49 / 153
3話 はじめての課題
9
しおりを挟む
『もうほんっとにほっくりしてて、おいしかったです~。ヒロ君のご両親にも無事食べていただき&ほめてもらいましたぁ~。やったぁvシリコンスチーマーさまさまです♪』
この10月に結婚を控えたみなみんさんは、『シリコンスチーマー』なる神器を手に入れて、このところすっかり料理づいている。
失敗続きだった肉じゃがもこれのおかげで、みなみんさんいわく『プロ並み』に仕上がるのだそうだ。かつてさんざん泣きつかれ、それでも焦がしたり味付けに失敗、そのたびに近所の総菜屋さんで買ってきて皿に移し変えていた、そんな涙ぐましい努力もこれでやっと報われたんだね。
いや、報われちゃいない。
容器に具材と調味料入れて電子レンジでチンすりゃ勝手にできてるんだもの。
包丁さえ握れれば誰だってできちゃう!
あーあ、いいなぁ、そんなことでしあわせ一杯なんだ……。
なんてつい思ってしまう。
返事を書こうとしてふと、右端の時刻表示に気づいた。
あ、もうこんな時間ーー。
私はpcを離れ、キッチンカウンターの端のポータブルワンセグを起動した。
ちょうどはじまったところだ。よかった。
今日のレシピはトレビスのカルボナーラかぁ。ふーーん……。
イタリアンの定番パスタ、カルボナーラのトレビス添え。
パスタはタリアテッレ。
さすがに本場仕込みのシェフだ。パスタも手打ちとな。
セモリナ粉に塩を混ぜてミキシング……。そこへ卵とオリーブオイル投入。
指が粉の中で踊ってるみたい。
料理する男の手って素敵だ……。
会長もかつてイセエビをさばいて見せてくれたことがあった。
あの華麗なる手さばき。
やさしかったのに……ああ、あんときの会長は何処へ?
たまたま虫の居所がよかったのかな。
『ご家庭ではちょっとコツがいるんで中力粉使ってもらってもいいですね。なければ強力粉と薄力粉を同量混ぜて使ってみてください。生パスタはね~、一度食べるとやみつきになりますよ。時間のあるときは是非トライしてみてください』
アシスタントの女性が頷きながらコメントを取っている。
『トレビスは生では苦くて食べにくいんですが、じっくり煮込むと美味しいんですよ。よくリゾットにして食べます』
といいながら、彼はチコリによく似た『オサレ野菜』の葉っぱをぶちぶちちぎる。
そうそう、トレビスって見た目洒落てるんだけど、超にがいんだよね。
その昔、カフェでバイトしていた頃、お客さんがよく残していた。美味しそうなんだけどありえないほど苦いのだ。
……だが、てっきり煮込んで使うのかと思ったら、そうじゃなかった。
『なんですがーー。今日はちょっとだけ火をいれて苦味をアクセントにします。大人の味ですね』
彼はにっこり微笑んだ。
彼ーー長身のいかにも優しげな青年シェフーー藤島龍平。
通称りゅうちゃん。麻布の人気イタリアン『イゾラヴェッラ』のオーナーシェフで、確か30代半ば。
いまや最トレンドといっても過言ではない『もて』キーワードのひとつ、独身イケメンシェフ……。
こんな人が……私のえび料理を試食?
マジか。
私は次第にレシピから離れ、きたる『商品開発会(仮)』について考えていた。
不安だ。
このりゅうちゃん先生だけでもすごいのに。名前聞いてないけど料理研究家が二人……。これって無茶苦茶シビアなんじゃない??
せめて試作品を提出とかに変えてくれないかなあ。会長の鶴の一声でどうにでもなるんじゃないの?
