碧天のノアズアーク

世良シンア

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レグルス編

41 火の最上位精霊

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side カズハ

「やっぱり王族ってすごいねー。たったの二言三言で亜人たちを導けるんだからさー」

ノアたちが決闘を開始する少し前、私とギルハルトも二人の邪魔にならないよう、同時に二人が私たちの邪魔にならないように配慮してかなり距離をとった。幸い、レン王太子の呼びかけのおかげで他の亜人たちははけてくれたから、スペースは十分余ってる。

これで存分に戦える。

「そう、だな……」

「ん?どしたのー?」

「いや……戦う前にひとつ、聞きたいことがある」

真剣な眼差しが私を捉える。

「なになにー?」

私は準備運動にもなるかわからないけど、とりあえず片側ずつ首を伸ばし始める。

「どうして私と勝負したいと思ったんだ?」

「あー、それはねー……」

『私はいつか、クリムゾン家が、ひいては人間たちが亜人たちに受け入れられ、この国を互いが笑顔を咲かせ合う国にすると心に誓っているんだ』

目を瞑ればふと、あの日の言葉が脳裏をよぎる。消えない信念の炎を宿したあの目。きっとあの目を忘れることはないって、そんな予感がしてる。

だからこそ、私も決して折れることのない信念をもって、ギルハルトとぶつかってみたい。そんなことを思った。そしてそれが今、実現しようとしてる。

「ギルハルトみたいに、私もかっこいいんだぞ!ってところを見せてやろうかなーって思ってさー!」

腕を十字のように組んで、右、左とかるーく伸ばしていく。

「ははっ、そうか……ならば私も、それに応えなくてはならないな……!」

さっきまでの迷いを孕んだ表情とは違い、晴れやかな顔をするギルハルトが腰の鞘から剣を抜いた。それに合わせて私もサイラスから引き継いだ大切な刀、空蝉を握って構える。

ふと、一陣の風が吹いた。

「……はあっ!」

その風を合図に私は勢いよく飛び出した。

『キンッ!』

銀に煌めく刀と赤く輝く剣が甲高い音を立てて交じり合った。それは一度で終わるはずもなく、何度も何度もぶつかり合っては音を鳴らした。

「いい剣捌きだな。まさか、独力か?」

「流石にここまでの腕になるのにひとりじゃどうしようもないよー。私には幸運にも優秀な四人の師がいたからねー」

「確かに、いい師に巡り会えたらしい。この剣術、相当な努力がなければ生み出されないものだろう」

「それと……たあっ!」

「っ!」

ギルハルトの剣が私が振り上げた刀によって弾かれる。剣は宙を待って地面へと転がった。その一瞬の出来事に、ギルハルトは目を見開いていた。

「現在進行形で師匠が見てるからねー」

瞬時に刀を鞘に戻し、姿勢を低くする。身体を軽く丸めて全身に氣と力を込める。

「無様を晒すわけにはいかないから。……九条流抜刀術『静閃』」

言い切った瞬間、トップスピードに乗せた一閃が無防備なギルハルトを襲う。この剣術は湊に教えてもらって、つい最近ようやくモノにした技だ。

まだ細かい氣のコントロールができないから、これが限界の速さではないらしいけど、湊からは及第点の評価はもらってる。 

実戦ではこれが初お披露目だけど、手加減ができるほどうまいわけじゃない。だからこの技でギルハルトの身体が真っ二つになる可能性は十分あった。だけど手加減なんて、私らしくもないから。

死んでたら許さないよ、ギルハルト!

