45 / 342
一年
駄メイドが懐かしい:this summer
しおりを挟む
「もう一回! もう一回よ!」
結局、あれから5回戦も行い、すっかり西の空は茜色に染まっていた。
それなのにユリシア姉さんは目を輝かせながら、もう一戦とねだってくる。体力がお化けである。
「ユリシア様。あと一時間もすれば夕食でございます。その前に入浴を済ませた方がよろしいかと」
長時間も経っていながらチェスに飽きないユリシア姉さんに、ちょうどやって来たマリーさんがそう言った。
ナイス。マリーさん。
「……わかったわ。セオ、ご飯を食べ終わったらもう一回よ!」
マリーさんの言葉に渋々頷いたユリシア姉さんはそう俺に一方的に言い放って、ずかずかとリビングから出て行った。
たぶん、自室に着替えを取りに行ったんだろう。
当たり前の事だが、マキーナルト家の子供は自分でできる事は自分でやる。それをアテナ母さんとロイス父さんに徹底敵に言われている。掃除や洗濯、炊事などは使用人たちがやるが、それ以外は自分でやれという事だ。
もちろん、使用人たちの仕事もあるのである程度の兼ね合いだが、エレガント王国内の貴族の子供は服の用意から着る作業まですべて使用人がやるらしい。また、風呂で体を洗うのも、何かにつけて使用人に任せるらしい。
が、冒険者であったロイス父さん達がいうには自活能力は絶対に必要であると宣言している。当たり前である。
まぁ、そういう事でユリシア姉さんは横暴な割にはキチンとしているのだ。あんな性格で美味しい料理も作れるし。アテナ母さんやアランに習っているのだ。
他の同年代の貴族の子供と比べたらキチンとしているよな、と思った。
Φ
「ふー。お腹いっぱい」
やっぱりアランの料理はとても美味しい。前世では会社に泊まり込みすることが多かったから、できたものかカップラーメンしか食べてなかった。
だから、余計に手料理が美味しく感じる。
俺はそんな満足した心持ちのまま、リビングへ向かう。
そして俺専用の小さな古びた木製の椅子に腰を掛けると、“宝物袋”から黒い背表紙に金の刺繍が施してある本を取り出す。それから本を膝に置き、押し花の栞が挟んであるページを開く。
とてもじゃないが、三歳児である俺にとってこの本はとても重くて大きいのだ。だから、膝にのせてないと本が読めないのだ。
ユリシア姉さんは明日までの宿題が残ってたらしく、夕食後にマリーさんに講義部屋に連れて行かれた。
講義部屋は二階にある部屋で、普段俺たち子供がアテナ母さんやマリーさんから歴史や算数、語学、礼儀作法、その他諸々を学ぶときに使う部屋である。
たぶん、あの様子だと当分時間はかかりそうなので、昼間に読む予定だった物語を読み、ユリシア姉さんがくるまで時間を潰す。
チェスを遊ぶ約束をしたしな。
そんな風に考えながら緩やかに流れる時間に身を任せ、物語を読み進めていく。
読んでいる物語は冒険譚である。四百年前の史実を基にした作り話である。著者は今はもう亡くなってしまったエルフのルール・エドガリスという女性だ。そしてこの冒険譚の主要人物の一人でもある。
内容はとてもありふれた、魔物の頂点に立つ魔王を倒す勇者の話である。
しかし、ありふれた内容ではあるが、とてもワクワクするのだ。子供心や男心がくすぐられるというか、何というか。
それに夢と希望とロマンがあるしな。全部同じか。
弱くても戦って、成長して、挫折して、再び立ち上がって、戦って、仲間ができて、ともに切磋琢磨して……、そして最後には人類の希望として魔王を倒す。
そんなフル熱展開が巧妙に丁寧に綴られていて、話に引き込まれる。こんな濃密な話が一冊に纏まってることがとても凄い。
傑作である。少なくとも四百年近くも残っている本である。そう思うのは当たり前だろう。
だから、時間を忘れていたようだった。
「セオ、チェスやるわよ!」
「ぬわっ!」
いつの間にか来たユリシア姉さんに全く気が付かなかったのだ。
「ふー。びっくりした。もう、そんな大きな声出さないでよ、ユリシア姉さん」
「何よ。私だって最初は普通に呼びかけたわ。でも、セオったら全然気が付かないんだもの」
どうやら、俺はかなり集中していたらしい。
「それは悪かったよ。で、宿題は終わったの?」
「ええ、しっかりと終わらせてきたわ! 全く、マリーったら何も今日までに終わらせなくたっていいじゃない。……、まぁ、いいわ。セオ、チェスをするわよ」
「はいはい。わかってるよ」
俺はそう言って席を立ち、ソファーに移動して座る。ユリシア姉さんは俺と向かい合って座る。
「……、あれ? チェスは?」
「ん? セオが持ってるんじゃないの?」
