ニート息子の言霊録~信じるしかないじゃん、だって家族だもん~

かねい彪子

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*N21 ニートでもできること、進化していること、来年の今ごろ

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ニートになって久しいN21であるが、日々変化がないわけではない。
良い変化の要因は、引っ越しして環境が変わったことで、新しい住まいの美化意識とアパートという環境にあってある程度の規律が生まれたことだ。
例えば、生活空間が狭いので(しかも母と2人で母H48は働いている)深夜や日中に部屋や台所を散らかしてはおけなくなった。洗い物を放置すれば次の支度ができない、食器も充分足りていないので都度自分で食べた後始末はするしかない。
夜間騒音も厳禁の貼り紙がしてあるので、非常識な時間に入浴したり音は出せない。
大きな意味での共同生活は、案外これまであった昼夜逆転傾向をあっさり改善できた。

また、狭い中で膀胱炎の愛猫もいるので病気の悪化や環境の観点からトイレ始末こまめにしないといけなくなり、可愛がることはするがトイレ始末は今までしなかったN21も日中は自分がそれをやるしかなくなった。

そんなわけで、昼夜逆転と環境美化は案外と住まいを変えると上手くいくのだと知った。

しかし、なかなか改善しないこともいくつかある。煙草と節約である。煙草は換気、灰の散らかりへの意識が甘く、節約は自分の懐からお金が出て行くわけではないからか、食事への不満や容赦ない要望、冷房の使いすぎ、ガス(シャワー)の無駄使いがある。これは実際に自分で稼いだお金で暮らしてみないとわからない永遠のテーマだと思う。若しくは、もっと小さいころからお金の大切さを説けばよかったとも。なにせ、母子家庭なので変にお金のなさを幼い時は感じないようにN21とS18(N21の妹:18歳大学生、県外)気を付けてきた。それでも、他人の家や車、お小遣い、娯楽にかけるお金に目がいって「うちは貧乏」とか「金の太い家に生まれたかった」とどうせ大人になった今でも吐いているので、H48のこれまでの気遣いや今やっている節約はなんなのだ、とひどく落ち込むこともある。

片親でも、一定の年齢になったら子は働いて、大学生になって離れても時々は親はどうしているか連絡をくれるような家庭が当たり前と思って子育てを自分なりにしてきたが、思い描いていた家族像にはなっていない。

それでも人生は明日何があるかはわからなしい、去年の今と今年の今では全く想像していな状況になっていることも事実だ。来年の今ごろだって、違っているかもしれない。N21がアルバイトであれ、何であれ自立していることとS18が遠くで頑張って学生生活をしながらも少し親や故郷を思い出すような余裕が生まれていることを願っている。
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