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46.実況③お送りします)
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「あっ…そっ、そんなの…駄目っ…やんっ、気持ちいい……!」
王子は、腰を大きくそして強く動かし、私を貪り始めた。
「妖精は声を上げて喘ぎ始める。鼻に掛かった甘え声は普段とはまるで違う淫らなものだ。蜜壺の中が男の精を搾り取ろうと蠢き初めて、今度は強く締め上げてくる。赤く縁取られた瞳が今にも泣き出しそうに潤み、視線が辺りを彷徨い始める。体が暖かくなり、そして弛緩してくる。背中に回った腕が力なくだらりとベッドに落ちる」
王子、ちょっと顔が赤い。
「こうなってくるとかなりいい。油断しているとこっちもイキそうになる」
話ながらも王子は動くのを止めない。
王子の話す息が体に触れるだけで、どうにかなりそうにぞわぞわする。
これ以上、こんなの続いたら死んじゃう。
「もっ……もうイかせて」
「分かった」
と王子は頷いた。
「一緒にいくぅ……」
これが鼻に掛かった声なのかな。恥ずかしいなと思うけど、おねだりしてしまった。
「分かった」
王子の体が密着する。
「……あっ……」
肌が重なり、擦り合わさるのが、すごく気持ちいい。
「こうなった妖精を絶頂させるのは簡単だ。抱きしめてゆっくり腰を使い、クリトリスを刺激する」
そして王子は私にキスしてきた。
「んっ……!」
苦しいのに口まで塞がれて、ますます息が苦しくなる。
胸がすごくドキドキする。
王子が私の体を強く揺する。
その度に体が壊れちゃうんじゃないかと思う。
でも気持ちいい。
気持ちいい。
気持ちいい。
それ以外、何も考えられない。
「あっ……!」
悲鳴は、王子の口に飲み込まれて、二人で一緒にイった。
***
王子は優しく撫で撫でしてくれて、汗掻いちゃった体を拭いて、それから枕元にあるコップの水を飲ませてくれる。
「大丈夫か?妖精」
ようやく一息付けた私は王子に言った。
「大丈夫じゃないです。それから妖精も止めて下さい」
王子はとっても不満そうな顔をしてくる。
「では何と呼べというのだ、妖精」
「普通にエルシーって呼んで下さい!」
「エルシー」
王子は急にぎゅーっと私を抱きしめてきた。
「……エルシーは本当に俺で良いのか?」
でっかい美形におずおずそう尋ねられる。
またか、と思いました。正直。
王子の方が陛下なんかよりずっと格好いいのなんて、言わなくても分かりそうなのに。
そんな当たり前のことで王子は不安がっている。
言わないと伝わらないから言うことにした。
私も王子の背中に腕を回して抱きしめた。
「グレン様が全然良いです。大好きですから、グレン様がいらないって言うまで一緒に居ますよ」
王子はガバッと体を離し、怖い顔で私をにらんだ。
「そんなことは言わない。一緒にいろ」
「でも陛下、ラブラブで相思相愛の奥さんと離婚寸前です。愛はうつろいやすいものと姉様が言ってました」
王子は大きく頭を振った。
「俺は兄上とは違う。何があろうとお前と一緒だ」
そういうのは、ちょっと困ってしまう。
「そういう王族の方は駄目だと思うんですよ。私に赤ちゃん出来なかったら、グレン様は他に妾とか新たにお妃様とか迎えないといけませんから」
「…………」
王子は黙ってしまう。
ご兄弟揃って夢見がちだな。
「うーん、でも今は子作り頑張りましょう。お嫁さんになってまだ二週間経ってませんから。まだ離婚早いです。まだ私とグレン様、結婚してませんし」
「……ではもう一回しよう」
私はキッパリ断った。
「一晩に何回もしても子作りの確率は上がらないと聞きました」
ママ様情報である。
ちなみに毎晩より実は二三日に一度がベストで、更に月に数日子作りに適した日があり、その時に重点的にするとなおいいそうだ。
『騎士はね、無駄に体力あるから付き合ったら死ぬわよ。うちの夫も若い頃は騎士だったから、これ本当よ』
……だそうだ。
確かに二回目は疲れるからあんまりしたくないというのが本音である。
王子は私の手を取り、自分のほっぺたにあて、撫でる。
