闇の獣人 女神の加護で強く生き抜きます(18禁)

feriameres

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閑話 闇の中で(語り手:邪神王に仕えるレアンフィルト執事長)

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 最近は地上で戦争でも起きているのでしょうか。何やら大規模な破壊の波動がこの地の底にある宮殿にまで伝わってきますね。それも複数の破壊の波動を感じます。大きな城を何度か吹き飛ばしているのでしょうか?

 もしかしたら異世界から迷い込んだ邪神が暴れているのかもしれませんね。それだと地上の人間達が時間の問題で死に絶えますが、我々にとっては然程、問題ではありません。

 そして私の考えを裏付けるかのように、ゴブリンでさえも目を合わせるのを嫌がるほどの醜悪な怪物が現れました。

 その名もダイナスト・キメラ。竜の胴体にライオンの頭部に山羊、ゴリラの頭部を生やしており、尻尾は4本の蛇になっており、ヒュドラの頭部を移植したと言われています。

 事実、その蛇をいくら斬っても潰しても、すぐに再生してしまう。もちろん切り落とした切断面を焼いても、並みのヒュドラではないので、そもそも切断面を焼きつぶすことも不可能なのです。

 そしてそのドラゴンの鱗には人の顔。つまり彼が今まで食べた者の魂が宿っています。

 その魂の数だけ彼は命をもっており、何度殺しても即座に生き返るという、まさに邪神王陛下の直属の親衛隊長を名乗るのにふさわしい逸材です。

 「レアンフィルト執事長。どうやら例の獣人の聖人とやらが動き出したようだぞ」

 「あの漆黒の獣聖人とかいいましたか。しかし恐るるに足りません。何でもその聖人、獣人らしく全裸になるのが好きで、隙あらば服を脱いでその裸体を衆目に晒しているようではないですか。そのような露出狂の変態など、少しも恐れる必要などありませんよ?」

 しかも相手はまだ子供。16年しか生きていない小童の聖人など、大した敵ではありません。

 「それが…。どうも奴は己の限界を悟って、大精霊を眷属にしたらしい。それも魔の属性以外の7大属性の大精霊全てをだ」

 何ですって? 大精霊とは精霊王に次ぐ存在ではないですか。いかに聖人といえど、魔属性以外の7大属性の大精霊を全て眷属になどできるはずが…。

 私の大きく見開いた目を見て、ダイナスト・キメラもライオン、山羊、ゴリラの頭部に浮かべる表情がいずれも険しいものになっています。つまり彼はかの獣聖人とやらを侮れない存在だと認めているようですね。

 「それが…これはまだ未確定情報だが、かの聖人とやらは創造神の分身を2体も護衛に連れているらしい。創造神といってもランクがあるが、あの獣聖人を守るのは二級創造神と一級創造神の分身らしい。

 そして分身とはいえ、創造神の分身である彼等が認めたからこそ、大精霊もあのラフィアスという獣聖人を認めて眷属になったのだと。

 さらにあの者は海神王のお気に入りらしい。あいつの得意とする「海神王の槍」のアビリティをあの小僧に譲り渡すほど気に入っている。またこれも未確認情報だが、冥界の王にして真実の神ヨルガルも、またラフィアスという獣聖人を気に入っているようだ。どうも「真実の鏡」とアビリティをラフィアスに渡したらしい」

 …すみません。あまりにもラフィアスの背後にいる存在が大きすぎて、事態を把握しにくいのですが…。

 つまり何ですか? あの100年はおろか、20年も生きていない子供の獣聖人が、海の神の王と冥界の死神達の王のお気に入りだというのですか?

 しかもそれぞれの王がもつアビリティをプレゼントするほどに?

