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第5章 最強への道
21話 まさかの事態
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マルクは、夜営地に着くと盗賊達の治療をした。
「まったく手間をかけさせるなよなぁ」
「「「「「ありがてぇ」」」」」
「しかしよう、あの女は悪魔の化身か?」
「本当だぜ」
「俺達より極悪非道だ」
「兄ちゃんもあんなのを嫁にはもらうなよ」
「穴の毛までむしり取られるぜ」
「「「「「ぎゃはははは!」」」」」
「お、おい・・・・・・」
大笑いする簀巻き状態の盗賊達の後ろには、こめかみをひくひくさせるシオンが仁王立ちしていた。
「誰が悪魔の化身だぁ!」
「「「「「ぎゃあああああ!」」」」」
盗賊達は、シオンに抵抗できず殴られていた。
「ったく、失礼しちゃうわ」
シオンは盗賊達を殴りスッキリした様子で、夜営の準備をしにこの場所を離れた。
「に、兄ちゃん治療を・・・・・・」
「自業自得だ!そのまま静かにしてろ」
「「「「「ううう・・・・・・」」」」」
その夜は、マルク・シオンとオウカ・カノンとシスティナ・クレアのペアで見張りを交代で夜を過ごした。
見張りは形だけで、マルクが結界石を使うので見張りはいらないが何が起こるか分からないので一応見張りを交代で行う事にした。
三日目の夜に、ブラックグリズリーという熊の魔物が襲ってきたが問題なく討伐できたぐらいだった。
「それにしても、ブラックグリズリーが街道に出るなんてなんかおかしいですね」
バスクは、馬車を走らせながら首をひねっていた。
「そうなんですか?」
「ブラックグリズリーは、この辺りにはいますがもっと森の中にいる魔物ですよ」
「確かに、街道に出るなんて聞いたことないですね」
「ねえ!マルク、またスタンピードの前兆って事ないかな?」
「今確認しているけど、魔物が大量発生してはいないかな」
それを聞いて、シオンはホッと安堵した。
「シオンさん、スタンピードはそんな何回も起こりませんよ」
「でも、王国領で二回も起こりましたよ?」
「まぁ、たまたま年数があっただけかもしれませんよ」
「たまたまですか?」
「あの夏にやかましい虫がいるでしょ?」
「セミーナの事?」
「そうそう!あのセミーナは13年周期と17年周期で、大量発生するみたいでその周期があった時は、2つの周期のセミーナが合わさるみたいなんですよ」
「へえ!」
「今回はそんな感じで、スタンピードが起こったんじゃないんですかね?」
「なるほど・・・・・・」
一般の人達は、自分なりの考えを持ちスタンピードみたいな厄災がそうそう起こらないものと結論付けていた。というより、そう思い込む事で安心したいという方がいいのかもしれない。
「「「「「ぎゃあ!」」」」」
「あっ、またこけた」
バスクは、馬車を停める事なく走らせて町の衛兵に盗賊達を突き出した。こういう事を繰り返し、15日目ようやく目的のオーバルの町に到着した。
「ようやく到着しましたね。マルクさん達のおかげで安全に到着しましたよ」
「まだ、帰りもありますよ」
「そうですね。帰りもよろしくお願いいたしますね」
「「「「「「はい」」」」」」
「この町で三日の滞在をしますのでよろしくお願いいたします」
バスクは、持ってきた商品をおろし、この町の名産を買って王都に持ち帰るのだ。この町で三日の滞在は、マルク達も体を休ませるのにちょうどよく、旅先でゆっくりできると笑顔になった。
しかし、オーバルの町に来て次の日の10時すぎまで、マルク達はまだ宿屋の部屋で寝ていたのだが、けたたましい音で目が覚めた。
ピーピーピーピーピー!
