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第287話 闇の獣人、生意気な火竜を殺さないで喋ってもらう方法をとってみる
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とりあえず火竜はアビス・ファイアの一撃を受けて全身に火傷を負っているようだったので、アナントスに頼んで眷属の大蛇を2匹召喚してもらってから、首に巻き付いてもらった。
これで逃げたり、俺に敵対的行動をとったら、即座に首に巻き付いた蛇が絞め殺す上に、もう一匹が鋭い牙で噛みついて猛毒を体内に注入するという算段のようだった。
実際にこの2匹の眷属の蛇。今まで見た蛇の中でも存在感がすごく強い。見た目は普通に見えるんだけど、この2匹の蛇ならドラゴンの鱗も関係なく、しかもたやすく締め付けて絞殺することも、鱗を噛み砕いて毒を体内に流すことも簡単にできちゃうほどの力をはっきりと感じられる。
だが当の火竜は『そんなことをせんでも逃げたりしない。貴様に今まで手加減されていたとわかったからな、獣の子よ。大精霊を従える貴様からは逃げられはしないからな。殺すならさっさと殺せ』
俺は火竜の殺せという念話を綺麗に無視して、またパーフェクトヒールを火竜にかけてやる。
そこで俺は盾と剣をブレスレットの中に戻すと、闇の中の空間からヴァイオリンを取り出した。
横たわった火竜は何をするのかと、大きく目を開いたが俺が演奏を始めると途端に目を閉じて耳を前足で塞ぎ始めた。
ギギギギィ~グゴゴゴ~グガガガ~
と、俺の自分でもわかるほどのひどい演奏を近くで聞かされて耳を塞いでもそれで完全に音を遮断できるほどの構造をしていない。
ドラゴンは爬虫類だから、耳を塞いでも隙間ができてしまう。
火竜は右に左に転がり回りながら、目から涙を流して苦悶し続ける。
『やめろぉおおおおおお! 殺せ! いっそ殺してくれぇええええ!』
と、涙を滝のように流しながらのたうち回る異世界の火竜。
あ、よく見ると耳から出血している。さすがにやり過ぎだとわかったのでまたパーフェクトヒールをかけてやる。
俺の演奏が終わって涙目になっていた火竜は俺を睨む気力もないのか、またぎゅっと目をつぶって耳を塞ぐ行為に戻ってしまった。
これはアレだな。逆効果というやつだな。
仕方ないので俺はサキュバスやインキュバスから吸収したアビリティの魔眼を火竜に使ってみた。
すると火竜の股間からピンク色の小さな突起が生えた肉棒が出現して、火竜は大きく目を開いたがあえぎ声を出してまた右に左に転がり始めた。
『き、貴様…何を考えている! このような淫らな行いをするなどいくら敗者である私でも許されぬ行為ではないのか?』
と、言っているが俺は完全に無視。そのまま魔眼を使って火竜を性的に気持ちよくしていく。
『や、やめろ! このままでは…うぉおおおおおーっ! い、逝く、逝くーーーーっ!』
火竜が咆哮を上げると股間に生えたぬめぬめとした光沢を放つピンクの肉棒から、勢いよく真っ白な粘液が噴出していく。
大量の白い粘液がほとばしり、彼の顔や胸を真っ白に染め上げていく。
ハァハァと息が荒く、真っ赤な舌をだらしなく口の中からはみ出させている火竜に俺は形態変異のアビリティを使って、竜人の姿に変えてやった。
それからは腸内や菊門を念入りにピュリファイをかけてから、感触変化の魔法を火竜にかけて、脱衣の魔法で来ていた白い服をそのまま近くの地面の上に転移させる。
後は俺の肉棒を竜人と化した火竜の菊門の中に挿入し、乱暴に腰を振ってやる。
火竜は大きく目を開いて自分の姿が変わっていることにも仰天しただろうが、それ以上に感触変化による快楽に耐えきれず、歓喜による叫び声を上げた。
それから5分も経たない内に火竜は2度目の射精をして、完全に性の快楽による虜と化していた。
俺はそのまま火竜の菊門の中に肉棒を出し入れし続け、火竜が気絶するまで犯りまくった。
途中で俺も何度か逝ったが、できる限り火竜と同時に逝くようにした。
そして体感時間で2時間ほど経っただろうか。火竜の肉棒から精液が出なくなるまで続けた俺は、もう完全に火竜を性の虜にしていた。
何度か気絶したので、終わらせようとしたらすぐに目を覚ましたかと思うと、腰を動かして俺の肉棒が出られないようにするなど、完全にこいつは性の快楽の前に堕ちたようだった。
そこで隙あり、といわんばかりに闇の中の空間から細い紐上に変化した、俺に永遠に恋をする首輪を出して、火竜の首に付けてやった。相変わらずアナントスの眷属の蛇が首に巻き付いていたが、細い紐の形なので装着できた。
それからは肉棒を引き抜いても、火竜は無反応だった。
起き上がった彼はまるで乙女のようにキラキラした目で俺をうっとりと見つめている。
『あー。こっちもな。暴力に頼るつもりはなかったから、お互いに気持ちいい方法を取らせてもらった。そこで何があんたにあったのか教えてもらえるかな?』
と、聞いたら火竜は正座して偉く素直になったのを強調するかのように、俺を恋する目で見ながら言った。
『はい、ご主人様。私、火竜のルルドンといいます。実は私の住んでいた世界では次期竜王の王位を巡るドラゴン同士の争いが日ごとに強くなるありさまでした。
そして争いはエスカレートし、ついには当代竜王陛下が実の娘との間に交尾した息子のガガライゾン様が、多くの強敵のドラゴンを倒して、実父の竜王陛下をも殺して、次代の竜王様となりました。
しかし近親相姦によって生まれた歪んだ血筋のドラゴンなど認めるわけにはいかない、と保守派のドラゴン達が反対し、竜の住む大陸は竜王になったのだから、これ以上争う必要はないと主張する穏健派と、あくまで自説を掲げて竜王の就任を反対する派に分かれて争うようになってしまいました。
やがて戦火は他の大陸にまで飛び火してしまい、世界が火の海に包まれそうな危機感がドラゴンや人間の間に生まれるようになり、私達は他の世界に逃げることにしました。
こうして私は異世界へ逃げる為のゲートを開く為に協力的だった人間や仲間のドラゴンが産んだ卵をそれぞれ、カプセルの中に入れて、収納能力のある水晶玉に入れるとそのまま飲み込み、同胞の2体のドラゴン、死霊竜と雷撃竜と共に異世界へ逃れたのです。
後は死霊竜達が囮になっている間に同胞や人間を入れたカプセルを溶岩の中に入れて、追手が来ても容易に手出しできないようにしたのです』
何とまあ…。異世界の竜王の座を巡る覇権争いですかい。それで追手から仲間の入ったカプセルを守るために、火山の噴火口から溶岩の中に逃したったわけか。
まあ…そんな事しても俺の眷属には時空の大精霊がいるし、精霊王様達も味方だからな。
やろうと思えばいかに溶岩の中に入れても、時空魔法を使えばあっさりとり出せちゃうんだけどね。
ルルドンによると火の精霊達が守っているから、しかるべき時期が来ないと溶岩の中からカプセルはとり出せないとの事だったが、あいにくこっちは世界を統べる精霊達の頂点、精霊王様たちがいるから、そんな事しても無駄なんだけどな。
でもそれは今言うべきじゃないな。しかしルルドンって快楽に弱かったのか、両手を組んで俺にスリスリと体をなすりつけてくるのはちょっとウザったいな。いやルルドンに首輪付けた俺の自業自得なんだけど。
そういえば異世界の生物にも霊魂解析ってできるのかな? ちょっと調べてみるか。
それで軽くルルドンの魂を解析してみたら、ドラゴンの発情期は300年に一度しかないらしい。
そしてルルドン達、異世界のドラゴンは1000年~1800年生きるそうだ。寿命が長い竜だと3000年ほど生きるそうだが、そういうドラゴンは大人しくて争いを好まないタイプが多いらしい。
そりゃそうだよな。しょっちゅうドラゴン同士で争っていたら、いくら強い力があってもいつかは傷を負ったりしてその傷が元で失血死に繋がるかもしれないんだし。やっぱり争いのない人生をおくっているドラゴンだと長老と呼ばれるほどの威厳と力をもったドラゴンに成長するらしい。
しかしルルドン…えらい変わりようだな。人生に6回しかない発情期だから、ほとんど性的な事に免疫がなかったんだろうけど…。
こいつってもしかして頭が固くて頑固そうに見えて、実は人懐っこいタイプだったとか?
