6 / 36
1章
リリー復讐しにいく
しおりを挟む
とある日の午後、私リリーは帝都を見下ろせる丘に立っています。
何で私がここにいるのかというと復讐を決行する為です。
「タイムリミットはおやつの時間まで、時間が無いからサッサと始めましょう!」
母にはおやつの時間まで遊んでくると言って来たのです。
モタモタしてられません。
私は隠密のギフトとステータスのごり押しで光のような速さで誰にも見つかる事なく帝都へ侵入、さらにお城にも侵入しました。
空間魔法を駆使して帝都全域の詳細マップを把握しているので皇帝の居場所まで直ぐに辿り着けました。
皇帝は十代前半くらいのメイドさんに「良いではないか、良いではないか~」とベタベタ触ってキモいです。このロリコン野郎めっ!
闇魔法の一つである[スリープ]を使い皇帝とメイドさんを眠らせます。
メイドさんは取り敢えずベッドの上へ移動させ寝かせました。
皇帝の方は魔導具っぽい装飾品をたくさん身につけていたので服ごと全部ひん剥いて全裸にした後、空間魔法の一つ[独房]へ収納しました。
そして来た道を戻り、空間魔法の転移で帝国の西、ナントカ共和国の首都にあるスラム街に皇帝を転がして、その辺にあったボロ布を申し訳程度に体に巻きつけ、目が覚める前にサッサと転移魔法でウチに帰りました。
実はあの共和国は帝国とは敵対関係にある国で政府レベルどころか国民レベルでもお互いが嫌いあっているのです。宗教観が違い過ぎるんですよね。
そんな訳で敵国に丸腰で放置された皇帝さまは無事帝国に帰れますかね?
まぁ帰れなくても息子や娘が山ほどいるから帝国は大丈夫ですよね!
やり遂げた私は母の元へ駆け足で戻り、おやつタイムの為に食堂へと母を急がせるのであった。
あ、祖父母への復讐を忘れてました!!
まだ時間はたっぷりあるので、おいおいやっていきましょう!
うーん、朝起きたら男爵家のお屋敷が更地になっていて、しかも服もボロ布になってる。とかどうですかね?
☆
おやつを食べて、ギルドの受付で愛嬌を振りまいた後、先にウチに帰った私は皇帝から毟り取った魔導具達を調べていた。
毒を防ぐ魔導具に抜け毛予防の魔導具、絶倫になる魔導具、居場所を特定する魔導具(範囲は帝国国内まで)、玉璽
玉璽?・・・これは皇帝であるための証らしいです。
つまりこれが無いと次の皇帝が決まらない訳ですね。
うん、見なかったことにしましょう!
こんな厄介な物は空間魔法の一つ[インベントリ]にポイです!
何で私がここにいるのかというと復讐を決行する為です。
「タイムリミットはおやつの時間まで、時間が無いからサッサと始めましょう!」
母にはおやつの時間まで遊んでくると言って来たのです。
モタモタしてられません。
私は隠密のギフトとステータスのごり押しで光のような速さで誰にも見つかる事なく帝都へ侵入、さらにお城にも侵入しました。
空間魔法を駆使して帝都全域の詳細マップを把握しているので皇帝の居場所まで直ぐに辿り着けました。
皇帝は十代前半くらいのメイドさんに「良いではないか、良いではないか~」とベタベタ触ってキモいです。このロリコン野郎めっ!
闇魔法の一つである[スリープ]を使い皇帝とメイドさんを眠らせます。
メイドさんは取り敢えずベッドの上へ移動させ寝かせました。
皇帝の方は魔導具っぽい装飾品をたくさん身につけていたので服ごと全部ひん剥いて全裸にした後、空間魔法の一つ[独房]へ収納しました。
そして来た道を戻り、空間魔法の転移で帝国の西、ナントカ共和国の首都にあるスラム街に皇帝を転がして、その辺にあったボロ布を申し訳程度に体に巻きつけ、目が覚める前にサッサと転移魔法でウチに帰りました。
実はあの共和国は帝国とは敵対関係にある国で政府レベルどころか国民レベルでもお互いが嫌いあっているのです。宗教観が違い過ぎるんですよね。
そんな訳で敵国に丸腰で放置された皇帝さまは無事帝国に帰れますかね?
まぁ帰れなくても息子や娘が山ほどいるから帝国は大丈夫ですよね!
やり遂げた私は母の元へ駆け足で戻り、おやつタイムの為に食堂へと母を急がせるのであった。
あ、祖父母への復讐を忘れてました!!
まだ時間はたっぷりあるので、おいおいやっていきましょう!
うーん、朝起きたら男爵家のお屋敷が更地になっていて、しかも服もボロ布になってる。とかどうですかね?
☆
おやつを食べて、ギルドの受付で愛嬌を振りまいた後、先にウチに帰った私は皇帝から毟り取った魔導具達を調べていた。
毒を防ぐ魔導具に抜け毛予防の魔導具、絶倫になる魔導具、居場所を特定する魔導具(範囲は帝国国内まで)、玉璽
玉璽?・・・これは皇帝であるための証らしいです。
つまりこれが無いと次の皇帝が決まらない訳ですね。
うん、見なかったことにしましょう!
こんな厄介な物は空間魔法の一つ[インベントリ]にポイです!
58
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢の慟哭
浜柔
ファンタジー
前世の記憶を取り戻した侯爵令嬢エカテリーナ・ハイデルフトは自分の住む世界が乙女ゲームそっくりの世界であり、自らはそのゲームで悪役の位置づけになっている事に気付くが、時既に遅く、死の運命には逆らえなかった。
だが、死して尚彷徨うエカテリーナの復讐はこれから始まる。
※ここまでのあらすじは序章の内容に当たります。
※乙女ゲームのバッドエンド後の話になりますので、ゲーム内容については殆ど作中に出てきません。
「悪役令嬢の追憶」及び「悪役令嬢の徘徊」を若干の手直しをして統合しています。
「追憶」「徘徊」「慟哭」はそれぞれ雰囲気が異なります。
【完結】悪役令嬢は何故か婚約破棄されない
miniko
恋愛
平凡な女子高生が乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまった。
断罪されて平民に落ちても困らない様に、しっかり手に職つけたり、自立の準備を進める。
家族の為を思うと、出来れば円満に婚約解消をしたいと考え、王子に度々提案するが、王子の反応は思っていたのと違って・・・。
いつの間にやら、王子と悪役令嬢の仲は深まっているみたい。
「僕の心は君だけの物だ」
あれ? どうしてこうなった!?
※物語が本格的に動き出すのは、乙女ゲーム開始後です。
※ご都合主義の展開があるかもです。
※感想欄はネタバレ有り/無しの振り分けをしておりません。本編未読の方はご注意下さい。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】追放された子爵令嬢は実力で這い上がる〜家に帰ってこい?いえ、そんなのお断りです〜
Nekoyama
ファンタジー
魔法が優れた強い者が家督を継ぐ。そんな実力主義の子爵家の養女に入って4年、マリーナは魔法もマナーも勉学も頑張り、貴族令嬢にふさわしい教養を身に付けた。来年に魔法学園への入学をひかえ、期待に胸を膨らませていた矢先、家を追放されてしまう。放り出されたマリーナは怒りを胸に立ち上がり、幸せを掴んでいく。
【完結】悪役令嬢ですが、元官僚スキルで断罪も陰謀も処理します。
かおり
ファンタジー
異世界で悪役令嬢に転生した元官僚。婚約破棄? 断罪? 全部ルールと書類で処理します。
謝罪してないのに謝ったことになる“限定謝罪”で、婚約者も貴族も黙らせる――バリキャリ令嬢の逆転劇!
※読んでいただき、ありがとうございます。ささやかな物語ですが、どこか少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
どうぞお好きに
音無砂月
ファンタジー
公爵家に生まれたスカーレット・ミレイユ。
王命で第二王子であるセルフと婚約することになったけれど彼が商家の娘であるシャーベットを囲っているのはとても有名な話だった。そのせいか、なかなか婚約話が進まず、あまり野心のない公爵家にまで縁談話が来てしまった。
婚約破棄され逃げ出した転生令嬢は、最強の安住の地を夢見る
拓海のり
ファンタジー
階段から落ちて死んだ私は、神様に【救急箱】を貰って異世界に転生したけれど、前世の記憶を思い出したのが婚約破棄の現場で、私が断罪される方だった。
頼みのギフト【救急箱】から出て来るのは、使うのを躊躇うような怖い物が沢山。出会う人々はみんな訳ありで兵士に追われているし、こんな世界で私は生きて行けるのだろうか。
破滅型の転生令嬢、腹黒陰謀型の年下少年、腕の立つ元冒険者の護衛騎士、ほんわり癒し系聖女、魔獣使いの半魔、暗部一族の騎士。転生令嬢と訳ありな皆さん。
ゆるゆる異世界ファンタジー、ご都合主義満載です。
タイトル色々いじっています。他サイトにも投稿しています。
完結しました。ありがとうございました。
「転生したら推しの悪役宰相と婚約してました!?」〜推しが今日も溺愛してきます〜 (旧題:転生したら報われない悪役夫を溺愛することになった件)
透子(とおるこ)
恋愛
読んでいた小説の中で一番好きだった“悪役宰相グラヴィス”。
有能で冷たく見えるけど、本当は一途で優しい――そんな彼が、報われずに処刑された。
「今度こそ、彼を幸せにしてあげたい」
そう願った瞬間、気づけば私は物語の姫ジェニエットに転生していて――
しかも、彼との“政略結婚”が目前!?
婚約から始まる、再構築系・年の差溺愛ラブ。
“報われない推し”が、今度こそ幸せになるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる