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第6章 異世界転移
34話 討伐に出発!
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聖女は、周りに鎮座する上位神官を抑えカーテン越しの席を立った。そして、自らカーテンをおごそかに開けたのだった。
「「「「「聖女様!」」」」」
「貴方達はもう黙りなさい。この方に、私達のルールを押し付けては逆効果となります」
「さすが聖女様は話が出来る方だ」
「この度は遠路はるばるエルフの民のために、王都ハイネスに来ていただきました。エルフを代表としてお礼申し上げます」
聖女は、そう言ってマルクに頭を下げた。これには、教会幹部のエルフがあわてて聖女を止めたのだ。
「「「「「聖女様、お止めください」」」」」
「黙りなさいと言ったはずですよ」
「しかし、聖女様が頭を下げる必要は!」
「私達の為に、この方はここまで足運んで化け物を討伐してもらうのですよ。礼儀を欠いてどうするのです」
「だから、それは私達が!」
「聖女様。そこまでかしこまらなくていいですよ。僕は、対等の立場として言っただけです。どちらかが上とか下とか興味ありませんから」
「「「「「馬鹿な!ヒューマンと聖女様が同じ立場だと?」」」」」
「同じ立場とは言ってないよ。同じ命ある者と言う事だよ。いちいち突っかからないでくださいよ」
「そうです。貴方達は黙っていてと申したはずですよ」
「「「「「ぐっ・・・・・・」」」」」
マルクは、聖女が礼儀を重んじるエルフと分かり、周りのエルフを無視して聖女と取引する事に決めた。
「改めまして、僕はブリーナッシュを拠点にしている冒険者でマルクと言います。どうぞよろしくお願いいたします」
「あっ!私は聖教徒聖女マリンと申します」
「それで、少しいいですか?」
「なにか?」
「エルフ族の反対派は、多分王族と思うのですがどうやって抑え込んでいるのですか?」
「それは・・・・・・精霊様も身を守る為になりふり構わない手段に出られたのです」
「なりふり構わないとは?」
「ええ・・・・・・今回、マルクさんの邪魔をする反対派は精霊様の加護がなくなると宣言なされたのです」
「加護がなくなる?一度与えた加護を剥奪するなんて事できるんだ?」
「いえ、それは出来ないと精霊様もおっしゃられています」
「じゃあ駄目じゃないか?」
「そうじゃなく、反対派のエルフの子や孫の代に渡り加護を与えないとの事でした」
「また、思いきった事を宣言したな」
「世界樹に追放されては、エルフの種族としてどうしようもなくなります」
「世界樹の守り人ではなくなったエルフはどうにもならないもんな」
「はい。王族は特に権威がなくなり、教会が国の指導者に代わられる事を恐れています。申し訳ないのですが、エルフ王国騎士団の力は当てにはできません」
「あっ、その辺は大丈夫ですよ。エルフの騎士団がいても邪魔になるだけですから」
「「「「「エルフ王国の騎士団が邪魔になるだけとは無礼ではないか!」」」」」
「言っておきますが、教会の聖騎士団も同じですからね」
「「「「「なっ!」」」」」
「マルクさん、ちょっと待って下さい。聖騎士団の力もいらないと言うのですか?」
「マリンさん。これ以上のエルフの犠牲者は出さないほうがいいでしょ?」
「それはそうですが!」
「ヒュージクローラーは、エルフの抵抗力がありますからね。これは世界樹の加護を持っていると考えます。つまり、世界樹の守り人が何人集まっても役に立たないんです」
「そ、それは・・・・・・」
「まあ、今回僕の邪魔をすれば、その加護がないエルフが誕生するかもしれませんが?」
「エルフが世界樹の加護を拒否するだなんて考えられません」
「だよね。だったら、余計なことはせず僕に任せておいてよ」
「わかりました」
「「「「「聖女様!」」」」」
「貴方達は、同胞が無駄死にしてもいいと考えるのですか?」
「「「「「そんな事は言っておらん」」」」」
「エルフ国の一大事だからこそ、我々教会も化け物を何とかしたいと!」
「だけど、貴方達の心意気は買うが相手が悪すぎる。ヒュージクローラーを相手にエルフが無理しても意味がないだろ?」
「しかし、あの化け物をお前、い、いやマルクさん一人でどうにか出来るとも・・・・・・」
「僕がアダマンタイマイを一人で討伐した事を貴方達は知っているはずだよね?」
「「「「「うっ!」」」」」
「貴方達の仕事は、ヒュージクローラーが討伐された後、ヒューマン王国に対しての交流だ」
「それは、マルクさんが討伐を成功出来たらの事だ!」
「まあ、貴方達の意見を聞く必要は僕にはないからね。マリンさん、世界樹が救えたら王族への働きかけを頼むよ」
「本当に聖騎士団の力は必要ないのですか?」
「周りでバタバタ死なれたら困るからね。寝覚めが悪くなるよ」
マルクは、その日は聖女マリンと話し合い教会本部で泊めてもらい、次の日の朝世界樹の元に出発する事にした。
「本当にくるんだ?」
次の日の朝、マルクが城門前に来るとそこには、聖騎士団団長レオナールと数名が出迎えていた。
「当たり前です。私達は聖女様に報告する義務があります!」
昨日話し合いの最中に、聖騎士団の精鋭だけでも連れていってほしいと言われたのだ。
教会幹部達は、やはりマルクだけでは信じられないと言い張り、聖騎士団団長と聖騎士団の中でも断トツに実力のある精鋭部隊の引率を希望したのだった。
聖女マリンも、教会幹部を止めたのだがここは譲れないと断固拒否したのだった。
「着いてきても良いけど死ぬなよ?」