とりあえずカプセルは溶岩の中を流れているそうで、大した危険はない。
問題は近親相姦によって生まれた次期竜王だったドラゴンだ。ガガライゾンは実の父を殺して竜王になったせいかついた仇名が暴魔竜という物騒なものだったそうだ。
いくら近親相姦で生まれたとはいえ、その実力は高くて俺ならなんとか勝てそうとのこと。
やっぱり不安だったのか、手加減し続けていた俺なら守ってくれるかも、という意味も含めてルルドンは俺からなかなか離れようとしない。
どーしたもんかな。とりあえずダンジョンの地下131階層にルルドンを伴って戻ってみると、例によっていつものように馬鹿親父、フェランさん、ドラフォールさん、タラミレーナ、サキュバス・エンプレスのミリーヤと奴隷達にアルロンとロンドウェルの2名が集結していた。
そして俺に懐いて離れようとしないルルドンと俺を交互に見て、全員が安堵とも呆れともとれるため息をほぼ同じタイミングで吐いた。
どう説明しようかと考えていると、サンティラが俺の戦闘や性行為とか全部、時空の大精霊や上級精霊が映して、彼等に見せていたらしい。
最後に性行為をしたが、相手が頑固だったので俺に恋をする首輪を付けても誰も何も言わない。
「な、何だよ…。こいつらが厄介事をもってきた上に、一方的に戦闘行為を仕掛けてきたんだぞ? それでこっちも暴力で反撃したら、こいつらと同じじゃないか。それよりかは性的な快楽を与えて言いなりにした方がいいだろうが!」
と、俺が主張すると馬鹿親父やフェランさん、ドラフォールさんまで俺から目を逸らしてしまった。
「確かに言いたい事はわかるんだがな、息子よ。お前は一体どれだけ性奴隷を増やせば気が済むのだ?」
「また増えましたね…。まあ今回は厄介事をもちこんできた彼等に非があるわけですから」
「そんなにため息ばかりつくでない。こうでもしなければあの火竜は婚約者殿の演奏で自殺しかねないほどだったんじゃからの。それに対するお詫びでもあったわけじゃし、そもそもお前さん達は婚約者殿の危機以外は何もしないんじゃからそこまで呆れてもあまり説得力がないぞ?」
とアナントスが蛇体を伸ばして俺をフォローしてくれる。うん。ありがとう。フォローになっていないというのは俺の気のせいだと思う事にして…。確かに俺の演奏ってひどいよね。まさか異世界のドラゴンまで拒絶反応示すとは思わなかったけど…。
ドラフォールさんは同じ竜人の姿のルルドンを半眼で睨んでいる。その目は厄介事を持ち込んできやがって。と如実に語っていた。
アルロン、ロンドウェル、奴隷達はノーコメントで無言かつ無表情で人形のように黙っているだけだった。
痛すぎる沈黙が塔の五階を支配している。俺はそんな彼等を尻目に、精霊王に頼んでそれぞれ別の空間に収納していた二体のドラゴンを出してもらい、また形態変化をかけて二体とも竜人の姿に変えてから、ルルドン同様に俺に恋をする首輪を彼等の首に付けておいた。
それからアルティメット・ヒールをかけてやると、雷撃竜も死霊竜も俺に恋をするようになり、ルルドンと睨み合って三つ巴のにらみ合いが続くようになって俺はアナントスに実体化してもらうように頼むと、腕に巻き付いていた彼女は即座に俺の意図を察して、巨大な光輝くヒュドラの姿になった。
そして三頭のドラゴンを相手に盛大な説教をかまして、お前らは異世界からの訪問者であって、俺に対して必要以上にベタベタと纏わりつかないように、という内容のものだった。
おかげで、どうにか俺は三頭の異世界のドラゴンにまとわりつかれることから逃れることができて安堵していた。
しかし異世界からの訪問者にも、この俺に恋をする首輪って効くんだな。ありがとう魔皇神。
何とか事情を聞くことができたが、暴魔竜とその眷属がくるかもしれないってのは嫌だな。ある意味こいつらはトラブルの種だ。こいつらも事情を知っていたから話し合いには応じなかったんだろうけど。
何だかトラブルが増えたような感じがする。時間停止が効いているのをいいことに俺は三体の竜人の姿のドラゴンをフェランさん達に任せてこの世界の事についての説明をじっくりと聞かせることにした。