私以外に素人さんが数名参加とのことだが、そんなの気休めにもならない。
素人主婦の料理コンテスト時々やってるが、私に言わせりゃあの人たちはプロの領域に入りますって。
もし質問とかされたら、何ていえばいいのかわかんない。
あーあ、ゆううつ……。
オーブンのブザーが鳴った。
ブリオッシュが焼き上がったのだ。部屋中に匂いが充満している。これに気づかないほどふけっていたわけだ。
私はミトンをつけ天板を取り出した。
みるからにふわっふわの仕上がり。いいこげ具合。
我ながらうまそ~~。
しかし今日はここで終わりじゃない。
これにシロップをしみこませ生クリームをトッピングしてサバランにしてご主人様にお出しするのだ。
コツは生地を練らずに長時間発酵させ、あえて気泡を一杯入れるところだ。こうすると海綿スポンジみたいにキルシュやシロップを吸収してくれて、より濃厚な味が楽しめる……と私は思う。
実は、ベトベトの生地を叩いたりこねたりするのがどうもねえ……と、ある日たまたま生地をほったらかしにしてたところ、生地は風船のごとくぶくぶく膨れ、そのまま焼いてみたら案外いけたので最近はずっとこの作り方……というのが本音だが。
殿お好みのブリオッシュ。うまく食べてもらえるといいなあ……。
朝から仕込んで焼き上げ、更に冷やすという手順を踏まなければならない。ゆうに3時間はかけている。
『会長の気が変わりますように……』などなど色んな念を込めながら……生クリームの上に自家製ミントの葉をのせ、まさしく『念入りに』仕上げいよいよ会長に献上するのだ。
「失礼します」
昼食を外で済ませて来たであろう会長はお仕事に没頭中。PCから少しも視線を離さず、「ん、そこにおいといて」
「はい」
私は邪魔にならないようそろっとプレートを置いた。飲み物は先日のグミを冷凍して作ったスムージーだ。
「失礼します」
なるべく音を立てないよう、しずしずと引き上げる。
今日もダメ……。エーン。心の中でため息。
このところ三日連続だ。口聞いてくれないのである。
ああ、やっちまったぜい。
そんなに気に入らなかったのか。
ちょっと順番逆にしただけじゃないですか。
なんかさあ、子供じゃないんだから!
……信じがたいが、思い当たるのはあれだけなのである。
『秘書に配った残りもんを出した』
そういうつもりじゃないんだけど、まあ、そのとおりだ。
プライド高……。だから疲れるんだっつーの。会長も気晴らしにブログでも始めれば?
とぶつぶつ顔にも出てしまいそうだ。実際出ていたかもしれないが。
「ああ、キミ」
デスクから遠く離れたドアの一歩手前で足が止まった。
「はい」
「すまんがコレ、包むなりしてくれないか。外で食べようと思うんだ」
「車でお出かけですか?」
「いや。外で食べるのさ」
そと?
私はさっき置いたばかりのパンとスムージーを引き取り、キッチンに戻った。
外で食べるって。何なんだろう。ひょっとしてまた金に物言わせて屋上に何か造らせたのかな。
いつのまに? 今流行の屋上緑化とかそういうの?
私は『そと』の概要がよくわからないながら、テイクアウトの準備を進めた。
まずスムージーをステンレスのボトルに移し変える。私物だが飲み物を持ち運ぶハコはこれしかないのでまあよかろう。
そしてサバランを崩れないよう紙ナプキンでくるみ、紙の簡易ケースに入れ、ボトルとともに竹で編んだ『湯かご』なるものに入れる。
地元の友人が道後温泉を旅行した折、お土産で買ってきてくれたものだ。長めのもち手つきの丸い小ぶりの竹篭で、茶筒を入れておくのにちょうどいいのでキッチンで使ってるのだ。紙袋もあるけどこっちの方がかわいいよね?
GWあけのことだ。
『かなに~~御土産あるんだ~~何かは見てのお楽しみ』
いきなり何かと思えば。語尾にハートマークがいっぱいついたメール送ってきた。
『道後温泉でさ~、これ持って温泉街ぶらつくんだわさ。浴衣着て、タオルと貴重品いれてぶらぶら湯めぐり。おんなじようなカップルが歩いてたりしてなんかいいんだよね~、やっぱ情緒がさ』
……何のことは無い、彼氏ができたこと自慢なのである。
ちょっと前まで、
『温泉なんてばばくさっ。高いしやだ』なんて一人反対してたくせに。
みやげはこれ以外にも緑色の洋風まんじゅうやそうめんなど、えらく気前がよくて、ああ、恋は人格を変えるのね、なんてしみじみ思ったものだ。
ち、どいつもこいつも。
その『しあわせ』湯かごにふた代わりの手ぬぐいをかぶせて、簡易ランチボックスの完成だ。
「お待たせしました」
私は籠を差し出した。会長は立ち上がっただけで、持とうとはしない。
「キミも来なさい」
……使用人か。私は。
さっと向き変えて歩き出すので、籠持ってお付の人のように後をついていく。
屋上ピクニック?
すごく変だがこれで機嫌直してくれるのならいい。
天気いいし。
でも上は風がきついだろうな……。
会長はエレベーターの昇降ボタンを押した。
私はあれ? と覗き込んだ。
会長が押したのは△じゃなく、▽の方だ。
この10月に結婚を控えたみなみんさんは、『シリコンスチーマー』なる神器を手に入れて、このところすっかり料理づいている。
失敗続きだった肉じゃがもこれのおかげで、みなみんさんいわく『プロ並み』に仕上がるのだそうだ。かつてさんざん泣きつかれ、それでも焦がしたり味付けに失敗、そのたびに近所の総菜屋さんで買ってきて皿に移し変えていた、そんな涙ぐましい努力もこれでやっと報われたんだね。
いや、報われちゃいない。
容器に具材と調味料入れて電子レンジでチンすりゃ勝手にできてるんだもの。
包丁さえ握れれば誰だってできちゃう!
あーあ、いいなぁ、そんなことでしあわせ一杯なんだ……。
なんてつい思ってしまう。
返事を書こうとしてふと、右端の時刻表示に気づいた。
あ、もうこんな時間ーー。
私はpcを離れ、キッチンカウンターの端のポータブルワンセグを起動した。
ちょうどはじまったところだ。よかった。
今日のレシピはトレビスのカルボナーラかぁ。ふーーん……。
イタリアンの定番パスタ、カルボナーラのトレビス添え。
パスタはタリアテッレ。
さすがに本場仕込みのシェフだ。パスタも手打ちとな。
セモリナ粉に塩を混ぜてミキシング……。そこへ卵とオリーブオイル投入。
指が粉の中で踊ってるみたい。
料理する男の手って素敵だ……。
会長もかつてイセエビをさばいて見せてくれたことがあった。
あの華麗なる手さばき。
やさしかったのに……ああ、あんときの会長は何処へ?
たまたま虫の居所がよかったのかな。
『ご家庭ではちょっとコツがいるんで中力粉使ってもらってもいいですね。なければ強力粉と薄力粉を同量混ぜて使ってみてください。生パスタはね~、一度食べるとやみつきになりますよ。時間のあるときは是非トライしてみてください』
アシスタントの女性が頷きながらコメントを取っている。
『トレビスは生では苦くて食べにくいんですが、じっくり煮込むと美味しいんですよ。よくリゾットにして食べます』
といいながら、彼はチコリによく似た『オサレ野菜』の葉っぱをぶちぶちちぎる。
そうそう、トレビスって見た目洒落てるんだけど、超にがいんだよね。
その昔、カフェでバイトしていた頃、お客さんがよく残していた。美味しそうなんだけどありえないほど苦いのだ。
……だが、てっきり煮込んで使うのかと思ったら、そうじゃなかった。
『なんですがーー。今日はちょっとだけ火をいれて苦味をアクセントにします。大人の味ですね』
彼はにっこり微笑んだ。
彼ーー長身のいかにも優しげな青年シェフーー藤島龍平。
通称りゅうちゃん。麻布の人気イタリアン『イゾラヴェッラ』のオーナーシェフで、確か30代半ば。
いまや最トレンドといっても過言ではない『もて』キーワードのひとつ、独身イケメンシェフ……。
こんな人が……私のえび料理を試食?
