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【第二章 第一部】
◆ハルトリアの闇(???視点)
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「――では、金貨5万8千枚での落札となります! おめでとうございますッ!」
拍手と共に歓声が渦を巻く。
劇場のような空間で、舞台の上に上げられた商品――薬瓶に詰められたなにかの一部が運ばれ、最後の入札を掛けたひとりの貴族が観客席から立ち上がり、周りへと大げさな礼を向けた。
そして司会の、白いデスマスクを被った男は、深々と腰を折る。
「本日はお集りいただき、ありがとうございました! これにて今回の地下競売は終了とさせていただきますが、よろしければ、次回もお越しいただけますよう。もしかすれば、アナタの胸をくすぐる一品が壇上に上がるかも知れませんのでね……ではこれにて、閉幕!」
最後に万雷の拍手が鳴り響き、デスマスクの男の合図と共にホールの左右から引かれた幕が中央で閉じ切ると、オークションは終了した。
……ここは、ハルトリアのどこにあるとも知れぬ、地下競売場。
定期的に開かれる競売では、絵画から奴隷まで、様々な商品が捌かれ、買い手たちの悲喜交々の声が響き渡る。
名残惜しそうなざわめきを残し去ってゆく観客たちを舞台袖から覗きながら、本日も無事司会をこなし終えた男は、充足感と共に荒い息を吐き、胸を撫で下ろした。
(やってやったぞ、今回も乗り切った……。だが、一盛り上がり足りなかったか……もう少し場内の熱気が高まれば、もっと値段が吊り上がったはず。最近は奴らのせいで刺激的な商品を手に入れるのが難しくなってきた……。どうにかして、あの方が来られた時だけはうまくやり過ごさなければ)
舞台袖で、白手袋を脱ぎ捨てて爪を噛んだデスマスクの男は、どうしてこんなことをせざるを得なくなったかを思い返す。
――男は九年前、しがない盗賊団の副団長をしていた。しかし団長が勝手な都合で足抜けし、その時の跡目争いで多くの団員が傷を負ったことで、団は解体し、彼自身も片側の目を失くした。しかし落ちぶれ死にかけたところを救ったある人物の命令で、このハルトリア中層街の暗部に根を張り始めた。
金で集めたならず者などを組織し、違法な仕事に手を染め金を集めてひとつの巨大な闇ギルドを造り上げることになったのだ。
その名は《錆鎖》。デスマスクの男は組織を操り、今では複数の貴族ともつながりを持つまでにそれを成長させた。このまま、目論見通りにいけば上層街の貴族たちを取り込み、ハルトリア全域に支配を広げて莫大な利益を上げることも可能であると……数年前までは確かにそう思っていた。
だが、その目論見はここへ来て足踏みを見せている。
年々広がりを見せる下層街に最近台頭してきた闇ギルド、アルトロという男率いる《灰被り鼠》がその原因のひとつだ。
奴らは今までバラバラだった下層民をまとめ上げ、貧しい人間にも食事や仕事が行き渡るように少しずつ生活環境を整え、民の信望を集め始めている。加えて厄介なのが、中層街にはびこるもうひとつの闇ギルド《暗駆飛燕》とも、連携を取り始めている点だ。
ふたつのギルドが手を組み、《錆鎖》を排斥しようとしている構図である。
この状況で巻き返しを図るには、とにかく金と、人が必要だが……奴らが睨みを利かしているせいで、急速に治安が改善し《錆鎖》も表立って動くことが難しくなっている。違法な商品の売買に制約がかかり、資金繰りもままならない。
(早急に《灰被り鼠》のリーダー、アルトロを始末する必要がある……そうすれば後は烏合の衆。すぐに潰せる)
《灰被り鼠》を追い散らせば、地下競売にはまた良質な品が並び、かつての盛況を取り戻すはず。もし、それができなければ……。
コツ……。
人のはけたはずのこの場所に高い足音が響き、嫌な気配に男の背中が凍りつく。
振り返った彼の……仮面の奥の瞳にひとりの人物の姿がものとかち合った。
「お久しぶりです。グノシックさん」
「――セプティ殿ッ……!」
旅商人風の装束をまとった浅黒い肌の、頭と口元を布で巻いて隠した男。後ろにはひとりの獣人を引きつれていたが、それが眼中にも入らないほどデスマスクの男グノシックは恐れ慄き、喜劇のピエロのように体を大きく後ろに反らす。
柔和そうに緩ませているように見えるが、どこか鉱物や植物のように感情のない黒い瞳の奥が冷徹な恐怖を感じさせ、彼は自然と膝を折りその場に跪づいた。
