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57話 公爵逮捕される
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その頃、クロスは出口に向かって逃げ出し始めた、私設兵団の兵士達を縛り上げる作業に変更していた。
「あー、私設兵団の皆さん!この敷地内から逃げ出せるのは俺が立っているこの門だけです!抵抗しなければ痛い目には会しません。大人しく投降してください!」
クロスは逃げ惑う敷地内の兵士に、【ウィンドーボイス】で語りかけた。ウィンドーボイスに反応した兵士達は、逃げ場が本当にないとさとり、大人しくなり次々と武器を投げ出し、両手を頭上に上げ反抗の意思は無いと見せ、全員が大人しく縛り上げられた。
それを公爵のハーミルは、兵士達の行動に憤慨して屋敷の中から見ていた。
「貴様の部下は腑抜けばかりか!あれは一体どういうことだ」
「はっ……見てわかるかと思いますが、兵士達はもうあなたに先はないと見たらしいですね……」
「これもお前の指導がなっていないからだ!」
ハーミルは、不甲斐ない兵士達の態度を、隊長のせいにして怒鳴りつけた。
「そんな事はありません!」
「事実、お前の部下はあっさり投降しておるではないか!お前がもっと訓練して居れば、あんな情けない兵士になってはおらん!」
「ぐっ!」
隊長は、ハーミルの言葉に悔しそうにした。そして、隊長は下を向き拳を握りしてていたのだった。
「何とか言わぬか!」
隊長は何も言わずに、ハーミルの部屋から出て行こうとした。
「おい!どこに行くつもりだ‼」
「私達では役に立たないので、私もクロスに投降するのですよ……」
「ば、馬鹿者!貴様はここに残り、わしを守るのが役目だろうが!」
「あんなこと言われて私はもう……貴方を守る義理は無くなりました。今から、クロスに投降し罪を償う!」
公爵のハーミルが、隊長を止める前に部屋から出て行ってしまった。
「ば、馬鹿者が……」
兵士達が全て、クロスによって捕縛されたのを見計らったように、国の衛兵がこの場所にやってきたのだった。そして、衛兵達はクロスの姿を見て驚きを隠せなかった。
「クロス殿!いったい何をやっているのですか?ここをどこだと思っているんだ?」
「知らないけど、上級貴族の屋敷なんだろ?」
「何を言っているのですか?ここは公爵様の別邸ですぞ!こんな事をすれば、不敬罪に処されても言い訳などできないのですよ」
「そっか……まさか、公爵様が……」
「知らずにこんな事を?」
「大丈夫だよ。国王様には許可をもらっているからな」
「こ、国王様に?」
「まあ、とりあえずここにいる者達をしょっ引いでくれるか?」
「いや、それなら、私達の方でも国王様に確認を取らないと、公爵様は国王様の弟君なんですぞ!それを確認もなく逮捕など……」
「大丈夫だよ!国王様に褒められる事はあっても、処罰される事は絶対ないからさ」
「しかし……」
衛兵の隊長は、クロスの言う事をいまいち信じれなかった。そして、衛兵の隊長は部下に王城まで確認を取らせに行く事にしたのだった。
「お、おい!今すぐ、この事を国王様に確認を取ってくるのだ!」
「「はっ!」」
部下の二人はすぐに王城へと駆けだしたのだった。そして、クロスはここの守りを衛兵に任せて、屋敷の方に向かおうとしたら衛兵の隊長に止められた。
「ちょっとお待ちください!どこに行くおつもりですか?」
「ここでいても、もうやることはないしな。黒幕を捕らえに行こうと思っただけだ」
「馬鹿な事を!先ほども言った通りここは公爵様の屋敷で」
「それはさっき聞いたよ。しかし、ジークフリード様の体調の件は知っているだろ?」
「それは知っていますが、それとなんのか……」
「やっとわかったか?」
「まさか?公爵様が?」
「いま、オウカが屋敷の中で闇ギルドのアサシンを相手にして片づけた所だが、かんじんの黒幕はまだ屋敷の中だ。この敷地内から出る事は出来ないが、早くとらえないといけないと思うぞ」
すると、中から私設兵団の隊長が、両手を上げて門の所にやって来た。
「我々、私設兵団はクロス様に負けを認める!公爵様はまだ部屋の中で籠城を決め込んでいるから、どうとでもしてくれ」
「「「「「た、隊長!」」」」」」
自分達の隊長が、クロスに全面降伏した事でその場に項垂れたのだった。
「どういう事だ?お前達は公爵様の私設兵団だろ?なのに全面降伏とは何を考えているんだ!」
衛兵の隊長は、不甲斐ない私設兵団を怒鳴りつけたのだった。
「クロス様、私はここの隊長を務めているマックスといいます。どんなことも証言いたします。だから部下達だけは見逃していただきたい」
「マックスさん、それは俺が決める事じゃないよ。国王様が処分を決定することだ。だから、俺達はあなた達を誰一人として殺していないはずだ」
