闇の獣人 女神の加護で強く生き抜きます(18禁)

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第115話 闇の獣人、タチの悪い冒険者を狩りまくる

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 あれから精霊樹に射精しまくってあらかた精気を取り戻すこと成功したが、完全復活できないのがどうも歯がゆくて悔しかった。

 邪神の一体くらいなら相手にしてもいいと思ったが、流石に二体相手だとアナントスが一緒でも苦戦するだろう。

 これはこれでよかったのだとアナントスが俺の首や頭をペロペロと舐めて慰めてくれたので、一先ずこの件は終わったということにして自分を納得させることにした。

 そして俺とアナントスが戻ってきた時に、創造神の分身にして二級創造神のフェランさんと馬鹿親父のゴルンルプスが玉座の前に立って、俺を待っていた。

 どうやら門と扉の神からのアビリティをいくつかもらったらしいので、保留にしてあるとのこと。

 そこで一ついいのがあったので、早速習得。銀の光が俺の額に吸い込まれていく。

 いわゆる時空関係のアビリティで、特殊空間に入ってそこで目的地への扉を開くことで一瞬で時間や距離の制約を受けずに移動できるアビリティだった。その名も「自在門」というらしい。術者の知っている場所なら時もかけずにいつでも好きな時に移動できるからというらしい。

 似たようなアビリティに「次元門」というのがあるけど、あれは設置型だからな。ある程度までは通れないように設定することができるが、こちらの「自在門」は門の制約や設定がより高くできるように作られている。

 しかもこのアビリティ。扉を開けたら目的地がどうなっているのかを知ることができる上に、手紙だけ投げ入れてそのまま扉を閉めることで、いちいち目的地に行かなくてもいいということも可能だ。

 つまり門を開いてもその向こう側へ行かない限りは、例え氷の舞う氷雪地帯や、毒ガスの噴き出る灼熱の火山地帯であっても、扉を開いているだけではその影響はほとんど受けないのだ。

 もっとも門の向こう側で殺戮とか戦争とかしていたら、術者によってはトラウマ受けること請け合いだけどな。

 もちろん悪用しようと思えば毒物を目的地に放り込んだり、攻撃魔法を使って一方的に目的地を攻撃することも可能だが、そんな姑息なことしようとは思わないし、やらないけどな。

 それなら邪神相手にやればいいんじゃないかという声が聞こえてきそうだが、あいにくこういう時空関係のアビリティだと、邪神には時間の問題で気づかれるだろうから却下。

 何より頼れる戦力が少なすぎるのがまずい。大精霊とか従えていても人間とは違うので、彼等は戦法をとるということさえ考えつかないのだ。

 それに…扉に手をかけてS級冒険者の活躍、と念じて開けると確かに戦っているS級冒険者のパーティーが見えるが、いずれも俺から見れば弱い。一般の冒険者から見ればはるかに強いのだろうが、俺から見たら弱すぎて話にならない。

 おそらく全員で束になってかかってもシャルミリア局長に傷一つ、付けられないだろう。

 あの人が規格外の化け物であるのは置いておくとして、レッドドラゴンの成体相手に30分以上もかけて、やっと倒すようでは話にならない。

 しかもドラゴンの体が傷まみれじゃないか。これじゃ大した売り物にはならないな。

 これで冒険者の中でも最高位のS級というのだから呆れてしまう。昔はSS級というのもいたようだが、今ではそこまでの称号を与えられるほどの実力者が生まれていないのだとか。

 もっともこれには理由がある。神々が人間にほとんど期待していないからだ。

 というのも、過去に神々が残り少ない力を与えて勇者を誕生させたのはいいが、魔族を相手に戦って善戦したのはいい。そこまではよかったが婚約者に憑依した精神体の魔族によっていいように操られて、国一つ滅ぼした馬鹿勇者がいた。

 その勇者を滅ぼす為に異世界から召喚された勇者が来て、両者ともに実力伯仲でなかなか勝負がつかずに、周囲に甚大な被害をもたらした。

 その結果、魔族と共闘していた邪神達もおそれをなして自らを封印するほどのすさまじさであったというから、相当すごい戦いだったんだろう。最終的に両者は相討ちになってしまい、魔族も魔界へと逃げ帰り、神々と魔族の戦いは痛み分けに終わったという。