この男がかつて落ちぶれたグノシックを掬い上げ、この街での仕事を与えた当人である。
彼がなんの目的でそんなことをしたかは知らない。
だがそれは、温情などでは絶対になく、彼にとって自分が有能な配下であることを証明できなければたちどころに切って捨てられる……そんな危うさを、グノシックは闇ギルドの長となった今も拭えなかった。
「い、いらっしゃったのですか! お教えいただければ特等席を用意いたしましたのに……」
「いやいや……買い手たちの熱狂を直に味わいたくてね……。本日も大成功だったようで、ようございました」
「恐縮です……」
「ですが」
グノシックの肩に、セプティの手がすっと置かれた。
「ここ最近、少し質が落ちて来ていませんか? あなたには、大きく期待していたのですが、もしかして私の見込み違いでしたか?」
少しずつ力が掛けられ、肩が悲鳴を上げ始める。
セプティが全てを見通していることを察したグノシックは、デスマスクの間から汗を滴らせつつも耐え、必死に言い募る。
「ご、ご安心ください! じ、実は我らの組織に邪魔立てする者がおりまして、そ奴らさえ始末すれば、また素晴らしい品物を御前に並べることが出来ます! それまでどうか、猶予をいただきたい! そ、それにもう少し待っていただければ、必ずひとつ貴重なものが舞台に上がるのをお見せします、セプティ殿も必ず喜ばれるかと!」
「ほう……」
その言葉にセプティの手が緩み、グノシックがホッと安堵に体の力を抜いた、その瞬間。
「いギッ!」
再び握力が増し、グノシックの肩に痺れるような痛みが走った。
細面に見えるその顔からは想像もできないような恐ろしい圧力で、セプティはグノシックの鎖骨を軋ませる。
「それはそれは……楽しみにしておきましょう。しかし万が一……満足できるようなものでなければ、あなたとの関係も考え直さねばならないかも知れませんね」
「ぐぉっ……け、決して! 我が《錆鎖》はセプティ殿のご期待には背きません……!」
「フフ……ならばいい。グノシックさん……私はあなたの働き次第で我が、《再建計画》の幹部へお招きすることも考えている。では、今後も一層のご活躍を祈っておりますよ」
「え、ええ……」
セプティはそれだけ言うと、彼の肩を叩き、獣人の男を連れてその場を去っていった。グノシックは肩の痛みにその場でのたうち回りながら、仰向けになって荒い息を吐く。
(グハッ、ハァーッ……もし姿を見かければ必ず部下に知らせを送るように言ってあったのに、一体どこから……!?)
《再建計画》というのが、奴が秘密裏に所属する組織の名前らしい。王都エルスフェリアを始め、秘密裏に大陸の主要な都市に構成員を散らばらせているという話だが、探りを入れても詳細はようとして知れない。
得体の知れない存在に、命を握られているという実感が彼の心を苛む。
(だが、あれを……あの娘を手にすれば、今回はなんとかなる……。こんな時のために泳がせておいたのだ。今こそ、昔の借りを返させていただきますよ、団長)
彼は痛む肩を押さえて起き上がり、不気味な笑みを浮かべながら、かねてより準備していたある企みを前倒しにするため必要な手配を取り始めたのだった。
……一方、競売場を後にし、ハルトリアのうらぶれた路地を通るセプティに……そこで先程まで沈黙を守っていた獣人が低い声で問う。
「いいのかい、あんな見るから小者って野郎に任しておいて。まだ俺らの部下の方が何倍もマシだと思うが」
「ちょうどいいのですよ、あのくらいが汚れ仕事をさせるにはね。それに、もしなにかあったとき、切りやすいでしょう?」
獣人は寒気のするような冷たさのセプティの目に、地面に唾を吐くと言う。
「ハッ……血も涙もねえもんだ。別にいいがね。さて、俺は当初の計画通り、金目のものを集めてそっちに届けりゃいいんだろ? ちかぢか王都で大きい品評会がある……そこを狙うつもりだ。もうすぐデカイ戦争になるんだってな? 約束、忘れんなよ?」
「ええ……事が成れば必ずや、あなたの言う獣人のための国作りに協力しましょう。フレドさん」
「は、《再建計画》ねえ。名前からしてうさんくせえことこの上ねえし、あんたのことはあんまり信じてねえが、毒をくらわばってやつだな。やりたいようにやるには力がいる……せいぜい利用させてもらうさ。じゃあな」
フレドと呼ばれた獣人が路地裏から足音も無く遠ざかってゆき、それを見てセプティは子どものように屈託のない笑みを浮かべた。
「中々良く分かっているじゃありませんか。ならばせいぜい、派手に踊っていただきましょう。今はまだ、魔族の地を穢させるわけにはいきませんからね」