その間に俺は城の自室で寝ることにした。こういう時は寝るに限る。
それに今の俺って酒飲んでもその酒精を完全に中和しちゃって水を飲んでいるのと同じで、全く酔えないんですよね、これが。食べ物にも執着しないようにと暗殺者の訓練時代にさんざん仕込まれたから、他に娯楽とかはセックスと殺し以外ないし。
つまり今は何か有事があった時の為に寝るしかないんだよな。起きたら何をしようかと考える間もなく、俺は眠りに落ちていった。
これで逃げたり、俺に敵対的行動をとったら、即座に首に巻き付いた蛇が絞め殺す上に、もう一匹が鋭い牙で噛みついて猛毒を体内に注入するという算段のようだった。
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だが当の火竜は『そんなことをせんでも逃げたりしない。貴様に今まで手加減されていたとわかったからな、獣の子よ。大精霊を従える貴様からは逃げられはしないからな。殺すならさっさと殺せ』
俺は火竜の殺せという念話を綺麗に無視して、またパーフェクトヒールを火竜にかけてやる。
そこで俺は盾と剣をブレスレットの中に戻すと、闇の中の空間からヴァイオリンを取り出した。
横たわった火竜は何をするのかと、大きく目を開いたが俺が演奏を始めると途端に目を閉じて耳を前足で塞ぎ始めた。
ギギギギィ~グゴゴゴ~グガガガ~
と、俺の自分でもわかるほどのひどい演奏を近くで聞かされて耳を塞いでもそれで完全に音を遮断できるほどの構造をしていない。
ドラゴンは爬虫類だから、耳を塞いでも隙間ができてしまう。
火竜は右に左に転がり回りながら、目から涙を流して苦悶し続ける。
『やめろぉおおおおおお! 殺せ! いっそ殺してくれぇええええ!』
と、涙を滝のように流しながらのたうち回る異世界の火竜。
あ、よく見ると耳から出血している。さすがにやり過ぎだとわかったのでまたパーフェクトヒールをかけてやる。
俺の演奏が終わって涙目になっていた火竜は俺を睨む気力もないのか、またぎゅっと目をつぶって耳を塞ぐ行為に戻ってしまった。
これはアレだな。逆効果というやつだな。
仕方ないので俺はサキュバスやインキュバスから吸収したアビリティの魔眼を火竜に使ってみた。
すると火竜の股間からピンク色の小さな突起が生えた肉棒が出現して、火竜は大きく目を開いたがあえぎ声を出してまた右に左に転がり始めた。
『き、貴様…何を考えている! このような淫らな行いをするなどいくら敗者である私でも許されぬ行為ではないのか?』
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『や、やめろ! このままでは…うぉおおおおおーっ! い、逝く、逝くーーーーっ!』
火竜が咆哮を上げると股間に生えたぬめぬめとした光沢を放つピンクの肉棒から、勢いよく真っ白な粘液が噴出していく。
大量の白い粘液がほとばしり、彼の顔や胸を真っ白に染め上げていく。
ハァハァと息が荒く、真っ赤な舌をだらしなく口の中からはみ出させている火竜に俺は形態変異のアビリティを使って、竜人の姿に変えてやった。
それからは腸内や菊門を念入りにピュリファイをかけてから、感触変化の魔法を火竜にかけて、脱衣の魔法で来ていた白い服をそのまま近くの地面の上に転移させる。
後は俺の肉棒を竜人と化した火竜の菊門の中に挿入し、乱暴に腰を振ってやる。
火竜は大きく目を開いて自分の姿が変わっていることにも仰天しただろうが、それ以上に感触変化による快楽に耐えきれず、歓喜による叫び声を上げた。
それから5分も経たない内に火竜は2度目の射精をして、完全に性の快楽による虜と化していた。
俺はそのまま火竜の菊門の中に肉棒を出し入れし続け、火竜が気絶するまで犯りまくった。
途中で俺も何度か逝ったが、できる限り火竜と同時に逝くようにした。
そして体感時間で2時間ほど経っただろうか。火竜の肉棒から精液が出なくなるまで続けた俺は、もう完全に火竜を性の虜にしていた。
