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第Ⅰ期 Lip Magic Generations 結成
5 幽霊屋敷
しおりを挟む夏といえば、太陽、海、海水浴だ!
。。。よね普通
ここは鬱蒼とした森林地帯。
休みとは名ばかりの、強化合宿。。。夏休みはどこに行った(泣)
まぁ楽しみは、もう少し少女が成長してからでもいいだろう。
夏休みは、レベルに合わせた魔窟に行って、修行を行うことになっている。
初級レベルは、幽霊屋敷だ。
一応、梅村先生が引率しているが、お化けはきらいだそうだ。
幽霊屋敷は、以前洋館だったようで、森の奥にひっそりと建っている。庭の雑草は生え放題で、窓も壊れている。いかにも……って感じである。
魔物は、主に地縛霊で、攻撃力はほとんどない。たまにポルターガイストで机や椅子を飛ばしてきたり、壁から顔や腕を出して、脅かしてくるらしい。
こちらの世界のお化けは、半透明で誰でも見ることができる。
地縛霊など、霊体がこの現世界にいることは少なく、ほとんどの霊体は死後天界に向かう。ただ、死を認識していなかったり、恨み、嫉みが強い霊体、残した家族を強く心配する霊体は現世に残ることがあるそうだ。
幽霊屋敷……子供騙しだなと思うが、まだ5~6歳の子供だからしょうがない。
霊は、刀では切ることができないし、まだ我々では浄化だってできない。
梅村先生によると、「お祓い」がいいって言ってるが、そんなことができる生徒もいない。
星が瞬き、月が4つ、影が4つできる中、真夜中にお化け大会は始まった。
お化け大会(本当のお化けなのだが)よろしく、2人一組で幽霊屋敷を探索することになった。もちろん男女ペアである。
ここに来た剣術初級の生徒は9人と先生が1人。併せて10人だ。
洋館は3階まであり、横にも広い。たぶん昔、外国の貴族が住んでいたのだろう。お化け大会(あくまで修行)は、まず徒歩で温泉付き宿舎から、幽霊屋敷まで移動する。
「キャ~~~」
って一番驚いているのが、梅村先生。私は梅村先生と一緒だ。幽霊屋敷だけでなく、幽霊屋敷に行くまでの道中で、いろいろなところから幽霊が脅かしてくる。
池や井戸、柳や道の下から突然出てみたり、怖い化粧やお面をつけていたりしている。幽霊もたまに人が来たものだから、楽しんでいるのではないか?
と思うほど、脅かし方に趣向を凝らしている。
幽霊屋敷の2階で、階段を上っている途中、いきなり腕が100本も出てきたときは流石に私も心臓が止まるほど驚いた。いたるところで、悲鳴が鳴り響いている。
私は、七五三で稲荷大社に行って娘に会ってから、手から狐火が出せるようになっていた。大きくしたり、小さくしたりできるようになったが、それだけである。
お祓いの効果があるかなと、地縛霊に狐火を見せてみたが、かえって地縛霊が集まってくる始末である。
――★☪★――
いろいろ試しているいるうちに10日間が過ぎてしまった。
噂では、この幽霊屋敷は、幽霊退治が目的ではなく、
「恐怖を克服し、精神を鍛える」ことが目的だそうだ。
梅村先生とも3度目のペアである。
今日も「キャ~~~」という悲鳴とともに梅村先生に抱きつかれる。
抱きつかれると、大きな胸で苦しくなったのは僥倖であったが……
梅村先生に抱きつかれること数十回。何度となく前から横から後ろから、柔らかい双丘に襲われることになる。
『刀で切っても切れないし、どうしたら浄化できるんだろう? あの青い炎もダメだし……』
なんて、考えていたら、「キャ~~~」という悲鳴とともに梅村先生が後ろから抱きついてきた。
その時、梅村先生が後ろから木刀ごと抱き抱えるように巻きついてきたものだから、私の顔に木刀の峰がしこたま当たった。
そのまま倒れ、梅村先生とぐるぐる床を回転した。
いったぁ――木刀なので梅村先生の手は切れることはないが、私の顔はたぶん額から顎まで赤い線で引いたようになっていたに違いない。
---! その時、木刀からブワっと青い炎が吹き出した。
青い炎は、青といっても、とても落ち着いた清い感じのする色、紫紺色。
恐る恐る炎に手を近づけてみたが、熱くない。むしろ『冷っ』とした感じ。折角、炎が出たので、その木刀で地縛霊を切ってみたら、素通りせず切れてしまった。
「ありがとう」という声が聞こえた気がした。
地縛霊は、『スーっ』と完全に消えてしまった。すると、それを見ていた地縛霊が私も私もみたいに寄ってくる。
次々切っていく。・・・107体目を切ったところで、108番目にラスボスらしい地縛霊が出てきた。この屋敷に住んでいたのであろう、ガタイの大きいドワーフだ。
「ぼうず、いいものを持っているな。オレもやっと成仏できそうだ。この屋敷は自由に使ってくれていい。お前にやろう。 頼む、ぼうず、思いっきり切ってくれ」
私は思い切りよく、ズバッと縦に切った。
「これでやっと、ドワーフの森に帰れる。ありがとう」
ドワーフは微笑み、手を振りながらながら消えていった。
「キャーーー ステキーー!!」と、梅村先生がキスしてきた。
――僕の初めてのキスが奪われてしまった(この世に生まれてからだけど)。
梅村先生の前世ってたぶん外人さんだから、キスも挨拶程度なんだろうな。
なんて考えていたら、頭の中に、赤い炎が舞い上がった。
……なんだろう? この感じ。 この前(稲荷大社)の時とは違う。…梅村先生のスキルで何かされた?