 この二人の勇者の殺し合いのせいで死の大地の精霊樹の老化に拍車をかけてしまい、大陸全土に砂漠化が広がったというのが真相だと、アナントスが教えてくれた。

 また他の勇者は畑、家屋、井戸の神々が教えてくれたように聖剣の切れ味のみに生涯を費やして邪神の封印を解いてしまったアホ勇者や、人間至上主義に走って獣人やエルフ、ドワーフといった亜人をも弾圧した馬鹿勇者もいたのだから、神々が人間に愛想を尽かすのも無理はなかった。

 そしてダンジョンというのは増え過ぎた人間を間引くための機能がある。

 だが勇者が救いようのないクズばかりだったせいで、ダンジョンに入って中のモンスターを間引く存在が少なくなってしまった。

 結果的にスタンピード現象が起きてしまい、大量のモンスターがダンジョン内から溢れ出てきてしまって、悪循環が生まれてしまった。

 そして人間達は互いに手を取り合い、冒険者ギルドを結成した。本部はすでにスタンピードで国ごと滅んでおり、世界各地にある国にある支部がそれぞれの法をもって、何とか生存している状態だ。

 ここに俺が冒険者が嫌いな理由がある。各地のギルドの冒険者の教育がまるでなっていない。

 金目当てのゴロツキやロクデナシが一人前の冒険者を名乗っているのが現状だ。

 そしてギルドマスターもそれを咎めない。せいぜい口頭で注意することくらいだ。

 何といってもよほどタチの悪い犯罪でも犯さない限りは各地のギルドマスターは見て見ぬふりをする。

 それだけ冒険者の数が少ないのだから仕方ないだろうが、今は数よりも質の方が大切だ。
 
 そして俺はまた扉を開けた。予想通り、自分達は働かないで新米の冒険者からカツアゲして金をせしめている。

 この扉の面白い所は、方法さえ選べば開いた扉の向こうから人物や物品をこちらに持ち込むことができるということだ。

 そして俺は念動のアビリティを使って、ゴロツキという名の冒険者達をこちら側に引き寄せた。

 後はひたすらゴロツキ七人組を手加減はしたが、殴る、蹴る、とあいつらが新米たちにやったことをそっくりそのまま返してやった。

 最終的には全員が降参して心が折れた所で、アナントスに誓約させてもう二度と新米いびりをしないと誓わせてやった。

 こうして俺は連中を扉の向こう側に帰すと、次の得物をボコボコにするため、扉を閉じてまた開けては制裁するという行為に没頭していった。

 これを30回ほど繰り返しただろうか。後は扉を開けても街が見えるだけで誰もいない。

 一応全員に誓約させたし、俺の許可がないといかなる方法を使っても俺から制裁を受けたことは伝えられないようにはしてある。

 だがこれでやっと国内の屑冒険者を仕置きできたが…世界は広い。レナリアーラ国外の各地の支部の冒険者の屑もまた仕置きしないと思うと、頭が痛くなってきた俺だった。

 だがそれは別の俺じゃなくてもいいんじゃないか、とアナントスが言ったので、後はエペランや俺の分身に任せることにした。

 他に上位魔神とか魔神王とかいるけど、ただの人間相手にお仕置きするだけでは済まない気がする。

 いや絶対にやり過ぎて廃人に変えてしまうだろう。それじゃ困るから、大精霊や上級精霊を使って、交代で精霊を敵に回したらどうなるかを俺が説いて、扉の向こう側からこっち側へ引き寄せた性悪の冒険者達をボコボコにしていった。

 もちろん彼等とつるんでいる犯罪組織の連中は、全員オークやゴブリンに変えてダンジョン内に放り込んでやったので問題ない。

 こりゃ世界各地をまず移動できるようにならないと、話にならないな。仕方ないので俺は性悪冒険者を退治するのにも飽きてきたのもあって、レナリアーラ国以外の場所をざっと知覚できる方法を模索することにした。
 









 
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