17 / 40
翼をください
17
しおりを挟む
あれは球技大会が終わってしばらくした日の昼休憩…。
はじめてこのバッグを補助バッグとして登校した日だ。
お店で300円くらいで売ってそうな、色気も何もないただの網状の袋だけど、うすーいピンクの紐で編んだ一応女の子仕様。
紐だから中身が見え見え・・その日は入れるものはお弁当だけだったのでいいかな、と。
まーいわゆるランチバッグというか、食堂でランチする友達に付き合うため、それを持って教室を出ようとしたときだった。
ぶちっ・・
鈍い音が確かに聞こえた。
何?
ぱっと振り返るとそこにいたのがあいつ。
椅子に座って、立ち上がろうと向き変えたところだったみたい。
ヤツも最初何の音だかわかんなかったらしい。
ん?
て一瞬目と目が合った。
「わ、ごめん、ボタンッ・・・」
あたしの方が先に気づいた。
音の原因はあいつのシャツのボタン。
ボタンが編み目に引っかかったのに気づかずあたしが行っちゃったから・・ブチンて。
強すぎだろ、ヘンプよ・・。
しかも第3ボタンという微妙な位置・・。
そろそろ猛暑の兆しが見え始めた7月でヤツは第2ボタンまであけて着ていたため、はらっと胸があらわになった。
更に・・中に何も着てない。
うわーコイツは素肌にシャツ派だったの?
白シャツから覗く男子のナマ胸板。
別に見るつもりはないけど・・目に入ったもんはどうしようもない。
カーっと熱くなると同時にあたしはとびつくようにボタンを拾った。多分顔真っ赤・・。
「ごめんっ、ごめんごめん、どうしよっ・・・」
しかも片山くんだーー。注目度マックス・・。
はじめてこのバッグを補助バッグとして登校した日だ。
お店で300円くらいで売ってそうな、色気も何もないただの網状の袋だけど、うすーいピンクの紐で編んだ一応女の子仕様。
紐だから中身が見え見え・・その日は入れるものはお弁当だけだったのでいいかな、と。
まーいわゆるランチバッグというか、食堂でランチする友達に付き合うため、それを持って教室を出ようとしたときだった。
ぶちっ・・
鈍い音が確かに聞こえた。
何?
ぱっと振り返るとそこにいたのがあいつ。
椅子に座って、立ち上がろうと向き変えたところだったみたい。
ヤツも最初何の音だかわかんなかったらしい。
ん?
て一瞬目と目が合った。
「わ、ごめん、ボタンッ・・・」
あたしの方が先に気づいた。
音の原因はあいつのシャツのボタン。
ボタンが編み目に引っかかったのに気づかずあたしが行っちゃったから・・ブチンて。
強すぎだろ、ヘンプよ・・。
しかも第3ボタンという微妙な位置・・。
そろそろ猛暑の兆しが見え始めた7月でヤツは第2ボタンまであけて着ていたため、はらっと胸があらわになった。
更に・・中に何も着てない。
うわーコイツは素肌にシャツ派だったの?
白シャツから覗く男子のナマ胸板。
別に見るつもりはないけど・・目に入ったもんはどうしようもない。
カーっと熱くなると同時にあたしはとびつくようにボタンを拾った。多分顔真っ赤・・。
「ごめんっ、ごめんごめん、どうしよっ・・・」
しかも片山くんだーー。注目度マックス・・。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
🥕おしどり夫婦として12年間の結婚生活を過ごしてきたが一波乱あり、妻は夫を誰かに譲りたくなるのだった。
設楽理沙
ライト文芸
2026.1.4 73話見直した際、瑛士の台詞《本音/懺悔》を加筆しました。😇
☘ 累計ポイント/ 200万pt 超えました。ありがとうございます。
―― 備忘録 ――
第8回ライト文芸大賞では大賞2位ではじまり2位で終了。 最高 57,392 pt
〃 24h/pt-1位ではじまり2位で終了。 最高 89,034 pt
◇ ◇ ◇ ◇
紳士的でいつだって私や私の両親にやさしくしてくれる
素敵な旦那さま・・だと思ってきたのに。
隠された夫の一面を知った日から、眞奈の苦悩が
始まる。
苦しくて、悲しくてもののすごく惨めで・・
消えてしまいたいと思う眞奈は小さな子供のように
大きな声で泣いた。
泣きながらも、よろけながらも、気がつけば
大地をしっかりと踏みしめていた。
そう、立ち止まってなんていられない。
☆-★-☆-★+☆-★-☆-★+☆-★-☆-★
2025.4.19☑~
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる