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「いやー。みんな、いい演奏だったよ。」
軽音部の部室の奥から、テクテクと足音を鳴らしながら美人が歩いてくる。誰だろう。知らない人だ。制服は私たちと同じものを着ているようだが、パーカーを羽織っている。
「香音。隠れてないで、さっさと出て来なさいよ。」
私たちが戸惑っていると、麻衣先輩が美人に声を掛けた。どうやら、先輩たちが言っていた「もう1人のバンドメンバー」なようだ。
「みんな。はじめまして。私は、相羽香音。ギター弾いてるよ~。よろしくね~。」
香音先輩は明るく挨拶する。先輩たちはホントに明るい人が多い。バンドマンとはそういうものなのだろうか。
「「「よろしくお願いします。」」」
私たちは声を合わせてあいさつした。運動部みたいだ。
「1年生は元気いいね。若さを感じるよ。」
「香音。また変なこと言って...。」
陽気に返す香音先輩に、麻衣先輩がつっこむ。前々から思っていたが、麻衣先輩はまとめ役として大変そうだ。
「そんなことより、私も演奏したくなった。いいでしょ、みんな?」
香音先輩は麻衣先輩の声が、届いているのか分からないが、いきなりこんなことを言い出した。
「私もー!やりたーい!」
渚先輩がのっかる。
「私はもちろん大丈夫だ。」
紅葉先輩も目をキラキラさせている。
この人たち、ほんとに音楽が好きなんだなぁ。
「しょうがないわねー。みんな、ごめんね。」
麻衣先輩は呆れて、申し訳なさそうにしている。それでも、声からは楽しそうな感じが伝わる。
「後輩を試すようなことしたんだ。今度は私たちの番だよ。即興でやるくらいしないとね。」
紅葉先輩はしっかりとした声で言う。
「「楽しんでねー。」」
渚先輩と香音先輩が声を合わせる。息ぴったりだ。
こうして、先輩たちの即興ライブが始まった。セットリストは、最初にカバー曲、次は私たちのやった曲だった。ここ3週間、何度も練習した曲だ。私達との違いは、以前よりも鮮明な形で分かる。何というか、歴の差を感じるくらい堂々として楽しいステージだ。そして最後は、先輩たちのオリジナル曲だった。初めて聞いたが、先輩たちらしい、明るい曲だ。部室は、窓から差し込む夕焼けが合わさり、鮮やかなオレンジ色となった。
軽音部の部室の奥から、テクテクと足音を鳴らしながら美人が歩いてくる。誰だろう。知らない人だ。制服は私たちと同じものを着ているようだが、パーカーを羽織っている。
「香音。隠れてないで、さっさと出て来なさいよ。」
私たちが戸惑っていると、麻衣先輩が美人に声を掛けた。どうやら、先輩たちが言っていた「もう1人のバンドメンバー」なようだ。
「みんな。はじめまして。私は、相羽香音。ギター弾いてるよ~。よろしくね~。」
香音先輩は明るく挨拶する。先輩たちはホントに明るい人が多い。バンドマンとはそういうものなのだろうか。
「「「よろしくお願いします。」」」
私たちは声を合わせてあいさつした。運動部みたいだ。
「1年生は元気いいね。若さを感じるよ。」
「香音。また変なこと言って...。」
陽気に返す香音先輩に、麻衣先輩がつっこむ。前々から思っていたが、麻衣先輩はまとめ役として大変そうだ。
「そんなことより、私も演奏したくなった。いいでしょ、みんな?」
香音先輩は麻衣先輩の声が、届いているのか分からないが、いきなりこんなことを言い出した。
「私もー!やりたーい!」
渚先輩がのっかる。
「私はもちろん大丈夫だ。」
紅葉先輩も目をキラキラさせている。
この人たち、ほんとに音楽が好きなんだなぁ。
「しょうがないわねー。みんな、ごめんね。」
麻衣先輩は呆れて、申し訳なさそうにしている。それでも、声からは楽しそうな感じが伝わる。
「後輩を試すようなことしたんだ。今度は私たちの番だよ。即興でやるくらいしないとね。」
紅葉先輩はしっかりとした声で言う。
「「楽しんでねー。」」
渚先輩と香音先輩が声を合わせる。息ぴったりだ。
こうして、先輩たちの即興ライブが始まった。セットリストは、最初にカバー曲、次は私たちのやった曲だった。ここ3週間、何度も練習した曲だ。私達との違いは、以前よりも鮮明な形で分かる。何というか、歴の差を感じるくらい堂々として楽しいステージだ。そして最後は、先輩たちのオリジナル曲だった。初めて聞いたが、先輩たちらしい、明るい曲だ。部室は、窓から差し込む夕焼けが合わさり、鮮やかなオレンジ色となった。
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