「ですが、こいつ等は公爵様が何をしていたか知らないのです。知っているのは一部の人間だけです」
「だったら、それを正直に国王様に証言するといいよ。俺はここにいる人間全員を国に突き出すのが仕事だからな」
クロスの言葉を聞き、隊長のマックスはその場に項垂れたのだった。
「隊長!今のは一体どういうことですか?」
「そうです!我々にも説明をちゃんとしてください」
「何を秘密にしているのですか?」
「お前達は何も知らないほうがいい……今、知ってしまえば罪が大きくなるだけだ」
国の衛兵達は、そのやり取りを見てクロスの言っていることは真実だと確信を持ったのだった。すると、そこにオウカが公爵が引きずられて出てきた。
「えーい!離せ!わしを誰だと思っておる。この無礼者が!」
3人とも、オウカに素巻き状態にされて引きずられて、オウカを怒鳴りつけていた。
「うるさい!あなたは極刑にされるだけよ。もう公爵ではないわ」
ハーミルはオウカに、剣の柄で殴られていた。それを見た衛兵の隊長は何とも言えない表情をしていたのだった。
そして、オウカはクロス達を見て驚いたのだった。
「何で、国の衛兵が?」
「ああ、なんか騒ぎがあると誰かが通報した見たいで……衛兵がやってきてしまった……」
「だったら、証拠を見てもらった方がいいかもね。衛兵さん、この屋敷の地下室を確認してきてもらってもいいかしら?」
「何があるんだ?」
「この公爵が、やってきたことが一目で見てわかるわよ。あたしはもう、おぞましくてあんな所にいたくはないわ」
衛兵の隊長は、部下達に命じて地下室を確認に行かせたが、部下達も地下室のその惨状に吐き出す兵士もいたぐらいだった。
「隊長!クロス殿の言っていることは本当です……」
「なにがあった?」
「地下室には奴隷達の死体が多数。その……奴隷全員が心臓を抜き取られている模様……」
「公爵様あなたはなんてことを……」
衛兵の隊長は、公爵の事を睨んだのだった。奴隷は、自分の物だが命を無駄にすることは許されておらず、公爵がやったことは立派な殺人罪が成立する事だった。
この状況を確認した衛兵達は、公爵達を逮捕せざるを得なかったのだ。
「おい!貴様ぁーーーわしを誰だと思っておる!」
「うるさい!あなたは殺人容疑で逮捕します!」
「だ、黙れ!わしにさわるでない。どうなるか分かっておるのか?」
公爵は、わめき散らしながら抵抗したがオウカがすでに素巻きにしていた為、衛兵達は公爵の身柄を確保したのだった。
そして、兵舎の牢屋にいれられることになった。オウカは、それと一緒にマゼランの死体を、衛兵に引き渡したのだった。
「あー、私設兵団の皆さん!この敷地内から逃げ出せるのは俺が立っているこの門だけです!抵抗しなければ痛い目には会しません。大人しく投降してください!」
クロスは逃げ惑う敷地内の兵士に、【ウィンドーボイス】で語りかけた。ウィンドーボイスに反応した兵士達は、逃げ場が本当にないとさとり、大人しくなり次々と武器を投げ出し、両手を頭上に上げ反抗の意思は無いと見せ、全員が大人しく縛り上げられた。
それを公爵のハーミルは、兵士達の行動に憤慨して屋敷の中から見ていた。
「貴様の部下は腑抜けばかりか!あれは一体どういうことだ」
「はっ……見てわかるかと思いますが、兵士達はもうあなたに先はないと見たらしいですね……」
「これもお前の指導がなっていないからだ!」
ハーミルは、不甲斐ない兵士達の態度を、隊長のせいにして怒鳴りつけた。
「そんな事はありません!」
「事実、お前の部下はあっさり投降しておるではないか!お前がもっと訓練して居れば、あんな情けない兵士になってはおらん!」
「ぐっ!」
隊長は、ハーミルの言葉に悔しそうにした。そして、隊長は下を向き拳を握りしてていたのだった。
「何とか言わぬか!」
隊長は何も言わずに、ハーミルの部屋から出て行こうとした。
「おい!どこに行くつもりだ‼」
「私達では役に立たないので、私もクロスに投降するのですよ……」
「ば、馬鹿者!貴様はここに残り、わしを守るのが役目だろうが!」
「あんなこと言われて私はもう……貴方を守る義理は無くなりました。今から、クロスに投降し罪を償う!」
公爵のハーミルが、隊長を止める前に部屋から出て行ってしまった。
「ば、馬鹿者が……」
兵士達が全て、クロスによって捕縛されたのを見計らったように、国の衛兵がこの場所にやってきたのだった。そして、衛兵達はクロスの姿を見て驚きを隠せなかった。
「クロス殿!いったい何をやっているのですか?ここをどこだと思っているんだ?」
「知らないけど、上級貴族の屋敷なんだろ?」
「何を言っているのですか?ここは公爵様の別邸ですぞ!こんな事をすれば、不敬罪に処されても言い訳などできないのですよ」
「そっか……まさか、公爵様が……」
「知らずにこんな事を?」
「大丈夫だよ。国王様には許可をもらっているからな」
「こ、国王様に?」
「まあ、とりあえずここにいる者達をしょっ引いでくれるか?」
「いや、それなら、私達の方でも国王様に確認を取らないと、公爵様は国王様の弟君なんですぞ!それを確認もなく逮捕など……」
「大丈夫だよ!国王様に褒められる事はあっても、処罰される事は絶対ないからさ」
「しかし……」
衛兵の隊長は、クロスの言う事をいまいち信じれなかった。そして、衛兵の隊長は部下に王城まで確認を取らせに行く事にしたのだった。
「お、おい!今すぐ、この事を国王様に確認を取ってくるのだ!」
「「はっ!」」
部下の二人はすぐに王城へと駆けだしたのだった。そして、クロスはここの守りを衛兵に任せて、屋敷の方に向かおうとしたら衛兵の隊長に止められた。
「ちょっとお待ちください!どこに行くおつもりですか?」
「ここでいても、もうやることはないしな。黒幕を捕らえに行こうと思っただけだ」
「馬鹿な事を!先ほども言った通りここは公爵様の屋敷で」
「それはさっき聞いたよ。しかし、ジークフリード様の体調の件は知っているだろ?」
「それは知っていますが、それとなんのか……」
「やっとわかったか?」
「まさか?公爵様が?」
「いま、オウカが屋敷の中で闇ギルドのアサシンを相手にして片づけた所だが、かんじんの黒幕はまだ屋敷の中だ。この敷地内から出る事は出来ないが、早くとらえないといけないと思うぞ」
すると、中から私設兵団の隊長が、両手を上げて門の所にやって来た。
「我々、私設兵団はクロス様に負けを認める!公爵様はまだ部屋の中で籠城を決め込んでいるから、どうとでもしてくれ」
「「「「「た、隊長!」」」」」」
自分達の隊長が、クロスに全面降伏した事でその場に項垂れたのだった。
「どういう事だ?お前達は公爵様の私設兵団だろ?なのに全面降伏とは何を考えているんだ!」
衛兵の隊長は、不甲斐ない私設兵団を怒鳴りつけたのだった。
「クロス様、私はここの隊長を務めているマックスといいます。どんなことも証言いたします。だから部下達だけは見逃していただきたい」
「マックスさん、それは俺が決める事じゃないよ。国王様が処分を決定することだ。だから、俺達はあなた達を誰一人として殺していないはずだ」
「ですが、こいつ等は公爵様が何をしていたか知らないのです。知っているのは一部の人間だけです」
「だったら、それを正直に国王様に証言するといいよ。俺はここにいる人間全員を国に突き出すのが仕事だからな」
クロスの言葉を聞き、隊長のマックスはその場に項垂れたのだった。
「隊長!今のは一体どういうことですか?」
「そうです!我々にも説明をちゃんとしてください」
「何を秘密にしているのですか?」
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国の衛兵達は、そのやり取りを見てクロスの言っていることは真実だと確信を持ったのだった。すると、そこにオウカが公爵が引きずられて出てきた。
「えーい!離せ!わしを誰だと思っておる。この無礼者が!」
3人とも、オウカに素巻き状態にされて引きずられて、オウカを怒鳴りつけていた。
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ハーミルはオウカに、剣の柄で殴られていた。それを見た衛兵の隊長は何とも言えない表情をしていたのだった。
そして、オウカはクロス達を見て驚いたのだった。
「何で、国の衛兵が?」
「ああ、なんか騒ぎがあると誰かが通報した見たいで……衛兵がやってきてしまった……」
「だったら、証拠を見てもらった方がいいかもね。衛兵さん、この屋敷の地下室を確認してきてもらってもいいかしら?」
「何があるんだ?」
「この公爵が、やってきたことが一目で見てわかるわよ。あたしはもう、おぞましくてあんな所にいたくはないわ」
衛兵の隊長は、部下達に命じて地下室を確認に行かせたが、部下達も地下室のその惨状に吐き出す兵士もいたぐらいだった。
「隊長!クロス殿の言っていることは本当です……」
「なにがあった?」
「地下室には奴隷達の死体が多数。その……奴隷全員が心臓を抜き取られている模様……」
「公爵様あなたはなんてことを……」
衛兵の隊長は、公爵の事を睨んだのだった。奴隷は、自分の物だが命を無駄にすることは許されておらず、公爵がやったことは立派な殺人罪が成立する事だった。
この状況を確認した衛兵達は、公爵達を逮捕せざるを得なかったのだ。
「おい!貴様ぁーーーわしを誰だと思っておる!」
「うるさい!あなたは殺人容疑で逮捕します!」
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公爵は、わめき散らしながら抵抗したがオウカがすでに素巻きにしていた為、衛兵達は公爵の身柄を確保したのだった。
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