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第一章 ムーン・ブル編
第10話 例外
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「わかったわ。それじゃあ、ついでにちょっとだけ体を強くしておくわ。それと、忘れるといけないから先に向こうの世界の日にちのことを話しておくわ。子供でも知ってることだから聞き辛いでしょう?」
(凄いご機嫌だな。損のない話だし、ここはひとつ、お世辞でも言っとくか)
「それは助かる! 日にちも、是非、教えてくれ!」
超ご機嫌な様子の女神は、前のめりで疑問に尋ねた。温和な俺は、頬を緩めて思考し、両手を左右に広げて語気を強めて返事を戻した。超ご機嫌な女神は、益々超ご機嫌な笑顔を見せる。
「まずは、1年って言うのは12か月に分かれてて、1か月は30日あるの。だから、1年間の日にちは360日になるの。あとは、あなたが居た世界と同じように曜日があって四季もあるの。四季はあなたの世界だと変わりそうだから一応話しとくけど、春、夏、秋、冬に分かれてて、だいたい3か月ぐらいで変わるわ。
他に忘れそうなことは…、そうだわ。世界観は、あなたが居た世界と似てる部分が沢山あるわ。だからたぶん、そんなに戸惑わなくて生活できると思うけど…、違う部分も同じように沢山あるから、そのあたりのことは向こうに着いたら自分で確かめてみて。それと100人目記念の細工もしておいて………。
ねえねえちょっと聞いてくれる~? 歳もそうなんだけど体を強くする事も凄いことなの。あなたは運がいいわ。私に感謝なさいね。こんな事、今までの子達にはできなかったんだから。なんでできなかったて言うとね、これには決まりがあってね、100人目じゃないとダメだって言われててね。ホント面倒臭い決まりよね。私の世界なんだから好きにさせてくれればいいのに。でもね、私、最近、例外って言葉を覚えたの。勿論この言葉を知らなかったわけじゃないわ。でもね、これを付ければなんだってできることに気付いたの。歳を変えたり体を強くすることは本当はダメなんだけど、これで書き換えてやったわ。ホント便利な言葉よね。他の子達にも色々付けてあげたかったわ。うちの御神達は頭悪いんだから嫌になっちゃうわよね。仕事でこの間キノコ狩りに行った時なんて酷いのよ。女神だから簡単に死なないからって言って私に毒キノコを食べさせたの。じゃあ、同じ神なんだからあなた達も食べなさいって言ったらなんて応えたと思う? 嫌に決まってるだろう。そんなのバカがやることだ。ぎゃははは! って腹を抱えて笑ったの。そのあと私は案の定お腹を壊して寝込んで顔の付いたキノコが怖くなったわ。あんなのホントにパワハラよ。自分がやられて嫌だって思うことは、他人にやっちゃいけないって何で気付けないのかしら。ううん。あの様子だと、その意味をまったく分かってないんじゃないかしら。御神達は本当に頭が膿んでるわ。私、ああいう大バカは大、大、大っ嫌いなの! それと私、小物が好きなの。狭間の世界は、こんなところでしょう。何も売ってないし、自分で用意できるけどこういうのは誰かにプレゼントしてほしいの。ホントに職場の改善を強く願うわ。それと他には、ああ、そうだったわ。その記念のせいであれが変わるけど、それはいいわね。食べたキノコみたいに毒じゃないから特に影響ないわ。それからね、」
「ちょちょちょ、ちょっと待て! 色々言いたいが! あ~なんだ…。とりあえず、100人目記念ってなんだ?」
普通に話し始める女神は、途中から早口かつ表現豊かにして話し続けていた。平穏な俺は、話を興味深いと聞き始め、途中から視線を逸らして仕事の愚痴は聞きたくないと渋顔を作りながらこの様子では永遠にこれを聞かされるのではないかと不安を募らせ、聞き捨てならない内容を耳にしたと目を丸く開いて視線を慌てて戻して話を中断させるために両腕を伸ばすと同時に声を強く上げ、その後に疑問に尋ねた。話を中断する女神は、視線を俺と合わせた直後に目を驚くかのように大きく見開くと同時に口元を両手で咄嗟に抑え込む。
(ふう~。この女神、おだてると暴走するタイプだな。会社の新入社員みたいだ…。いやそれより、日にちのことは分かったが、その記念って100人目記念のことだよな? 100人目記念が細工って、なんか納得いかないんだが…。早口で愚痴を混ぜるから全部は分からなかったが、あれとか…、なんか言ったな?)
一時的に安堵な俺は、体を左側に向けて腕組し、右手の指を眉間に当てて内容を整理しようと疑問に思考した。女神を横目にする。微動だにしない女神は瞳孔が開いているように見える。
(やばいな。急がないと)
「ええっと~、それから~…」
(だが、何から聞けばいいんだ?)
