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8話 村へ
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次の日の朝、マサルを抱き枕のようにして寝ている二人に挟まれて、ハーレム状態で目が覚めた。
二人にがっちりホールドされて、身動きが取れなかった。
「ちょ、ちょっと二人とも起きて!」
「んんっ……」
「うーん……ご主人様ぁ……」
マサルは、今までこんな事を経験したことが無くて、柔らかいものが両腕に押し付けられて力が入らなかった。
「クッ……なんとかして、女の子に不用意に触れないように……」
地球では45歳だったマサルは、こんな若い女の子に手を出す事なんて出来なかった。地球でこんな事したら、一発で社会から抹殺されてしまうので、早くこの状況から抜け出し、ようやく二人を振りほどき、ベットから脱出したのだった。
「ったく……本当に寝ているのか?」
朝から、疲れ果てたマサルは部屋から出て、顔を洗いに行くのだった。部屋からマサルが出たことを確認した二人はぱちりと目を覚ました。
「ねえ……ご主人様ってあの年でもう枯れている?」
「普通……手を出すよね?」
「ひょっとして嫌われているの?」
「そんな事は……無いかと思いますが、女性が苦手とか?」
「いや、免疫が無いのかな?」
ソフィアとルナは、自分達に手を出さないマサルの思考回路が理解できなくて、二人そろってベットの上で頭を抱えていた。
「ほらぁ、早く起きろよ。朝ご飯を食べに行くよ」
顔を洗ったマサルが部屋の中に入って来た。するとソフィアとルナは、部屋で着替えをしていて、二人とも下着姿だった。
「ご、ごめん!」
マサルは、慌ててすぐに部屋の外に出た。すると、すぐに扉が開きソフィアが、マサルを部屋の中に引き入れた。
「何で部屋の外に出るのですか?」
「ちょ、ちょっと早く服をきなさい!目のやり場が……」
「私達が着替えをしているだけで、主であるマサル様が部屋から出るのはおかしいでしょ?」
「そうです。もっと堂々としてくれていたらいいのです」
「いいから早く、服を着てください!」
マサルは、彼女達から目をそらし顔を真っ赤にしていた。
「奴隷の裸を見ただけで、そんなことになっていたら、この先どうするのですか?」
「そうですよ。ご主人様は優しいからこの先ドンドン女性に言い寄られると思いますよ」
「何言っている?僕なんかがモテるわけないでしょ?いいから早く、服をきてください」
ソフィアとルナは、ブチブチ言いながら服を着たのだった。
そして、ようやく3人は宿屋の食堂に顔を出して、朝食を取ることができた。
「ご、ご主人様……今日も朝から普通に頼んでもいいのですか?」
「うん、いいよ。今日は町を出るんだからな。お腹いっぱいにしとかないと途中でバテるだろ?」
「「ありがとうございます」」
店員はマサルに注文を取りに来て、奴隷二人にも普通の朝食を頼んだ事に驚きはしたが普通に運んでくれた。
「朝から幸せです」
「あたしも、ご主人様に購入されて嬉しいです」
「いいから、ちゃんと食べなよ」
「「はい!」」
3人のメニューは、パンに野菜と卵をいっぱいに挟んだサンドウィッチと分厚いベーコン、スープだった。この量で、鉄貨5枚は凄く安くて食べ応え十分だった。
「お腹いっぱいだ!」
「ホント、奴隷になってもこんな食事がとれるとは思ってもみませんでした」
「ご主人様ありがとう」
「ありがとうございます」
「お礼なんかいいよ。じゃあ、出発しようか」
マサルは、この町でギルド登録はしていなかった。これはソフィアの意見で、身分を隠す為だった。マサルは、田舎で店を開くつもりだった為、田舎に行けば商売するのに、ギルドの登録は必要ないからだった。
要は村の人達を中心に商売をして、時たま来る行商人にポーションを売る事で生活をするのである。売り上げは少ないが、土いじりや周りにいる魔物や動物を狩って、自給自足の生活をするのである。
魔物の肉は、ルナが狩ってくれるし、キノコや植物の知識はエルフであるソフィアがいるので十分だった。
そして、3人は初めて訪れた町を後にして旅立ったのだった。
「ご主人様……本当に歩きで良かったのですか?」
「ああ。僕は師匠のとこを離れて、初めて一人で行動するからね。世界を見て歩きたくなったんだよ」
「だったら、冒険者の方がよくなかったですか?そうなったら、錬金術は使う事は無くなりますが……」
「えっ?ご主人様って錬金術師なんですか?」
「あれ言ってなかったっけ?」
「初めて聞きました。田舎で何の商売するのかと思っていたのですが、店を開くなら町の方がいいと思ってたのに変だなと思ってたのよね」
「ソフィアに聞いたら、錬金術は珍しいから貴族達に利用される事多いって聞いたから、田舎で生活することに決めたんだよ」
「確かにその方がいいかもしれないですね」
ルナは、元冒険者であり各地を旅していた経験から、田舎にある村だが大きめの村をピックアップしてくれた。
そして、モーレンの村をマサルに紹介したのだ。
「あの村なら、比較的大きく冒険者も多くいたはずだから、ポーションもそれなりに売れると思いますよ」
「へえ、そうなんだ。村の雰囲気はどんな感じなんだ?」
「村長さんも気の良い人ですよ。村の人も笑顔で挨拶してくれてましたしね」
「そうか。それは楽しみだな」
「しかし、歩いていくとなると、1ヶ月はかかると思いますよ。あたしとしては、次の町で乗合馬車に乗った方がいいとは思いますね」