「ふぅ……」

ギルハルトを通り過ぎるように斬り込んだ私は、相手の状態を確認するために振り向いた。

「くっ!」

直後、ギルハルトがいた場所を中心に巨大な爆炎が巻き起こった。

「あっつ……!」

その熱風に思わず顔を顰める。目に火の粉が入らないようにと、腕を前に出してカバーする。だけどそんな抵抗も虚しく、火と風の勢いに圧倒されて身体が吹っ飛ばされそうになった。

「やばすぎっ」

飛ばされる寸前に空蝉を地面に刺してどうにか踏ん張る。そうしてから数秒後、吹き荒れた炎を纏う嵐が止んだ。

状況を確認するために空蝉を抜いて顔を上げれば、そこには巨大な炎の鳥がいた。その存在感に目が離せなくなる。

「うおぉぉぉ!!」
「出たぞ、朱雀だ!!」
「美しいぃぃっ!!」
「炎に焼かれろ、人間!」

途端、周りの観客から大きな歓声が上がった。

「すまないなカルラ。私が本気を出すには、やはり君の力が必要みたいだ」

『あら、ワタシはいつだって呼んで欲しいのに。でもギルちゃんのそういうお真面目さんなところ、嫌いじゃないわ。うふふ』

妖艶な声でギルハルトを愛おしそうに見つめる炎を纏った生物……きっとあれが朱雀だと、そう確信するのに時間はかからなかった。朱雀はギルハルトを守るように翼で包み込んでいる。

うちにも風の最上位精霊の青龍がいるけど、実物は見たことがなかった。だから、最上位精霊をこの目で見るのは人生初。人には持ち得ない強大な力を秘めた存在だということが、身に沁みてわかる。

「カルラ。私はあの人に無様な姿は見せたくない。この勝負は必ず勝たねばならないんだ」

『……ひどいわっ、ギルちゃん。ワタシという唯一無二のパートナーがいながら、他の女に浮気をするだなんて。最低よっ』

片翼を目元に当てて、誰が見ても嘘ぱっちな泣き真似をする。

「……力を貸してくれ、カルラ」

『うふ。手加減はなしよ、お嬢ちゃん』

「……面白いじゃん!」

得体の知れない威圧感が、笑う目の奥に潜んでいる。そんな感覚を抱いたカズハは、それに怯えることはなく、むしろワクワクした感情が心に溢れていた。

しっかりと柄を握りしめ、刀を前方へと構えた。

「「…………」」

ゴオゴオと朱雀の身体から常に放たれる炎の音だけがこの場を支配する。

先手必勝が私の基本的な戦い方。何かあっても私には最強の盾があるし、私が先頭に立って暴れることで、敵の情報がより多く得られるから。だからたぶん、アグレッシブ・ガーディアンなんて恥ずかしい名前が、不本意ながらついているんだと思う。

だけど今回は、正直迷ってる。理由は簡単。実は私は朱雀にビビってる。

以前、霊亀と名付けられた存在と対峙した時も、内心ではワクワクと恐怖でごちゃごちゃな感情を持っていた。それにトラウマだったレックスと対峙した時なんて、恐怖しか私の中にはなかった。

そして今回、同じような強大な存在を前にして、私はただ純粋に、目の前の大きすぎる生命体に心打たれていた。

やばい。勝てるビジョンが全く見えない……!

そんな、怖気付いていると思われても仕方ないような事ばかりが脳裏にちらついている。

「……っ!」

全身が細かく震えてる。刀がわずかに左右に揺れ、止めようと柄を握る手にさらに力を加えても、それが治まることはなかった。

「これが、武者震いってやつ……?」

「来ないのなら、こちらから行くぞ。カルラ!」

『はーい。可愛らしいお嬢ちゃん?丸焦げにしたらごめんなさいね……』

走り出したギルハルトに合わせて、朱雀が翼を一度大きくはためかせた。熱い突風が起きた直後、さっきの嵐のような炎の渦が生成され、それはゴオゴオと爆音を周囲に撒き散らして、こっちに向かってきた。

そしてその後をギルハルトが赤く煌めく剣を構えて追従している。

絶対防御アブソリュート・ディフェンス!」

瞬時に危機を察知し、私はなりふり構わず切り札を切った。まだ戦闘開始から少ししか経っていないはずなのに、刀を握る手はぐっしょりと汗で濡れている。

最強の盾であるこの特殊氣術は、その効果に見合ったありえない量の氣を浪費する。だから使い所や使用時間は、しっかりと考えて戦わなきゃいけない。

……早期決着。これしか私に勝ち目はない!

