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『語る語るよ夜中の語り合い』
しおりを挟む夜はまだ続いていた。
なんだか、夏休みの夜、まだまだ休みはあるし、嬉しくて興奮して寝付けない子供達。
ああ、やはり休みに入ったばかりの始めはやはり嬉しい。
まるで、どこかの楽園に来た気がする。
いつもと同じ家なのにパラダイスにかわるのは本当に面白い。
自分はどれほど学校嫌いなんだとおもっては
笑った、冬馬君。
やはり、自分はどうも人間関係があまり好きではないのだろうか、苦手な冬馬君。
こうして、気もつかわず、素の自分でいれる環境がとても、居心地が良かった。
このメンバーで変な気をつかうことはない。
喋りたいことは、いくらでも喋れる、ああやはりここは楽園だと、にんまり笑った。
しかし、多網や大喜はあまり学校生活でこんな風には感じないのだろうか?
感じててもいちいち言わないだけだろうか?
そんな事を考えていた。
この時、少し疑問だったのは、どうして自分はこんな風に感じるのか?だった。
そんな事を考えてる時。
多網がポツリ「夜中の語り合い」とつぶやいた。
みんなは、この瞬間たまらんと、枕にアゴをのせ、クッションがわり、語る気満々の姿勢でくつろぎ、ワクワクした。
さあ、みんなの好きな時間、始まるたまらんなぁ。
「今日のテーマは?」と冬馬君
みんなは考えた。
「うーん」
「うーん」
「こ」と多網がつけ加えていた。
「思いつかないや」冬馬君が言う。
すると大喜が、「清香との今回の楽しかった思いでなんかあった?」
「ひょー」顔がトメートォ(トマト)の様に真っ赤っか。
「なっ、なに急に」
と言いながらも、好きな人の事を話せるのはやはり嬉しかった。
「やっぱり、二人っきりで話してる時は嬉しい、もう見てるだけで幸せだったよ」と最高の笑みを鼻の下を伸ばして浮かべた。
多網と大喜は「ぷぷっ」トメートォ冬馬君をみて笑った。
すると多網が「清香のどこ好き?」
「うーん、雰囲気と顔と性格、あっもう全部かなぁ」
「ぷぷっ、ぷー」
「聞いてるこっちが恥ずかしい」と大喜。
三人は顔を見合わせ笑った。
大喜が「多網はきみ子のどこが好きなの?」
多網は顔をピンク色にして、てれながら言った。
「あの濃いオナラのにおい」
「ひょえ~」
「そして、あの憎めない瞳」
なっ、なんちゅー意味の解らない表現じゃ。
憎めない瞳って?
「大喜は?」と冬馬君。
顔を真っ赤にして
「えっ、そりゃあーもう全部かなぁ」
二人は笑った「こちらもアツアツで」
三人はその後も色々語り合っていた。
「みんなの夢?」と多網
「夢か~まだ考えたことないよ」冬馬君が言った。
大喜は「宇宙船のパイロット」
へぇー、大喜にそんな夢があったんだ。
冬馬君は思った。
「多網は?」
多網は突然目をカッと見開き言った。
でたー久しぶりの多網のこのしぐさ。
「ブリッ」とひとこきしてから、
「オナラを極める」
「ひょえーなんちゅー夢だ」
壮大なのか、極小なのかは良く分からないが、とにかく、奇抜だった。日本語めちゃくちゃなような。
チョキチョキチョキチョキ シャン
なっ、なんぢゃーこの効果音。
「みんなの夢叶うかな?」と冬馬君。
ここで多網が珍しく良い事を言う。
「叶うから、思い浮かぶ」
「おーっ多網いいこと言うね」と大喜。
が、考えたら多網の夢は屁を極めること。
これが、一体人類の何の役に立つかは分からなかったが、彼が楽しければ本望である。
いつか、ニュースにこんなのが放送されない事を望む。
臨時速報です。
とある、地域で大量の人間が気絶しました。
これは、あの屁を極めた達人、プップ多網さんのガスがケツから発射された為だと思われます。
今回の新作はなんと、ひとつの県に臭い渡る最高傑作の作品になりました。
多網は天井を見上げニタニタ笑っていた。
うっ、こやつならやりうるかも知れん。
こんな感じで三人は良く語り合う。
休みの夜にこんな風に三人で布団の上、語り合うのは本当に至福の時間であった。
三人は気づいたら夢の中
翌朝
ミーン ミン ミン ミーン。
夏の朝のセミの鳴き声は、何だか夏を感じられ大好きな音のひとつ。
朝の陽射しと蝉の鳴き声に目を覚まし。
「あっ、夏休みのアニメ特集が始まっちゃう」と大喜はとび起きた。
「大喜は毎年、朝の夏休みアニメ特集観てる」とつぶやく多網。
二人も大喜の後を追い一階のリビングへ。
冷蔵庫をあけ、おつまみと言っては「ラムネ」をとりだしぐびぐび飲んだ。
つっ、つまみじゃない。
夏の朝、ラムネを飲み好きなアニメを観るこれまた夏の至福の時間。
かーっ、たまらん。
好きな時間の瞬間、嬉しくてついつい笑みがこぼれてしまう。
三人はアニメをみ終えて「あー楽しかった」
「こりゃ、明日もアニメ楽しみだ」と冬馬君。
その時であった「あーっ」突然の冬馬君の大きな声。
なんと、コマーシャルに今晩21時、二時間番組で不思議な生物やら、UFO、ミステリー特集がやるからだった。
三人は興奮した。
「絶対観よう」今更言うまでもないが本当大好きである。
「観る時の為にお菓子も用意しなくっちゃ」
気合いが入っていた。
あーもう今から楽しみである。
「さーて、今日も一日始まった遊ぶぞー」
ミーン ミン ミーン
夏の一日が始まる。
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