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第1章 役に立たないスキル
12話 暁の明星、初の依頼達成
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マルクの案内でゴブリンがいる場所までやってきた。
ゴブリン
魔物の中では最弱とされるが、数が増えるのが早い魔物である。頭に角を持ち、上位種にはキングというSランクにまで育つ恐れが魔物。
ゴブリンは女性達から嫌われる魔物であり、その理由は女性を襲う魔物として有名。
冒険者は、ゴブリンが増えないように見かけたら討伐する様に言われている。その為、ギルドで常時依頼としてギルドが依頼を張り出しているほどだ。
「マルク・・・・・・ゴブリンよ」
「うん。ゴブリン討伐は任せたよ」
マルク達の前にはゴブリンが5匹いた。雷神にいた時、二人だけならば逃げ出す事になっていただろう。しかし、シオンもレベルが上がり、ゴブリン5匹なら余裕で討伐が出来るようになっていた。
「うん。任せておいて」
しかし、シオンは微かに震えていた。それをマルクは見逃してはいなかった。
「シオン。ちょっと待って」
「なに?」
「そんな緊張しなくて大丈夫。今まで僕を支えてくれていたけど、僕も今は戦えるから。ピンチになるとは思えないけど俺もちゃんと君を支えるから」
マルクはシオンの目をしっかり見つめて、自分の想いをシオンに伝えたのだった。シオンはマルクの言葉を聞き、緊張が和らぎ震えがとまっていた。
「うん!マルクありがとう」
シオンは、自分にスプリントの魔法を唱えた。シオンのレアスキルは剣術(C)だが、雷神の時にノーマルスキルの風属性魔法を習得ししていた。
シオンはパワー系のファイターではなく、スピード系のファイターである。そのため、自分にスプリントやヘイストを唱えて戦う事が出来るファイターだ。(シオンはまだ45レベルなのでヘイストは使用不可)
今回はゴブリンだけなので、移動速度を上げて戦うつもりだ。
スプリント
風属性魔法で、移動速度を2倍にする事が出来る。風属性魔法を習得しレベル10で使用可能。
ヘイスト
風属性魔法で、攻撃回数を2倍にする事が出来る。風属性魔法を習得しレベル56で使用可能。
シオンは、スプリントを唱えたことであっという間に、ゴブリンとの距離を詰め懐に飛び込んだ。そして、一撃を決めゴブリンを瞬殺した。
ゴブリンは何が起こったのか一瞬分からなかったが、すぐに態勢を整えシオンに飛びかかった。しかし、シオンはマルクとダンジョンから生還しレベル45となっているので、スピードが段違いに上がっていた。
「「「「ぎゃぎゃぎゃぎゃ!」」」」
「遅い!」
ゴブリンが飛び込んだ場所には、すでにシオンの姿はなく回り込んで、ゴブリンが着地したと同時に一撃を決めて2匹目を撃破した。
「ぎゃぎゃぎゃぎゃ!」
「「ギャ!」」
ゴブリンは何かしゃべっていたが、シオンには分からなかった。しかし、またゴブリンがシオンに飛びかかった。
「だから遅いって!」
ゴブリンがシオンめがけて飛び込んだが、シオンはその移動速度でまわり込みゴブリンを攻撃しようとした。しかし、飛び込んだのは2匹だけで、シオンがまわりこんだのを確認した残りの一匹が、シオンめがけて攻撃したのだった。
「し、しまった……」
やはりレベルが上がっても経験が物を言うのだ。ソロで戦う経験が浅いシオンにとって、ゴブリンとはいえ魔物の攻撃スピードを侮ってしまった。
シオンが、ゴブリンに攻撃を与えられる瞬間、マルクがゴブリンに向けてファイヤーアローを飛ばしたのだった。
その炎の矢はゴブリンを貫き、腹に穴をあけ絶命させてしまった。
「マルク!ありがとう!」
マルクのファイヤーアローは、よほど魔法力が集中しているのであろう。ゴブリンは燃え尽きる事はなく、当たった個所を穿って炭化させていた。
そして、残りの2匹もそのダメージに恐怖して逃げ出そうとしたが、マルクのファイヤーアローで仕留められた。
ファイヤーアロー