「……しかし俺はエルシーを愛している。この気持ちを受け止めて欲しい」
「……一回だけですよ」
と言っちゃう私は多分王子にとっても甘い。
王子は、腰を大きくそして強く動かし、私を貪り始めた。
「妖精は声を上げて喘ぎ始める。鼻に掛かった甘え声は普段とはまるで違う淫らなものだ。蜜壺の中が男の精を搾り取ろうと蠢き初めて、今度は強く締め上げてくる。赤く縁取られた瞳が今にも泣き出しそうに潤み、視線が辺りを彷徨い始める。体が暖かくなり、そして弛緩してくる。背中に回った腕が力なくだらりとベッドに落ちる」
王子、ちょっと顔が赤い。
「こうなってくるとかなりいい。油断しているとこっちもイキそうになる」
話ながらも王子は動くのを止めない。
王子の話す息が体に触れるだけで、どうにかなりそうにぞわぞわする。
これ以上、こんなの続いたら死んじゃう。
「もっ……もうイかせて」
「分かった」
と王子は頷いた。
「一緒にいくぅ……」
これが鼻に掛かった声なのかな。恥ずかしいなと思うけど、おねだりしてしまった。
「分かった」
王子の体が密着する。
「……あっ……」
肌が重なり、擦り合わさるのが、すごく気持ちいい。
「こうなった妖精を絶頂させるのは簡単だ。抱きしめてゆっくり腰を使い、クリトリスを刺激する」
そして王子は私にキスしてきた。
「んっ……!」
苦しいのに口まで塞がれて、ますます息が苦しくなる。
胸がすごくドキドキする。
王子が私の体を強く揺する。
その度に体が壊れちゃうんじゃないかと思う。
でも気持ちいい。
気持ちいい。
気持ちいい。
それ以外、何も考えられない。
「あっ……!」
悲鳴は、王子の口に飲み込まれて、二人で一緒にイった。
***
王子は優しく撫で撫でしてくれて、汗掻いちゃった体を拭いて、それから枕元にあるコップの水を飲ませてくれる。
「大丈夫か?妖精」
ようやく一息付けた私は王子に言った。
「大丈夫じゃないです。それから妖精も止めて下さい」
王子はとっても不満そうな顔をしてくる。
「では何と呼べというのだ、妖精」
「普通にエルシーって呼んで下さい!」
「エルシー」
王子は急にぎゅーっと私を抱きしめてきた。
「……エルシーは本当に俺で良いのか?」
でっかい美形におずおずそう尋ねられる。
またか、と思いました。正直。
王子の方が陛下なんかよりずっと格好いいのなんて、言わなくても分かりそうなのに。
そんな当たり前のことで王子は不安がっている。
言わないと伝わらないから言うことにした。
私も王子の背中に腕を回して抱きしめた。
「グレン様が全然良いです。大好きですから、グレン様がいらないって言うまで一緒に居ますよ」
王子はガバッと体を離し、怖い顔で私をにらんだ。
「そんなことは言わない。一緒にいろ」
「でも陛下、ラブラブで相思相愛の奥さんと離婚寸前です。愛はうつろいやすいものと姉様が言ってました」
王子は大きく頭を振った。
「俺は兄上とは違う。何があろうとお前と一緒だ」
そういうのは、ちょっと困ってしまう。
「そういう王族の方は駄目だと思うんですよ。私に赤ちゃん出来なかったら、グレン様は他に妾とか新たにお妃様とか迎えないといけませんから」
「…………」
王子は黙ってしまう。
ご兄弟揃って夢見がちだな。
「うーん、でも今は子作り頑張りましょう。お嫁さんになってまだ二週間経ってませんから。まだ離婚早いです。まだ私とグレン様、結婚してませんし」
「……ではもう一回しよう」
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『騎士はね、無駄に体力あるから付き合ったら死ぬわよ。うちの夫も若い頃は騎士だったから、これ本当よ』
……だそうだ。
確かに二回目は疲れるからあんまりしたくないというのが本音である。
王子は私の手を取り、自分のほっぺたにあて、撫でる。
「……しかし俺はエルシーを愛している。この気持ちを受け止めて欲しい」
「……一回だけですよ」
と言っちゃう私は多分王子にとっても甘い。
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