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出会い編
11.通話を切れない夜
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1
『ピロン』
軽快な通知音が鳴り、僕のスマホに新しいトークルームが作成された。 獅童玲央のアカウント名は『LEO』。アイコンは飼っている猫だろうか、ふてぶてしい顔の黒猫の写真だ。
挨拶のスタンプでも送られてくるのかと思いきや、送られてきたのはアルファベットと数字の羅列だった。
「マ●クラのタグ送ったからね!」
「……おっと?」
僕は思わず素の声が出た。 連絡先を交換したのは、「今後業務連絡や緊急時に使うかもしれないから(という建前)」ではなかったのか。 なぜ初手で、ゲームのIDが飛んでくる。
「……あの、これ俺もやるの?」
僕の問いに、玲央はきょとんとして、すぐに満面の笑みを浮かべた。
「復帰してよ。一緒にやろー」
「復帰って……」 「PC版のアカウントあるって言ってたじゃん。パスワード覚えてるでしょ? 今夜待ってるから」
言うだけ言うと、玲央は「じゃ、仕事戻るね!」とひらひら手を振り、颯爽とエレベーターホールへと消えていった。
残されたのは、僕と、氷の溶けかけたブラックコーヒー。 そして、スマホの画面に鎮座する『今夜22時集合!』という、業務命令よりも強制力のありそうなメッセージだけ。
「……はぁ」
深いため息をつく。 たかがコーヒー一杯で、とんでもない「案件」を抱え込んでしまった気がする。 僕はズキズキする頭を抱えながら、ひとまず「了解」という当たり障りのないスタンプを一つだけ返した。
2
帰宅してスーツを部屋着に着替えると、僕は約束通り自宅のPCを立ち上げた。 デスクトップのアイコンの海を探る。アプリをアンインストールした記憶はないから、まだあるはずだ。
「……あった」
懐かしい土ブロックのアイコンをクリックする。 最後にログインしたのは2年前くらいだろうか。 パスワードの入力画面で少し手が止まったが、記憶の糸を手繰り寄せて入力すると、無事にランチャーが起動した。
「WASDで移動、スペースでジャンプ……よし」
操作キーを確認し、アバターが問題なく動くのを見てから、僕はスマホを手に取った。 Leoとのトーク画面を開く。
『入れました。動きます』
送信ボタンを押した直後、画面に『既読』の文字がつく。早すぎる。
『やったー! 今からどう?』 『いいですよ』 『俺のアカウント探してもらうか、ID教えて! 🥳✨』
絵文字たっぷりの、浮かれた返信。 僕はため息を一つつきながら、送られてきたタグを検索ボックスに入れた。 申請ボタンを押した瞬間、本当に「秒」で『フレンドになりました』の通知が届く。まるで画面の前で待ち構えていたみたいだ。
直後、L●NEの着信画面が表示された。 『Leo』の文字と、黒猫のアイコン。 通話ボタンをタップする。
「……もしもし」 『やほ! 樹くんち、Wi-Fi環境?』
スピーカーから聞こえてきたのは、会社での「できる男」の声色とは違う、やけに軽い、ウキウキした声だった。
「……そうですけど」 『よかった。じゃあこのまま通話しても大丈夫だね。通信量食わないし』
気遣いというよりは、これから長電話になることを前提とした確認だ。
『招待送ったから入ってきて! 俺の作ったの見せてあげる』
完全に、放課後に友達を遊びに誘う小学生のノリだ。 会社のエース様がこんな調子だと知ったら、女性社員たちは幻滅するか、逆にギャップ萌えで卒倒するかどっちだろう。 僕は「仕方がないな」と独りごちて、招待通知をクリックした。
ロード画面が終わり、視界が開ける。 目の前に広がっていたのは――。
「……うわ」
思わず、感嘆の声が漏れた。
そこにあったのは、ブロック遊びの延長などではなかった。 雄大な石垣の上にそびえ立つ、精巧な日本の城。 天守閣の屋根の反り、瓦の質感、松の木の配置に至るまで、執拗なまでのこだわりで作られている。