「わっ、私ったら…。普段、愚痴をこぼす相手が居なかったからついしゃべり過ぎちゃったわ。ごめんなさいね。すぐやるわね」
「いやそうじゃなくて!」
『ヴワッ!』
「うわっ!」
危機な俺は、横目を戻してこの手の暴走は容易に防げないために一刻を争うと思考した。眉間に皺を深く寄せながら時間稼ぎのために声を漏らし、目を閉じて疑問に思考した。言葉を詰まらせる女神は、動揺のためか再び早口で話した。最上級に危機な俺は、暴走の再開が早過ぎると再び目を丸く開いて体を慌てて女神に向けると同時に右腕を伸ばして早口で強く声を上げた。女神からの突然の突風にスーツが逆巻いて音を発した。意表な俺は、思わず仰け反ると同時に声を強く上げていた。後方に数歩よろめいて立ち止まる。直ちに顔を女神に向ける。既に俯き加減で両手を胸元で祈りを捧げるように結ぶ女神は、まるで詠唱するようにしていた。
(凄いご機嫌だな。損のない話だし、ここはひとつ、お世辞でも言っとくか)
「それは助かる! 日にちも、是非、教えてくれ!」
超ご機嫌な様子の女神は、前のめりで疑問に尋ねた。温和な俺は、頬を緩めて思考し、両手を左右に広げて語気を強めて返事を戻した。超ご機嫌な女神は、益々超ご機嫌な笑顔を見せる。
「まずは、1年って言うのは12か月に分かれてて、1か月は30日あるの。だから、1年間の日にちは360日になるの。あとは、あなたが居た世界と同じように曜日があって四季もあるの。四季はあなたの世界だと変わりそうだから一応話しとくけど、春、夏、秋、冬に分かれてて、だいたい3か月ぐらいで変わるわ。
他に忘れそうなことは…、そうだわ。世界観は、あなたが居た世界と似てる部分が沢山あるわ。だからたぶん、そんなに戸惑わなくて生活できると思うけど…、違う部分も同じように沢山あるから、そのあたりのことは向こうに着いたら自分で確かめてみて。それと100人目記念の細工もしておいて………。
ねえねえちょっと聞いてくれる~? 歳もそうなんだけど体を強くする事も凄いことなの。あなたは運がいいわ。私に感謝なさいね。こんな事、今までの子達にはできなかったんだから。なんでできなかったて言うとね、これには決まりがあってね、100人目じゃないとダメだって言われててね。ホント面倒臭い決まりよね。私の世界なんだから好きにさせてくれればいいのに。でもね、私、最近、例外って言葉を覚えたの。勿論この言葉を知らなかったわけじゃないわ。でもね、これを付ければなんだってできることに気付いたの。歳を変えたり体を強くすることは本当はダメなんだけど、これで書き換えてやったわ。ホント便利な言葉よね。他の子達にも色々付けてあげたかったわ。うちの御神達は頭悪いんだから嫌になっちゃうわよね。仕事でこの間キノコ狩りに行った時なんて酷いのよ。女神だから簡単に死なないからって言って私に毒キノコを食べさせたの。じゃあ、同じ神なんだからあなた達も食べなさいって言ったらなんて応えたと思う? 嫌に決まってるだろう。そんなのバカがやることだ。ぎゃははは! って腹を抱えて笑ったの。そのあと私は案の定お腹を壊して寝込んで顔の付いたキノコが怖くなったわ。あんなのホントにパワハラよ。自分がやられて嫌だって思うことは、他人にやっちゃいけないって何で気付けないのかしら。ううん。あの様子だと、その意味をまったく分かってないんじゃないかしら。御神達は本当に頭が膿んでるわ。私、ああいう大バカは大、大、大っ嫌いなの! それと私、小物が好きなの。狭間の世界は、こんなところでしょう。何も売ってないし、自分で用意できるけどこういうのは誰かにプレゼントしてほしいの。ホントに職場の改善を強く願うわ。それと他には、ああ、そうだったわ。その記念のせいであれが変わるけど、それはいいわね。食べたキノコみたいに毒じゃないから特に影響ないわ。それからね、」
「ちょちょちょ、ちょっと待て! 色々言いたいが! あ~なんだ…。とりあえず、100人目記念ってなんだ?」
普通に話し始める女神は、途中から早口かつ表現豊かにして話し続けていた。平穏な俺は、話を興味深いと聞き始め、途中から視線を逸らして仕事の愚痴は聞きたくないと渋顔を作りながらこの様子では永遠にこれを聞かされるのではないかと不安を募らせ、聞き捨てならない内容を耳にしたと目を丸く開いて視線を慌てて戻して話を中断させるために両腕を伸ばすと同時に声を強く上げ、その後に疑問に尋ねた。話を中断する女神は、視線を俺と合わせた直後に目を驚くかのように大きく見開くと同時に口元を両手で咄嗟に抑え込む。
(ふう~。この女神、おだてると暴走するタイプだな。会社の新入社員みたいだ…。いやそれより、日にちのことは分かったが、その記念って100人目記念のことだよな? 100人目記念が細工って、なんか納得いかないんだが…。早口で愚痴を混ぜるから全部は分からなかったが、あれとか…、なんか言ったな?)
一時的に安堵な俺は、体を左側に向けて腕組し、右手の指を眉間に当てて内容を整理しようと疑問に思考した。女神を横目にする。微動だにしない女神は瞳孔が開いているように見える。
(やばいな。急がないと)
「ええっと~、それから~…」
(だが、何から聞けばいいんだ?)
「わっ、私ったら…。普段、愚痴をこぼす相手が居なかったからついしゃべり過ぎちゃったわ。ごめんなさいね。すぐやるわね」
「いやそうじゃなくて!」
『ヴワッ!』
「うわっ!」
危機な俺は、横目を戻してこの手の暴走は容易に防げないために一刻を争うと思考した。眉間に皺を深く寄せながら時間稼ぎのために声を漏らし、目を閉じて疑問に思考した。言葉を詰まらせる女神は、動揺のためか再び早口で話した。最上級に危機な俺は、暴走の再開が早過ぎると再び目を丸く開いて体を慌てて女神に向けると同時に右腕を伸ばして早口で強く声を上げた。女神からの突然の突風にスーツが逆巻いて音を発した。意表な俺は、思わず仰け反ると同時に声を強く上げていた。後方に数歩よろめいて立ち止まる。直ちに顔を女神に向ける。既に俯き加減で両手を胸元で祈りを捧げるように結ぶ女神は、まるで詠唱するようにしていた。
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