何度か気絶したので、終わらせようとしたらすぐに目を覚ましたかと思うと、腰を動かして俺の肉棒が出られないようにするなど、完全にこいつは性の快楽の前に堕ちたようだった。
そこで隙あり、といわんばかりに闇の中の空間から細い紐上に変化した、俺に永遠に恋をする首輪を出して、火竜の首に付けてやった。相変わらずアナントスの眷属の蛇が首に巻き付いていたが、細い紐の形なので装着できた。
それからは肉棒を引き抜いても、火竜は無反応だった。
起き上がった彼はまるで乙女のようにキラキラした目で俺をうっとりと見つめている。
『あー。こっちもな。暴力に頼るつもりはなかったから、お互いに気持ちいい方法を取らせてもらった。そこで何があんたにあったのか教えてもらえるかな?』
と、聞いたら火竜は正座して偉く素直になったのを強調するかのように、俺を恋する目で見ながら言った。
『はい、ご主人様。私、火竜のルルドンといいます。実は私の住んでいた世界では次期竜王の王位を巡るドラゴン同士の争いが日ごとに強くなるありさまでした。
そして争いはエスカレートし、ついには当代竜王陛下が実の娘との間に交尾した息子のガガライゾン様が、多くの強敵のドラゴンを倒して、実父の竜王陛下をも殺して、次代の竜王様となりました。
しかし近親相姦によって生まれた歪んだ血筋のドラゴンなど認めるわけにはいかない、と保守派のドラゴン達が反対し、竜の住む大陸は竜王になったのだから、これ以上争う必要はないと主張する穏健派と、あくまで自説を掲げて竜王の就任を反対する派に分かれて争うようになってしまいました。
やがて戦火は他の大陸にまで飛び火してしまい、世界が火の海に包まれそうな危機感がドラゴンや人間の間に生まれるようになり、私達は他の世界に逃げることにしました。
こうして私は異世界へ逃げる為のゲートを開く為に協力的だった人間や仲間のドラゴンが産んだ卵をそれぞれ、カプセルの中に入れて、収納能力のある水晶玉に入れるとそのまま飲み込み、同胞の2体のドラゴン、死霊竜と雷撃竜と共に異世界へ逃れたのです。
後は死霊竜達が囮になっている間に同胞や人間を入れたカプセルを溶岩の中に入れて、追手が来ても容易に手出しできないようにしたのです』
何とまあ…。異世界の竜王の座を巡る覇権争いですかい。それで追手から仲間の入ったカプセルを守るために、火山の噴火口から溶岩の中に逃したったわけか。
まあ…そんな事しても俺の眷属には時空の大精霊がいるし、精霊王様達も味方だからな。
やろうと思えばいかに溶岩の中に入れても、時空魔法を使えばあっさりとり出せちゃうんだけどね。
ルルドンによると火の精霊達が守っているから、しかるべき時期が来ないと溶岩の中からカプセルはとり出せないとの事だったが、あいにくこっちは世界を統べる精霊達の頂点、精霊王様たちがいるから、そんな事しても無駄なんだけどな。
でもそれは今言うべきじゃないな。しかしルルドンって快楽に弱かったのか、両手を組んで俺にスリスリと体をなすりつけてくるのはちょっとウザったいな。いやルルドンに首輪付けた俺の自業自得なんだけど。
そういえば異世界の生物にも霊魂解析ってできるのかな? ちょっと調べてみるか。
それで軽くルルドンの魂を解析してみたら、ドラゴンの発情期は300年に一度しかないらしい。
そしてルルドン達、異世界のドラゴンは1000年~1800年生きるそうだ。寿命が長い竜だと3000年ほど生きるそうだが、そういうドラゴンは大人しくて争いを好まないタイプが多いらしい。
そりゃそうだよな。しょっちゅうドラゴン同士で争っていたら、いくら強い力があってもいつかは傷を負ったりしてその傷が元で失血死に繋がるかもしれないんだし。やっぱり争いのない人生をおくっているドラゴンだと長老と呼ばれるほどの威厳と力をもったドラゴンに成長するらしい。
しかしルルドン…えらい変わりようだな。人生に6回しかない発情期だから、ほとんど性的な事に免疫がなかったんだろうけど…。
こいつってもしかして頭が固くて頑固そうに見えて、実は人懐っこいタイプだったとか?
