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翼をください
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カツカツカツカ……
廊下にヒールの音が響く
先生のヒールとは明らかに違う
まるでスポットライト浴びてるみたいに光ってた
レッドカーペットの上を歩いてるみたいに堂々として
ーーえっ片山みつき?
ーーなんで
ーー片山の母ちゃんて、マジ?
ーーえーそうなんだ
ーすげーー美人ーーテレビと同じ
ーうちのおかん霞むじゃん
ざわざわ教室が騒々しい
かっこよかった~
白いパンツスーツにフリルのブラウス、ピアス、細いネックレス、ネイルも上品
なんといっても
歩いた後に残る大人の女の人の匂い……
レ◯アやファ◯リース、スーパーブランドのシャンプーや柔軟剤の匂い充満のいつもの教室が
途端にデパートの香水売り場にトリップーー
『おほほ、役員ですって? なってあげてもよくってよ!』
そんなセリフが出てきそうな
ザ宝塚
きりっと姿勢よく
我が息子を見守るー。
あたしのお母さんはいなかったんだよね。お店の都合で。
「ねえ、そのお返しに私に真琴くんのお弁当作らせてもらえない?」
「えーー悪いですよ、そこまでしてもらっちゃ」
「気にしなくていいのよ…ほら、私つい作りすぎてしまうでしょ、本当はたくさん詰めた方が効率がいいの…今翼の分しかお弁当いらなくてーー」
「え、いいのかなあ……俺はスッゲー嬉しいけど」
「いいわよぉ、じゃあ早速明日から…翼に持たせるわ」
「ありがとうございます!お言葉に甘えます!」
あたしの頭が片山みつきにトリップしてる間に、重要な議題が可決されたようだ。
「え? ちょっと何?ーー弁当?」
気づいた時は可決後。
誰に何のことわりもなく通ってしまったらしい。
ーーえーー荷物増えるじゃん。
「美味しかった。ごちそうさまです♪」
片山くん満面の笑み。
「うふふ、デザート出すわね。真琴くんはコーヒー?紅茶?」
「ミルクティーもらえますか」
「はいはい♪」
なんか楽しそうで。
あのーあたしは?
二人分の弁当ってかなりの重量ですけど?
ともう一人
お父さん、色付き高野豆腐をたいらげていた……
廊下にヒールの音が響く
先生のヒールとは明らかに違う
まるでスポットライト浴びてるみたいに光ってた
レッドカーペットの上を歩いてるみたいに堂々として
ーーえっ片山みつき?
ーーなんで
ーー片山の母ちゃんて、マジ?
ーーえーそうなんだ
ーすげーー美人ーーテレビと同じ
ーうちのおかん霞むじゃん
ざわざわ教室が騒々しい
かっこよかった~
白いパンツスーツにフリルのブラウス、ピアス、細いネックレス、ネイルも上品
なんといっても
歩いた後に残る大人の女の人の匂い……
レ◯アやファ◯リース、スーパーブランドのシャンプーや柔軟剤の匂い充満のいつもの教室が
途端にデパートの香水売り場にトリップーー
『おほほ、役員ですって? なってあげてもよくってよ!』
そんなセリフが出てきそうな
ザ宝塚
きりっと姿勢よく
我が息子を見守るー。
あたしのお母さんはいなかったんだよね。お店の都合で。
「ねえ、そのお返しに私に真琴くんのお弁当作らせてもらえない?」
「えーー悪いですよ、そこまでしてもらっちゃ」
「気にしなくていいのよ…ほら、私つい作りすぎてしまうでしょ、本当はたくさん詰めた方が効率がいいの…今翼の分しかお弁当いらなくてーー」
「え、いいのかなあ……俺はスッゲー嬉しいけど」
「いいわよぉ、じゃあ早速明日から…翼に持たせるわ」
「ありがとうございます!お言葉に甘えます!」
あたしの頭が片山みつきにトリップしてる間に、重要な議題が可決されたようだ。
「え? ちょっと何?ーー弁当?」
気づいた時は可決後。
誰に何のことわりもなく通ってしまったらしい。
ーーえーー荷物増えるじゃん。
「美味しかった。ごちそうさまです♪」
片山くん満面の笑み。
「うふふ、デザート出すわね。真琴くんはコーヒー?紅茶?」
「ミルクティーもらえますか」
「はいはい♪」
なんか楽しそうで。
あのーあたしは?
二人分の弁当ってかなりの重量ですけど?
ともう一人
お父さん、色付き高野豆腐をたいらげていた……
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