「「「「「私達も死ぬつもりはない」」」」」
「はぁ・・・・・・じゃあ出発しようか」
マルクは、聖騎士団を見てため息をつきながら出発するのだった。
「「「「「聖女様!」」」」」
「貴方達はもう黙りなさい。この方に、私達のルールを押し付けては逆効果となります」
「さすが聖女様は話が出来る方だ」
「この度は遠路はるばるエルフの民のために、王都ハイネスに来ていただきました。エルフを代表としてお礼申し上げます」
聖女は、そう言ってマルクに頭を下げた。これには、教会幹部のエルフがあわてて聖女を止めたのだ。
「「「「「聖女様、お止めください」」」」」
「黙りなさいと言ったはずですよ」
「しかし、聖女様が頭を下げる必要は!」
「私達の為に、この方はここまで足運んで化け物を討伐してもらうのですよ。礼儀を欠いてどうするのです」
「だから、それは私達が!」
「聖女様。そこまでかしこまらなくていいですよ。僕は、対等の立場として言っただけです。どちらかが上とか下とか興味ありませんから」
「「「「「馬鹿な!ヒューマンと聖女様が同じ立場だと?」」」」」
「同じ立場とは言ってないよ。同じ命ある者と言う事だよ。いちいち突っかからないでくださいよ」
「そうです。貴方達は黙っていてと申したはずですよ」
「「「「「ぐっ・・・・・・」」」」」
マルクは、聖女が礼儀を重んじるエルフと分かり、周りのエルフを無視して聖女と取引する事に決めた。
「改めまして、僕はブリーナッシュを拠点にしている冒険者でマルクと言います。どうぞよろしくお願いいたします」
「あっ!私は聖教徒聖女マリンと申します」
「それで、少しいいですか?」
「なにか?」
「エルフ族の反対派は、多分王族と思うのですがどうやって抑え込んでいるのですか?」
「それは・・・・・・精霊様も身を守る為になりふり構わない手段に出られたのです」
「なりふり構わないとは?」
「ええ・・・・・・今回、マルクさんの邪魔をする反対派は精霊様の加護がなくなると宣言なされたのです」
「加護がなくなる?一度与えた加護を剥奪するなんて事できるんだ?」
「いえ、それは出来ないと精霊様もおっしゃられています」
「じゃあ駄目じゃないか?」
「そうじゃなく、反対派のエルフの子や孫の代に渡り加護を与えないとの事でした」
「また、思いきった事を宣言したな」
「世界樹に追放されては、エルフの種族としてどうしようもなくなります」
「世界樹の守り人ではなくなったエルフはどうにもならないもんな」
「はい。王族は特に権威がなくなり、教会が国の指導者に代わられる事を恐れています。申し訳ないのですが、エルフ王国騎士団の力は当てにはできません」
「あっ、その辺は大丈夫ですよ。エルフの騎士団がいても邪魔になるだけですから」
「「「「「エルフ王国の騎士団が邪魔になるだけとは無礼ではないか!」」」」」
「言っておきますが、教会の聖騎士団も同じですからね」
「「「「「なっ!」」」」」
「マルクさん、ちょっと待って下さい。聖騎士団の力もいらないと言うのですか?」
「マリンさん。これ以上のエルフの犠牲者は出さないほうがいいでしょ?」
「それはそうですが!」
「ヒュージクローラーは、エルフの抵抗力がありますからね。これは世界樹の加護を持っていると考えます。つまり、世界樹の守り人が何人集まっても役に立たないんです」
「そ、それは・・・・・・」
「まあ、今回僕の邪魔をすれば、その加護がないエルフが誕生するかもしれませんが?」
「エルフが世界樹の加護を拒否するだなんて考えられません」
「だよね。だったら、余計なことはせず僕に任せておいてよ」
「わかりました」
「「「「「聖女様!」」」」」
「貴方達は、同胞が無駄死にしてもいいと考えるのですか?」
「「「「「そんな事は言っておらん」」」」」
「エルフ国の一大事だからこそ、我々教会も化け物を何とかしたいと!」
「だけど、貴方達の心意気は買うが相手が悪すぎる。ヒュージクローラーを相手にエルフが無理しても意味がないだろ?」
「しかし、あの化け物をお前、い、いやマルクさん一人でどうにか出来るとも・・・・・・」
「僕がアダマンタイマイを一人で討伐した事を貴方達は知っているはずだよね?」
「「「「「うっ!」」」」」
「貴方達の仕事は、ヒュージクローラーが討伐された後、ヒューマン王国に対しての交流だ」
「それは、マルクさんが討伐を成功出来たらの事だ!」
「まあ、貴方達の意見を聞く必要は僕にはないからね。マリンさん、世界樹が救えたら王族への働きかけを頼むよ」
「本当に聖騎士団の力は必要ないのですか?」
「周りでバタバタ死なれたら困るからね。寝覚めが悪くなるよ」
マルクは、その日は聖女マリンと話し合い教会本部で泊めてもらい、次の日の朝世界樹の元に出発する事にした。
「本当にくるんだ?」
次の日の朝、マルクが城門前に来るとそこには、聖騎士団団長レオナールと数名が出迎えていた。
「当たり前です。私達は聖女様に報告する義務があります!」
昨日話し合いの最中に、聖騎士団の精鋭だけでも連れていってほしいと言われたのだ。
教会幹部達は、やはりマルクだけでは信じられないと言い張り、聖騎士団団長と聖騎士団の中でも断トツに実力のある精鋭部隊の引率を希望したのだった。
聖女マリンも、教会幹部を止めたのだがここは譲れないと断固拒否したのだった。
「着いてきても良いけど死ぬなよ?」
「「「「「私達も死ぬつもりはない」」」」」
「はぁ・・・・・・じゃあ出発しようか」
マルクは、聖騎士団を見てため息をつきながら出発するのだった。
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