震える全身にめいいっぱいの力を込めて、私は勢いよく走り出した。最強ので全身を覆っているとはいえ、迫り来る死の予感というものは、どうやったって消せやしない。

だけど……!

「……!」

周りでやじを飛ばす亜人たちもざわめき距離を取るほどの熱気の中、私は真っ直ぐに炎の嵐へと突っ込んだ。

「な!あの人間、マジかよっ!!」
「正気の沙汰しゃねぇぞ?!」
「は!やっぱ人間ってのは馬鹿ばっかだなー!」

「たあっ!!」
『キンッ!』

「「「っ?!?!」」」

炎の嵐に飲まれたはずの私が、灼熱の炎の中から勢いよく飛び出した。そして迷わずギルハルトへと斬りかかる。

「……流石はアグレッシブ・ガーディアンの異名をもつ方だ。その力は最上位精霊の炎をも凌ぐわけか」

「その名前、恥ずかしいからやめてくれるかなー?!」

驚いたようで嬉しそうな、そんな感情がギルハルトから読み取れた気がした。

『あらあら。ワタシの炎を前に臆せず飛び込むなんて……面白い子だこと』

「どうやら、カズハ。君はカルラに、気に入られたようだ……!」

「え?それは結構嬉しい、かも!」

炎の嵐が消え、依然として剣撃の嵐が止むことはない。そんな中、二人は言葉を交わし続ける。

「そうか……。頑張ってくれ」

「ん、それはどういうーーー」
『ワタシの愛、受け止めてちょうだい?』

意味深な言葉が耳に届いたと同時、甲高い嘶きとともに大きく翼を広げた朱雀。直後、その翼を彩る炎の羽ひとつひとつが一斉に飛び出し、私を焼き尽くさんと飛翔してきた。

「すご!」

私はその現象に一瞬目を奪われつつも、目の前の相手、ギルハルトへの追撃をやめなかった。ギルハルトは私が止まらないとこを見抜いていたのか、驚く素振りは見せず、私の猛攻に耐えていた。

「その攻撃的な姿勢は賞賛に値する」

無数の炎の雨が降り注ぐ。地面から小さな火柱が何度も立ち上るけど、どちらも傷を負うことはなかった。

「だが……バースト・フレア!」

とどまることを知らない剣撃の最中、ギルハルトが振るう剣の剣身が、突如赤く光り輝き始めた。そして私が驚いたのも束の間、剣はその剣身を炎のように燃え上がらせた。

「うわっ!」

勢いよく燃え上がる炎に、私は思わず後ずさった。その隙を、ギルハルトは見逃さない。

「はぁっ!」

容赦ない横一線が振り抜かれ、炎の斬撃が私を襲う。

『これは、お・ま・けっ!』

ギルハルトの攻撃と同時、いつのまにか上空に生成されていた大きな複数の火球が、容赦なく降りかかった。

ほんと、二人とも規格外の強さだねー……!

『ボガガーンッッッ!!』







side ギルハルト=クリムゾン

『うふふ』

巨大な爆発音の直後、業火の炎が上空目掛けて立ち上った。私とカルラの息のあった連携に、アグレッシブ・ガーディアンの異名をもつカズハも、動きを止めざるを得ないようだ。