「確かに、モーレンの村の近くの町まで、乗合馬車をつかってもいいかもな」
そういって、マサル達は次の町まではゆっくり旅を楽しんだのだった。
二人にがっちりホールドされて、身動きが取れなかった。
「ちょ、ちょっと二人とも起きて!」
「んんっ……」
「うーん……ご主人様ぁ……」
マサルは、今までこんな事を経験したことが無くて、柔らかいものが両腕に押し付けられて力が入らなかった。
「クッ……なんとかして、女の子に不用意に触れないように……」
地球では45歳だったマサルは、こんな若い女の子に手を出す事なんて出来なかった。地球でこんな事したら、一発で社会から抹殺されてしまうので、早くこの状況から抜け出し、ようやく二人を振りほどき、ベットから脱出したのだった。
「ったく……本当に寝ているのか?」
朝から、疲れ果てたマサルは部屋から出て、顔を洗いに行くのだった。部屋からマサルが出たことを確認した二人はぱちりと目を覚ました。
「ねえ……ご主人様ってあの年でもう枯れている?」
「普通……手を出すよね?」
「ひょっとして嫌われているの?」
「そんな事は……無いかと思いますが、女性が苦手とか?」
「いや、免疫が無いのかな?」
ソフィアとルナは、自分達に手を出さないマサルの思考回路が理解できなくて、二人そろってベットの上で頭を抱えていた。
「ほらぁ、早く起きろよ。朝ご飯を食べに行くよ」
顔を洗ったマサルが部屋の中に入って来た。するとソフィアとルナは、部屋で着替えをしていて、二人とも下着姿だった。
「ご、ごめん!」
マサルは、慌ててすぐに部屋の外に出た。すると、すぐに扉が開きソフィアが、マサルを部屋の中に引き入れた。
「何で部屋の外に出るのですか?」
「ちょ、ちょっと早く服をきなさい!目のやり場が……」
「私達が着替えをしているだけで、主であるマサル様が部屋から出るのはおかしいでしょ?」
「そうです。もっと堂々としてくれていたらいいのです」
「いいから早く、服を着てください!」
マサルは、彼女達から目をそらし顔を真っ赤にしていた。
「奴隷の裸を見ただけで、そんなことになっていたら、この先どうするのですか?」
「そうですよ。ご主人様は優しいからこの先ドンドン女性に言い寄られると思いますよ」
「何言っている?僕なんかがモテるわけないでしょ?いいから早く、服をきてください」
ソフィアとルナは、ブチブチ言いながら服を着たのだった。
そして、ようやく3人は宿屋の食堂に顔を出して、朝食を取ることができた。
「ご、ご主人様……今日も朝から普通に頼んでもいいのですか?」
「うん、いいよ。今日は町を出るんだからな。お腹いっぱいにしとかないと途中でバテるだろ?」
「「ありがとうございます」」
店員はマサルに注文を取りに来て、奴隷二人にも普通の朝食を頼んだ事に驚きはしたが普通に運んでくれた。
「朝から幸せです」
「あたしも、ご主人様に購入されて嬉しいです」
「いいから、ちゃんと食べなよ」
「「はい!」」
3人のメニューは、パンに野菜と卵をいっぱいに挟んだサンドウィッチと分厚いベーコン、スープだった。この量で、鉄貨5枚は凄く安くて食べ応え十分だった。
「お腹いっぱいだ!」
「ホント、奴隷になってもこんな食事がとれるとは思ってもみませんでした」
「ご主人様ありがとう」
「ありがとうございます」
「お礼なんかいいよ。じゃあ、出発しようか」
マサルは、この町でギルド登録はしていなかった。これはソフィアの意見で、身分を隠す為だった。マサルは、田舎で店を開くつもりだった為、田舎に行けば商売するのに、ギルドの登録は必要ないからだった。
要は村の人達を中心に商売をして、時たま来る行商人にポーションを売る事で生活をするのである。売り上げは少ないが、土いじりや周りにいる魔物や動物を狩って、自給自足の生活をするのである。
魔物の肉は、ルナが狩ってくれるし、キノコや植物の知識はエルフであるソフィアがいるので十分だった。
そして、3人は初めて訪れた町を後にして旅立ったのだった。
「ご主人様……本当に歩きで良かったのですか?」
「ああ。僕は師匠のとこを離れて、初めて一人で行動するからね。世界を見て歩きたくなったんだよ」
「だったら、冒険者の方がよくなかったですか?そうなったら、錬金術は使う事は無くなりますが……」
「えっ?ご主人様って錬金術師なんですか?」
「あれ言ってなかったっけ?」
「初めて聞きました。田舎で何の商売するのかと思っていたのですが、店を開くなら町の方がいいと思ってたのに変だなと思ってたのよね」
「ソフィアに聞いたら、錬金術は珍しいから貴族達に利用される事多いって聞いたから、田舎で生活することに決めたんだよ」
「確かにその方がいいかもしれないですね」
ルナは、元冒険者であり各地を旅していた経験から、田舎にある村だが大きめの村をピックアップしてくれた。
そして、モーレンの村をマサルに紹介したのだ。
「あの村なら、比較的大きく冒険者も多くいたはずだから、ポーションもそれなりに売れると思いますよ」
「へえ、そうなんだ。村の雰囲気はどんな感じなんだ?」
「村長さんも気の良い人ですよ。村の人も笑顔で挨拶してくれてましたしね」
「そうか。それは楽しみだな」
「しかし、歩いていくとなると、1ヶ月はかかると思いますよ。あたしとしては、次の町で乗合馬車に乗った方がいいとは思いますね」
「確かに、モーレンの村の近くの町まで、乗合馬車をつかってもいいかもな」
そういって、マサル達は次の町まではゆっくり旅を楽しんだのだった。
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