マジか。
私は次第にレシピから離れ、きたる『商品開発会(仮)』について考えていた。
不安だ。
このりゅうちゃん先生だけでもすごいのに。名前聞いてないけど料理研究家が二人……。これって無茶苦茶シビアなんじゃない??
せめて試作品を提出とかに変えてくれないかなあ。会長の鶴の一声でどうにでもなるんじゃないの?
私以外に素人さんが数名参加とのことだが、そんなの気休めにもならない。
素人主婦の料理コンテスト時々やってるが、私に言わせりゃあの人たちはプロの領域に入りますって。
もし質問とかされたら、何ていえばいいのかわかんない。
あーあ、ゆううつ……。
オーブンのブザーが鳴った。
ブリオッシュが焼き上がったのだ。部屋中に匂いが充満している。これに気づかないほどふけっていたわけだ。
私はミトンをつけ天板を取り出した。
みるからにふわっふわの仕上がり。いいこげ具合。
我ながらうまそ~~。
しかし今日はここで終わりじゃない。
これにシロップをしみこませ生クリームをトッピングしてサバランにしてご主人様にお出しするのだ。
コツは生地を練らずに長時間発酵させ、あえて気泡を一杯入れるところだ。こうすると海綿スポンジみたいにキルシュやシロップを吸収してくれて、より濃厚な味が楽しめる……と私は思う。
実は、ベトベトの生地を叩いたりこねたりするのがどうもねえ……と、ある日たまたま生地をほったらかしにしてたところ、生地は風船のごとくぶくぶく膨れ、そのまま焼いてみたら案外いけたので最近はずっとこの作り方……というのが本音だが。
殿お好みのブリオッシュ。うまく食べてもらえるといいなあ……。
朝から仕込んで焼き上げ、更に冷やすという手順を踏まなければならない。ゆうに3時間はかけている。
『会長の気が変わりますように……』などなど色んな念を込めながら……生クリームの上に自家製ミントの葉をのせ、まさしく『念入りに』仕上げいよいよ会長に献上するのだ。
「失礼します」
昼食を外で済ませて来たであろう会長はお仕事に没頭中。PCから少しも視線を離さず、「ん、そこにおいといて」
「はい」
私は邪魔にならないようそろっとプレートを置いた。飲み物は先日のグミを冷凍して作ったスムージーだ。
「失礼します」
なるべく音を立てないよう、しずしずと引き上げる。
今日もダメ……。エーン。心の中でため息。
このところ三日連続だ。口聞いてくれないのである。
ああ、やっちまったぜい。
そんなに気に入らなかったのか。
ちょっと順番逆にしただけじゃないですか。
なんかさあ、子供じゃないんだから!
……信じがたいが、思い当たるのはあれだけなのである。
『秘書に配った残りもんを出した』
そういうつもりじゃないんだけど、まあ、そのとおりだ。
プライド高……。だから疲れるんだっつーの。会長も気晴らしにブログでも始めれば?
とぶつぶつ顔にも出てしまいそうだ。実際出ていたかもしれないが。
「ああ、キミ」
デスクから遠く離れたドアの一歩手前で足が止まった。
「はい」
「すまんがコレ、包むなりしてくれないか。外で食べようと思うんだ」
「車でお出かけですか?」
「いや。外で食べるのさ」
そと?
私はさっき置いたばかりのパンとスムージーを引き取り、キッチンに戻った。
外で食べるって。何なんだろう。ひょっとしてまた金に物言わせて屋上に何か造らせたのかな。
いつのまに? 今流行の屋上緑化とかそういうの?
