

もはや おばか。

子供でもやらないようなことを本気でやっている大人がいたのに冬馬君は驚きだった。

そして、サーもここからスランプに入った


ガーター



ガーター




がーーーーーーーたーーーーつっっっ


くそぅっ、あのケツがぁぁぁ

多網の父は顔を真っ赤にして怒っている

そして すぐさま スーは鉄砲玉のように飛び出した


「スー」


ストライク

彼は多網の父が小ざかしい手を使う前に
すぐさま 投げたのであった
そして多網の父を指差して


「うー うー うー」


そして
両手の人差し指をだし












「すー っ う」

最高に嬉しそうな、笑みを浮かべた

だが、この時

サーと、子供達は、笑いころげていた こっ これは耐えられなかった。









レーンがちゃう



「あははは、投げたレーン隣だよ」

とけたみはずっこけた

そして スランプに落ちた
投げるたびに横でスーが見たこともない変な踊りをしているからである

ちなみに一応ここでひとつ言っておこう

彼らはボーリングをしてるのである

その後の彼らは 9投目を終え

スー72本

サー72本

同じ本数なのは凄かったが
そこらの子供に負けるスコアである

「スー ススー」とけたみさんは言った

「サー ササーっ」多網の父は返した

もはやわけ分からん。


最後の一投

スーは吠えた


「あーーああーーー スーーーー」

すごい気合い

球は綺麗なカーブをえがき ピンをはじいた

「あっ!!」

まさかだった
一番右に一本 一番左に一本
これは難しい

スーはギロリとピンを睨み
飛び出した

「スー」 球を投げ

「右をはじいて、左を倒す」

それはスーにはスローモーションに見えた
右のピンは見事に倒れはじかれ 弧を描き宙をまい くるりと一回転してまた立った んなバカな

「あーっ うすー ウソおおっスー」
とけたみさんは倒れこんだ

ここで八本以上倒したら勝ちだ
サーは笑った「いける」

「 えいやー」自分に喝をいれ
一回ピョンと飛んでから多網父は走った

「うーーーーっ サーーーー」


転がり


転がり



パーンッ


まさかの八ピン

しかし真ん中に二ピン固まっている

っしゃーいける

とけたみさんの額からは汗が流れる

「うーーーーさーーサーっっ」

球は勢いよく転がっていく

「えっ?」
その瞬間、誰もが目を疑った

球が二つ

いや

よくみると一個の球はとけたみ球だった

とけたみさんが球となり転がっていたのだった

「なんじゃ!?」

だが言うまでもない球はもひとつ
すぐに加わった サー球である

三つの球はケミストリーを起こし
見事な化学反応を炸裂させた


ボカ~ん!!!


いや率直にいうとただ全部ぶつかっただけである
球はレーンの途中でとまり
サーとスーの目はバツになっていた
漫画か!!

子供達は大爆笑
きみ子はあまりの面白さに
ゲラゲラ ブッブ こきまくっている

多網も負けずにブリブリ

多網母はその場を後にした

出番の少ない多美は叫んだ

「ちゃーーー」

とんでもないボーリングであった。



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