火属性魔法で、炎の矢を打ち出し敵をしとめる。火属性魔法を習得し、レベル5で使用可能。
消費MP 2
攻撃範囲 5m
ダメージ (1~4)+10
攻撃対象 1人
発動時間 2秒 (詠唱する場合)
マルクの場合、ファイヤーアローでも尋常でないダメージになる。普通の魔法使いならば最大14ダメージだが、火属性魔法(S)であるマルクはダメージ修正10倍になりクリティカル補正も10倍となる。つまり、最大140ダメージでクリティカルが発生すれば1400ダメージとなり、ゴブリン程度では完全にオーバーキルとなる。
「助かったわ……ありがとうね」
「油断は禁物だよ。今は前衛はシオン一人だけだからね」
「うん……やっぱり経験て重要だね。今まではディクトやヴァイスがいたけど、やっぱり戦い方が全然違う・・・・・・」
「父さんが言ってた。レベルより経験が重要だと。これから僕達は、色んな事を学んでいかないとね」
「そうね。でも、マルクが背中を守ってくれて安心だわ」
「僕も、ようやく役に立てたと実感できたよ」
「それより解体しないといけないけど・・・・・・ヴィトラが今までしてたからな・・・・・・」
「大丈夫だよ。解体も僕がやるから」
「ホント、マルクってオールマイティーな冒険者になっちゃったね・・・・・・」
マルクは、魔法(EX)で解体(S)を作っていた。ダンジョンでは、死体になるとダンジョンに吸収され、ドロップアイテムとして素材が残る可能性がある。しかし、地上では死体が残り素材を解体しないといけないのだ。解体も経験が必要であり、色んな知識が必要なのだ。
マルクは解体スキルSランクを作り、ゴブリンをあっという間にダガー一本で解体し、角を5本そしてリーダー格のゴブリンから、魔石を1個取り出したのだった。
「ラッキー!指示を出してたゴブリンから、魔石が取れたよ」
「本当?」
「これ1個で800ミストになるな?」
シオンの儲けは、ゴブリンの角5個で2500ミスト、魔石1個800ミストで3300ミストとなる。これで、シオンの1日の純利益は、宿賃とご飯代を抜いて1300ミストとなる。しかし、ここから剣が悪くなれば砥ぎに出したりしていかないといけないので、生活はまだまだ苦しいものとなる。
この計算方法はソロの場合だが、ここにマルクの依頼料が上乗せされ、山分けとなるので多少は裕福となるのだ。
「やっぱり、いずれは6人パーティーで活動したいわね」
「確かにそうだね。信頼できる仲間が出来たらだけど、6人になれば強力な魔物も討伐できるからね」
「まあ、マルク1人でも出来そうだけどね」
「いや、もうそれはやめておくよ。ダンジョンから脱出した時の事はもう忘れてくれ」
「でも、勿体ないね・・・・・・」
「確かに、僕は何でもできるようになったけど、やっぱりそれじゃ駄目だと思うんだ」
「どういう事?」
「うん。僕が剣術(S)を作ったらどうなる?」
「それはやめてほしいかな・・・・・・」
「だろ?そんな事をしたらシオンのやることがなくなっちゃうだろ?だから、そんなことはせずシオンはシオンのできることを僕は尊重し、2人で成長して行きたいと思う」
「たしかに!」
「それにいずれ6人パーティーとなった時、僕は魔法使いとしてパーティーの役に立ちたいとも思っているしね」
「うん」
「まあ、それまではさっきの様に解体が出来なければ、出来るようにするけどね」
「確かにそっちの方がいいね」
そう言いながら、マルクとシオンはこれからの事を話し合って、森の中を捜索していくのだった。一角ウサギは草原にいるのだが、世界地図を使わずどういった場所に生息しているのか、捜索して経験を積んでいたのだった。
そして、マルク達は森を出て草原に着き、一角ウサギを狩って、肉や毛皮を解体し町へと帰ったのだった。
冒険者ギルドで、シオンは3300ミスト。マルクは薬草30本で1500ミスト・毒消し草30本1500ミスト・一角ウサギの肉250ミスト(100g50ミスト)毛皮50ミストとなった。
暁の明星初の依頼は上々の成功となり、全部で6600ミストの儲けととなり、一人3300ミストとなった。
このお金はギルドカードに貯金が出来て、お金を持ち歩かなくても大丈夫なのだ。ギルドカードの裏には残高も記載できるようになっていてとても便利である。
ゴブリン
魔物の中では最弱とされるが、数が増えるのが早い魔物である。頭に角を持ち、上位種にはキングというSランクにまで育つ恐れが魔物。
ゴブリンは女性達から嫌われる魔物であり、その理由は女性を襲う魔物として有名。
冒険者は、ゴブリンが増えないように見かけたら討伐する様に言われている。その為、ギルドで常時依頼としてギルドが依頼を張り出しているほどだ。
「マルク・・・・・・ゴブリンよ」
「うん。ゴブリン討伐は任せたよ」
マルク達の前にはゴブリンが5匹いた。雷神にいた時、二人だけならば逃げ出す事になっていただろう。しかし、シオンもレベルが上がり、ゴブリン5匹なら余裕で討伐が出来るようになっていた。
「うん。任せておいて」
しかし、シオンは微かに震えていた。それをマルクは見逃してはいなかった。
「シオン。ちょっと待って」
「なに?」
「そんな緊張しなくて大丈夫。今まで僕を支えてくれていたけど、僕も今は戦えるから。ピンチになるとは思えないけど俺もちゃんと君を支えるから」
マルクはシオンの目をしっかり見つめて、自分の想いをシオンに伝えたのだった。シオンはマルクの言葉を聞き、緊張が和らぎ震えがとまっていた。
「うん!マルクありがとう」
シオンは、自分にスプリントの魔法を唱えた。シオンのレアスキルは剣術(C)だが、雷神の時にノーマルスキルの風属性魔法を習得ししていた。
シオンはパワー系のファイターではなく、スピード系のファイターである。そのため、自分にスプリントやヘイストを唱えて戦う事が出来るファイターだ。(シオンはまだ45レベルなのでヘイストは使用不可)
今回はゴブリンだけなので、移動速度を上げて戦うつもりだ。
スプリント
風属性魔法で、移動速度を2倍にする事が出来る。風属性魔法を習得しレベル10で使用可能。
ヘイスト
風属性魔法で、攻撃回数を2倍にする事が出来る。風属性魔法を習得しレベル56で使用可能。
シオンは、スプリントを唱えたことであっという間に、ゴブリンとの距離を詰め懐に飛び込んだ。そして、一撃を決めゴブリンを瞬殺した。
ゴブリンは何が起こったのか一瞬分からなかったが、すぐに態勢を整えシオンに飛びかかった。しかし、シオンはマルクとダンジョンから生還しレベル45となっているので、スピードが段違いに上がっていた。
「「「「ぎゃぎゃぎゃぎゃ!」」」」
「遅い!」
ゴブリンが飛び込んだ場所には、すでにシオンの姿はなく回り込んで、ゴブリンが着地したと同時に一撃を決めて2匹目を撃破した。
「ぎゃぎゃぎゃぎゃ!」
「「ギャ!」」
ゴブリンは何かしゃべっていたが、シオンには分からなかった。しかし、またゴブリンがシオンに飛びかかった。
「だから遅いって!」
ゴブリンがシオンめがけて飛び込んだが、シオンはその移動速度でまわり込みゴブリンを攻撃しようとした。しかし、飛び込んだのは2匹だけで、シオンがまわりこんだのを確認した残りの一匹が、シオンめがけて攻撃したのだった。
「し、しまった……」
やはりレベルが上がっても経験が物を言うのだ。ソロで戦う経験が浅いシオンにとって、ゴブリンとはいえ魔物の攻撃スピードを侮ってしまった。
シオンが、ゴブリンに攻撃を与えられる瞬間、マルクがゴブリンに向けてファイヤーアローを飛ばしたのだった。
その炎の矢はゴブリンを貫き、腹に穴をあけ絶命させてしまった。
「マルク!ありがとう!」
マルクのファイヤーアローは、よほど魔法力が集中しているのであろう。ゴブリンは燃え尽きる事はなく、当たった個所を穿って炭化させていた。
そして、残りの2匹もそのダメージに恐怖して逃げ出そうとしたが、マルクのファイヤーアローで仕留められた。
ファイヤーアロー
火属性魔法で、炎の矢を打ち出し敵をしとめる。火属性魔法を習得し、レベル5で使用可能。
消費MP 2
攻撃範囲 5m
ダメージ (1~4)+10
攻撃対象 1人
発動時間 2秒 (詠唱する場合)
マルクの場合、ファイヤーアローでも尋常でないダメージになる。普通の魔法使いならば最大14ダメージだが、火属性魔法(S)であるマルクはダメージ修正10倍になりクリティカル補正も10倍となる。つまり、最大140ダメージでクリティカルが発生すれば1400ダメージとなり、ゴブリン程度では完全にオーバーキルとなる。
「助かったわ……ありがとうね」
「油断は禁物だよ。今は前衛はシオン一人だけだからね」
「うん……やっぱり経験て重要だね。今まではディクトやヴァイスがいたけど、やっぱり戦い方が全然違う・・・・・・」
「父さんが言ってた。レベルより経験が重要だと。これから僕達は、色んな事を学んでいかないとね」
「そうね。でも、マルクが背中を守ってくれて安心だわ」
「僕も、ようやく役に立てたと実感できたよ」
「それより解体しないといけないけど・・・・・・ヴィトラが今までしてたからな・・・・・・」
「大丈夫だよ。解体も僕がやるから」
「ホント、マルクってオールマイティーな冒険者になっちゃったね・・・・・・」
マルクは、魔法(EX)で解体(S)を作っていた。ダンジョンでは、死体になるとダンジョンに吸収され、ドロップアイテムとして素材が残る可能性がある。しかし、地上では死体が残り素材を解体しないといけないのだ。解体も経験が必要であり、色んな知識が必要なのだ。
マルクは解体スキルSランクを作り、ゴブリンをあっという間にダガー一本で解体し、角を5本そしてリーダー格のゴブリンから、魔石を1個取り出したのだった。
「ラッキー!指示を出してたゴブリンから、魔石が取れたよ」
「本当?」
「これ1個で800ミストになるな?」
シオンの儲けは、ゴブリンの角5個で2500ミスト、魔石1個800ミストで3300ミストとなる。これで、シオンの1日の純利益は、宿賃とご飯代を抜いて1300ミストとなる。しかし、ここから剣が悪くなれば砥ぎに出したりしていかないといけないので、生活はまだまだ苦しいものとなる。
この計算方法はソロの場合だが、ここにマルクの依頼料が上乗せされ、山分けとなるので多少は裕福となるのだ。
「やっぱり、いずれは6人パーティーで活動したいわね」
「確かにそうだね。信頼できる仲間が出来たらだけど、6人になれば強力な魔物も討伐できるからね」
「まあ、マルク1人でも出来そうだけどね」
「いや、もうそれはやめておくよ。ダンジョンから脱出した時の事はもう忘れてくれ」
「でも、勿体ないね・・・・・・」
「確かに、僕は何でもできるようになったけど、やっぱりそれじゃ駄目だと思うんだ」
「どういう事?」
「うん。僕が剣術(S)を作ったらどうなる?」
「それはやめてほしいかな・・・・・・」
「だろ?そんな事をしたらシオンのやることがなくなっちゃうだろ?だから、そんなことはせずシオンはシオンのできることを僕は尊重し、2人で成長して行きたいと思う」
「たしかに!」
「それにいずれ6人パーティーとなった時、僕は魔法使いとしてパーティーの役に立ちたいとも思っているしね」
「うん」
「まあ、それまではさっきの様に解体が出来なければ、出来るようにするけどね」
「確かにそっちの方がいいね」
そう言いながら、マルクとシオンはこれからの事を話し合って、森の中を捜索していくのだった。一角ウサギは草原にいるのだが、世界地図を使わずどういった場所に生息しているのか、捜索して経験を積んでいたのだった。
そして、マルク達は森を出て草原に着き、一角ウサギを狩って、肉や毛皮を解体し町へと帰ったのだった。
冒険者ギルドで、シオンは3300ミスト。マルクは薬草30本で1500ミスト・毒消し草30本1500ミスト・一角ウサギの肉250ミスト(100g50ミスト)毛皮50ミストとなった。
暁の明星初の依頼は上々の成功となり、全部で6600ミストの儲けととなり、一人3300ミストとなった。
このお金はギルドカードに貯金が出来て、お金を持ち歩かなくても大丈夫なのだ。ギルドカードの裏には残高も記載できるようになっていてとても便利である。
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