「梅村先生のスキルって何ですか?」
「ん~どうしよう? あまり他人に教えるもんじゃないんだけどね。
ショウくんは特別だよ。今回はずいぶん助けてもらったからね。
私はね、スキルを反射できるんだよ。けっこうレアなんだから」
スキル(魔法の技)は、生まれた時又は成人(種族によって成人年齢が異なる)になるまでに、通常1人に1つ与えられる。潜在的にもって生まれてくる場合が多く、両親のスキルを真似て稽古で使えるようになったり、家庭環境の変化やちょっとしたショックで目覚める場合もある。
あの紫紺の炎は何だったんだろう? どうやって、刀が燃え上がったのか調べないといけない。
順番に考えてみよう。
まず考え事をしていたな。……お化けを浄化したいと思ってた。青い炎もイメージしてたな。
次に先生に抱きつかれた。……いつも抱きつかれていたし、これは違うな。
その後、刀が顔に当たった。……顔にぶつけるといいのかな?頭か?
頭に刀をぶつけてみる。……何も起こらない。
鼻か? ……鼻血が出たが、刀は何ともない。
口か? ……刀に炎が燃え広がった――オォやったぞ!
集中して気を入れると、炎が大きくなる。集中を解くと、炎は消えた。
条件は3つだな。浄化するイメージと炎のイメージ。刀に口をぶつける。気合を入れる。
オレのスキルは、浄化能力だったんだ。
お化けには効くかもしれないけど、あまり凄くはないよな。
戦いにはあまり向いてないのかもしれない。
それに刀を口にぶつけるとか、かなり痛いぞ。
そっと刀に唇で触れてみる。……発火した。
な~んだ。ぶつける必要はなかったのか。
違うイメージだとどうなるんだろう?
梅村先生にキスされたら、赤い……『紅色』の……炎が頭の中に浮かんだけど。
梅村先生のスキルは、『反射』……『紅色』の炎を思い浮かべ、魔法を反射するイメージを作る。
刀に口で触れる……『紅色』の炎が出てきた。
これってもしかしたら――今度、試合で使ってみるか。
今日は梅村先生と初体験(キス)できたし、とてもいい日になった。
隣で黙って見ていた梅村先生は、目をパチクリしていた。
「 ??何何?? どうやったの? だいたい、魔力伝導性のない木刀に炎なんて点かないんだから!」
――★☪★――
「ねぇねぇ? どうやったの? 」
温泉宿に帰ってからも、梅村先生が聞いてくる。
こんな感じでやったら火が点いたということを説明したが、先生も真似してやってみても炎は点かないようだ。
「これは、ショウくん特有のスキルだね。おめでとうショウくん」
「ありがとうございます。梅村先生。先生のお陰です」
「今日は疲れたし、さっそく温泉に入ってきます」
お化け大会は、夕食後から始まるから、帰ってくるともう午後11時を過ぎている。
温泉は気持ちがいい。他の男子生徒と雑談をしていると、隣の女子風呂からキャキャと声がしてきた。
「今日、翔君が地縛霊全部倒しちゃったんだって」
「すごいよね~」
「スキルも目覚めたみたいだよ」
「どんなスキルなんだろう?」
「先生の話だと、浄化できるみたい」
「それで、地縛霊をやっつけちゃったのね」
オレの噂だ……なんか恥ずかしくもあり、誇らしくもある。
でも、スキルってあまり他人に教えちゃいけないんじゃないのか? 先生!
あんまりたいしたスキルじゃないし、いいけど――
この剣神世界では、スキルはあくまで剣術の補助である。剣術を極めれば、魔法は必要としないといわれている。しかしながら、極められる人は極小数なのでスキルはかなり有効な攻撃手段だ。
「いいな、いいなぁ、この野郎!」
男子に頭を小突かれ、お湯をバシャバシャかけられた。こっちもバシャバシャかけてふざけあっていたら、男子たちが詰め寄ってくる。
「オレにも、スキルの出し方教えろよ」
「まぁいいけど」
湯船から出て、露天風呂の周りに落ちてた小枝を拾う。
「頭の中で自分のスキルをイメージして」
刀に見立てた小枝に唇をふれさせた。発火する。
「こんな感じさ」
男子も真似してやってみるが、何も起きない。……まぁ小枝だからな。
温泉から上って、脱衣場で腰に手を当て、牛乳を飲む。
「うん。美味い!」強くなるにはカルシウムを摂らなければいけない。
次に、今日は疲労感があるから、ポーションを飲む。
「うん。不味い!」――良薬口に苦し、私のお手製だ。
少し体力が戻ってきたような気がする。
部屋に戻ると、男子が木刀をもって刀に口をつけている。
「やっぱり、何も起きないや。」
諦めたようだ。もともとスキル持ってる人もいるし、そんなに簡単に複数発現しないでしょ。
翌日の夕食後、地縛霊は退治したし、今日もお化け大会ってあるんだろうか? と考えていたら、梅村先生が、
「今日もお化け大会しますよ~」と、いつになく張り切っている。たぶん、地縛霊がいなくなって、怖くなくなったんだろう。
今日は蓮月とペアだ。
幽霊屋敷までの道中何事もなく、蓮月と雑談しながら散歩する。
「今日はお化けが出てこなくて安心だね」
「蓮月ちゃんを守れないのが残念だな」
私は木刀を振りながら、自慢げに話した。
「そうだね。先生みたいに守って欲しかったなぁ」……えっ! 脈アリ?
「もし、お化けが出たら守ってあげるからね」
なんて会話を楽しんでいると、前の方から
「キャ~~~」 っと聞き覚えのある声が響いた。
幽霊屋敷に着いたら、なんと地縛霊が列を作って並んでいた。一番後ろに並んでいた地縛霊に恐る恐る聞いてみる。
「何で並んでいるんですか?」
地縛霊が答えた。
「この屋敷に入ると、浄化できるって噂で聞いてな。オラももうそろそろ生まれ変わりたいと思ってるだ。でもこの屋敷って、煩悩の数しか入れないんだよな。しかも主人が変わったらしくて、その主人を待ってるだ」
――あのドワーフ!――いいように責任転嫁されたようだ。
でも、ここの幽霊屋敷って、寺子屋の修行場だし、地縛霊もいないと困るよなぁ。――梅村先生に相談してみないと
梅村先生は、腰を抜かしていたが、相談すると
「せっかくいなくなったと思ったのに~ でもしょうがないわね。翔くんが今のところここの屋敷の主人みたいだから、翔くんが好きな地縛霊選べばいいんじゃないかな」
好きな地縛霊なんていないぞ……とツッコミをいれつつ、
何か分からんけど、地縛霊の面接を行うことにした。梅村先生も付き添いなので、渋々面接官を承諾した。
「エー地縛霊の皆さん。……私はぁ、この屋敷の主人だったドワーフの後任です。これから面接を行い、この屋敷に住める地縛霊を選んでいきたいと思います。 選ばれた地縛霊の方は、1年間この屋敷に住んでいただき、見事この屋敷に来た人を驚かした方には、1年後に成仏させてあげたいと思います」
地縛霊たちがざわつく。
「嘘だろ~お前みたいなボウズに出来るわけないだろ~」
まったく、世話が焼けるなと思いつつ、
「一人だけ成仏させてみましょう」
私は木刀を抜いて、さっきの一番後ろにいた地縛霊を呼びよせた。
……浄化をイメージし、木刀に口づける。
……紫紺の炎が燃え上がり、その地縛霊を切った。
……地縛霊はスーッと消える。
「ありがとうごぜーますだ」……地縛霊の最後の声がする。
地縛霊はもちろんのこと、半信半疑だった生徒たちも驚嘆していた。
拍手が舞い上がり(地縛霊は拍手をしても、手が素通りして音は出ないが)、
「オレもオレも」と地縛霊が寄ってくる。
それを制し、面接内容を話す。
「面接は、ここにいる人(先生と生徒9人)を脅かしてもらいます。全員をビックリさせた方が合格です。この屋敷に来た順番に始め、合格者が108人になったら終了とします。
落選した方は、宿屋からこの屋敷に来る途中で脅かして欲しいと思います。一番評判が良かった方には特別賞として浄化したいと思います。よろしいですね」
(何が評判がいいのか分からないが、適当だ)
これで完璧だ。
先生と生徒は嫌がっていたが、今後のこともあり泣く泣く承諾してくれた。
これも修行の一環である。――なんてね。
屋敷の中に順番に地縛霊が入っていき、先生と生徒を脅かしていく。
悲鳴が轟いたり、笑い声がしたり、シーンとしたり様々だ。
なんとか108名が決まり、決まった地縛霊は自慢気にしている。
逆に落選した地縛霊は、恨めしそうな顔で元いた森に帰るものがいたり、付近の庭や池、柳などに移動していった。……その顔を見せれば合格だっただろうに
「これで、来年も安心だな」――って、毎年来ないといけないのかよ!!
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