 「なるほど。それで? 最近になって地上から伝わってくる破壊の波動は、あの小僧が遊びで街や山を破壊して回っているせいだというのですか?」

 「いや。どうもあの小僧。どうやって入手したのかはわからんが、どうも都市を創造できるアビリティを手にいれたらしい。あの小僧は井戸の神、家屋の神、畑の神を崇めるように言っていたようだと信者(邪神王を崇める邪教徒)が送った書面に書かれていた。おそらくは家屋の神がラフィアスを気に入ってアビリティを授けたと私は考えている」

 家屋の神。滅茶苦茶マイナーな神様じゃないですか。確かに都市は家屋の集合体ですからね。都市創造のアビリティなんて授けられてもおかしくないですが…。

 「そこでだ。あの小僧、都市を創造したと思ったら、レナリアーラ王国の各村や街の住人を都市の内部まで案内して、1時間ほど都市の中を歩かせて各施設や家の中を見学させたそうだ。

 そしてその都市が幻影でないと住民達に自覚させたら、全員を村や街に戻して、無人に戻った己の創造した都市を大精霊に命じて破壊させたと、信者からの密書にある。こうして神罰の恐ろしさを民衆に知らしめて、民衆が神に対する感謝や信仰を持つだけでは不十分であり、畏れる心を持たないといけないと人々に説いたそうだ」

 「なるほど。つまり民衆を慢心させない為にかの聖人はわざわざ都市を創って、そこに村や街の住人を案内させてその都市を幻やハリボテでない事をわからせた上で、破壊して神罰の恐ろしさを民衆に知らしめたということなんですか…。

 しかも最近になって感じた波動は、一つや2つの破壊の波動ではありませんでした。もしかして、レナリアーラ王国内の全ての村や街に行って、その度に都市を創っては破壊したというのですか?」

 私の言葉に、ダイナスト・キメラのもつ3つの頭部が一斉に深く頷きました。どうやら正解だったようですね。ちっとも嬉しくないですが…。

 「しかもだ。あの小僧、レナリアーラ王国内の王都ジェルロンドの地下で暮らす犯罪者まがいの連中を無人島に送って、そこに元々あった街に住まわせているらしい。

 さらにレナリアーラ王国の北部にあった廃村も、今では貧民街で選ばれた100名ほどの男女が暮らしているようだぞ。確か村の名前はヴァイソン。無人島にある町は…ええと、ノラ、ノランディアというそうだ」

 密書に書いてる情報を何とか読んでくれるダイナスト・キメラ。あなたの体は手紙や本を読むのに適していないのに、わざわざ読んでくれるのですからね。人は見かけによらないと言いますが、このダイナストにも同じことが言えます。

 その外見や能力とは裏腹に、彼は一度信頼した相手にはとことん世話を焼くのが好きになるのですよね。

 たとえその為にどれほどの時間や手間がかかろうとも。それが彼の長所であり、短所であるといえます。

 さて、この密書を書いた邪神王様を崇める忠実な僕は魔法が一切使えない普通の人間ですが、逆をいえば神々に看破される可能性も低くなります。

 更に何の能力を持っていない、普通の人間であるからこそ…聖人の放つ聖なる光を浴びても何の問題もないというわけです。

 ダイナストが密書から得た情報によると、かの聖人は竜王の息吹、覇王竜の息吹、パーフェクトヒールにアルティメットヒール。さらに浄化魔法のピュリファイの5つを同時に発動させた、とありました。

 どうも魔法においては侮れない相手のようですね。都市を創造するだけでも大魔力を使うというのに。その上、村や街を複数の高位の治癒魔法や浄化魔法を同時に起動・展開できるとは。これは確かに侮っていい相手ではないようです。

 しかしかの聖人はやはり恐れることはありません。実際にこうして彼の癒しの術を我々は、下僕を通じて知ることができているのですからね。

 しかも普段は彼等は自分が我々の側だと知ることがないように普段は一般の市民として普通の生活をしています。そうなるように彼等が生まれた時から記憶操作をしていますので、いくら心が読めても無意味なのです。…もっとも「真実の鏡」の前に立たされたら、我々の下僕だということが神々にバレてしまいますが…。