「な、なんだ!」
「「「な、なに?」」」
「いったい何事?」
「ね、眠い・・・・・・」
鳴り響いていたのは、マルク達のギルドカードからで、全員のカードが一斉になっていたのだ。するとマルク達の大部屋の扉が何回もノックされた。
「お客様大変です!起きてください!入りますよ!」
部屋の扉が勢いよく開けられ、入って来たのは宿屋の女将だった。
「お客様大変です!」
「スタンピードが起こったのか?」
「は、はい!いま、城壁の守りは兵士が頑張ってくれてます」
「わ、わかった!すぐに向かうよ」
「お客様!何を言っているのですか?すぐに教会に避難を・・・・・・」
「いや、僕達は冒険者だ。ギルドカードが緊急召集されたからね」
「そ、そうでしたか・・・・・・では、冒険者ギルドに」
「起こしてくれてありがとう」
「で、でも、町はもう駄目かもしれません。御武運をお祈りしています」
「町がもう駄目ってどういう事よ?」
「襲って来たのは飛竜です・・・・・・」
「「「「「飛竜?」」」」」
「嘘でしょ?」
「それも緑飛竜と言ってます」
飛竜とは、ワイバーンの上位種で緑飛竜だ。飛竜の上異種で、風属性を持ち異次元のスピードを持つワイバーンなのだ。
その為、飛竜の接近さえわからなかったと宿屋の女将が話してくれた。窓の外からは悲鳴と町の人間が逃げる足音が聞こえていた。
「マルクさん!大変です」
そこに、バスクも今起きたようでパジャマ姿でマルクの部屋に入ってきたのだった。
「バスクさんは、すぐに町の教会へ避難して下さい!僕達は冒険者ギルドにいってきます」
「わ、わかりました」
「大丈夫ですよ。僕達がなんとかしますから」
「は、はい。皆さん、絶対に死なないで下さいよ」
「「「「「「はい!」」」」」」
マルク達はバスクに笑顔で応えたのだった。その間、緑飛竜は町の結界を攻撃して破ろうと体当たりをしている。町を守る兵士は、弓矢と魔法で攻撃していたが、緑飛竜のスピードが速すぎて全然命中していなかった。
「まったく手間をかけさせるなよなぁ」
「「「「「ありがてぇ」」」」」
「しかしよう、あの女は悪魔の化身か?」
「本当だぜ」
「俺達より極悪非道だ」
「兄ちゃんもあんなのを嫁にはもらうなよ」
「穴の毛までむしり取られるぜ」
「「「「「ぎゃはははは!」」」」」
「お、おい・・・・・・」
大笑いする簀巻き状態の盗賊達の後ろには、こめかみをひくひくさせるシオンが仁王立ちしていた。
「誰が悪魔の化身だぁ!」
「「「「「ぎゃあああああ!」」」」」
盗賊達は、シオンに抵抗できず殴られていた。
「ったく、失礼しちゃうわ」
シオンは盗賊達を殴りスッキリした様子で、夜営の準備をしにこの場所を離れた。
「に、兄ちゃん治療を・・・・・・」
「自業自得だ!そのまま静かにしてろ」
「「「「「ううう・・・・・・」」」」」
その夜は、マルク・シオンとオウカ・カノンとシスティナ・クレアのペアで見張りを交代で夜を過ごした。
見張りは形だけで、マルクが結界石を使うので見張りはいらないが何が起こるか分からないので一応見張りを交代で行う事にした。
三日目の夜に、ブラックグリズリーという熊の魔物が襲ってきたが問題なく討伐できたぐらいだった。
「それにしても、ブラックグリズリーが街道に出るなんてなんかおかしいですね」
バスクは、馬車を走らせながら首をひねっていた。
「そうなんですか?」
「ブラックグリズリーは、この辺りにはいますがもっと森の中にいる魔物ですよ」
「確かに、街道に出るなんて聞いたことないですね」
「ねえ!マルク、またスタンピードの前兆って事ないかな?」
「今確認しているけど、魔物が大量発生してはいないかな」
それを聞いて、シオンはホッと安堵した。
「シオンさん、スタンピードはそんな何回も起こりませんよ」
「でも、王国領で二回も起こりましたよ?」
「まぁ、たまたま年数があっただけかもしれませんよ」
「たまたまですか?」
「あの夏にやかましい虫がいるでしょ?」
「セミーナの事?」
「そうそう!あのセミーナは13年周期と17年周期で、大量発生するみたいでその周期があった時は、2つの周期のセミーナが合わさるみたいなんですよ」
「へえ!」
「今回はそんな感じで、スタンピードが起こったんじゃないんですかね?」
「なるほど・・・・・・」
一般の人達は、自分なりの考えを持ちスタンピードみたいな厄災がそうそう起こらないものと結論付けていた。というより、そう思い込む事で安心したいという方がいいのかもしれない。
「「「「「ぎゃあ!」」」」」
「あっ、またこけた」
バスクは、馬車を停める事なく走らせて町の衛兵に盗賊達を突き出した。こういう事を繰り返し、15日目ようやく目的のオーバルの町に到着した。
「ようやく到着しましたね。マルクさん達のおかげで安全に到着しましたよ」
「まだ、帰りもありますよ」
「そうですね。帰りもよろしくお願いいたしますね」
「「「「「「はい」」」」」」
「この町で三日の滞在をしますのでよろしくお願いいたします」
バスクは、持ってきた商品をおろし、この町の名産を買って王都に持ち帰るのだ。この町で三日の滞在は、マルク達も体を休ませるのにちょうどよく、旅先でゆっくりできると笑顔になった。
しかし、オーバルの町に来て次の日の10時すぎまで、マルク達はまだ宿屋の部屋で寝ていたのだが、けたたましい音で目が覚めた。
ピーピーピーピーピー!
「な、なんだ!」
「「「な、なに?」」」
「いったい何事?」
「ね、眠い・・・・・・」
鳴り響いていたのは、マルク達のギルドカードからで、全員のカードが一斉になっていたのだ。するとマルク達の大部屋の扉が何回もノックされた。
「お客様大変です!起きてください!入りますよ!」
部屋の扉が勢いよく開けられ、入って来たのは宿屋の女将だった。
「お客様大変です!」
「スタンピードが起こったのか?」
「は、はい!いま、城壁の守りは兵士が頑張ってくれてます」
「わ、わかった!すぐに向かうよ」
「お客様!何を言っているのですか?すぐに教会に避難を・・・・・・」
「いや、僕達は冒険者だ。ギルドカードが緊急召集されたからね」
「そ、そうでしたか・・・・・・では、冒険者ギルドに」
「起こしてくれてありがとう」
「で、でも、町はもう駄目かもしれません。御武運をお祈りしています」
「町がもう駄目ってどういう事よ?」
「襲って来たのは飛竜です・・・・・・」
「「「「「飛竜?」」」」」
「嘘でしょ?」
「それも緑飛竜と言ってます」
飛竜とは、ワイバーンの上位種で緑飛竜だ。飛竜の上異種で、風属性を持ち異次元のスピードを持つワイバーンなのだ。
その為、飛竜の接近さえわからなかったと宿屋の女将が話してくれた。窓の外からは悲鳴と町の人間が逃げる足音が聞こえていた。
「マルクさん!大変です」
そこに、バスクも今起きたようでパジャマ姿でマルクの部屋に入ってきたのだった。
「バスクさんは、すぐに町の教会へ避難して下さい!僕達は冒険者ギルドにいってきます」
「わ、わかりました」
「大丈夫ですよ。僕達がなんとかしますから」
「は、はい。皆さん、絶対に死なないで下さいよ」
「「「「「「はい!」」」」」」
マルク達はバスクに笑顔で応えたのだった。その間、緑飛竜は町の結界を攻撃して破ろうと体当たりをしている。町を守る兵士は、弓矢と魔法で攻撃していたが、緑飛竜のスピードが速すぎて全然命中していなかった。
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