「……」
「……」
どうやら、持ってきてないらしい。
「セオ。アンタがとってきなさい」
「えー、いやだよ。めんどい」
このソファーに座ったばっかりである。立つのは億劫であるし、そもそもチェス盤があると思わしき場所は少々遠い。多分、二階にあると思うんだよね。
「なによ、口答えするつもり!」
ヤンキーである。釣り上げたその蒼穹の瞳が俺にガンをつけてくる。怖いです。
「それでもやだよ。大体ユリシア姉さんが遅れてきたんでしょ。ユリシア姉さんが持ってきてよ」
「いやよ、めんどくさいもの!」
ふんっ、と胸を張って言うユリシア姉さん。
……、誇るところですかね、それ。だが、このままでは平行線である。
さて、どうやってユリシア姉さんを動かすか……
と、しかし、俺の悩みは直ぐに解決する。
「はい、これですよね」
いつの間にいたレモンがチェス盤を俺たちの前に差し出したのだ。
「うおっ!」
「きゃあ!」
当たり前だが、急に現れたので驚く。
「ちょ、レモン、急に現れないでよ! びっくりしたじゃない!」
ユリシア姉さんが鼻を鳴らしながら、レモンにあたる。悲鳴をあげて恥ずかしかったのだろう。
「それはすみません」
だが、レモンはユリシア姉さんの唸る声に動じることなく微笑む。最近思ったのだが、レモンって心が広いよな。怠け者だけど。
「セオ様。わたしは怠け者ではありませんよ」
あと鋭い。普通に鋭い。普段からそう過ごしていればいいのにと思うほど鋭い。
「……それでレモン。どうしたの?」
「スルーですか。まぁいいでしょう。ユリシア様がチェス盤を忘れているの気が付いて持ってきたんですよ。ついでに、ユリシア様たちの喉が渇いたかと思って紅茶を持ってきたんです。ユリシア様は宿題を終わったばっかりですし、セオ様は随分集中して本を読んでいたようなので」
改めてみると、レモンの近くに白を基調としたキッチンワゴンがあった。その上には紅茶の道具一式とちょっとしたお菓子があった。
駄メイドのくせに気が利くようで。
ホントいつもはあんなにダメダメなのに。怠けまくっているのに。こんなメイドらしいレモンなんてあり得ない。
「あ、でも、セオ様はいらないようですね」
レモンはキッチンワゴンの上にあった三つのティーカップの内、一つをワゴンの二段目に片づけようとする。というか、レモンも飲むつもりか。
「すみませんでした!」
必死になって頭を下げる。
ユリシア姉さんが阿保だろコイツっていう目で見ている。が、直ぐに俺から目を離す。その目はレモンが持ってきたお菓子に釘付けになる。
レモンはそんなユリシア姉さんを微笑ましく見ながら、「少し待ってくださいね」と言って、紅茶の準備を始める。しかし、ティーカップは二つである。
……。
今日のレモンにはたぶん、誰も敵わない。大人というか真面というか、たぶん、アテナ母さんたちがいないからしっかりしようとでも思っているのだろう。
そんな心想いが素晴らしいレモンはとても尊敬できる。少なくとも、アテナ母さんたちが帰ってくるまでは尊敬できる。
そのあとが気になるが、素晴らしいレモンの事である。それは尊敬できるメイドだろう。
内心で必死にヨイショを重ねる。
「ふふ、冗談ですよ。では、準備が終わるまで、お菓子を食べながら遊んでいてください」
静かに音を立てながら、レモンは片づけたティーカップを取り出す。
どうやら俺の内心が伝わったらしい。安心して顔をあげる。
そこには、悪戯が成功したようなそんな笑みを浮かべたレモンがいた。ゆらゆらゆらりと大きな尻尾を心地よく揺れていて、小麦色の狐耳が嬉しそうにピコピコと動いている。
弄ばれたらしい。ちくしょう。
結局、あれから5回戦も行い、すっかり西の空は茜色に染まっていた。
それなのにユリシア姉さんは目を輝かせながら、もう一戦とねだってくる。体力がお化けである。
「ユリシア様。あと一時間もすれば夕食でございます。その前に入浴を済ませた方がよろしいかと」
長時間も経っていながらチェスに飽きないユリシア姉さんに、ちょうどやって来たマリーさんがそう言った。
ナイス。マリーさん。
「……わかったわ。セオ、ご飯を食べ終わったらもう一回よ!」
マリーさんの言葉に渋々頷いたユリシア姉さんはそう俺に一方的に言い放って、ずかずかとリビングから出て行った。
たぶん、自室に着替えを取りに行ったんだろう。
当たり前の事だが、マキーナルト家の子供は自分でできる事は自分でやる。それをアテナ母さんとロイス父さんに徹底敵に言われている。掃除や洗濯、炊事などは使用人たちがやるが、それ以外は自分でやれという事だ。