私は『そと』の概要がよくわからないながら、テイクアウトの準備を進めた。
まずスムージーをステンレスのボトルに移し変える。私物だが飲み物を持ち運ぶハコはこれしかないのでまあよかろう。
そしてサバランを崩れないよう紙ナプキンでくるみ、紙の簡易ケースに入れ、ボトルとともに竹で編んだ『湯かご』なるものに入れる。
地元の友人が道後温泉を旅行した折、お土産で買ってきてくれたものだ。長めのもち手つきの丸い小ぶりの竹篭で、茶筒を入れておくのにちょうどいいのでキッチンで使ってるのだ。紙袋もあるけどこっちの方がかわいいよね?
GWあけのことだ。
『かなに~~御土産あるんだ~~何かは見てのお楽しみ』
いきなり何かと思えば。語尾にハートマークがいっぱいついたメール送ってきた。
『道後温泉でさ~、これ持って温泉街ぶらつくんだわさ。浴衣着て、タオルと貴重品いれてぶらぶら湯めぐり。おんなじようなカップルが歩いてたりしてなんかいいんだよね~、やっぱ情緒がさ』
……何のことは無い、彼氏ができたこと自慢なのである。
ちょっと前まで、
『温泉なんてばばくさっ。高いしやだ』なんて一人反対してたくせに。
みやげはこれ以外にも緑色の洋風まんじゅうやそうめんなど、えらく気前がよくて、ああ、恋は人格を変えるのね、なんてしみじみ思ったものだ。
ち、どいつもこいつも。
その『しあわせ』湯かごにふた代わりの手ぬぐいをかぶせて、簡易ランチボックスの完成だ。
「お待たせしました」
私は籠を差し出した。会長は立ち上がっただけで、持とうとはしない。
「キミも来なさい」
……使用人か。私は。
さっと向き変えて歩き出すので、籠持ってお付の人のように後をついていく。
屋上ピクニック?
すごく変だがこれで機嫌直してくれるのならいい。
天気いいし。
でも上は風がきついだろうな……。
会長はエレベーターの昇降ボタンを押した。
私はあれ? と覗き込んだ。
会長が押したのは△じゃなく、▽の方だ。
0
あなたにおすすめの小説
ため息ひとつ――王宮に散る花びらのように
柴田はつみ
恋愛
「離縁を、お願いしたいのです」
笑顔で、震えずに、エレナはそう言った。
夫は言葉を失った。泣いてくれれば、怒ってくれれば、まだ受け止め方があった。しかしあの静けさは、エレナがもう十分に泣き終わった後の顔だと、ヴィクトルにはわかった。
幼なじみと結ばれた三年間。すれ違いは静かに始まり、深紅のドレスの令嬢によって加速した。ため息を飲み込み、完璧な微笑みを保ち続けた公爵夫人が、最後に選んだのは――。
王宮に散る花びらのような、夫婦の崩壊と再生の物語。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
自業自得って言葉、知ってますか? 私をいじめていたのはあなたですよね?
長岡更紗
恋愛
庶民聖女の私をいじめてくる、貴族聖女のニコレット。
王子の婚約者を決める舞踏会に出ると、
「卑しい庶民聖女ね。王子妃になりたいがためにそのドレスも盗んできたそうじゃないの」
あることないこと言われて、我慢の限界!
絶対にあなたなんかに王子様は渡さない!
これは一生懸命生きる人が報われ、悪さをする人は報いを受ける、勧善懲悪のシンデレラストーリー!
*旧タイトルは『灰かぶり聖女は冷徹王子のお気に入り 〜自業自得って言葉、知ってますか? 私をいじめていたのは公爵令嬢、あなたですよ〜』です。
*小説家になろうでも掲載しています。
踏み台(王女)にも事情はある
mios
恋愛
戒律の厳しい修道院に王女が送られた。
聖女ビアンカに魔物をけしかけた罪で投獄され、処刑を免れた結果のことだ。
王女が居なくなって平和になった筈、なのだがそれから何故か原因不明の不調が蔓延し始めて……原因究明の為、王女の元婚約者が調査に乗り出した。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる