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第4章 成長
28話 国王との直接契約
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マルク達は急いで王都に帰った。徒歩で半日の距離にあるダンジョンで良かったと思うマルク達だった。
「マ、マルク殿お帰りなさい」
「なんか、ルノーバで大変なことが起こっているみたいだね」
「はい!先日も騎士団の援軍を、ルノーバに派遣したばかりです。どうか、マルク殿もルノーバの町にお願いします」
「ちょっと待って!それは今から国王様に挨拶させていただきます」
「えっ?今すぐ王城におこしに?」
「そりゃ、国王様が僕を探してたんだから、今から面会させてもらいますよ」
「エライザ様からは、ダンジョン攻略を終えて少し休暇を頂きたいと聞いてましたから・・・・・・」
「ああ・・・・・・そういう事か。いえ、すぐにはルノーバの町には行けません。だけど、この説明は国王様に報告させてもらわないとあまりにも失礼になりますからね」
「わ、分かりました。すぐに案内させていただきます」
マルク達六人は、城門警備の兵士に王城まで馬車を用意してもらえたのだ。王都の中心にある城まで徒歩で行けば相当時間がかかるので楽だった。
「国王様、今マルク殿が王都に到着しました」
「本当か?それでいつ面会に?」
「はい!今お連れしました。国王様がマルク殿を探していたと聞いていたらしく、ルノーバに出発する説明をしたいと言っておられます」
「そうか!わかった。今回は公式依頼ではないので謁見の間ではなく、客室に案内せい」
「はっ!」
すぐに面会に応じたマルクに、貴族達は笑顔に変わっていた。エライザからの報告では、ダンジョン攻略を終えたばかりで休暇をすると聞いていた。
そうなると面会は数日後になると思っていて、平民が国王を待たせる形に納得できなかったのだ。
「マルクは、その辺の常識は持っている冒険者みたいだな」
「ええ。国王。Cランク冒険者もすてたものではありませぬな」
「ああ!やはり余が言った通りであった」
国王アーサーは、表彰した人物はそんな非常識ではないと庇っていた。しかし、貴族達はエライザからの言葉をそのままとらえていて、マルク達暁月の明星はまだ若い冒険者だと言って、城までつれてくるべきと非難していた。
国王も、マルクがなかなか面会をしに来なければ動くつもりだったが、常識ある行動に笑顔で客室に向かった。
国王と貴族達が客室に入ると、マルク達六人全員がソファーから立ち上がり頭を下げた。
特にカノン達は、国王を目の前に緊張でカチカチになっていた。
「国王様、今まで留守にしていて申し訳ありませんでした」
「うむ。余は気にしておらぬ。それで早速ではあるが、エライザから聞いておるが、余も以前は冒険者に身をおいていた。お主の言う事もわかるができるだけ早くルノーバに向かってもらいたいのだ」
「一週間と言いたいのですがよろしいですか?」
「「「「「一週間だと?」」」」」
一週間と聞いて、アーサー王ではなく貴族が身を乗り出した。アーサーも又眉をしかめた。
「一週間は長すぎる。ここからルノーバに到着する日数も考えれば3日だ」
「3日ですか?」
「これでも十分譲歩しているのだ。どうかわかってほしい。今も、ルノーバではラインハルト達は命を張っておるのだ」
アーサー王は、部下の騎士団を死地に向かわせて気が気でない気持ちでいた。リッチやアンデッド集団ならまだ大丈夫だが、エルダーリッチ五体やアンデッドウォーリア(元高ランク冒険者)では勝ち目はほとんどないからだ。
今は、アンデッド集団も町に向かうようなことはないが、いつ溢れてもおかしくないからだ。
王国側は気が気ではないが、闇ギルド側はスタンピードを起こすつもりではない。あくまでもエルダーリッチは、薬草がよくとれる森を不浄の土地にする為であった。
しかし、国王側はその事を知らないだけである。闇ギルドが薬草の値を上げ、その資金を集めているだけだ。
マルクは、国王が部下を思いやる気持ちがわかり3日後に出発する事を了承した。
「わかってくれるのか?」
「はい。分かりました。しかし、これは国王様のお願いというかたちにしてください。ギルドの指名依頼としては受けませんがよろしいですか?」
「ああ。お主はCランク冒険者だからな。ギルド規約にもあるし、時間もないしその方がお互いいいだろう」
ギルドに了承する事になると、特例としてギルド本部に許可の手続きやら時間がかかるので、今回は国王とマルクの直接契約となるのだ。
他の冒険者もギルドを通さず、直接依頼を受けることもある。ギルドを通さず受けるのは違反ではないが、依頼主が金を払わない場合、自己責任となりギルドが保証してくれることはない。しかし、信頼ある相手だと、ギルドを通していない分中間マージンを取られないので、多くの依頼報酬が手に入るのだ。
今回はマルクも、依頼主が国王という事で、直接依頼を受けることした。
「それでは三日後の朝、王都を出発したいと思います。ご理解していただきありがとうございます」
「「「「「ありがとうございます」」」」」
「こちらこそ無理を言ってすまぬ。どうか、ルノーバの民を救ってくれ」
マルク達暁月の明星は頭を下げて、部屋をあとにした。
「マ、マルク殿お帰りなさい」
「なんか、ルノーバで大変なことが起こっているみたいだね」
「はい!先日も騎士団の援軍を、ルノーバに派遣したばかりです。どうか、マルク殿もルノーバの町にお願いします」
「ちょっと待って!それは今から国王様に挨拶させていただきます」
「えっ?今すぐ王城におこしに?」
「そりゃ、国王様が僕を探してたんだから、今から面会させてもらいますよ」
「エライザ様からは、ダンジョン攻略を終えて少し休暇を頂きたいと聞いてましたから・・・・・・」
「ああ・・・・・・そういう事か。いえ、すぐにはルノーバの町には行けません。だけど、この説明は国王様に報告させてもらわないとあまりにも失礼になりますからね」
「わ、分かりました。すぐに案内させていただきます」
マルク達六人は、城門警備の兵士に王城まで馬車を用意してもらえたのだ。王都の中心にある城まで徒歩で行けば相当時間がかかるので楽だった。
「国王様、今マルク殿が王都に到着しました」
「本当か?それでいつ面会に?」
「はい!今お連れしました。国王様がマルク殿を探していたと聞いていたらしく、ルノーバに出発する説明をしたいと言っておられます」
「そうか!わかった。今回は公式依頼ではないので謁見の間ではなく、客室に案内せい」
「はっ!」
すぐに面会に応じたマルクに、貴族達は笑顔に変わっていた。エライザからの報告では、ダンジョン攻略を終えたばかりで休暇をすると聞いていた。
そうなると面会は数日後になると思っていて、平民が国王を待たせる形に納得できなかったのだ。
「マルクは、その辺の常識は持っている冒険者みたいだな」
「ええ。国王。Cランク冒険者もすてたものではありませぬな」
「ああ!やはり余が言った通りであった」
国王アーサーは、表彰した人物はそんな非常識ではないと庇っていた。しかし、貴族達はエライザからの言葉をそのままとらえていて、マルク達暁月の明星はまだ若い冒険者だと言って、城までつれてくるべきと非難していた。
国王も、マルクがなかなか面会をしに来なければ動くつもりだったが、常識ある行動に笑顔で客室に向かった。
国王と貴族達が客室に入ると、マルク達六人全員がソファーから立ち上がり頭を下げた。
特にカノン達は、国王を目の前に緊張でカチカチになっていた。
「国王様、今まで留守にしていて申し訳ありませんでした」
「うむ。余は気にしておらぬ。それで早速ではあるが、エライザから聞いておるが、余も以前は冒険者に身をおいていた。お主の言う事もわかるができるだけ早くルノーバに向かってもらいたいのだ」
「一週間と言いたいのですがよろしいですか?」
「「「「「一週間だと?」」」」」
一週間と聞いて、アーサー王ではなく貴族が身を乗り出した。アーサーも又眉をしかめた。
「一週間は長すぎる。ここからルノーバに到着する日数も考えれば3日だ」
「3日ですか?」
「これでも十分譲歩しているのだ。どうかわかってほしい。今も、ルノーバではラインハルト達は命を張っておるのだ」
アーサー王は、部下の騎士団を死地に向かわせて気が気でない気持ちでいた。リッチやアンデッド集団ならまだ大丈夫だが、エルダーリッチ五体やアンデッドウォーリア(元高ランク冒険者)では勝ち目はほとんどないからだ。
今は、アンデッド集団も町に向かうようなことはないが、いつ溢れてもおかしくないからだ。
王国側は気が気ではないが、闇ギルド側はスタンピードを起こすつもりではない。あくまでもエルダーリッチは、薬草がよくとれる森を不浄の土地にする為であった。
しかし、国王側はその事を知らないだけである。闇ギルドが薬草の値を上げ、その資金を集めているだけだ。
マルクは、国王が部下を思いやる気持ちがわかり3日後に出発する事を了承した。
「わかってくれるのか?」
「はい。分かりました。しかし、これは国王様のお願いというかたちにしてください。ギルドの指名依頼としては受けませんがよろしいですか?」
「ああ。お主はCランク冒険者だからな。ギルド規約にもあるし、時間もないしその方がお互いいいだろう」
ギルドに了承する事になると、特例としてギルド本部に許可の手続きやら時間がかかるので、今回は国王とマルクの直接契約となるのだ。
他の冒険者もギルドを通さず、直接依頼を受けることもある。ギルドを通さず受けるのは違反ではないが、依頼主が金を払わない場合、自己責任となりギルドが保証してくれることはない。しかし、信頼ある相手だと、ギルドを通していない分中間マージンを取られないので、多くの依頼報酬が手に入るのだ。
今回はマルクも、依頼主が国王という事で、直接依頼を受けることした。
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