光を吸い込む黒い瞳でセプティは空を見上げて呟く。
「我が主よ、そしてこの愛すべき世界よ、永遠なれ……」
拍手と共に歓声が渦を巻く。
劇場のような空間で、舞台の上に上げられた商品――薬瓶に詰められたなにかの一部が運ばれ、最後の入札を掛けたひとりの貴族が観客席から立ち上がり、周りへと大げさな礼を向けた。
そして司会の、白いデスマスクを被った男は、深々と腰を折る。
「本日はお集りいただき、ありがとうございました! これにて今回の地下競売は終了とさせていただきますが、よろしければ、次回もお越しいただけますよう。もしかすれば、アナタの胸をくすぐる一品が壇上に上がるかも知れませんのでね……ではこれにて、閉幕!」
最後に万雷の拍手が鳴り響き、デスマスクの男の合図と共にホールの左右から引かれた幕が中央で閉じ切ると、オークションは終了した。
……ここは、ハルトリアのどこにあるとも知れぬ、地下競売場。
定期的に開かれる競売では、絵画から奴隷まで、様々な商品が捌かれ、買い手たちの悲喜交々の声が響き渡る。
名残惜しそうなざわめきを残し去ってゆく観客たちを舞台袖から覗きながら、本日も無事司会をこなし終えた男は、充足感と共に荒い息を吐き、胸を撫で下ろした。
(やってやったぞ、今回も乗り切った……。だが、一盛り上がり足りなかったか……もう少し場内の熱気が高まれば、もっと値段が吊り上がったはず。最近は奴らのせいで刺激的な商品を手に入れるのが難しくなってきた……。どうにかして、あの方が来られた時だけはうまくやり過ごさなければ)
舞台袖で、白手袋を脱ぎ捨てて爪を噛んだデスマスクの男は、どうしてこんなことをせざるを得なくなったかを思い返す。
――男は九年前、しがない盗賊団の副団長をしていた。しかし団長が勝手な都合で足抜けし、その時の跡目争いで多くの団員が傷を負ったことで、団は解体し、彼自身も片側の目を失くした。しかし落ちぶれ死にかけたところを救ったある人物の命令で、このハルトリア中層街の暗部に根を張り始めた。
金で集めたならず者などを組織し、違法な仕事に手を染め金を集めてひとつの巨大な闇ギルドを造り上げることになったのだ。
その名は《錆鎖》。デスマスクの男は組織を操り、今では複数の貴族ともつながりを持つまでにそれを成長させた。このまま、目論見通りにいけば上層街の貴族たちを取り込み、ハルトリア全域に支配を広げて莫大な利益を上げることも可能であると……数年前までは確かにそう思っていた。
だが、その目論見はここへ来て足踏みを見せている。
年々広がりを見せる下層街に最近台頭してきた闇ギルド、アルトロという男率いる《灰被り鼠》がその原因のひとつだ。
奴らは今までバラバラだった下層民をまとめ上げ、貧しい人間にも食事や仕事が行き渡るように少しずつ生活環境を整え、民の信望を集め始めている。加えて厄介なのが、中層街にはびこるもうひとつの闇ギルド《暗駆飛燕》とも、連携を取り始めている点だ。
ふたつのギルドが手を組み、《錆鎖》を排斥しようとしている構図である。
この状況で巻き返しを図るには、とにかく金と、人が必要だが……奴らが睨みを利かしているせいで、急速に治安が改善し《錆鎖》も表立って動くことが難しくなっている。違法な商品の売買に制約がかかり、資金繰りもままならない。
(早急に《灰被り鼠》のリーダー、アルトロを始末する必要がある……そうすれば後は烏合の衆。すぐに潰せる)
《灰被り鼠》を追い散らせば、地下競売にはまた良質な品が並び、かつての盛況を取り戻すはず。もし、それができなければ……。
コツ……。
人のはけたはずのこの場所に高い足音が響き、嫌な気配に男の背中が凍りつく。
振り返った彼の……仮面の奥の瞳にひとりの人物の姿がものとかち合った。
「お久しぶりです。グノシックさん」
「――セプティ殿ッ……!」
旅商人風の装束をまとった浅黒い肌の、頭と口元を布で巻いて隠した男。後ろにはひとりの獣人を引きつれていたが、それが眼中にも入らないほどデスマスクの男グノシックは恐れ慄き、喜劇のピエロのように体を大きく後ろに反らす。
柔和そうに緩ませているように見えるが、どこか鉱物や植物のように感情のない黒い瞳の奥が冷徹な恐怖を感じさせ、彼は自然と膝を折りその場に跪づいた。
この男がかつて落ちぶれたグノシックを掬い上げ、この街での仕事を与えた当人である。
彼がなんの目的でそんなことをしたかは知らない。
だがそれは、温情などでは絶対になく、彼にとって自分が有能な配下であることを証明できなければたちどころに切って捨てられる……そんな危うさを、グノシックは闇ギルドの長となった今も拭えなかった。
「い、いらっしゃったのですか! お教えいただければ特等席を用意いたしましたのに……」
「いやいや……買い手たちの熱狂を直に味わいたくてね……。本日も大成功だったようで、ようございました」
「恐縮です……」
「ですが」
グノシックの肩に、セプティの手がすっと置かれた。
「ここ最近、少し質が落ちて来ていませんか? あなたには、大きく期待していたのですが、もしかして私の見込み違いでしたか?」
少しずつ力が掛けられ、肩が悲鳴を上げ始める。
セプティが全てを見通していることを察したグノシックは、デスマスクの間から汗を滴らせつつも耐え、必死に言い募る。
「ご、ご安心ください! じ、実は我らの組織に邪魔立てする者がおりまして、そ奴らさえ始末すれば、また素晴らしい品物を御前に並べることが出来ます! それまでどうか、猶予をいただきたい! そ、それにもう少し待っていただければ、必ずひとつ貴重なものが舞台に上がるのをお見せします、セプティ殿も必ず喜ばれるかと!」
「ほう……」
その言葉にセプティの手が緩み、グノシックがホッと安堵に体の力を抜いた、その瞬間。
「いギッ!」
再び握力が増し、グノシックの肩に痺れるような痛みが走った。
細面に見えるその顔からは想像もできないような恐ろしい圧力で、セプティはグノシックの鎖骨を軋ませる。
「それはそれは……楽しみにしておきましょう。しかし万が一……満足できるようなものでなければ、あなたとの関係も考え直さねばならないかも知れませんね」
「ぐぉっ……け、決して! 我が《錆鎖》はセプティ殿のご期待には背きません……!」
「フフ……ならばいい。グノシックさん……私はあなたの働き次第で我が、《再建計画》の幹部へお招きすることも考えている。では、今後も一層のご活躍を祈っておりますよ」
「え、ええ……」
セプティはそれだけ言うと、彼の肩を叩き、獣人の男を連れてその場を去っていった。グノシックは肩の痛みにその場でのたうち回りながら、仰向けになって荒い息を吐く。
(グハッ、ハァーッ……もし姿を見かければ必ず部下に知らせを送るように言ってあったのに、一体どこから……!?)
《再建計画》というのが、奴が秘密裏に所属する組織の名前らしい。王都エルスフェリアを始め、秘密裏に大陸の主要な都市に構成員を散らばらせているという話だが、探りを入れても詳細はようとして知れない。
得体の知れない存在に、命を握られているという実感が彼の心を苛む。
(だが、あれを……あの娘を手にすれば、今回はなんとかなる……。こんな時のために泳がせておいたのだ。今こそ、昔の借りを返させていただきますよ、団長)
彼は痛む肩を押さえて起き上がり、不気味な笑みを浮かべながら、かねてより準備していたある企みを前倒しにするため必要な手配を取り始めたのだった。
……一方、競売場を後にし、ハルトリアのうらぶれた路地を通るセプティに……そこで先程まで沈黙を守っていた獣人が低い声で問う。
「いいのかい、あんな見るから小者って野郎に任しておいて。まだ俺らの部下の方が何倍もマシだと思うが」
「ちょうどいいのですよ、あのくらいが汚れ仕事をさせるにはね。それに、もしなにかあったとき、切りやすいでしょう?」
獣人は寒気のするような冷たさのセプティの目に、地面に唾を吐くと言う。
「ハッ……血も涙もねえもんだ。別にいいがね。さて、俺は当初の計画通り、金目のものを集めてそっちに届けりゃいいんだろ? ちかぢか王都で大きい品評会がある……そこを狙うつもりだ。もうすぐデカイ戦争になるんだってな? 約束、忘れんなよ?」
「ええ……事が成れば必ずや、あなたの言う獣人のための国作りに協力しましょう。フレドさん」
「は、《再建計画》ねえ。名前からしてうさんくせえことこの上ねえし、あんたのことはあんまり信じてねえが、毒をくらわばってやつだな。やりたいようにやるには力がいる……せいぜい利用させてもらうさ。じゃあな」
フレドと呼ばれた獣人が路地裏から足音も無く遠ざかってゆき、それを見てセプティは子どものように屈託のない笑みを浮かべた。
「中々良く分かっているじゃありませんか。ならばせいぜい、派手に踊っていただきましょう。今はまだ、魔族の地を穢させるわけにはいきませんからね」
光を吸い込む黒い瞳でセプティは空を見上げて呟く。
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