闇の獣人 女神の加護で強く生き抜きます(18禁)

feriameres

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第281話 闇の獣人、切り落とした尻尾の処分方法について思考する

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 いよいよエルモーラ王国の第一王女様の開催するお茶会(とはいっても参加するのは姫と俺だけだが)が近づいてきている中、俺は自分の尻尾の処分方法について悩んでいた。

 この尻尾、俺の体の一部だけあって光そのものに変えようとしても、すさまじい抵抗力をもっていてレジストしてしまう。

 同様に闇そのものに変えようとしても同じように闇そのものに変えることができない。

 いっそ燃やそうと思ったが、アビス・ファイアをかけても燃え尽きないときた。

 これはまずい。うかつに捨てようとしても誰かに拾われて怪しい実験とか魔法の触媒にでも使われたら目も当てられない。

 うーん。限界突破ポーション飲む度に尻尾を切り落としていたのがまずかったか。

 暗殺者の訓練受けていた時代では尻尾は邪魔になるからと根元の部分を残して、他は切り落とされていたんだよ。それが原因で尻尾のない生活に慣れていたせいか、尻尾が生えるとは思っていなかったのもあって、最初は生える度に切り落としていたんだよな。

 飲んではまた生える→風魔法や冥王様からもらった草刈り鎌で切り落とす→また限界突破ポーション飲むと生えるという無限ループで、その結果3万4000以上の尻尾の在庫を抱えることに。

 これ、御守代わりに付与するにしても誰にあげるかで効能とか別にしないといけないし。

 俺に対する呪詛にも使えるから、捨てるなんてとんでもないです! と元・呪術師連中のおっさん達から猛反対されました。

 そこで俺の体の一部だから誰かにあげるにしても、よほど信用できて俺の尻尾を悪用しない連中にするべきだと呪術師のおじさん達から忠告、いや警告されました。

 そこで魔皇神を呼んで、タラミレーナ、アナントスにも相談した結果、俺と親しい人に御守り代わりに上げるということにして、他は限界突破ポーションの1000倍濃縮モードの薬品の副作用を緩和するのに使えるかもしれないということになった。

 何しろ覇王竜の新旧シリーズって、一度装備したら外しても装備者に効果が永続するだけあって、全裸の状態で草刈り鎌で尻尾を根元から切断しても、次の瞬間には本当に1秒かからないで尻尾が完全に再生してしまうんだよね、これが。

 おまけに最初は痛かったけど、何万回も繰り返してきたせいか痛みなんて慣れたのか、それとも尻尾の部位に限って痛覚が麻痺したのかわからないが、いくら切り落としてもぜんぜん痛みなんて感じなくなってしまった。

 そして目の前に積み上げてみると、黒い尻尾の山ができあがる。燃やそうにも火がつかないし、いろんな魔法を試しても効かないときた。

 これには完全にお手上げで上記の神々を呼んでどうにかしてほしい、と相談することになったが、これにはさすがのタラミレーナ、アナントスも困ってしまった。

 馬鹿親父や二級創造神の分身にして元・美少女性奴隷のフェランさんも俺がピンチに陥ったわけじゃないので、尻尾の処分方法については口出しできないようだった。

 そこで今まで黙っていた魔皇神が口を開いた。「これを消し去るだけなら簡単だ。魔力変換」

 と、言うと彼が手に持っていた俺の尻尾が空間に溶け込むようにして消えてしまった。

 「今…何をやったんだ?」と俺が聞くと無表情で魔皇神は言った。

 「其方の尻尾を魔力そのものにしたのだ。だがこれでは魔力回復効果はあっても、今の其方は大抵の魔法を使っても瞬時に回復してしまうから、大した意味はない。ならば…其方が飲みにくいとよく言っている限界突破ポーションの副作用による胃腸の痛みを緩和できないものかと考えているところだ」

 俺の尻尾の積み重なった山から、また一本の尻尾を掴んで虚空から一つの薬瓶を出した。

 どちらかというとジャムの入った瓶に酷似している。その蓋が勝手に回転して瓶から外れて、空中に浮いて静止した。

 「アビリティ強化。薬効増強」

 あ、そうか。アビリティ強化ってやつがあったっけ。最近は使う機会がなかったのと、いろんな事が起きたせいですっかり忘れていたわ。確かに魔皇神ならこれが使えてもおかしくないけど、何の薬効を増強したんだろう?

