場違いプリンス~厨ニ病王子が異世界ならぬ現代のコミュニティを荒らす~

ピッキー・サーチス

文字の大きさ
4 / 30
場違いプリンス~厨ニ病王子・異世界ならぬ現代のコミュニティを荒らす~

場違いプリンス・第4話・小粋なウェア満ち足りて

しおりを挟む


【シーン1:ゴルフ場への到着】
舞台: ユニバースシティ近郊の高級ゴルフコース。


某日、轟ミナミ王子は趣味のゴルフに興じるため、愛車のランボルギーニ・アヴェンタドールをゴルフ場の駐車場に滑り込ませた。クラブハウスに入る際には、ジョルジオ・アルマーニのジャケットなど、洗練されたフォーマルな装いだ。時計や財布等、身に付けている物も一流のセンスが光る。

【シーン2:ラウンド開始とミナミの流儀】

ラウンドに出る際、ミナミは白黒ツートーンの小粋なコーディネートのアーノルド・パーマーのゴルフウェアに着替えていた。顔は中性的な美男子で、腕前も良い。人との交流を嫌う彼は、一人限定プラン(キャディは側に居る)で回るか、コンペで上位入賞する実力を持つ。
彼は常に美しい妻兼キャディの轟アヤカを同伴させ、スルーでラウンドを回ることを好む。
最大の特徴は、クラブはピッチングウェッジ1本しか使わないことだ。パターもこの1本でこなす。このピッチングウェッジ1本で、1ヤードから250ヤードまで調整可能なのだ。

実はこのゴルフクラブは、言語機能付きAI内蔵型ハイテクゴルフクラブ、個体名「ディセンシィ」なのだ。
ミナミ (ディセンシィに語りかける):
「ディセンシィ、この状況下で最適のスイングパターンを割り出してくれ」

「ピピピ」と機能音を響かせながら、ディセンシィが応じる。
ディセンシィ:
「承知しましたミナミ様、飛距離55ヤードに調整致します」


ミナミは瞳のサイバーコンタクトレンズで風速やグリーンまでの距離を計測し、可視化表示する。ディセンシィと連動し、正確なスイングをデバイスがサポートする。
ミナミ (言い放つ):
「ピッチングウェッジ1本でラウンドを回ることが私の美学なのだ。エレガントに複数のクラブは不要」

【シーン3:会食、そして結末】


ラウンド終了後、クラブハウスで会食する際、ミナミとアヤカは再び洗練されたフォーマルな装いに着替えてから昼食をとった。エレガントに徹するその場には、付き人または執事(彼もまたベストなどを着用したフォーマルな装い)が傍らに控えており、水を運んだり、ついだりする。

ミナミはドレスアップした妻(アヤカ)を見て、鼻の下を伸ばし、心の中で呟いた。

(ミナミのモノローグ/心の声):
(今日もアヤカちゃ~ん、キレイだな~ひひひ)

ゴルフコース攻略はとてもアドベンチャー的で、まるでスーパーマリオブラザーズみたいだと感じていた。
ラウンドが終わると、ミナミは短歌を詠んだ。

青き芝
小粋なウェア
満ち足りて
身なり華やか
スコアは悪化

ミナミ:
「今日のディセンシィは調子が悪いな!」
ディセンシィ:
「申し訳ありません、ミナミ様!」


【ユニバースシティゴシップ掲示板】

1 名前:名無しの住民 ID:Luxury_Lover
ランボルギーニ・アヴェンタドールでゴルフ来場www 金持ちの極みかよwww
2 名前:名無しの住民 ID:Anonymous
白黒ツートーンのアーノルド・パーマーとか、センスいいんだか悪いんだかwww
3 名前:名無しの住民 ID:Tech_geek
ピッチングウェッジ1本で250ヤード!? しかも言語機能付きAI内蔵ゴルフクラブ「ディセンシィ」www 設定がぶっ飛びすぎてるwww
端から見ればラウンド中にゴルフクラブに話しかけるヤベ~奴だろww
4 名前:名無しの住民 ID:Plot_watcher
妻兼キャディの轟アヤカさん登場! やっと女性キャラ出てきたと思ったら、結局交流は皆無で妻は傍らで空気なの草。
5 名前:名無しの住民 ID:Self_Tukkomi
「スーパーマリオブラザーズみたいだ」www 唐突な例えが小学生の感想文レベルで笑う。
6 名前:名無しの住民 ID:Anti_Social_Guy
短歌の「スコアは悪化」で全て台無しwww AIとハイテク装備は何だったんだよwww
7 名前:名無しの住民 ID:Bar_goer
「今日のディセンシィは調子が悪いな!」←自分の腕前を認めない王子様www 安定のクソムーブ。


【Twitter(X)より】
@hage_plot:クラブハウスでわざわざフォーマルに着替えて昼食www エレガント通り越して面倒くさいわwww 執事もいるし。
@Universe_city_gossip:ディセンシィが謝ってるの可愛い。このAI、苦労してそう。
@majestic_master:美学とか言ってる割にスコア悪化してるの最高に「場違い」で好き。主人公の人間性がブレないな。


    
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話

登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ママはヤンママ女子高生! ラン&ジュリー!!

オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》
キャラ文芸
神崎ラン(♂)の父親の再婚相手は幼馴染みで女子高生の高原ジュリー(♀)だった。 ジュリーは金髪美少女だが、地元では『ワイルドビーナス』の異名を取る有名なヤンキーだった。 学校ではジュリーは、ランを使いっ走りにしていた。 当然のようにアゴで使われたが、ジュリーは十八歳になったら結婚する事を告白した。 同級生のジュリーが結婚するなんて信じられない。 ランは密かにジュリーの事を憧れていたので、失恋した気分だ。 そう言えば、昨夜、ランの父親も再婚すると言っていた。 まさかとは思ったが、ランはジュリーに結婚相手を聞くと、ランの父親だと判明した。  その夜、改めて父親とジュリーのふたりは結婚すると報告された。 こうしてジュリーとの同居が決まった。 しかもジュリーの母親、エリカも現われ、ランの家は騒然となった。  

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

5人の勇者を「500人」と報告したら、魔王様が和平の準備を始めました

miko.m
ファンタジー
※最終話までプロット作成済み。 ※毎日19時に更新予定(たまに12時にも更新します)。 「勇者が500人!? 無理無理、勝てるわけないだろ! 和平だ、今すぐ娘を嫁に出せ!!」 魔王軍第一軍団長・ゴルドーは困っていた。たった5人の勇者に惨敗したなど、出世欲の塊である魔王ゼノンに言えるわけがない。保身のために彼がついた嘘。それは「勇者が500人いた」という、あまりにも適当な虚偽報告だった。 しかし、小心者の魔王様はそれを真に受けてパニックに! 「500人の勇者と全面戦争なんてしたら魔王軍が破産する!」と、威厳をかなぐり捨ててまさかの「終戦準備」を開始してしまう。 一方、真実を知った魔王家の三姉妹は、父の弱腰を逆手に取ってとんでもない作戦を企てる。 「500人は嘘? ちょうどいいわ。お父様を売って、あのハイスペックな勇者様たちを婿にしましょう!」 嘘を塗り重ねる軍団長、絶望する魔王、そして勇者を「逆スカウト」して実家脱出を目論む肉食系姫君たち。人間界のブラックな王様に使い潰される勇者たちを、魔王軍が「厚遇」で囲い込む!? 嘘から始まる、勘違いだらけの経営再建ファンタジーコメディ、開幕!

転職したら陰陽師になりました。〜チートな私は最強の式神を手に入れる!〜

万実
キャラ文芸
う、嘘でしょ。 こんな生き物が、こんな街の真ん中に居ていいの?! 私の目の前に現れたのは二本の角を持つ鬼だった。 バイトを首になった私、雪村深月は新たに見つけた職場『赤星探偵事務所』で面接の約束を取り付ける。 その帰り道に、とんでもない事件に巻き込まれた。 鬼が現れ戦う羽目に。 事務所の職員の拓斗に助けられ、鬼を倒したものの、この人なんであんな怖いのと普通に戦ってんの? この事務所、表向きは『赤星探偵事務所』で、その実態は『赤星陰陽師事務所』だったことが判明し、私は慄いた。 鬼と戦うなんて絶対にイヤ!怖くて死んじゃいます! 一度は辞めようと思ったその仕事だけど、超絶イケメンの所長が現れ、ミーハーな私は彼につられて働くことに。 はじめは石を投げることしかできなかった私だけど、式神を手に入れ、徐々に陰陽師としての才能が開花していく。

処理中です...