 しかし彼等は一人ではありません。巨大な樹木の根と同じです。全員が一般市民として普通に生活しているのですから、いかにかの獣聖人といえど、彼等が我々の下僕だということを知るのは相当に困難でしょうね。

 しかし竜王の息吹に覇王竜の息吹ですか。またしてもドラゴン…本当に忌々しいですね。あの竜王や覇王竜が邪魔しなければ、この世界はとっくに我々邪神族の物になっていたというのに。

 「それでどうする? 地上からの破壊の波動で邪神王様もお目覚めのようだが?」

 「ああ。お目覚めといっても、まどろんでいる状態ですからね。まともは話ができる状態ではありません。

 それなら封印されていた魔物とかぶつけて、かの聖人の実力を計ってみることにしましょう。なに、それらの魔物をあの聖人が全て始末したとしても、異世界から召喚すればいいだけのこと。あの聖人が都市を破壊するなんて目立つようなことをしたのは、我々に対する挑発行為も含んでいるのでしょう。

 ならばこちらもその挑発とやらに乗ってやればいいのです。それにこうして封印された魔物や異世界から呼び出した魔物をこの世界に放てば、この世界の住人は不安になるでしょう。

 いかにかの聖人が強い力をもっていたとしても、例え大精霊達を従えていたとしても…世界中に解き放たれた魔物や召喚された魔物を一人だけで倒しきれないでしょうね。冒険者もそれほど多くはないし、彼等の実力など大したものではないですからね。聖人にできる事といえば彼等の傷を癒すことくらいでしょう。「海神王の槍」は威力が強すぎますからね。だから陛下に報告は不要です」

 私の言葉に、またダイナストの3つの首が小さく縦に振られました。

 「今となっては邪神王様にもっとも近い存在で、眷属の中でもっとも強い力を持つのはお前だ。しかも異世界からさまざまな存在を儀式なしで召喚できるのもお前だけだ。そのお前が言う事なのだからそれがいいのだろう。

 …わかった。私は引き続き、信者達からの連絡を待つ。お前は決して地上に出るな。出たらたちまち大精霊達に感知されてあの厄介な獣聖人がやってくるぞ?」

 怖くて醜い外見なのに、その声音は心配性のお父さんのようで、私は思わず笑みを浮かべてしまいました。

 苦笑、というやつですね。

 「わかっています。私はさまざまな魔物や邪精霊を召喚しなければいけないので、一先ず深淵の間に籠ります。あなたは引き続き、かの聖人の動向を見張っていてくださいね」

 こうして私は常に魔力に満ちた深淵の間で召喚魔法を使うことになりました。

 非常事態なのに何故か笑みが溢れてきますね。この数百年間、ろくに召喚魔法なんて使っていなかったのだから。

 その召喚魔法が好き放題使える事態となって嬉しくてたまらないのでしょう。我ながら何て現金な。自分で自分を分析して、その結果に呆れてしまいました。

 それでも私は笑いながら、3つの魔法陣を描きました。まずは封印された魔物達を解放してやらなければ。何千年も封印されていたから、解放されたら欲望のままに暴れまくるでしょう。

 「いきなり大物を呼んではあの聖人に対して失礼ですねぇ。やはり小物から呼んでやりましょうか。

 そして世界中に召喚された魔物が徘徊するようにしてやりましょう。いくら始末しても次々と召喚される魔物達に各村や街をあの聖人は守り切れるでしょうかね? フフフ…」

 こうして私はまずはこの世界に封じられた魔物達を解放し続けました。

 もちろん封印された魔物は無数にいるわけではありません。

 それが終われば…異世界からさまざまな存在を召喚するだけです。魔物、精霊、機械獣。

 見た事もない化け物を相手にこの世界の住民はどんな反応を示すでしょうか? そして彼等の混乱をあの聖人は抑えることができるでしょうか?

 私はただ召喚し続けるだけでいい。それだけでこの世界の住人は不安になり、聖人に対する疑念も深まっていきます。はたしていつまでこの世界は秩序を保ち続けられるのか…見物ですね。





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