上 下
8 / 30

待ちぼうけと怒り

しおりを挟む
あれからどのくらいの時が経っただろうか……
と考えてしまうほど長く返事&本人が現れるのを待っていた自分だったが……

もう我慢できない!
メニュー画面を開きログアウトを選択。

視界が一瞬暗くなり、ゲームのスタート画面が表示される。

おお。すんなりログアウトして現実世界に戻ってきたようだ。すぐに装着していた装置を外し、ソファに持たれている勇ちゃんを叩き起こす。

勇「はふぁ!?」

肉体的ダメージを与えたため、強制ログアウトさせることができた。

自「はふぁ!?じゃない!なんで返信せんと!待ち合わせ場所にもこんし!ずっと待っとったんに!」

勇「メッセージ送るの面倒だったけん。噴水の前でずっと待っとったんばい。侑おらんし。リアルでトイレ行っとるんだと思ってた」

自「行っとらんし!」


しおりを挟む

処理中です...