視線を巡らせると、遠くにはゴシック様式の巨大な大聖堂や、中華風の極彩色の宮殿までが見える。 まるでワールド全体が、建築博物館のようだ。
『……どう?』
通話の向こうで、少し得意げで、でも反応を窺うような玲央の声がする。
「……すごいです。これ、全部獅童さんが?」 『うん。サバイバルモードで素材集めからやったから、2年くらいかかったかな』 「素材集めからって……正気ですか」
クリエイティブモード(素材無限)で作ったとしても凄いが、これをイチから掘って積み上げたとなると、狂気の沙汰だ。 この人の「執着心」のベクトルを、まざまざと見せつけられた気がした。
『いいだろ。こっち来てよ、中はもっと凄いんだ』
画面の中の、王冠を被ったスキン(アバター)がピョンピョンと跳ねる。
『ここはさ、実際の図面を参考にしてて……この隠し扉の回路、組むのに苦労してさ……』
玲央は嬉々として解説を始めた。 石材の種類の選び方から、光源の隠し方、自動仕分け倉庫の仕組みまで。 その口調は熱を帯びていて、ただただ純粋に「自分の好きなもの」を共有できる喜びに溢れていた。
僕は画面の中の壮大な景色と、耳元の楽しそうな声を聴きながら、マウスを動かして彼の後を追いかけた。 ……不思議と、悪い気はしなかった。
3
広大な玲央のワールドは、ただ見て回るだけでも数日を要する規模だった。 毎晩のようにスマホでL●NE通話を繋ぎながらの探索。長時間になるとスマホが熱を持ってバッテリーの減りも早い。しかも音質も決して良くはない。
「……そろそろ、PCで通話しませんか? スマホだと充電が持ちません」 『あー、確かに。俺の手も熱い』
ヘッドセットを準備しながら提案すると、玲央から即座に代替案が飛んできた。
『じゃあ、Z●●mにする? 会社のPCに入ってるし』 「……いや、ゲームするのにZ●●mはちょっと。Disc●rdの方がいいですよ。軽いし、音もいいですから」 『ディス? 何それ』 「ゲーマー向けの通話アプリです。……教えるので、インストールしてください」
会社では「ITに強い若手エース」として通っている玲央だが、意外にもゲーム特化のツールには疎いらしい。 僕はURLを送り、アカウントの作り方からサーバーへの入り方まで、手取り足取り教えることになった。
「……で、そこのマイク設定を『入力デバイス』に変えて……」 『これ?』 「そうです。で、ノイズ抑制をオンにして……」
まるで遠隔サポートだ。 でも、素直に「へー!」「すげー!」と感心しながら指示に従う玲央の声を聞くのは、不思議と悪くない気分だった。
『――あ、聞こえる? おーい』
ふいに、ヘッドセットからクリアな声が響いた。 さっきまでのこもった音声とは段違いの臨場感だ。
「はい、聞こえてますよ。クリアですね」 『ほんとだ! めっちゃ声近い! すごいねこれ、樹くんの息遣いまで聞こえそう』 「……変なこと言わないでください。感度調整しますよ」
冗談めかして笑う声が、耳元でくすぐったいほど鮮明に響く。 こうして、僕らの夜の探検環境は劇的に快適になった。
それからは、毎夜。 本当に毎晩、日付が変わるまで通話が続くようになった。
『こっちこっち! この地下水路、隠し通路になっててさ』 「よく掘りましたね、これ……」 『あ、そこでゾンビ湧いてる! 樹くん気をつけて!』 「うわ、匠もいますよ!」
広大な城塞都市の案内が終わっても、僕らは飽きずに新しい建築を始めたり、洞窟探検に出かけたりした。 話題はゲームのことだけじゃない。 今日あった仕事の話、昼に食べたものの話、嫌いな上司の愚痴。 会社では「平社員とエース様」という遠い関係なのに、ディスプレイ越しでは、対等な「相棒」として時間が溶けていく。
「……ふわぁ」 『眠い? 明日早いんだっけ』 「ん、まあ……獅童さんもでしょ」 『俺は樹くんの声聞いてると元気出るから平気』
深夜2時。 ヘッドセット越しに聞こえる、少し掠れた玲央の甘い声。
寝不足で重たい瞼をこすりながらも、僕は「通話を切る」ボタンをなかなか押せずにいた。
『ピロン』
軽快な通知音が鳴り、僕のスマホに新しいトークルームが作成された。 獅童玲央のアカウント名は『LEO』。アイコンは飼っている猫だろうか、ふてぶてしい顔の黒猫の写真だ。
挨拶のスタンプでも送られてくるのかと思いきや、送られてきたのはアルファベットと数字の羅列だった。
「マ●クラのタグ送ったからね!」
「……おっと?」
僕は思わず素の声が出た。 連絡先を交換したのは、「今後業務連絡や緊急時に使うかもしれないから(という建前)」ではなかったのか。 なぜ初手で、ゲームのIDが飛んでくる。
「……あの、これ俺もやるの?」
僕の問いに、玲央はきょとんとして、すぐに満面の笑みを浮かべた。
「復帰してよ。一緒にやろー」
「復帰って……」 「PC版のアカウントあるって言ってたじゃん。パスワード覚えてるでしょ? 今夜待ってるから」
言うだけ言うと、玲央は「じゃ、仕事戻るね!」とひらひら手を振り、颯爽とエレベーターホールへと消えていった。
残されたのは、僕と、氷の溶けかけたブラックコーヒー。 そして、スマホの画面に鎮座する『今夜22時集合!』という、業務命令よりも強制力のありそうなメッセージだけ。
「……はぁ」
深いため息をつく。 たかがコーヒー一杯で、とんでもない「案件」を抱え込んでしまった気がする。 僕はズキズキする頭を抱えながら、ひとまず「了解」という当たり障りのないスタンプを一つだけ返した。
2
帰宅してスーツを部屋着に着替えると、僕は約束通り自宅のPCを立ち上げた。 デスクトップのアイコンの海を探る。アプリをアンインストールした記憶はないから、まだあるはずだ。
「……あった」
懐かしい土ブロックのアイコンをクリックする。 最後にログインしたのは2年前くらいだろうか。 パスワードの入力画面で少し手が止まったが、記憶の糸を手繰り寄せて入力すると、無事にランチャーが起動した。
「WASDで移動、スペースでジャンプ……よし」
操作キーを確認し、アバターが問題なく動くのを見てから、僕はスマホを手に取った。 Leoとのトーク画面を開く。
『入れました。動きます』
送信ボタンを押した直後、画面に『既読』の文字がつく。早すぎる。
『やったー! 今からどう?』 『いいですよ』 『俺のアカウント探してもらうか、ID教えて! 🥳✨』
絵文字たっぷりの、浮かれた返信。 僕はため息を一つつきながら、送られてきたタグを検索ボックスに入れた。 申請ボタンを押した瞬間、本当に「秒」で『フレンドになりました』の通知が届く。まるで画面の前で待ち構えていたみたいだ。
直後、L●NEの着信画面が表示された。 『Leo』の文字と、黒猫のアイコン。 通話ボタンをタップする。
「……もしもし」 『やほ! 樹くんち、Wi-Fi環境?』
スピーカーから聞こえてきたのは、会社での「できる男」の声色とは違う、やけに軽い、ウキウキした声だった。
「……そうですけど」 『よかった。じゃあこのまま通話しても大丈夫だね。通信量食わないし』
気遣いというよりは、これから長電話になることを前提とした確認だ。
『招待送ったから入ってきて! 俺の作ったの見せてあげる』
完全に、放課後に友達を遊びに誘う小学生のノリだ。 会社のエース様がこんな調子だと知ったら、女性社員たちは幻滅するか、逆にギャップ萌えで卒倒するかどっちだろう。 僕は「仕方がないな」と独りごちて、招待通知をクリックした。
ロード画面が終わり、視界が開ける。 目の前に広がっていたのは――。
「……うわ」
思わず、感嘆の声が漏れた。
そこにあったのは、ブロック遊びの延長などではなかった。 雄大な石垣の上にそびえ立つ、精巧な日本の城。 天守閣の屋根の反り、瓦の質感、松の木の配置に至るまで、執拗なまでのこだわりで作られている。
視線を巡らせると、遠くにはゴシック様式の巨大な大聖堂や、中華風の極彩色の宮殿までが見える。 まるでワールド全体が、建築博物館のようだ。
『……どう?』
通話の向こうで、少し得意げで、でも反応を窺うような玲央の声がする。
「……すごいです。これ、全部獅童さんが?」 『うん。サバイバルモードで素材集めからやったから、2年くらいかかったかな』 「素材集めからって……正気ですか」
クリエイティブモード(素材無限)で作ったとしても凄いが、これをイチから掘って積み上げたとなると、狂気の沙汰だ。 この人の「執着心」のベクトルを、まざまざと見せつけられた気がした。
『いいだろ。こっち来てよ、中はもっと凄いんだ』
画面の中の、王冠を被ったスキン(アバター)がピョンピョンと跳ねる。
『ここはさ、実際の図面を参考にしてて……この隠し扉の回路、組むのに苦労してさ……』
玲央は嬉々として解説を始めた。 石材の種類の選び方から、光源の隠し方、自動仕分け倉庫の仕組みまで。 その口調は熱を帯びていて、ただただ純粋に「自分の好きなもの」を共有できる喜びに溢れていた。
僕は画面の中の壮大な景色と、耳元の楽しそうな声を聴きながら、マウスを動かして彼の後を追いかけた。 ……不思議と、悪い気はしなかった。
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広大な玲央のワールドは、ただ見て回るだけでも数日を要する規模だった。 毎晩のようにスマホでL●NE通話を繋ぎながらの探索。長時間になるとスマホが熱を持ってバッテリーの減りも早い。しかも音質も決して良くはない。
「……そろそろ、PCで通話しませんか? スマホだと充電が持ちません」 『あー、確かに。俺の手も熱い』
ヘッドセットを準備しながら提案すると、玲央から即座に代替案が飛んできた。
『じゃあ、Z●●mにする? 会社のPCに入ってるし』 「……いや、ゲームするのにZ●●mはちょっと。Disc●rdの方がいいですよ。軽いし、音もいいですから」 『ディス? 何それ』 「ゲーマー向けの通話アプリです。……教えるので、インストールしてください」
会社では「ITに強い若手エース」として通っている玲央だが、意外にもゲーム特化のツールには疎いらしい。 僕はURLを送り、アカウントの作り方からサーバーへの入り方まで、手取り足取り教えることになった。
「……で、そこのマイク設定を『入力デバイス』に変えて……」 『これ?』 「そうです。で、ノイズ抑制をオンにして……」
まるで遠隔サポートだ。 でも、素直に「へー!」「すげー!」と感心しながら指示に従う玲央の声を聞くのは、不思議と悪くない気分だった。
『――あ、聞こえる? おーい』
ふいに、ヘッドセットからクリアな声が響いた。 さっきまでのこもった音声とは段違いの臨場感だ。
「はい、聞こえてますよ。クリアですね」 『ほんとだ! めっちゃ声近い! すごいねこれ、樹くんの息遣いまで聞こえそう』 「……変なこと言わないでください。感度調整しますよ」
冗談めかして笑う声が、耳元でくすぐったいほど鮮明に響く。 こうして、僕らの夜の探検環境は劇的に快適になった。
それからは、毎夜。 本当に毎晩、日付が変わるまで通話が続くようになった。
『こっちこっち! この地下水路、隠し通路になっててさ』 「よく掘りましたね、これ……」 『あ、そこでゾンビ湧いてる! 樹くん気をつけて!』 「うわ、匠もいますよ!」
広大な城塞都市の案内が終わっても、僕らは飽きずに新しい建築を始めたり、洞窟探検に出かけたりした。 話題はゲームのことだけじゃない。 今日あった仕事の話、昼に食べたものの話、嫌いな上司の愚痴。 会社では「平社員とエース様」という遠い関係なのに、ディスプレイ越しでは、対等な「相棒」として時間が溶けていく。
「……ふわぁ」 『眠い? 明日早いんだっけ』 「ん、まあ……獅童さんもでしょ」 『俺は樹くんの声聞いてると元気出るから平気』
深夜2時。 ヘッドセット越しに聞こえる、少し掠れた玲央の甘い声。
寝不足で重たい瞼をこすりながらも、僕は「通話を切る」ボタンをなかなか押せずにいた。
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