闇の獣人 女神の加護で強く生き抜きます(18禁)

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第355話 闇の獣人、ドラフォール、ルルドン達ドラゴンや竜人から恐怖の支配者と見られてショックを受ける

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 あれから俺は自室内で地下100階にいたキングドラゴン(実際には俺から見たらただのザコ)を寿命強奪で即死させてから、そのキングドラゴンを解体してみた。

 だがやっぱりドラゴンだとミスリルでも最高品質のナイフだからどうにか解体できるが、それでも何か引っかかるような感じがして、うまく解体できないんだよね。

 仕方ないからオフェンス・アップの支援型の魔法で攻撃力を上げてみた。

 そうしたらどこか抵抗感があってうまく肉とか斬れなかったんだけど、スパスパ斬れるようになった。

 とにかくドラゴンの鱗を剥ぐんだけど、このナイフも俺の意志に従って支援魔法のお陰もあるが、どうもナイフの中にひきこもったジョナサンが協力してくれているようだった。

 ドラゴンの鱗というか、表皮を剥ぐのも普通なら大仕事らしいが支援魔法とか限界突破ポーションを300万本以上飲んでいる俺にとっては大した作業じゃない。

 それにしても結構いい切れ味だよな、このナイフ。一応冥王様がくれた草刈り鎌で形状を自在に変化させられるのをもっているんだけど、もうね…ヒョドリンに食わせて増やしまくって統合化なんてする必要がないくらい、ズバズバ切れるんだよ、あの草刈り鎌。

 正直言って切れすぎ。ドラゴンの鱗とかあっさり斬ってしまうし。

 あの草刈り鎌をナイフに変じたものを振るってみたら遺体の首とか手足が一振りで全部切断されたし。

 やっぱり冥王ヨルガル様が自ら創ってくれた変幻自在の俺専用の武器というだけあって、ヒョドリンに食わせて増やそうとしても…何かこう、「畏れ多い」という感じがするんだよね。

 冥王様は気にしないだろうけど、何か不敬という感じがして、増やしていないんだよね。覇王竜シリーズはその代わりにどんどんヒョドリンに食わせて増やしたけど。

 あの御方がくれたアビリティも魔王ザリシェンローダから吸収、ではなく待機中のアビリティの中に沢山あるんだけどね。

 不死者魅了とかジョナサンを縛ったりしたのに使ったのはほんのごく一部で、相手がアンデッドならほとんど敵なしだけどね。

 でもそのアビリティに頼り過ぎてダメ獣人になりそうだから、怖くてまだ全部は見ていない。

 だって他人の魂の操作とか部分封印とか、前世を見る方法とか、一代前の前世とか二代前の前世とか知る方法とかあまり興味ないし。

 それだけじゃない。魂の消去とか創造とか改変とか、入れ替えとか…もうこれ俺が使うには越権行為じゃね? と言いたくなるほどで魔王のダークで危険なアビリティとは別の意味でヤバイから、知りたくないというのが本音かも。

 本当は時間を作って待機中のアビリティの全容を把握しないといけないんだけどね。

 でも冥王様がくれたアビリティとか魔王のアビリティの数の多さもあるけど…。

 ダンジョンで覇王竜シリーズの武器シリーズとか旧型の装備品を集める時に、寿命強奪とか即死魔法のデスとか乱発しまくって敵を倒しまくったからなー。地下2000階までそれが続いて…。

 何を言いたいかもうおわかりかと思うんだけど…。やっぱり待機中のアビリティも画面を下に移動させても、アビリティ名とその詳細とか書かれた説明文が見れるんだけど…。

 いくら下にスクロールさせても終わりが見えないんだよね。今は限界突破ポーション飲みまくって、少しだけアビリティ吸収できるようになったけど、成長してもそれ以上に待機中のアビリティが多いし、最近では待機中のアビリティも数が多すぎるせいか、パネルに表示されている文字と文字が重なって読みにくくなってしまっているんだよねー。

 まあそれでもステータスが全然見れない状態に比べたらまだマシだけどさ。時間の問題で待機中のアビリティとかもアナントスや神様の力を借りないと見れなくなるかも。

 ちなみにステータスはアナントスとイノンシアンの力を借りても読めなかった。神界で特別な装置があるから、そこに行けばいいんだろうけど、俺にはまだ資格なしということで神界には行けないので無理。

 それにイノンシアンにも聞いてみたが、数が多すぎて読み切れないからメモしようにも何日もかかるし、異世界からの刺客とかも倒した時にアビリティを吸収するから、他の世界の刺客とかについても暴魔竜の一件が終わらないと増える一方だから、落ち着いた状況になってからにした方がいいとアドバイスされました。

 話が逸れてしまったけど、俺の力が強くなっているのはレベルが上がりまくっている、覇王竜の装備シリーズの他に、限界突破ポーションもあるけど、待機中のアビリティの数も関係しているんじゃないかと思っている。

 つまりアビリティ吸収しまくればいいんだが、俺は半分しか神でしかない。残りの半分は獣人で限界がある。

 ということは…今は限界突破ポーション飲みまくるしか方法がないんだけど、あんなクソまずい物なんて、そう毎日摂取するなんてつまらない。

 だからというわけじゃないが、こうしていろんな魔物の解体とかのアビリティを修練しているってわけ。

 現実逃避? 嫌だなあ。ちゃんと毎日限界突破ポーションは最低100本は飲んでいるよ。それも1000倍濃縮バージョンのポーションをね。

 それと何で俺が自室でドラゴンとか魔物の肉を解体しているのかというと…城の外で俺の分身達がタライの中に射精しまくっているし、コア・ブランチの球体にドラフォールさんが寝泊りしているテント、食べた物を数十個に増やしてくれる、今では俺には絶対必要なカイザートレントのヒョドリンがいるんだけど、俺がドラゴンの遺体を解体しはじめたら、ドラフォールさんが顔を両手で覆って、テントの中にダッシュしてそのまま出てこなくなった。

 時間停止をかけていなかったのも悪かった。ちょうどそこへ起きてきたルルドン、サンデラル、ララフォン、ミラルカ王子にデオロンが城の中の客室から出てきてしまったのだ。

 そこへ俺がドラゴンの遺体を解体している現場に出くわしたから、もう大変だった。

 考えてみたらルルドン達はドラゴンなんだよな。例え住む世界が違ってもドラゴンという生物としては大差ないようで、彼等から見れば俺は同胞の遺体を解体しているように見えて恐慌状態に陥ってしまった。

 すかさずアルティメット・ヒールをルルドン達にかけたら落ち着いたが、自分達の前で同胞の遺体を解体するのは止めてほしいと言われて、俺は解体する場所を変えることにした。

 それが城の中にある俺の自室だ。万が一、俺の部屋に忍び込んできた異世界からの刺客に対応して、やたらと広くなっており、俺の部下になった呪術師のおっさん達が言うには、異世界の東〇ドームとかいうのがすっぽり入るほどの広さなんだとか。

 そこで解体しているんだが、ドラゴンの解体をしていると血や肉の匂いでドラゴンを解体したとわかってしまうらしい。

 だからドラフォールさんが急にテントの中に駆け込んだのか。

 そりゃドラフォールさんも竜族だからな。俺としてはドラゴンステーキとかいう料理が食べたかっただけなんだけど、ドラフォールさんやルルドン達から見れば、ドラゴンステーキを食べるということは共食いだと思われるらしいので、彼等にはドラゴンの遺体の解体は見せないようにしたんだが、時すでに遅し。

 俺が「逆らうとこうなるぞ!」という無言の脅しというか、パフォーマンスをしていると彼等は信じ切っているようだった。

 ドラゴンというとモンスターの頂点と言われるほどなので、その肉もまさに極上品のものが多い。

 実際にこの城が建っている塔の下の階では黄金竜がいるので、こいつの遺体を何十体かもっているので今更、狩る気にはなれないが、黄金竜の肉は…試しに細かくしてスープやシチューにしたら、馬鹿親父のゴルンルプス、元・老人の美少女性奴隷(元がじーさんなので未だに彼女を俺は抱いていないけど)のフェランさん、アナントスはもちろんのこと、人形の女神タラミレーナやミリーヤもおいしいと言ってくれた。

 まあ幸いな事に魔法の大鍋があったから、すぐに増やせたけど…。お陰でドラゴンの肉は美味という常識が全員に固定してしまった。

 一方でミラルカ王子はこの世界で生きていくと決めているので、ルルドン達に気を配ってノーコメント。

 だが良くも悪くも素直なシュープリーム・オークのデオロンはうまーい! と極上の笑顔で言ってくれた。

 俺の部下の魔神王(役職名だけど)の十人、シャイターン五人組、大悪魔のガガロウス、モロンゾンもドラゴンの肉のスープやシチューをすごく気に入ってしまった。

 一方でルルドン達は俺を見るなり、殺さないでくれと哀願されたりした。…いや涙を浮かべなくても。ちょっとショックかな…。

 もちろんこいつらを殺したりはしないが、この世界のドラゴンの遺体を解体して料理に使ったりしたせいか、俺なら暴魔竜や敵対したドラゴンを皆殺しにして、解体して食う恐怖の獣聖人だと思われてしまった。

 まあ間違ってはいないけどね。俺に敵対したらどうなるかを改めてルルドン達は知るようになったので、もう絶対に俺に逆らったりはしないのを証明するように、ミリーヤが夜になって就寝時間が来たと告げると、すぐに席を立って俺の城の客室へと足早に移動していく。

 それも四人全員が。デオロンは寝る場所にこだわらないのでドラフォールさんとの戦闘訓練の後に彼の寝泊りしているテントで一緒に寝ていることが多い。

 「そういえば…。地竜とか水竜ってこのダンジョンにいたっけ? いないなら契約とかできないかな。確か羽がないから正確には亜種とか亜竜とか言われているんだっけ?」

 四人が城にくるのを窓ガラスから見ながら、俺は影の中から出てきてキングドラゴンの肉の入ったラーメンを食べているビゼルフとレオンフレイム、テーブルの上で黄金竜の肉の唐揚げを食べているアナントスに語り掛けた。

 「そういえば…見かけなかったのう。地竜も水竜も羽が生えておらんが立派なドラゴンじゃぞ? 連中の前で亜竜とか亜種とか言ったら怒って戦闘になるから、あいつらの前でそれは言わんほうがいいぞ?」

 と、唐揚げを食っていたアナントスが俺を見上げて教えてくれた。

 そうかー。そういえば俺ってドラゴン召喚のアビリティはもっていないんだよな。クラーケンとか魔族なら下っ端から最高位の悪魔まで召喚できるけど。

 考えてみたら大精霊とは契約できたが、ドラゴンとは契約できていない。

 どうして地竜と水竜なのかというと…答えは簡単。ルルドンが火竜でサンデラルが風竜の一種の雷竜だからだ。

 ララフォンは死霊術師の素質をもったドラゴンだから、何の竜の亜種なのかはわからないけど、火と風のドラゴンはすでにいるから、これでこの世界の火竜と風竜と契約したら、間違いなくルルドン達が大騒ぎする。

 下手をすると自分達が不要の存在になったと勘違いして、死んでやると自殺騒動になりかねない。

 だから水竜と地竜になったわけだが…。え? 肉? 鱗? それもあるけどな。ま、連中が俺の部下になるのを嫌がって逆らうようならボコボコにしてやればいいんだし。

 何かいい方法はないかと俺は寝間着に着替えながら、地竜と水竜について考えながら寝ることにした。


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