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第254話 闇の獣人、賢者の石について調べてみる
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地下131階層から、また大陸東端にある山のダンジョンの上空へと転移した俺は、海神王の槍を使って、山ごと吹き飛ばすことにした。
もちろん岩や土砂が周囲に飛び散らないように、時空の大精霊や上級精霊達に結界を張ってもらっているので、周囲に被害が出ることはない。
威力の確認で最大サイズの海神王の槍を使ってみたんだけど…ちょっとやりすぎだったかもな…。
山はおろか、山のあった場所にクレーターができちゃっているし。
まあこれでやるべき事はやったんだからな。俺はまた地下131階層へと戻って、早速だがコア・ブランチに命じて三つの賢者の石の劣化版を出させてみた。
それでわかったことは、赤い賢者の石は火から物質とか作れても細かいデザインにするのには不向きなタイプのようだった。
それは青の賢者の石でも同じで、水を物質に変えたり、水を気体に変えられても、それを使って幻影とか、煙となった水蒸気で絵を描くということは至難の業のようだった。
だが緑の精霊石だと、こういう物質の形態を自在に変えることができる。
もっとも気体や液体を自在に変化させるのは無理で、あくまで物質の形を変化させるだけなんだけど。
それでも物質の構造を変えて、石からパンや肉、チーズに変えることができるのは素晴らしいと思う。
馬鹿親父のゴルンルプスやフェランさんに賢者の石について聞いてみると、その世界によっていろんな効果をもつ石だということしか、わからなかった。
ある世界では不老不死をもたらし、万病や切断した手足さえも再生させる奇跡の石。
金属を自在に変質させることができる石。
また疑似的な生命体を創造することができる石。
またある世界では、魔法を扱えない者でも魔法が使えるようになれる、超強力なブースターとしての石。
別の世界では空を飛ぶ船の動力源として使われているとか。
どちらにせよ、自然には存在しない石で、作成するのに極めて困難で時間がかかる代物らしい。
さらに賢者の石とは名ばかりで、実際には液体でそれを入れる容器を石と間違えて伝わってしまったというように書いている書物も異世界にはあるらしい。
「他にも中級精霊までなら、精霊が視えなくても召喚・支配できる賢者の石というのも異世界にはあるようです」
と、フェランさんが言ってくれた。相変わらず白ずくめの恰好だよなこの爺さん、いや今は美少女の姿をしているから、元・爺さんの異世界の二級創造神の分身というべきか。
「他にも武器の柄頭に付けることで聖剣として魔王退治に使われたという賢者の石も異世界にはあるらしい」
と、馬鹿親父が教えてくれた。
…何だかなぁ。本当にいろんな種類の賢者の石があって、何だか想像力の及ぶ限りといってもいいほど、多種多様みたいだな。賢者の石って…。
何だかこの賢者の石、気になるな。他に冒険者ギルドにいろいろとマジックアイテムを寄付したり、ミスリルの装備品とか、マジックパックとか寄贈したいんだけど、それどころじゃない感じがする。
「うーん。やっぱりこの石についてもっと詳しく知りたいな」
「冒険者ギルドにマジックアイテムとか寄付するんじゃなかったかの?」
と、アナントスが俺を見上げて言うが、今はこの石についての詳細を知っておきたい気持ちが一番強かった。
「それもいいけど、今はこの賢者の石とやらについて知りたいんだよな。アナントスはこの世界での賢者の石について、どんな効能があるのかわかるか?」
「うーむ。人間のやる事は大した事がなくて興味がないからの。確か不老長寿の効果があるとは聞いたことがあるがな。婚約者殿の思っていたような御立派な機能はなかったと思うぞ?」
「不老長寿だけでも十分にすごいって」
特に根拠はない。獣人としてのカンって奴だろうと思う。
しかしどうしてこんなものがあるんだろう。異世界産の賢者の石だから、この世界にあってもおかしくない。
馬鹿親父やフェランさんによると、賢者の石というのに共通しているのは錬金術によって生み出されたもので、極めて作成するのに手間がかかること。材料も入手困難なものばかりだということだ。
そうなるとこの世界の錬金術師に聞いてみないとダメだな。
