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エスカレート
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翌日
昨日、ちさとはよろよろと帰宅した。
ご飯も食べずただいまも言わずただ風呂で体を洗い泣きながら布団に入った。
一晩たってからも、身体のあちこちがズキズキ痛む。頭も痛い。
(なんで学校に、行かなくちゃいけないんだろう。学校なんて消えちゃえばいいのに。)
思いとは裏腹に身体は学校へ行く支度を進めている。
ちさと『行ってきます』
ー教室ー
ちさとが教室に入るなり、次々とゴミが投げつけられた。
『でーてーけ!でーてーけ!』
クラス中がちさとにそう叫ぶ。
あこ『何学校来てんのー?来んじゃねーよw』
ちさとはすぐに教室を走って出ていった。
ー廊下ー
廊下を走っている時も、たくさんの人にゴミや暴言を投げつけられた。
(もう嫌だ、嫌だ。逃げたい)
近くにたまたまあった、女子トイレにちさとは逃げた。
ー女子トイレー
すぐ一番奥の個室に入り鍵をかける。
ちさと『っ....うう.....』
ちさとはしゃがみこみ、両手で顔をおおった。
目から涙がとめどなく流れてくる。
(私が悪いの?私が....悪い?私...何もしてないのに...私?私が悪いのかな。誰か....誰か助けて。)
しばらくすると、女子トイレのドアが開き、大嫌いな笑い声が聞こえてきた。
ちさと『...来ないで......来ないでよ...』
弱よわしく、小さな声でそう呟く。
みう『みーつけたーっ』
あこ『せーの!』
あこの声に合わせてちさとのいる個室にゴミや泥水が流し込まれる。
ちさと『げほっげほっ』
思わず出ようとするがドアは開かなかった。
さな『逃がさないわよ』
ゴミの中にはクモやミミズなどもいた。
ちさとは必死でドアを叩く。
ちさと『開けて!開けてよ!』
れいか『自ら閉じこもったんじゃないですかw』
ちさとは諦めて扉によりかかった。
すると、いきなり扉が開かれちさとは個室の外に倒れこむ。
あこ『あはは!うけるーww』
あこがムービーを撮り始める。
めいはちさとの身体を踏みつけた。
さな『じゃあ、さっそくはじめましょう』
さなが嫌な笑みを浮かべる。
めいがちさとの身体をおさえた。
ちさとは抵抗したがめいの力には到底かなわない。
れいかとみうが手足をおさえる。
あこはムービーを撮り続け、さなはポケットからある物を取り出した。
ちさとの顔がひきつる。
さな『もう男をたぶらかす事もできなくしてあげるわ』
ちさと『嫌...やめて....髪だけは....』
さな『それじゃあスタート』
ウィィィィィン
ちさと『いやあああああ!』
女子トイレには、ちさとの叫び声と五人の笑い声が響き渡った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どれくらいの時間がたっただろうか。
気づくと、ちさとの声は枯れ、周りには髪の毛がちらばり、五人はいなくなっていた。
ちさとは、自分の髪の毛が大好きだった。
母親によく似た真っ直ぐで黒いサラサラの髪。
ゆめにもよく『きれいだね』と褒められていた。
だが、もうない。一本も残っていない。
虚しさ、悲しさ、悔しさがぐるぐると頭の中を回り続ける。
ポロポロと涙がこぼれたがそれをふく気力もない。
ふと、顔を上げると、ちさとの悲しみをあざ笑うような笑みを浮かべたゆうすけが立っているのが目に入った。
ゆうすけ『どう?調子は。まあ、聞くまでもないか☆』
ちさと『...』
ゆうすけ『もう反抗する気どころか返す気力もないかな?ほんと、さなはいい仕事してくれるよ。』
ゆうすけはちさとの顔を見つめニヤッと笑う。
ゆうすけ『いい顔だね。そもそも君が逆らったのが悪いんだよ?ほら、もうやめてください、助けてって僕に頼めば?ひれ伏せよ』
ちさとは一瞬迷った。だが最後のほんの少しのプライドがそれを踏みとどまらせた。
ゆうすけ『チッ....君はきっと後悔するよ。すぐにね。どんどんエスカレートしていくいじめに君はどれだけ耐えられるかなっ☆楽しみだよ。じゃあね。ちさとちゃん』
昨日、ちさとはよろよろと帰宅した。
ご飯も食べずただいまも言わずただ風呂で体を洗い泣きながら布団に入った。
一晩たってからも、身体のあちこちがズキズキ痛む。頭も痛い。
(なんで学校に、行かなくちゃいけないんだろう。学校なんて消えちゃえばいいのに。)
思いとは裏腹に身体は学校へ行く支度を進めている。
ちさと『行ってきます』
ー教室ー
ちさとが教室に入るなり、次々とゴミが投げつけられた。
『でーてーけ!でーてーけ!』
クラス中がちさとにそう叫ぶ。
あこ『何学校来てんのー?来んじゃねーよw』
ちさとはすぐに教室を走って出ていった。
ー廊下ー
廊下を走っている時も、たくさんの人にゴミや暴言を投げつけられた。
(もう嫌だ、嫌だ。逃げたい)
近くにたまたまあった、女子トイレにちさとは逃げた。
ー女子トイレー
すぐ一番奥の個室に入り鍵をかける。
ちさと『っ....うう.....』
ちさとはしゃがみこみ、両手で顔をおおった。
目から涙がとめどなく流れてくる。
(私が悪いの?私が....悪い?私...何もしてないのに...私?私が悪いのかな。誰か....誰か助けて。)
しばらくすると、女子トイレのドアが開き、大嫌いな笑い声が聞こえてきた。
ちさと『...来ないで......来ないでよ...』
弱よわしく、小さな声でそう呟く。
みう『みーつけたーっ』
あこ『せーの!』
あこの声に合わせてちさとのいる個室にゴミや泥水が流し込まれる。
ちさと『げほっげほっ』
思わず出ようとするがドアは開かなかった。
さな『逃がさないわよ』
ゴミの中にはクモやミミズなどもいた。
ちさとは必死でドアを叩く。
ちさと『開けて!開けてよ!』
れいか『自ら閉じこもったんじゃないですかw』
ちさとは諦めて扉によりかかった。
すると、いきなり扉が開かれちさとは個室の外に倒れこむ。
あこ『あはは!うけるーww』
あこがムービーを撮り始める。
めいはちさとの身体を踏みつけた。
さな『じゃあ、さっそくはじめましょう』
さなが嫌な笑みを浮かべる。
めいがちさとの身体をおさえた。
ちさとは抵抗したがめいの力には到底かなわない。
れいかとみうが手足をおさえる。
あこはムービーを撮り続け、さなはポケットからある物を取り出した。
ちさとの顔がひきつる。
さな『もう男をたぶらかす事もできなくしてあげるわ』
ちさと『嫌...やめて....髪だけは....』
さな『それじゃあスタート』
ウィィィィィン
ちさと『いやあああああ!』
女子トイレには、ちさとの叫び声と五人の笑い声が響き渡った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どれくらいの時間がたっただろうか。
気づくと、ちさとの声は枯れ、周りには髪の毛がちらばり、五人はいなくなっていた。
ちさとは、自分の髪の毛が大好きだった。
母親によく似た真っ直ぐで黒いサラサラの髪。
ゆめにもよく『きれいだね』と褒められていた。
だが、もうない。一本も残っていない。
虚しさ、悲しさ、悔しさがぐるぐると頭の中を回り続ける。
ポロポロと涙がこぼれたがそれをふく気力もない。
ふと、顔を上げると、ちさとの悲しみをあざ笑うような笑みを浮かべたゆうすけが立っているのが目に入った。
ゆうすけ『どう?調子は。まあ、聞くまでもないか☆』
ちさと『...』
ゆうすけ『もう反抗する気どころか返す気力もないかな?ほんと、さなはいい仕事してくれるよ。』
ゆうすけはちさとの顔を見つめニヤッと笑う。
ゆうすけ『いい顔だね。そもそも君が逆らったのが悪いんだよ?ほら、もうやめてください、助けてって僕に頼めば?ひれ伏せよ』
ちさとは一瞬迷った。だが最後のほんの少しのプライドがそれを踏みとどまらせた。
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