とりあえずカプセルは溶岩の中を流れているそうで、大した危険はない。
問題は近親相姦によって生まれた次期竜王だったドラゴンだ。ガガライゾンは実の父を殺して竜王になったせいかついた仇名が暴魔竜という物騒なものだったそうだ。
いくら近親相姦で生まれたとはいえ、その実力は高くて俺ならなんとか勝てそうとのこと。
やっぱり不安だったのか、手加減し続けていた俺なら守ってくれるかも、という意味も含めてルルドンは俺からなかなか離れようとしない。
どーしたもんかな。とりあえずダンジョンの地下131階層にルルドンを伴って戻ってみると、例によっていつものように馬鹿親父、フェランさん、ドラフォールさん、タラミレーナ、サキュバス・エンプレスのミリーヤと奴隷達にアルロンとロンドウェルの2名が集結していた。
そして俺に懐いて離れようとしないルルドンと俺を交互に見て、全員が安堵とも呆れともとれるため息をほぼ同じタイミングで吐いた。
どう説明しようかと考えていると、サンティラが俺の戦闘や性行為とか全部、時空の大精霊や上級精霊が映して、彼等に見せていたらしい。
最後に性行為をしたが、相手が頑固だったので俺に恋をする首輪を付けても誰も何も言わない。
「な、何だよ…。こいつらが厄介事をもってきた上に、一方的に戦闘行為を仕掛けてきたんだぞ? それでこっちも暴力で反撃したら、こいつらと同じじゃないか。それよりかは性的な快楽を与えて言いなりにした方がいいだろうが!」
と、俺が主張すると馬鹿親父やフェランさん、ドラフォールさんまで俺から目を逸らしてしまった。
「確かに言いたい事はわかるんだがな、息子よ。お前は一体どれだけ性奴隷を増やせば気が済むのだ?」
「また増えましたね…。まあ今回は厄介事をもちこんできた彼等に非があるわけですから」
「そんなにため息ばかりつくでない。こうでもしなければあの火竜は婚約者殿の演奏で自殺しかねないほどだったんじゃからの。それに対するお詫びでもあったわけじゃし、そもそもお前さん達は婚約者殿の危機以外は何もしないんじゃからそこまで呆れてもあまり説得力がないぞ?」
とアナントスが蛇体を伸ばして俺をフォローしてくれる。うん。ありがとう。フォローになっていないというのは俺の気のせいだと思う事にして…。確かに俺の演奏ってひどいよね。まさか異世界のドラゴンまで拒絶反応示すとは思わなかったけど…。
ドラフォールさんは同じ竜人の姿のルルドンを半眼で睨んでいる。その目は厄介事を持ち込んできやがって。と如実に語っていた。
アルロン、ロンドウェル、奴隷達はノーコメントで無言かつ無表情で人形のように黙っているだけだった。
痛すぎる沈黙が塔の五階を支配している。俺はそんな彼等を尻目に、精霊王に頼んでそれぞれ別の空間に収納していた二体のドラゴンを出してもらい、また形態変化をかけて二体とも竜人の姿に変えてから、ルルドン同様に俺に恋をする首輪を彼等の首に付けておいた。
それからアルティメット・ヒールをかけてやると、雷撃竜も死霊竜も俺に恋をするようになり、ルルドンと睨み合って三つ巴のにらみ合いが続くようになって俺はアナントスに実体化してもらうように頼むと、腕に巻き付いていた彼女は即座に俺の意図を察して、巨大な光輝くヒュドラの姿になった。
そして三頭のドラゴンを相手に盛大な説教をかまして、お前らは異世界からの訪問者であって、俺に対して必要以上にベタベタと纏わりつかないように、という内容のものだった。
おかげで、どうにか俺は三頭の異世界のドラゴンにまとわりつかれることから逃れることができて安堵していた。
しかし異世界からの訪問者にも、この俺に恋をする首輪って効くんだな。ありがとう魔皇神。
何とか事情を聞くことができたが、暴魔竜とその眷属がくるかもしれないってのは嫌だな。ある意味こいつらはトラブルの種だ。こいつらも事情を知っていたから話し合いには応じなかったんだろうけど。
何だかトラブルが増えたような感じがする。時間停止が効いているのをいいことに俺は三体の竜人の姿のドラゴンをフェランさん達に任せてこの世界の事についての説明をじっくりと聞かせることにした。
その間に俺は城の自室で寝ることにした。こういう時は寝るに限る。
それに今の俺って酒飲んでもその酒精を完全に中和しちゃって水を飲んでいるのと同じで、全く酔えないんですよね、これが。食べ物にも執着しないようにと暗殺者の訓練時代にさんざん仕込まれたから、他に娯楽とかはセックスと殺し以外ないし。
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出版社: アルファポリス
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Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
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【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)
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