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『ありがとう七夕祭り』
しおりを挟む翌朝
天気は快晴
外はすでに賑わっていた。
夜遅くまで起きていた冬馬君が目をさましたのは、10時を過ぎた頃だった。
「あれっ?」布団には誰もいない
みんなもう起きたんだ。
急いでリビングに行くと、みんながテレビを観ている
「もうすこししたら、出発するよ」
と多網の母
「めずらしく、起きなかったね」ときみ子
多網は頭にタオルを巻いている、彼なりの気合いのこめかたなのだ。
大喜は多美と遊んでいる
「じゃあ、支度してそろそろ行きましょうかね」とけたみさんが言った。
「そうだ、昨日手伝ってくれたお礼に昨日の社長から、お小遣い貰ったから、好きなの買っていいよ」とサー
「やったあー」
支度を終え、祭りにいざ出陣
「行ってらっしゃい」と、とけたみさんの家族と挨拶をかわし、家をでた。
「さすがに凄い人の数だ この賑わいなんだかいいなぁ」とサーはにっこり。
「毎年これ、みるとああ夏が来たって嬉しくなるよ、もう毎年の恒例行事だなぁ」
とけたみさんも嬉しそう。
多網は右手に焼きそば 左手にイカ焼き食べるのに大忙し
そんな時、きみ子が「あっ」
七夕のキーホルダーが売ってるお店を発見
「これ欲しい」とすかさず買った。
みんなも「そうだ、記念にお揃いで買おう」と四人は違う形のキーホルダーだったが、皆で買った。
「やったあ」
多美は私もと言わんばかりに抱き抱えられてる多網の母の髪の毛を引っ張り
自分も欲しいのかアピールしていた。
多美も買ってもらい。
五人お揃い、子供達は大満足だった。
冬馬君が「あれやろうよ」
射的だ。
「やろう、やろう」
ポンッ ポンッ 「当たらないなぁ」
結局あたらず景品をもらった。
次いで大喜
当たったのだが倒れない「くやしー」
多網も挑戦 ポンッ ポンッ なかなか倒れない
隣の子供が「やっぱり全然だめだよ」
多網は何故か自分が全然だめだよと言われたような勘違いをしたのか顔を真っ赤にして ケツに力をこめた。
この後、だいたいなにが行われるのか
想像のついた、冬馬君達は多網をなだめ店を後にした。
かくしてブリブリオナラは不発に終わったのだ。
「ねぇ、お化け屋敷まであるんだねぇ」と大喜
「本当だ 大きいお祭りだとこんなのもあるのねぇ」と多網の母は驚いていた。
「商店街の七夕飾りも綺麗」ときみ子
ぐるぐる歩き回った後、みんなは広場で座って色々買ったものを食べている。
「乾杯」とサーとスーは嬉しそう。
サーはこの後、帰りの運転があるので烏龍茶だったのだが。
「ああ、いいねぇ」
「うん最高」
みんなは目の前に広がる祭りの光景を眺めて言った。
「過ぎてみるとあっという間の三日間だったなぁ、今年はみんながきてとっても楽しかった」スーが青空を眺めてつぶやいた
「なんだか、あのボーリングした夜が懐かしい」とサー
「また、来年も遊びにおいで」
「絶対くる」みんなはすぐさま返事した。
「あー来た日に戻りたい」と冬馬君
「あはは、また来年もあるよ」とスーが笑う。
たくさんの人々の笑いあう声
普段とは違う街の風景
賑わい活気のある音
いろんな食べ物の良い香り
沢山の屋台と七夕の飾り
お祭り
大好き
みんなはそんなことを感じながら
しみじみ、祭りを楽しんだ。
「さてと、そろそろ帰ろうか」サーが言った。
「そっか、今日帰っちゃうんだもんな、楽しい想い出ができて リフレッシュで来たし明日からまた仕事 頑張るか」
とけたみさんは笑ってチラッと冬馬君を見た。
昨日の夜中の会話が頭に浮かび
冬馬君も微笑んだ。
日も暮れ、いよいよお別れの時がやって来た。
とけたみさんの家に戻ったのは17時頃だった。
「色々、お世話になりました」
「こちらこそ、なにもしてやれんで、また来年も遊びに来てください」
にっこり、おばあちゃんとおじいさんが言ってくれた。
「絶対くるー」と子供達
「ああーこういう別れるとき寂しいなぁ」ときみ子
「また、みんな絶対に来てね」とけたみさんが言った
「そして、来年こそはボーリング決着だ」とサー
「そうだね」
二人は握手をした。
「じゃあね、とけたみさん」
「じゃあね、みんな」
とけたみファミリーは家の前でいつまでも手を振ってくれていた。
「ああ、楽しかったなぁ」とそんなセリフをはいたのは運転する、多網父ことサーだった。
久しぶりの親友と遊び、昔から遊びに来てた想い出のこの祭り よっぽど楽しかったんだなぁと冬馬君は思った。
帰る頃、まだまだ祭りは賑わっていた
「ああ、僕たちが帰った後もまだこの祭りはまだつづいてやってるんだなぁ」と大喜
最後までいたかったけど、充分楽しめた。
さよなら、七夕祭り 来年もまたきっと遊びに来るよ
「じゃあ、帰りは下道で海を眺めて帰ろうか」とサー
賑やかな車の中
海を眺めて家路に帰った。
素敵な夏の始まり
夏は始まったばかりだ
今年はどんな夏になるんだろう。
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