 気になったので聞いてみたら彼は無表情で短く「胃腸薬だ」と答えてくれた。

 「それってつまり…1000倍に強化した限界突破ポーションと一緒に飲めば、胃腸の痛みが回復するとか、痛みを感じにくくなるってことか?」

 「そうだ。そもそも限界突破ポーションとは、其方のもつ能力や身体機能、魔力などを全体的に底上げするためのものだ。しかし…胃腸のみを超絶的に強化するのはそれほど難しくない。小手先の小細工でしかないが、其方の精液と尻尾を使えば、胃腸だけを強くして、1000倍の限界突破ポーションを連続して飲んでも、胃痛が起きないようにすることは可能だ」

 というわけで、また少し忙しくなりました。もっていた100倍濃縮ポーションを闇の中の空間から取り出して、それを統合のアビリティで1000倍の濃縮ポーションにして、ヒョドリンに食わせて10万本に増やす。

 ここまでは魔皇神から教えられた通りだ。後は魔皇神が俺の尻尾と精液を使った、超・胃腸薬と身も蓋もない名前の薬ができて、これもヒョドリンに食わせて10万本に増やしてもらった。

 というわけで先に超・胃腸薬を飲んでから、1000倍濃縮限界突破ポーションを飲んでみると、すごい苦味と渋味で吐き出しそうになったが、どうにか我慢して飲みこんでみる。

 すると胃の辺りがもやもやするが、100倍濃縮限界突破ポーションを飲んだほどじゃない。

 また超・胃腸薬を飲んでから1000倍限界突破ポーションを飲んでみる。今までは最低でも1分間は時間をおかないと胃腸の痛みを感じられたが、もやもや感はするものの、痛みはない。

 「待てよ? それならこの超・胃腸薬も増やしたんだから、これも統合すれば効果も強くなるんじゃないのか?」

 と、俺が手元にあった10本ほどの超・胃腸薬を睨んで言うと、魔皇神は首を傾げた。

 「それだと超・胃腸薬の効能が強くなりすぎてかえって其方の胃腸に負荷がかかる恐れがあるんだが…まあ増やしてから統合のアビリティを使ってみる価値はあるな。ヒョドリンよ、また増やしてもらえるか?」

 と、超・胃腸薬を魔法で小さくして100本ほど革袋に入れてから、ヒョドリンの口元にもっていく。

 「もちろんなのだぁああああああああ! 俺に任せれば旦那様ことラフィアス様のパワーアップは絶対、確実に間違いないぞぉおおおおおおおおおおお!」

 と、俺の為になる薬を増やせるのが嬉しくてたまらないらしく、ヒョドリンのテンションの上がりっぷりは普段の時よりも、最低でも20%ほど上がっていた。

 で、100本の超・胃腸薬を統合のアビリティ使って100倍パワーの超・胃腸薬ができた。

 それを先に飲んでから、1000倍の限界突破ポーションを飲んでみると…胃にもやもや感は感じるが、すごく小さいものだった。

 これは使えるということで、100倍パワーの超・胃腸薬をまた統合のアビリティを使ってから、一本の100倍パワーの超・胃腸薬を作って、またヒョドリンに食わせてみた。

 これで一応は500本ほどの100倍効果の超・胃腸薬ができた。

 ヒョドリンのいい所はこういう薬とかを効能や成分を薄めさせないで、そっくりそのまま増やしてくれることにあると思う。

 そして今度は100倍パワーの超・胃腸薬を10本並べてから、また統合のアビリティで1000倍の超・胃腸薬に。

 それから後はまたヒョドリンに食わせて1万本にふやしてもらった。

 後は実験のみ。1000倍パワーの限界突破ポーションと1000倍パワーの超・胃腸薬。

 先に1000倍パワーの胃腸薬を飲んでから、次に1000倍の限界突破ポーションを飲んでみる。

 そしたら痛みや痺れなどは全く感じられなくなりました。

 試しにもう一本の1000倍限界突破薬を飲んでみたけど、少し胃にもやもやを感じた程度だった。

 どうやら今の俺の場合だと二本連続なら、1000倍の超・胃腸薬のお陰で胃腸の痛みや苦しさを感じることがなくなったようだった。

 それで後はひたすら実験。1000倍の超・胃腸薬と1000倍の限界突破ポーションを一本ずつ飲んでいき、二本飲み終わったら、次もまた二本を飲んで、と連続して飲みまくっていても、胃腸のおかしな感じとか、違和感とかは起きていなかった。

 おかげで調子に乗って、時間停止をかけてから10万本の限界突破薬と10万本の1000倍胃腸薬を飲んだことになるほど飲みまくりました。

 え? わかりにくい? えーと…その、つまりだな。1000倍の超・胃腸薬(1000倍効果バージョン)と、1000倍の限界突破薬(1000倍効果バージョン)をそれぞれ二種類を100本飲みまくったんだよ。

 お陰で1000×100で10万本になるので、俺は今まで飲んだ分を含めて20万もの限界突破ポーションを飲んだことになるってわけ。

 それなら1万倍の効果のある限界突破ポーションと、1万倍の胃腸の荒れ、傷などを癒して鉄の胃袋を作るのが魅惑的なんだよな。

 でもまだ100万本まで飲んでいないので、いくらなんでも時期尚早で早すぎるから、あと二ケ月は待った方いいんじゃないかと言う事で、しばらくの間は1000倍効果の胃腸薬と限界突破ポーションを飲み続けることになったのでした。

 でも病気でもないのに胃腸薬飲み続けるって…別の意味で何か問題とか起きそうだな。胃腸薬飲まないで、何かいい解決方法があればいいんだが。これについて俺はいい方法がないか、考えてみることにした。
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