幸いなことに俺にはアンネリーザという腐れ縁の仲の錬金術師がいる。
一度彼女の店に行って聞いておこうと思い、俺は時間停止を解除することにした。
もちろん岩や土砂が周囲に飛び散らないように、時空の大精霊や上級精霊達に結界を張ってもらっているので、周囲に被害が出ることはない。
威力の確認で最大サイズの海神王の槍を使ってみたんだけど…ちょっとやりすぎだったかもな…。
山はおろか、山のあった場所にクレーターができちゃっているし。
まあこれでやるべき事はやったんだからな。俺はまた地下131階層へと戻って、早速だがコア・ブランチに命じて三つの賢者の石の劣化版を出させてみた。
それでわかったことは、赤い賢者の石は火から物質とか作れても細かいデザインにするのには不向きなタイプのようだった。
それは青の賢者の石でも同じで、水を物質に変えたり、水を気体に変えられても、それを使って幻影とか、煙となった水蒸気で絵を描くということは至難の業のようだった。
だが緑の精霊石だと、こういう物質の形態を自在に変えることができる。
もっとも気体や液体を自在に変化させるのは無理で、あくまで物質の形を変化させるだけなんだけど。
それでも物質の構造を変えて、石からパンや肉、チーズに変えることができるのは素晴らしいと思う。
馬鹿親父のゴルンルプスやフェランさんに賢者の石について聞いてみると、その世界によっていろんな効果をもつ石だということしか、わからなかった。
ある世界では不老不死をもたらし、万病や切断した手足さえも再生させる奇跡の石。
金属を自在に変質させることができる石。
また疑似的な生命体を創造することができる石。
またある世界では、魔法を扱えない者でも魔法が使えるようになれる、超強力なブースターとしての石。
別の世界では空を飛ぶ船の動力源として使われているとか。
どちらにせよ、自然には存在しない石で、作成するのに極めて困難で時間がかかる代物らしい。
さらに賢者の石とは名ばかりで、実際には液体でそれを入れる容器を石と間違えて伝わってしまったというように書いている書物も異世界にはあるらしい。
「他にも中級精霊までなら、精霊が視えなくても召喚・支配できる賢者の石というのも異世界にはあるようです」
と、フェランさんが言ってくれた。相変わらず白ずくめの恰好だよなこの爺さん、いや今は美少女の姿をしているから、元・爺さんの異世界の二級創造神の分身というべきか。
「他にも武器の柄頭に付けることで聖剣として魔王退治に使われたという賢者の石も異世界にはあるらしい」
と、馬鹿親父が教えてくれた。
…何だかなぁ。本当にいろんな種類の賢者の石があって、何だか想像力の及ぶ限りといってもいいほど、多種多様みたいだな。賢者の石って…。
何だかこの賢者の石、気になるな。他に冒険者ギルドにいろいろとマジックアイテムを寄付したり、ミスリルの装備品とか、マジックパックとか寄贈したいんだけど、それどころじゃない感じがする。
「うーん。やっぱりこの石についてもっと詳しく知りたいな」
「冒険者ギルドにマジックアイテムとか寄付するんじゃなかったかの?」
と、アナントスが俺を見上げて言うが、今はこの石についての詳細を知っておきたい気持ちが一番強かった。
「それもいいけど、今はこの賢者の石とやらについて知りたいんだよな。アナントスはこの世界での賢者の石について、どんな効能があるのかわかるか?」
「うーむ。人間のやる事は大した事がなくて興味がないからの。確か不老長寿の効果があるとは聞いたことがあるがな。婚約者殿の思っていたような御立派な機能はなかったと思うぞ?」
「不老長寿だけでも十分にすごいって」
特に根拠はない。獣人としてのカンって奴だろうと思う。
しかしどうしてこんなものがあるんだろう。異世界産の賢者の石だから、この世界にあってもおかしくない。
馬鹿親父やフェランさんによると、賢者の石というのに共通しているのは錬金術によって生み出されたもので、極めて作成するのに手間がかかること。材料も入手困難なものばかりだということだ。
そうなるとこの世界の錬金術師に聞いてみないとダメだな。
幸いなことに俺にはアンネリーザという腐れ縁の仲の錬金術師がいる。
一度彼女の店に行って聞いておこうと思い、俺は時間停止を解除することにした。
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