もちろん、使用人たちの仕事もあるのである程度の兼ね合いだが、エレガント王国内の貴族の子供は服の用意から着る作業まですべて使用人がやるらしい。また、風呂で体を洗うのも、何かにつけて使用人に任せるらしい。
が、冒険者であったロイス父さん達がいうには自活能力は絶対に必要であると宣言している。当たり前である。
まぁ、そういう事でユリシア姉さんは横暴な割にはキチンとしているのだ。あんな性格で美味しい料理も作れるし。アテナ母さんやアランに習っているのだ。
他の同年代の貴族の子供と比べたらキチンとしているよな、と思った。
Φ
「ふー。お腹いっぱい」
やっぱりアランの料理はとても美味しい。前世では会社に泊まり込みすることが多かったから、できたものかカップラーメンしか食べてなかった。
だから、余計に手料理が美味しく感じる。
俺はそんな満足した心持ちのまま、リビングへ向かう。
そして俺専用の小さな古びた木製の椅子に腰を掛けると、“宝物袋”から黒い背表紙に金の刺繍が施してある本を取り出す。それから本を膝に置き、押し花の栞が挟んであるページを開く。
とてもじゃないが、三歳児である俺にとってこの本はとても重くて大きいのだ。だから、膝にのせてないと本が読めないのだ。
ユリシア姉さんは明日までの宿題が残ってたらしく、夕食後にマリーさんに講義部屋に連れて行かれた。
講義部屋は二階にある部屋で、普段俺たち子供がアテナ母さんやマリーさんから歴史や算数、語学、礼儀作法、その他諸々を学ぶときに使う部屋である。
たぶん、あの様子だと当分時間はかかりそうなので、昼間に読む予定だった物語を読み、ユリシア姉さんがくるまで時間を潰す。
チェスを遊ぶ約束をしたしな。
そんな風に考えながら緩やかに流れる時間に身を任せ、物語を読み進めていく。
読んでいる物語は冒険譚である。四百年前の史実を基にした作り話である。著者は今はもう亡くなってしまったエルフのルール・エドガリスという女性だ。そしてこの冒険譚の主要人物の一人でもある。
内容はとてもありふれた、魔物の頂点に立つ魔王を倒す勇者の話である。
しかし、ありふれた内容ではあるが、とてもワクワクするのだ。子供心や男心がくすぐられるというか、何というか。
それに夢と希望とロマンがあるしな。全部同じか。
弱くても戦って、成長して、挫折して、再び立ち上がって、戦って、仲間ができて、ともに切磋琢磨して……、そして最後には人類の希望として魔王を倒す。
そんなフル熱展開が巧妙に丁寧に綴られていて、話に引き込まれる。こんな濃密な話が一冊に纏まってることがとても凄い。
傑作である。少なくとも四百年近くも残っている本である。そう思うのは当たり前だろう。
だから、時間を忘れていたようだった。
「セオ、チェスやるわよ!」
「ぬわっ!」
いつの間にか来たユリシア姉さんに全く気が付かなかったのだ。
「ふー。びっくりした。もう、そんな大きな声出さないでよ、ユリシア姉さん」
「何よ。私だって最初は普通に呼びかけたわ。でも、セオったら全然気が付かないんだもの」
どうやら、俺はかなり集中していたらしい。
「それは悪かったよ。で、宿題は終わったの?」
「ええ、しっかりと終わらせてきたわ! 全く、マリーったら何も今日までに終わらせなくたっていいじゃない。……、まぁ、いいわ。セオ、チェスをするわよ」
「はいはい。わかってるよ」
俺はそう言って席を立ち、ソファーに移動して座る。ユリシア姉さんは俺と向かい合って座る。
「……、あれ? チェスは?」
「ん? セオが持ってるんじゃないの?」
「……」
「……」
どうやら、持ってきてないらしい。
「セオ。アンタがとってきなさい」
「えー、いやだよ。めんどい」
このソファーに座ったばっかりである。立つのは億劫であるし、そもそもチェス盤があると思わしき場所は少々遠い。多分、二階にあると思うんだよね。
「なによ、口答えするつもり!」
ヤンキーである。釣り上げたその蒼穹の瞳が俺にガンをつけてくる。怖いです。
「それでもやだよ。大体ユリシア姉さんが遅れてきたんでしょ。ユリシア姉さんが持ってきてよ」
「いやよ、めんどくさいもの!」
ふんっ、と胸を張って言うユリシア姉さん。
……、誇るところですかね、それ。だが、このままでは平行線である。
さて、どうやってユリシア姉さんを動かすか……
と、しかし、俺の悩みは直ぐに解決する。
「はい、これですよね」
いつの間にいたレモンがチェス盤を俺たちの前に差し出したのだ。
「うおっ!」
「きゃあ!」
当たり前だが、急に現れたので驚く。
「ちょ、レモン、急に現れないでよ! びっくりしたじゃない!」