といっても、これで仕留められたとは思っていない。何者の攻撃を通さないあの特殊氣術は、つい先程までのカルラの炎を何度も防いでいる。

まさに最強の盾という称号に相応しい氣術だ。

「カルラ。私たちが勝つ方法。それはカズハの氣がなくなるまで粘ることだ。最上位精霊の君には言うまでもないことだろうが、氣の管理はしっかりとな」

『ええ。ワタシが強大な存在であるが故に、ワタシはこちらにあまり長居できない……。ああ、なんて悲しい現実なのかしら……!』

翼を何度かはためかせて、地に降り立ったカルラ。その炎の目からは、見えるはずもない涙が流れているような気がした。

「次呼ぶのは、もう少し先になるといいな」

『あらやだわー。ギルちゃんはワタシに会いたくないって言うのかしら?』

「そんなことはない。ただ、君を呼ぶのはいつだって争いが起きてしまった時……だからな」

『まったく、底抜けに優しい子で困っちゃうわー。まあ?そこがとーっても可愛らしいんだけど。うふふ』

「可愛いなどと言うのは君だけ……え?」

炎の柱が消えたその瞬間、私は想定外の光景に目を疑った。

「おお!」
「やはり朱雀の力はすげぇぜ!」
「ま、人間ごときが俺たち亜人に勝てるわけねぇよなぁ?!」

ガヤガヤと亜人たちが騒ぐ。私も内心、一種のパニック状態のようなものに陥っていた。

なぜカズハは黒焦げになって倒れている?術の発動をミスした?いやカルラと私の容赦のない猛攻を凌げていたんだ。今更、そんな……。

私は重い足取りで全身真っ黒になって倒れ伏すカズハへと近づく。足が触れる寸前まで近づき、その哀れな姿を見下ろした。拳には妙に力が入り、手のひらからはどんどん汗が湧き出てくる。

まさか、死んで……。

思わず屈んで手を伸ばした……その時だった。私の目にはありえない光景が飛び込んできた。

「っ!!」

真っ黒な皮を脱ぎ捨てるかのように、カズハの身体からバリバリと黒い表皮が弾け飛んだ。その刹那、目にも止まらぬ速さで私の顎に衝撃が伝わってきた。

「がっ……!」

脳が直接揺れるような、そんな衝撃波が顎から脳、そして全身へと一気に駆け巡る。

私は何が起こったのかもわからないまま、意識を失った。




side カズハ

「ふぅ、なんとかなったー!」

驚愕の表情で私を見たギルハルトが、白目をむいてドカッ、と地面に倒れた。たったの一瞬で形成が逆転した。これには周囲で騒いでいた亜人たちも、黙りこくるしかなかった。

六。

『ギルちゃん……!』

心配そうに名前を呼んだ朱雀は、その言葉を最後に光の粒子となって消えてしまった。たぶん、精霊界クヴェル?ってとこに戻っちゃったんだと思う。

五。

「短期決戦なら、もうこれしか手がなかったからねー」

四。

「あんまり使いたくなかったんだけど、やっぱり勝負には勝ちたいからさー」

私は屈んで倒れたギルハルトをかついだ。軽々と運んでくる私の様子に、亜人たちはますます困惑の色を隠せずにいるみたい。

三。

「な、なんだこいつ!」
「人間じゃねぇ!」
「なんで黒焦げになったのに生き返ったんだ?!」
「バケモンだっ!!」

困惑と驚愕、そして怯えの色を隠せない亜人たち。確かにあんな場面を見ちゃったら、不死身のバケモノだと思ってもしょうがない。

二。

「なにびびってんだよ、お前ら。俺は俄然燃えてるぜ。次は俺とやろうぜ!」
「あ、ずりぃぞ!俺も俺も!」
「私だって!」

一方、純粋に強者を好む亜人たちは我先にとカズハへと近づいて行った。

一。

「あー、お誘いはありがたいんだけど……ごめん、今日は無理!ギルハルトのこと、よろしくね」

ゼロ。

「「「へ?」」」

力がみなぎっていたはずの身体から、すべての力が抜けていく。指にも力が入れられないような状態で自分の体重なんて支えられるわけもなく、私はなすすべなくギルハルトと同じように、地面へと倒れたのだった。



























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