ユリシア姉さんが鼻を鳴らしながら、レモンにあたる。悲鳴をあげて恥ずかしかったのだろう。
「それはすみません」
だが、レモンはユリシア姉さんの唸る声に動じることなく微笑む。最近思ったのだが、レモンって心が広いよな。怠け者だけど。
「セオ様。わたしは怠け者ではありませんよ」
あと鋭い。普通に鋭い。普段からそう過ごしていればいいのにと思うほど鋭い。
「……それでレモン。どうしたの?」
「スルーですか。まぁいいでしょう。ユリシア様がチェス盤を忘れているの気が付いて持ってきたんですよ。ついでに、ユリシア様たちの喉が渇いたかと思って紅茶を持ってきたんです。ユリシア様は宿題を終わったばっかりですし、セオ様は随分集中して本を読んでいたようなので」
改めてみると、レモンの近くに白を基調としたキッチンワゴンがあった。その上には紅茶の道具一式とちょっとしたお菓子があった。
駄メイドのくせに気が利くようで。
ホントいつもはあんなにダメダメなのに。怠けまくっているのに。こんなメイドらしいレモンなんてあり得ない。
「あ、でも、セオ様はいらないようですね」
レモンはキッチンワゴンの上にあった三つのティーカップの内、一つをワゴンの二段目に片づけようとする。というか、レモンも飲むつもりか。
「すみませんでした!」
必死になって頭を下げる。
ユリシア姉さんが阿保だろコイツっていう目で見ている。が、直ぐに俺から目を離す。その目はレモンが持ってきたお菓子に釘付けになる。
レモンはそんなユリシア姉さんを微笑ましく見ながら、「少し待ってくださいね」と言って、紅茶の準備を始める。しかし、ティーカップは二つである。
……。
今日のレモンにはたぶん、誰も敵わない。大人というか真面というか、たぶん、アテナ母さんたちがいないからしっかりしようとでも思っているのだろう。
そんな心想いが素晴らしいレモンはとても尊敬できる。少なくとも、アテナ母さんたちが帰ってくるまでは尊敬できる。
そのあとが気になるが、素晴らしいレモンの事である。それは尊敬できるメイドだろう。
内心で必死にヨイショを重ねる。
「ふふ、冗談ですよ。では、準備が終わるまで、お菓子を食べながら遊んでいてください」
静かに音を立てながら、レモンは片づけたティーカップを取り出す。
どうやら俺の内心が伝わったらしい。安心して顔をあげる。
そこには、悪戯が成功したようなそんな笑みを浮かべたレモンがいた。ゆらゆらゆらりと大きな尻尾を心地よく揺れていて、小麦色の狐耳が嬉しそうにピコピコと動いている。
弄ばれたらしい。ちくしょう。
117
あなたにおすすめの小説
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
転生したみたいなので異世界生活を楽しみます
さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。
誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。
感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
ファンタジーは知らないけれど、何やら規格外みたいです 神から貰ったお詫びギフトは、無限に進化するチートスキルでした
渡琉兎
ファンタジー
『第3回次世代ファンタジーカップ』にて【優秀賞】を受賞!
2024/02/21(水)1巻発売!
2024/07/22(月)2巻発売!(コミカライズ企画進行中発表!)
2024/12/16(月)3巻発売!
2025/04/14(月)4巻発売!
応援してくださった皆様、誠にありがとうございます!!
刊行情報が出たことに合わせて02/01にて改題しました!
旧題『ファンタジーを知らないおじさんの異世界スローライフ ~見た目は子供で中身は三十路のギルド専属鑑定士は、何やら規格外みたいです~』
=====
車に轢かれて死んでしまった佐鳥冬夜は、自分の死が女神の手違いだと知り涙する。
そんな女神からの提案で異世界へ転生することになったのだが、冬夜はファンタジー世界について全く知識を持たないおじさんだった。
女神から与えられるスキルも遠慮して鑑定スキルの上位ではなく、下位の鑑定眼を選択してしまう始末。
それでも冬夜は与えられた二度目の人生を、自分なりに生きていこうと転生先の世界――スフィアイズで自由を謳歌する。
※05/12(金)21:00更新時にHOTランキング1位達成!ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる